物理学・応用物理学分野

物 理 学 ・応 用 物 理 学 分 野
2
物理学・応用物理学分野
理学
2
9研究室
P
自然界で見られる
あらゆる物質や性質を
明らかにする
2-1
2-1
光量子物性研究室
安食 博志 教授
2-2
数値流体力学研究室
岩津 玲磨 教授
2-3
固体物性研究室
田巻 明 教授
2-4
電子物理研究室
長澤 光晴 教授
2-5
薄膜物性研究室
松田 七美男 教授
2-6
統計物理学研究室
井上 真 准教授
2-7
生物・生命系物理学研究室
細田 真妃子 准教授
2-8
量子物理研究室
森田 憲吾 准教授
2-9
ナノマテリアル研究室
石井 聡 助教
理工学部 理学系
埼玉
光量子物性研究室
安食 博志 教授 博士(理学)
所属学生:3名
光と物質が織りなす量子の不思議な世界
●量子光学
●光物性
関連分野
工学部 機械工学科
東京
数値流体力学研究室
岩津 玲磨 教授 博士
(工学)
所属学生:9名
コンピュータでより速くより正確に計
算できる方法の開発や、流動現象を
シミュレートして実験と比較したり、
その結果をグラフィック表示する可
視化の研究を行っています。主な研
究テーマは回転系の流れ、渦と波、
音と流れなどです。
●光工学
キーワード
●流体力学
●コンピュータ・シミュレーション
関連分野
●数学・数理情報学
●機械工学
主な卒業 ●多原子を用いた単一光子パルスのメモリー
研究テーマ ●遅い光と速い光
修士論文
主な卒業 ●効率的な層流混合の研究
研究テーマ ●渦による平面波散乱の研究
修士論文 ◆高レイノルズ数流れのホップ分岐の数値シミュレーション
(新規着任)
主な就職先 実績なし
主な就職先
2-3
工学部 自然科学系列
東京
固体物性研究室
田巻 明 教授 理学博士
所属学生:8名
希土類化合物の物性と物性測定法の研究
キーワード
●磁性
●超伝導
関連分野
●スタンレー電気
●吉野工業所
●ボッシュ
●NTTデータ
●みずほ情報総研
●東芝機械
●IHI回転機械
工学部 自然科学系列
東京
電子物理研究室
長澤 光晴 教授 博士
(理学)
所属学生:3名
低次元導体内部の電子は動く方向
(次 元)が 制 約 さ れ ま す。 こ の た
め、低次元導体は一般的な金属(導
体)と異なる性質をしばしば示しま
す。当研究室では、温度、圧力、磁
場、電場、などの外部環境による低
次元導体/超伝導体の物性の変化を
実験的手法により調べています。
●電気工学・電子工学
主な卒業 ●二段階陽極酸化法によるナノポーラスアルミナの作成と評価
研究テーマ ●希土類化合物CexSm1-xIn3の結晶育成と物性評価
修士論文 ◆磁気冷凍材料RCo2B2(R=Gd,Tb)の磁気熱量効果
主な就職先
2-4
●本田技研工業
●三井製糖
低次元導体/超伝導体の物性研究
サマリウムとネオジウムなどの物質が
つくる合金や化合物は、磁気記録や
超伝導材料になります。当研究室で
は、特異な性質をもつ物質を合成し
たり、超伝導体のジョセフソン効果
を利用した新しいセンサ機能を持つ
デバイスなどの研究をしています。
22
23
流れのコンピュータシミュレーション
光は波と考えられていましたが、ア
インシュタインは光が粒子的な性質
も持つことを明らかにしました。私
たちは
「粒子的かつ量子的な光の生
成」、「光による物 質(ナノカーボン
系やナノ半導体など)の励起状態」、
「物質による光の制御」など、光と物
質の相互作用を中心に研究していま
す。
キーワード
2-2
22
●リンテック
キーワード
●凝縮電子系物理
●高圧・低温物性
関連分野
●電気工学・電子工学
●化学・応用化学
主な卒業 ◆擬一次元導体の物性評価
研究テーマ ◆薄膜微細加工による超伝導ディバイス作製の試み
修士論文
主な就職先
●高砂熱学工業
●スガ試験機
●トーメンエレクトロニクス
●共同ネットワーク
システムデザイン工学部 自然科学系列
薄膜物性研究室
松田 七美男 教授 工学博士
東京
所属学生:1名
理工学部 理学系
埼玉
井上 真 准教授 理学博士
所属学生:4名
2-6
統計物理学研究室
とても薄い膜の性質の研究を行ってます
磁石はいかにして・どの様に磁石か?
