2014 年度(平成 26 年度)学校評価報告書

2015 年 5 月
追手門学院幼稚園
園長 田邊雅一
2014 年度(平成 26 年度)学校評価報告書
(1)学年について
各学年とも当初掲げた目標についてほとんどの項目において達成できた。特に、以前より教育保育活動の中
心としている基本的生活習慣を園生活の中で身につけさせること、集団活動の基本を身につけ小学校へつな
ぐことについてはしっかりできた。また、個々の特性に応じて自尊感情を大切にねばり強い心を育てるとい
うことに対しても保護者の高い信頼を得ることができた。新しい試みとして保護者からの要望の高かった言
語や数に関する取り組みとして毎朝時間をとり継続的に指導することを試みたが、これについては十分達成
できたとはいえないので、次年度の最優先課題としたい。
(2)各分掌について
各分掌とも当初掲げた目標についてほとんどの項目において達成できた。特に懸案事項であった午後の預か
り保育については、預かり担当教職員の創意工夫により大変高い信頼と満足度を得るにいたった。その他、
幼稚園各分掌の取り組みについても保護者から十分な満足度が得られ、アンケート結果でも「満足している」
を下回るものは無く、ほとんどの項目が「大変満足している」を超える高評価になっている。ただ、給食、
進学情報等さらに改善を加える余地の残っているものもあるので、次年度へ向けて継続的な取り組み課題と
したい。
(3)リスク管理
リスク管理面においての予防措置や対策、また解決について保護者からの理解を得、信頼を維持することが
できた。
(4)重点課題について
今年度幼稚園が掲げた重点項目①教育・保育力の向上②安全安心な環境作り③カリキュラムの改善・こども
園とのスムーズな接続④幼稚園教育・保育活動への保護者の理解の深化⑤安定した園児募集⑥学院各校との連
携強化の 6 項目について、当初の目標を達成できた。①については配慮を要する子どもについての研修会を複
数回持った。②幼稚園とこども園を結ぶ通路の日除けを雨除けに改善し保護者・園児の利便性を高めることが
できた。③現在カリキュラムのまとめの最中であり来年度中にお示しする予定で進んでいる。④家庭のコンピ
ュータから日々の保育の写真を見られるようにしたことで、日々の子どもたちの様子を今まで以上に知らせる
ことができ、保育に対する信頼感・安心感を一層高めることができた。⑤今年度も順調に募集活動は進んでい
る。
(4 月現在 366 名)⑥学院各校の協力のもと、他の幼稚園には無い行事やカリキュラムを展開することが
でき、保護者満足度アップの大きな力になっている。(例)小学校長による読み聞かせ、小学校理科教員によ
る科学遊び、小学校施設(プール)利用、大手前中・高等学校吹奏楽部によるコンサート等
(5)総括
前年度の学校評価アンケートの保護者満足度の少し低い項目、自由記述に出てくる要望等を真摯に受け止め、
積極的な改善い、ほとんどの保護者の方に満足いただける結果にまで高めることができた。これは幼稚園全教
職員が心を一つにして取り組んだ結果であり、教職員の日々の努力の成果である。来年度からは新制度下での
幼保連携型認定こども園としてさらに充実した教育・保育を提供できるよう日々の活動に取り組みたい。
以
上