創刊100号記念特集号の発刊に際して

0 0号 記 念 特 集 号 の 発 刊 に 際 し て
早いもので、 歴 史 地 理 学 会 会 報 も 一 O O号 目 を 迎 え る こ と と な っ た 。 昨 年 、 学 会 創 立 二O 周 年 を 祝 っ た ば か り な の で 、
員の一人として二重の喜びに浸っている。
学会の刊行物としては﹃歴史地理学紀要﹄があるが、このほうは周知のように毎集テ!?ごと陀編集され、会員め研究成
果を広く世に問うものである。しかし、年一回の刊行では、動もすれば学会と会員諸賢の交流という点では疎遠になり勝ち
である。わが学会のような小学会では、その交流を濃密にすることこそ、将来の学会発展のために大切であることが真剣に
考えられ、紀要刊行の合間に隔月に会報が出されることとなった。斯様な目的と動機で出されたため、 その名称も﹃会員通
信﹄と称して、 昭 和 三 四 年 六 月 に 第 一 号 が 発 行 さ れ る に い た っ た 。 こ こ に ﹃ 紀 要 ﹄ と ﹃ 会 報 ﹄ の 二 本 建 と な っ て 今 日κ及 ん
﹃地理学文献白
最後に、 本 号 発 刊 に あ た っ て 直 接 学 会 の 発 展 に 力 添 え を 下 さ っ た 浅 香 幸 雄 ・ 藤 岡 謙 二 郎 ・ 米 倉 二 郎 の 一 冗 、 前 会 長 先 生 、 そ
ばならないと思う。
し か し 、 こ れ で 満 足 す べ き で は な く 、 一 O O号 目 を 一 つ の 契 機 と し て 、 今 後 一 一 層 の 充 実 を 図 り 、 そ の 水 準 を 高 め て い か ね
録﹄に収録されることとなヲた。これは会報に対する評価が高まフてきたものと素直に受け取ってもよいと確信する。
てひとまずふきわしいものになり、また体毅も衣がえした。幸い、今日では会報掲載の会員成果は人文地理学会編の
現在の内容をもっ会報となった。その内容は従来とちがって、論説・短報など会員の研究成果を織り込み、 学会機関誌とし
発展、 そ れ に 会 員 か ら の 会 報 内 容 の 充 実 の 要 望 も あ っ て 、 会 報 の 検 討 が な さ れ た 結 果 、 昭 和 五O 年 五 月 発 行 の 第 七 九 号 よ り
と呼ばれていたものと少しも変わりはなかった。丁度その年は学会発足より一五年自にあたる年でもある。その間の学界め
できた。続いて昭和四九年五月発行の第七四号から﹃歴史地理学会会報﹄と改称したが、その内容はこれまでの﹃会員通信﹄
会
創
刊
昭和五十三年十一月
常任委員長
山
謹
哉
e
崎
れ に 会 長 菊 地 利 夫 先 生 、 さ ら に 前 常 任 委 員 長 の 中 田 栄 一 先 生 ら か ら 玉 稿 を 頂 戴 し た こ と を 誌 よから厚くお礼を申し述べた
。
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