機能形態学Ⅱ

機能形態学Ⅱ
1年
Anatomy and Physiology Ⅱ
講義・演習
必 修
1 単位 11 講
後期(第 4 学期)
2 クラス
科目担当者 加納 誠一朗
授業概要
一般目標
(GIO)
人体の成り立ちを個体、器官、細胞レベルで理解し、生体の維持にかかわる機構を感覚器、骨
格・筋肉系と循環器系を中心に理解する。
1. 人体の成り立ちを個体、器官、細胞の各レベルで理解するために、人体の構造、機能、調
節に関する基本的事項を修得する。
2. 生体の維持に関わる情報ネットワークを担う代表的な情報伝達物質の種類、作用発現機構
に関する基本的事項を修得する。
1. 骨、筋肉について概説できる。(C7-(1)-⑤-1)
2. 代表的な骨格筋および関節の名称を挙げ、位置を示すことができる。(C7-(1)-⑤-2)
3. 皮膚について概説できる。(C7-(1)-⑥-1)
4. 心臓について概説できる。(C7-(1)-⑦-1)
5. 血管系について概説できる。(C7-(1)-⑦-2)
6. リンパ管系について概説できる。(C7-(1)-⑦-3)
到達目標
7. 感覚器系について概説できる。(C7-(1)-⑬-1)
(SBO) 8. 神経系、感覚器を介するホメオスタシスの調節機構の代表例を列挙し、概説できる。
(C7-(2)-①-3)
9. 神経による筋収縮の調節機構について説明できる。(C7-(2)-①-4)
10. 直接法・間接法による血圧測定原理を説明できる。(独自)
10. 札幌医科大学標本館で人体解剖・病理標本等を観察し、講義で学んだ人体の構造を関連
づけることができる。(独自)
項
区 分
1
2
3
4
5
6
目
授
業
内
容
1. 感覚器系 (1)
1. 一般感覚と特殊感覚
2. 体性感覚・深部感覚・固有感覚・内臓感覚
3. 皮膚の構造と機能
(対応 SBO 3,6,7,8)
1. 感覚器系 (2)
1. 嗅覚器の構造と機能
2. 耳の構造と機能(聴覚・平衡感覚)
3. 舌の構造と機能(味覚)
(対応 SBO 7,8)
1. 感覚器系 (3)
1. 眼の構造
2. ピント調節機能
3. 視覚
4. 色覚
(対応 SBO 7,8)
1. 骨格系
1. 骨の種類、構造と役割
2. 骨代謝
3. 関節の構造
(対応 SBO 1,2)
1. 筋肉系 (1)
1. 筋肉の種類と分布(横紋筋・平滑筋)
2. 筋肉の構造と役割
3. 神経筋接合部の構造
(対応 SBO 1,2,9)
1. 筋肉系 (2)
1. 骨格筋の収縮機構
2. 骨格筋の興奮収縮連関
3.演習課題(区分 1,2,3,4,5,6)
(対応 SBO 2)
1. 循環器系 (1)
1. 体液の循環概要(血液・リンパ液)
2. 血管の構造(動脈・静脈の役割)
3. 頭部の血管・肺の血管・胎児循環
(対応 SBO 4,5,6)
8
1. 循環器系 (2)
1. 心臓の構造と特徴
2. 心臓を養う血管
3. 弁の構造と刺激伝導系
(対応 SBO 4,5,6)
9
1. 循環器系 (3)
1. 心筋収縮機構 (活動電位の発生・心電図・ポンプ機能)
2. 血管平滑筋収縮機構
(対応 SBO 4,5,9)
10
1. 循環器系 (4)
1. 血圧発生(圧受容器・化学受容器)
2. 心拍数と脈拍数
3. 直接法・間接法による血圧測定原理
4.演習課題(区分 7,8,9,10)
(対応 SBO 4,5,10)
11
1. 目で見る人体標本
1. 標本館見学
2. レポート課題
(対応 SBO 11)
7
テキスト
小林静子
坂井建雄
他編「新しい機能形態学 第2版」(廣川書店)
他著「ぜんぶわかる人体解剖図」(成美堂出版)
参考書
藤田恒夫
佐藤達夫
著「入門人体解剖学 改定第 5 版」(南江堂)
他監訳「みえる人体 構造・機能・病態」(南江堂)
成績評価 定期試験(80%)、レポート課題提出(10%)、演習課題提出(10%)により評価する。
科目担当者 教員室:B410、メールアドレス:kanousi(at)hokuyakudai.ac.jp
*(at)は@に置き換えてください。
との連絡
事前学修・ 1. 講義前に提示したテキストの該当部分を熟読すること。
事後学修 2. 講義後に配付プリントとテキストの該当部分を復習すること。
関連科目
生物学、生化学Ⅰ、生化学Ⅱ、生化学Ⅲ、生化学Ⅳ、生化学Ⅴ、機能形態学Ⅰ、機能形態学
Ⅲ、機能形態学Ⅳ、薬と疾病、薬理学概論、薬物動態学Ⅰ、薬物動態学Ⅱ、薬物治療学
備 考
1. テキストを補完するために、プリントを配付する。
2. 配付プリントは毎回持参する。
3. 配付済みのプリントは「HPU-Moodle」にアップロードする。
4. 「区分 11」は、指定された日に札幌医科大学標本館を見学し、レポート課題を提出する。
5. 演習課題は問題形式で 2 回実施する。