平成26年度 学校教育の努力点 名古屋市立貴船小学校 1 主題 話し合うことが大好きな貴船っ子 2 主題について 本校では、昨年度より活発な話し合い活動の中で、充実した学習が進められること を目標として授業実践を行っている。一昨年度の調査では、話し合いながら進める授 業が好きと感じている児童は多いものの、実際には自発的に発言せず受け身の授業に 終始する児童が多い状況が見られた。そこで、話し合い活動をどのように授業の中に 位置づけ、意欲的に授業に取り組むことにつなげていくかが課題となった。 昨年度は、実態把握を目的に活動場面を限定せずに、各学年で意図的に話し合いの 場面を増やした。話し合いのルールの浸透度合いや、話し合うグループ規模の適性な どの細かな部分の調査も含めて実態の把握に努めた。その結果、全般的に話し合い活 動を取り入れた場面は、そうでない場面に比べて児童の積極性は増すことが確認でき た。話し合いグループの人数も、多小に関係なく児童の発言は増える傾向が見られた。 また、「話形」や「ハンドサイン」といった話し合いのルールは、様々な場面で一貫 して取り入れていくと効果的であることも分かってきた。 3 主題に迫るために 今年度は、分かってきた実態に対して、より効果的な話し合いの方法を追究してい きたい。具体的には、①話し合い活動はどの場面(授業)で効果を発揮するのか。② その際、人数の多少を含めた望ましい話し合いの形態はどのようなものか。③話し合 いを補助するルールはどのようなものが効果的か、についてである。これらを授業実 践の中でし分析し、話し合い活動の効果を確認するとともに、積極的な授業参加や学 習活動の成果の向上へとつなげていきたい。さらに、学校として発達段階に応じた系 統性のある話し合い活動の形を確立したいと考える。 4 研究の方法 (1)学年部会を中心に、各学年の実地に応じてテーマを設定し、各学年の年間の実践 計画を立てる。 (2)学年全員が授業実践を行い、その実践をもとに、学年のテーマに対する成果や課 題をまとめる。 (3)学校で代表一人、低・中・高学年で一人ずつが代表授業を行い、全職員が一年間 のうちに一度は参観することができるようにする。 (4)努力点推進委員会で、成果を確認するとともに、系統性のある指導方法を職員に 示していく。 (5)全員が、A4表裏程度の実践のまとめを書く。努力点推進委員会の検討結果も追 記する。 -1-
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