[講義] 第2学年 後期 必修 1単位 微生物化学 《担当者名》教授/岡崎 克則 【学習目標】 ☆ ヒトと微生物の代謝系の相違に基づいた化学療法の原理を説明できる。 ☆ 免疫の概要を説明できる。 ☆ 微生物あるいは微生物学がどのように利用されているかについて説明できる。 【学習内容】 回 テーマ 授業内容および学習課題 担当者 1 細菌の代謝 呼吸と発酵、ペプチドグリカンの生合成について概 説できる。 DNAの複製、タンパク質の生合成について概説で きる。 ○「シンプル微生物学」 pp19-29 岡崎 克則 ≪関連するモデルコアカリキュラムの到達目標≫ SBO:C7-(2)-3 SBO:C14-(5)-1~6 2 化学療法総論 抗生物質開発の歴史、作用機序、選択毒性について 概説できる。 ○「シンプル微生物学」 pp57-58 岡崎 克則 ≪関連するモデルコアカリキュラムの到達目標≫ SBO:C7-(2)-3 SBO:C14-(5)-1~6 3 化学療法各論(1) 細胞壁合成阻害剤について概説できる。 ○「シンプル微生物学」 pp59-60 岡崎 克則 ≪関連するモデルコアカリキュラムの到達目標≫ SBO:C7-(2)-3 SBO:C14-(5)-1~6 4 化学療法各論(2) タンパク質合成阻害剤について概説できる。 ○「シンプル微生物学」 pp62 岡崎 克則 ≪関連するモデルコアカリキュラムの到達目標≫ SBO:C7-(2)-3 SBO:C14-(5)-1~6 5 化学療法各論(3) 細胞膜傷害剤、核酸合成阻害剤について概説できる。 岡崎 克則 ○「シンプル微生物学」 pp60-61 ≪関連するモデルコアカリキュラムの到達目標≫ SBO:C7-(2)-3 SBO:C14-(5)-1~6 ― 161 ― 第2学年 【概 要】 真核細胞、原核細胞ならびにウイルスについて各々の代謝機構の相違点を理解し、化学療法の原理、選択毒性ならびに薬剤 耐性について学ぶ。微生物の感染とそれに対する宿主の応答、抗原・抗体反応を始めとする古典的免疫学の概要を学ぶ。ワクチ ンや血清診断など微生物学の応用面について学ぶ。 回 テーマ 授業内容および学習課題 担当者 6 化学療法各論(4) 抗ウイルス薬について概説できる。 ○「シンプル微生物学」 pp240-245 岡崎 克則 第2学年 ≪関連するモデルコアカリキュラムの到達目標≫ SBO:C7-(2)-3 SBO:C14-(5)-1~6 7 化学療法各論(5) 抗真菌薬、抗原虫薬について概説できる。 ○「シンプル微生物学」 pp332-335 岡崎 克則 ≪関連するモデルコアカリキュラムの到達目標≫ SBO:C7-(2)-3 SBO:C14-(5)-1~6 8 感染と免疫(1) 感染症の成立要件について概説できる。 ○「シンプル微生物学」 pp39-42 岡崎 克則 ≪関連するモデルコアカリキュラムの到達目標≫ SBO:C7-(2)-3 SBO:C14-(5)-1~6 9 感染と免疫(2) 自然免疫、抗原と抗体、補体について概説できる。 ○「シンプル微生物学」 pp69-88 岡崎 克則 ≪関連するモデルコアカリキュラムの到達目標≫ SBO:C7-(2)-3 SBO:C14-(5)-1~6 10 感染と免疫(3) アレルギーについて概説できる。 ○「シンプル微生物学」 pp93-96 岡崎 克則 ≪関連するモデルコアカリキュラムの到達目標≫ SBO:C7-(2)-3 SBO:C14-(5)-1~6 【評価方法】 ◇試験により評価する (100%)。 【備 考】 教科書 : 「シンプル微生物学」 東匡伸、小熊恵二編/南江堂 参考書 : 「薬科微生物学」 加藤文男、西川朱實編/丸善出版 「微生物薬品化学」 上野芳夫、大村智監修/南江堂 【学習の準備】 シラバスを参照し、事前に次の講義で学習する内容について、教科書の該当部分を読み疑問点などを確認する。また参考書やウ ェブなどで解決できるものは自分で積極的に知識や理解を深める努力をする。 【関連するモデルコアカリキュラムの到達目標】 C7 自然が生み出す薬物 (2)薬の宝庫としての天然物 一般目標:医薬品開発における天然物の重要性と多様性を理解するために、自然界由来のシーズ(医薬品の種)および抗生物質 などに関する基本的知識と技能を修得する。 【微生物が生み出す医薬品】 ― 162 ― ― 163 ― 第2学年 C10 生体防御 (1)身体をまもる 一般目標:ヒトの主な生体防御反応について、その機構を組織、細胞、分子レベルで理解するために、免疫系に関する基本的知 識を修得する。 【生体防御反応】 【分子レベルで見た免疫のしくみ】 (2)免疫系の破綻・免疫系の応用 一般目標:免疫反応に基づく生体の異常を理解するために、代表的な免疫関連疾患についての基本的知識を修得する。併せて、 免疫反応の臨床応用に関する基本的知識と技能を身につける。 【免疫系が関係する疾患】 C14 薬物治療 (5)病原微生物・悪性新生物と戦う 一般目標:生体内で異常に増殖あるいは複製することにより人体に疾患を生じる細菌、ウイルスなど、および悪性新生物に対す る薬物の作用機序を理解し、薬物治療へ応用できるようになるために、抗菌薬、抗悪性腫瘍薬などに関する基本的知識を修得す る。 【感染症】 【抗菌薬】 【抗原虫・寄生虫薬】 【抗真菌薬】 【抗ウイルス薬】 【抗菌薬の耐性と副作用】
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