週間市場レポート(2015年9月28日~10月2日) 2015年10月5日 (1)日本の株式・債券市場 (円) 22,000 株式市場の動き ■先週の日本株式市場(日経平均株価)は大きく上下に 変動したものの、結局前週末比小幅下落となりました。 週前半は、中国をはじめとする世界の景気への懸念や 欧米株価の下落、国内企業の業績への懸念などから 売りが優勢となり、28・29日(月・火)の2日間で約949円 下落しました。その後は、米株高や中国経済指標の改 善でリスク回避姿勢がやや後退して買われ、30日・ 10月1日の2日間で約791円の上昇となりました。2日 (金)は、米雇用統計を前に様子見傾向が強まり、小動 きで推移しました。 (週末引け値:17,725.13円) (2013年1月4日~2015年10月2日、日次) (ポイント) 2,000 20,000 1,800 18,000 1,600 16,000 1,400 14,000 1,200 12,000 1,000 日経平均株価(左軸) 東証株価指数(右軸) 10,000 800 1/4 5/4 9/4 1/4 5/4 9/4 1/4 5/4 9/4 (月/日) ■週間では、日経平均株価は0.87%の下落、東証株価指 数は0.61%の下落でした。 9月25日 10月2日 騰落率 日経平均株価(円) 17,880.51 17,725.13 -0.87% 東証株価指数 (ポイント) 1,453.81 1,444.92 -0.61% (出所:ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセット マネジメントが作成) (%) 債券市場の動き 1.000 (2013年1月4日~2015年10月2日、日次) 0.900 ■先週の日本債券市場(10年国債金利)は低下しました。 週初は、10年債の入札を控えて弱含みで始まり、金利 は上昇(28日引け値:0.358%)しました。29日(火)は欧 米や国内の株価が大幅に下落したことで買いが優勢と なりました。週末にかけては、10月1日(木)の10年国債 の入札が無難な結果であったことから買いが継続しま した。また、年内の米利上げ観測がやや後退している ことで円高の可能性が意識され、物価上昇目標達成の ために日銀が追加緩和策を実施するとの見方も買い につながり、金利は低下しました。 (週末引け値:0.317%) 0.800 0.700 0.600 0.500 0.400 0.300 0.200 0.100 日本 10年国債金利 0.000 1/4 5/4 9/4 1/4 5/4 9/4 1/4 5/4 9/4 (月/日) ■週間では、10年国債金利は0.007%の低下でした。 9月25日 日本10年国債金利 (%) 当面の主な市場イベント(日本) 10月6・7日(火・水) 8日(木) 0.324 10月2日 変化幅 0.317 -0.007 (出所:ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセット マネジメントが作成) 日銀・金融政策決定会合 機械受注(8月) 国際収支(8月) 当資料は市場環境に関する情報の提供を目的としてニッセイアセットマネジメントが作成したものであり、特定の有価証券等の勧誘を目的とするものではあり ません。 当資料は信頼できると考えられる情報に基づいて作成しておりますが、情報の正確性、完全性を保証するものではありません。当資料のグラフ・数 値等はあくまでも過去の実績であり、将来の投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。また税金・手数料等を考慮しておりませんので、実質的な 投資成果を示すものではありません。 当資料のいかなる内容も、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。 <審査確認番号H27-TB95> 週間市場レポート(2015年9月28日~10月2日) 2015年10月5日 (2)米国の株式市場 市場の動き 20,000 (ドル) (2013年1月4日~2015年10月2日、日次) ■先週の米国株式市場(NYダウ)は上昇しました。28日 (月)は、世界の景気への懸念から欧州株価や商品市況 18,000 が下落したことで売られました。週半ばにかけては、欧州 やアジアの株価が反発したことや米消費・雇用関連統計 の改善が意識されて上昇しました。ただ、中国をはじめと する世界景気への懸念や週末の雇用統計の発表などか 16,000 ら様子見傾向となり上値の重い展開となりました。2日 (金)は、米雇用統計が市場予想を下回ったことで一時売 られましたが、年内利上げ観測が後退したことで一転して 14,000 買われ、結局前日比約200ドル高で引けました。 (週末引け値:16,472.37ドル) 12,000 ダウ工業株30種平均 1/4 5/4 9/4 1/4 5/4 9/4 1/4 5/4 9/4 ■週間ではNYダウは0.97%の上昇となりました。 (月/日) 9月25日 当面の主な市場イベント(米国) 10月5日(月) ISM非製造業景況指数(9月) 米労働市場情勢指数(LMCI、9月) 6日(火) 貿易収支(8月) 8日(木) 新規失業保険申請件数(前週分) 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨 10月2日 騰落率 ダウ工業株30種平均 16,314.67 16,472.37 (米ドル) 0.97% (出所:ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセット マネジメントが作成) (3)外国為替市場 市場の動き ■先週のドル円相場はやや円高でした。週初は、世界景気 への警戒感などから米長期金利が低下し、ドル売り円買 いが優勢となりました。その後は、ドル買い円売りの場面 もありましたが、米利上げを巡る不透明感や米雇用統計 の発表を控えて低調な取引が続き、119円台後半から120 円台前半の狭い値幅での動きとなりました。2日(金)は、 当初低調な雇用統計を受けてドル売り円買いが進み、一 時118円台半ばまで円高が進む場面もありましたが、その 後ドルが買い戻され、結局119円85銭~95銭で週の取引 を終えました。 (円) (2013年1月4日~2015年10月2日、日次) (円) 130 160 120 150 110 140 100 130 90 120 ドル/円(左軸) ユーロ/円(右軸) 80 ■週間では米ドル円は0.56%の円高、ユーロ円は0.42%の 円高となりました。 110 1/4 5/4 9/4 1/4 5/4 9/4 1/4 5/4 9/4 (月/日) 米ドル(対円) ユーロ(対円) 9月25日 120.59 135.03 10月2日 119.91 134.46 騰落率 -0.56% -0.42% (出所:ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセット マネジメントが作成) 当資料は市場環境に関する情報の提供を目的としてニッセイアセットマネジメントが作成したものであり、特定の有価証券等の勧誘を目的とするものではあり ません。 当資料は信頼できると考えられる情報に基づいて作成しておりますが、情報の正確性、完全性を保証するものではありません。当資料のグラフ・数 値等はあくまでも過去の実績であり、将来の投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。また税金・手数料等を考慮しておりませんので、実質的な 投資成果を示すものではありません。 当資料のいかなる内容も、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。
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