薄膜とは、金箔を思い浮かべると判
るように、ほんの少量で物体全体の
みかけの性質を変えることができる
エコな技術ということができます。当
研究室では、金を含めて種々の金属
や半導体あるいは化合物の薄膜を作
成してその性質を調べています。
磁石の数学的模型であるスピンモデ
ルについて、その熱力学的な性質を
解 析 的・ 数 値 的になるべく厳 密に
調べています。広くは相転移現象の
様々な表れについて議論しています。
キーワード
●薄膜
●真空
関連分野
●電気工学・電子工学
●化学・応用化学
キーワード
主な卒業 ●炭化物薄膜の二次電子放出係数の測定
研究テーマ ◆真空用金属材料の二次電子放出係数の評価
修士論文
主な就職先
2-7
●ユーネット
●韮崎市役所
●東京鋼鐵
●チノー
主な就職先
理工学部 理学系
細田 真妃子 准教授 博士(工学)
埼玉
所属学生:3名
レオロジー
〜液体を扱う最新技術〜
2-9
●ミツトヨ
●イースト
2-8
●栃木県高校教員
●富士ゼロックス東京
●アイテック
●埼玉県高校教員
工学部 自然科学系列
東京
量子物理研究室
森田 憲吾 准教授 博士
(理学)
所属学生:1名
関連分野
固体、特に金属化合物の性質は電子
の挙動に敏感です。特に、希土類元
素を含む化合物は電子間の相互作用
が非常に強く働き、多彩な物性を示
します。当研究室では希土類化合物
単結晶の育成と、超音波を使った希
土類化合物の電子状態の研究を行っ
ています。
●生物学・生命科学
●化学・応用化学
キーワード
主な卒業 ●超低粘性流体の迅速粘性測定
研究テーマ ●固液界面近傍における微小粒子の吸着現象の観測
修士論文 ◆両親媒性分子膜による2次元粘性の観測
主な就職先
●数学・数理情報学
固体中の電子の性質を超音波で探る
表面張力や粘性といった物質固有の
値を迅速に測定できる装置の開発を
行っています。私たちの装置が信頼
できる値を測定できるようになると、
血液やさまざまな生体物質の測定に
応用でき、将来は病気の予防や早期
発見などに有効な装置になると考え
ています。
●液体
●粘性
関連分野
主な卒業 ●量子スピン系のエンタングルメントエントロピー
研究テーマ ●Ising鎖における境界の影響
修士論文 ◆過去と未来のエンタングルメント
生物・生命系物理学研究室
キーワード
●磁性体
●相転移現象
2
物 理 学 ・応 用 物 理 学 分 野
2-5
●とみひろ
●ミネベア
石井 聡 助教 博士(工学)
関連分野
●電気工学・電子工学
主な卒業 ●希土類化合物DyIn3の大型単結晶育成と物性測定
研究テーマ ●希土類化合物NdIn3の単結晶育成
修士論文 ●パイロクロア型酸化物Gd2Ti2O7の作製条件
●テイクス
理工学部 理学系
ナノマテリアル研究室
●希土類化合物
●超音波分光
主な就職先
●和光ケミカル
●アールテック
●日立ビルシステムエンジニアリング
●コードー
●弘電社
埼玉
所属学生:4名
ナノマテリアルの創製とデバイス化
物質のサイズを小さくすると、大きな
ときには観られなかった特異な物性
が現れます。本研究室では、ナノサ
イズの物質を作り、そこで生じる新
物性を探索しています。さらに、新
物性を利用した高性能ナノデバイス
を開発しています。
キーワード
●ナノ材料物性
●ナノデバイス
関連分野
●電気工学・電子工学
主な卒業 ●ボンナノチューブトランジスタにおける放射線照射効果
研究テーマ ●酸化物ナノ粒子の作製と物性探索
修士論文 ●層状化合物超伝導体の電子状態
主な就職先
●ヤマトシステム開発
23