大麦情報 年内追肥編 平成27年11月 羽咋郡市営農推進協議会 七尾鹿島営農推進協議会 排水対策と年内追肥で越冬前生育量500~650本/㎡の確保 生育状況 目標茎数の 500 播種時期に好天が続いたため、 概ね苗立ちは良好ですが、播種 が遅くなった一部の圃場では苗 立ちの悪い圃場が見られます。 本 /10a に 全 く 足りていない! 収量不足! 今後の管理 H27 年産大麦の生育経過(茎数) 1 排水対策 ・大麦は湿害に非常に弱いため生育量確保のためには排水対策が極めて重要です。 ・積雪前に排水溝を点検・補修し、すみやかな排水をこころがけてください。 ・さらに消雪期には、多量の融雪水がでるため、再度排水溝の点検・補修を行っ てください。 2 年内追肥 ・収量・品質を上げるには、肥料切れを起こさせないことが重要です。 ・肥料切れを起こして黄化すると、茎数が確保できず、極端に減収するので、 播種 1 ヶ月後を目安に11月中旬~下旬にかけて年内追肥を必ず実施してくだ さい。 肥 料 名 硫 安 1 0 a 当 た り 施 肥 量 15kg (砂質土壌の圃場は 20kg) ★大麦用基肥一発肥料(BB大麦一発くん)を施用した圃場は不要です。 3 消雪期後の追肥 越冬後の生育を促進させ、増収効果や品質向上(子実の充実)に効果があります。 肥 料 名・施肥量 時 期 備 考 (10a当たり) 2 月 下 旬 NK17号 (消 雪 期) (砂質土壌の圃場 25kg 消雪後の生育を促進させるため、必ず施用する。 33kg) 3月中下旬 NK17号 (伸 長 期) (砂質土壌の圃場 極端に葉色が濃く生育が過剰な場合は、倒伏の恐 15kg 20kg) れがあるので施用しない。 4 月 上 旬 硫 安 (止葉展開期) (砂質土壌の圃場 生育が過剰な場合(茎数 550 本/m2 以上)は、施用 10kg 13kg) しない。 ※止葉展開期:出穂前10日頃となり、概ね4月5~10 日頃が施用の目安です。 ※大麦用基肥一発肥料(BB大麦一発くん)を施用した圃場では追肥は不要です。
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