山口県立防府西高等学校 図書委員会 2015.6.11 6月に入ってすぐに、長い梅雨の時期に入りました。梅雨の語源は「梅の実 が熟する頃の雨」 、または「カビの雨・黴雨(ばいう) 」からきているそうです。 陰暦5月ごろの雨なので「五月雨(さみだれ) 」とも言われています。古典の 授業でも聞いたことがあるのではないでしょうか。例年7月中旬まで梅雨が続き ますが、戸外で活動することが難しくなるこの時期にこそ、家でゆっくり本を読 んでみませんか。 今月も図書館にたくさんの本が入りました。 「新着図書」についてはクラスに 掲示していますのでぜひ見てください。みなさんの来館をお待ちしています。 昼休みと放課後、図書委員が ★学年別貸出冊数(月別) 待ってるよ! グラフからもわかるように、3年次 40 34 35 は、 「貸出冊数各クラス年間100冊」 30 を今年度の目標としていますが、5月 25 末現在、最も多いクラスで10冊、少 20 15 ないクラスで0冊という状況ですから、 12 10 5 生の利用が目立ちます。図書委員会で 3 目標まではまだ遠い道のりです。 6 3 3 生徒の皆さん、まずは図書館に来て ください。前回のアンケート結果から 0 1年 2年 4月 3年 5月 「自分で本を購入する」という人が多 いことがわかりましたが、図書館には 様々なジャンルの本があるので、思い がけず興味を引く本があるかもしれません。また、リクエストしたい本があれば、カウンターにある希望 用紙に記入して図書委員に渡してください。皆さんの積極的な利用をお願いします。 ★生徒のおすすめの本 今号でも生徒の皆さんが書いてくれた「おすすめの本」の紹介文を掲載します。 この3冊は図書館にありますので、ぜひ借りに来てください。 ◆『退出ゲーム』 (初野 晴 著) この本は廃部寸前の吹奏楽部が、吹奏楽の“甲子園”と呼ばれる普門館を 目指すという話です。しかし、話には主人公とその友達による三角関係や、 化学部から劇薬が盗まれるなど、吹奏楽部以外の人でも楽しんで読める、青 春を交えたミステリー小説になっています。ぜひ読んでみてください。 (3年女子) ◆『学年ビリのギャルが 1 年で偏差値を 40 上げて慶應大学に現役合格した話』(坪田 信貴 著) 私は本を全く読みません。本をあまり読まない人でも楽しく読める本でした。 金髪ギャルのさやかは、日本地図や方位も書けないぐらいでした。そんなさやか を塾の先生は、慶応大学に行けるように勉強させました。さやかの家族について も詳しく書いてあり、最後の展開にとてもわくわくする本です。 (1年女子) この2冊に関連した、主人公 の母親の立場から書いた本 も図書館にあるよ! ◆『1リットルの涙』 (木藤 亜也 著) 亜也さんはどこにでもいるような、普通の高校生でした。しかし、体に違和感 を感じるようになり、母と病院に行くことに…。お医者さんから出された検査結 果は余命わずかな病気でした。悪化していく体、したいことができなくなってい く悲しみ・苦しみで亜也さんは幾度となく泣きました。病気に負けそうになりな がらも、家族の支え、友達の励ましに支えられ、亜也さんは病気に負けないと強 く誓いました。この本を読むと、どれだけ弱気になっていても、何かを諦めよう と思った時も、がんばろう!強く生きよう!と思うことができます。そして、今 の自分がどれだけ恵まれているのか、改めて感じることができ、今の自分を見返 すことができます。そして何より、生きることは、生きていることはすごいことなんだと思うことが できます。 (2年女子) ★部活動の特集をしています 図書館では今月、 「じめじめした空気を吹き飛ばそう!」というテーマで、部活動に関係した本を紹介し ています。生徒の皆さんが一生懸命に取り組んでいる部活動を舞台にした小説や、スポーツ・芸術関係の ノンフィクションも紹介しています。メンタルトレーニングや運動選手の食事、演劇や茶道の本など、バ ラエティに富んだ本を並べていますので、ぜひ手に取ってみてください。図書委員の紹介文も必見です。
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