小麦づくり情報 3月号

目指せ高品質安定生産
平成28年3月23日
小麦づくり情報 3月号
村 山 総 合 支 庁 産 業 経 済 部 農 業 技 術 普 及 課
この冬は積雪量が少なかったため、雪解けが平年より早まりました。これから小
麦は本格的に生育していきます。いつもより早く小麦の融雪期追肥を行い、生育量
を確保しましょう。
排水対策
◆小麦の根腐れによる生育不足を防ぐた
め、土壌の過湿を避けましょう。
◆圃場表面に停滞している雪解け水等を
明渠に導くなどして、速やかに排水しま
しょう。排水溝や明渠が崩れていたらた
だちに修繕しましょう。
明渠がふさがっていたり、浅くなっ
ていたら堀り直しましょう。
融雪期追肥 ~生育増進のスターター
◆「ナンブコムギ」「ゆきちから」は、融雪期追肥で収量とタンパク質含有量の向上を図りましょう。
11.0
500
施肥量・・・N 成分 4kg/10a
※生育量不足の場合は6kg/10a
11.0
収量
11.0
タンパク含有率
11.0
300
10.9
10.9
200
10.9
10.9
100
タンパク含有率(%)
(融雪後)
400
収量(kg/10a)
時期・・・・・3月下旬~4月上旬
10.9
10.8
0
無追肥
融雪後
融雪後追肥の効果(ナンブコムギ)
(山形農試H10~11)
☆農作業事故を防ごう!!
毎年全国では約400件の農作業死亡事故が発生しており、特に春作業で多発しています。
圃場・農道・作業場などの危険箇所に注意を払い、トラクターの転倒・転落を防ぎましょう。
高齢者の農作業には常に周囲の人たちが気を配り、事故を防ぎましょう。
村山総合支庁産業経済部農業技術普及課(TEL:621-8280)