自転車用ヘルメット贈呈式挨拶 本日は大変お忙しい中、大塚PTA会長様

自転車用ヘルメット贈呈式挨拶
本日は大変お忙しい中、大塚PTA会長様、岡本PTA副会長様にヘルメット贈呈式
に御出席をいただきまして、誠にありがとうございます。
さて、生徒の皆さん、今日の下校時から、いよいよヘルメットの着用がはじまります。
皆さんも知っているとおり、愛媛県では昨年、自転車通学中に高校生の尊い命が失わ
れるという、あってはならない交通事故が連続して2件発生しました。どちらの事故も
ヘルメットさえかぶっていれば尊い命を救うことができたかもしれない事故だったよう
です。
今回の自転車用ヘルメットの贈呈は、このような悲劇が二度と起こらないように高校
生にヘルメットを着用してほしいという、保護者の方々の強い願いからスタートしまし
た。県下の保護者の方や県立学校の代表の方々が何度も集まり、どうすれば痛ましい事
故を防げるか協議を重ねた結果、愛媛県の補助を受けて愛媛県教育振興会から本年度県
立学校に通学する生徒全員にヘルメットを無償で贈呈していただけることとなりました。
もしかすると、ヘルメットに慣れない間はヘルメットを着用することに抵抗のある人
もいるかも知れませんが、自分の命とヘルメットをかぶる煩わしさを天秤に掛ける人は
いないと思います。自分の命を守るために、必ず自転車に乗る際には確実にヘルメット
を着用してください。
ただ、ヘルメットを着用したからといって、それだけで安全が確保されるわけではあ
りません。最も大切なことは、生徒の皆さん一人一人が「自らの命は自らが守る」とい
う強い意志を持つことです。皆さんが自転車を運転する際、自分が交通事故を起こさな
いようにすることはもちろん大切ですが、交通事故に巻き込まれないようにすることも
大切なのです。どうすれば交通事故に遭わないで済むのかを日頃からしっかりと考えて
ほしいと思います。そして、このヘルメット贈呈をきっかけとして、皆さんを大切に思
う人々の願いをしっかりと受け止め、二度と高校生が交通事故で命を落とすと悲劇が起
こらないよう、確実にヘルメットを着用し、交通ルールの遵守や交通マナー向上に努め
てください。