Unit 20 マハヨガプラーナヤーマ ~気を取り入れる特殊

即効魅惑術 イノベーション・コース
Unit 20
マハヨガプラーナヤーマ ~気を取り入れる特殊呼吸法~
ヨガの呼吸法は基本的に“修業”の一環なので、ただ単に息を吸って吐くだけではあり
ません。
“意識を変性させる(調える)”あるいは“プラーナ(気)を体内に取り入れ、循
環させる”といった目的があります。
“マハ”とは“偉大な”という意味であり、
“プラーナヤーマ”とは Unit16 でもご紹介
したように“呼吸法”という意味です。つまりマハヨガプラーナヤーマとはヨガの中でも
っとも偉大な呼吸法、という意味になります。
このマハヨガプラーナヤーマでは、数ある呼吸法の中でも、もっとも意識の変性をリア
ルに経験できる呼吸法です。ヨガではこの「呼吸法はプラーナをもっとも強力に上昇させ
るので、これからあなたが体験するような意識の変性が起こるのだ」、と説明しています。
この呼吸法を正しく実践すると、あたかも向精神薬を摂取したような、いわゆる“ラリ
ッてしまった”かのような状態になり、それが30秒から、長い時には1分ほど続きます。
しかし健康にはまったく問題はありませんので、どうかご安心ください。
それでは、講師のデモンストレーションと指導を参照して実践しましょう。
マハヨガプラーナヤーマの実践手順
胃に食べ物が入っていない空腹時に行います
① 姿勢を正して背骨を垂直に立てる
② 口から息を吐き切り、ウリアナバンダで腹部を凹ませる
③ シャランダラバンダでいったん呼吸を止める
④ 腹で息をできる限り吸う
⑤ 胸で息をできる限り吸う。
⑥ 肩で肺の残りの部分に息を詰め込むように吸う
⑦ シャランダラバンダでいったん息を止める
⑧ 肩・胸・腹、そして全身の力を抜く
⑨ 腹部に空気を下ろすように腹を意図的に数回出す
⑩ 鼻からゆっくりと息を吐く
面白い事にこの呼吸法は、毎度毎度やる度に違う感覚を経験する事ができます。意識の
変化の仕方が毎回違うのに気が付く事ができるでしょう。時として自分がどこにいて、何
をしているのかすらも分からなくなるほど“飛んでしまう”事もしばしばあるので、怪我
などをしないよう、少し広めの場所で、正座した状態から始める事をお勧めします。
また同時に毎日の瞑想前に、リラックスと集中を作る為に実践する事をお勧めします。
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