平成28年7月26日水稲病害虫予察結果(韮山)

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平 成 28年 7月 26日
部農会長・部農会会員の皆様へ
J A 伊 豆 の 国
韮山営農センター
第4回(7/26号)
水稲病害虫発生予察の結果について
① 生育状況
7 月も終りに近づき、韮山地区では中干しに入り始めている圃場が見られました。江間・
長岡地区では既に中干しに入っており、小坂地区では幼穂の形成が見られ始めていますの
で穂肥の準備を進めましょう。浮橋・田原野地区の一部の圃場では出穂が始まっています。
② 病害虫状況
浮橋地区の圃場ではバッタによる食害が見受けられました。出穂後の生育にも関わりま
すので、畔の草刈や薬剤散布の場合は畔の雑草も同時に消毒しましょう。また、韮山・長
岡地区の予察圃場では一部で、コブノメイガの成虫の発生が見られました。幼虫は、葉を
食害し葉を白くするので、食害の見られる圃場では防除を検討して下さい。平坦地、山間
地ともにカメムシの発生は見られませんでした。今後の発生に注意して下さい。
【コブノメイガ成虫】
【コブノメイガ被害葉】
成虫が飛来し、葉に卵を産み付けます。
幼虫の食害が広がる前に、防除をしましょう。
*コブノメイガ防除農薬→
幼虫が1枚の葉を縦に巻き、内側から葉の表面を
食害するため、被害葉は白くなり、多発すると
水田全体が白く見えます。
トレボン粉剤 DL
3~4㎏/10a 収穫7日前まで
③ その他
オモダカ、ホタルイ、コナギ等水田雑草が大きくなっている圃場が確認できました。後
期剤の2,4-Dは稲の分けつを止めてしまいます。また、遅すぎると穂の生育に影響
を与えてしまいます。中干し 1 週間以内を目安に行いましょう。
④ 資材紹介
<除草剤>〇2,4-Dアミン塩 1,000倍 1本/10a
有効分けつ終止期~幼穂形成期前
※生長点に作用するので、中干1週間後程度を目安に雑草にかかるように散布
問い合わせ:韮山営農センター 飯田・西島 055-949-0055
※JA伊豆の国ホームページでも確認頂けます。