事 務 連 絡 平成27年 6 月 1 日 各都道府県後期高齢者医療広域連合 総務担当課長 様 大阪府後期高齢者医療広域連合 総務企画課長 後期高齢被保険者に関する不審電話等の情報提供について 平素より、当広域連合の事業運営につきまして、格別のご配慮を賜り、厚く お礼申しあげます。 さて、各地において不審な電話、訪問等が発生しておりますが、大阪府内に おきまして、下記のとおり不審電話等に関する報告がありましたので、情報提 供いたします。 なお、今後とも貴広域連合におきまして、同様の事例が発生した場合には、 情報提供いただきますよう、よろしくお願いいたします。 記 (事例) 1 概要 平成27年4月28日12時頃、高槻市長寿生きがい課に後期高齢者医療 被保険者本人より架電。事情の説明がうまく出来ないということで妻に代わ る。 「消費税の値上げに伴い後期高齢者の還付金がある。1 回目の手紙が 11 月 3 日に届いていたが本人が入院中のため手続きを忘れていた。2 回目は申請を して還付金を受け取った。1 回目の手続きの期限が 3 月末で終わっているので 再度手続きをして欲しいと市役所を名乗って電話がかかってきた。どこの課 に聞けばいいのか教えて欲しい。」とのこと。 長寿生きがい課の職員が医療給付課に確認にきたが、被保険者の詳細情報 がなかったのと昼窓で手が空いてなかったため、 「市役所からは必ず封書で連 絡するためその電話が詐欺の可能性がある旨と、他に必要な手続きがあるか 再度確認するため被保険者の生年月日等を聞いておいて欲しい」と伝える。 長寿生きがい課の職員が上記の旨を伝えたところ、妻は「えーえー」とパ ニックになっている様子。横から「詐欺や!詐欺や!」と本人の声が聞こえ てきたので、振込みをしたかを確認すると「振込みはしてないが口座番号を 教えた」とのことで、とりあえず銀行に相談をするよう話をし電話を切った。 2 対応 念のため、医療給付課で本人の高額療養費等不備がないか確認をしたとこ ろ、3 月に高額療養費の口座申請を行い 4 月入金がされた方だったため再度医 療給付課から本人に連絡をいれると、「保険の高額療養費は入金を確認した。 以前の入院のことを知っていたので他にあるのかと思ったらしい。後期で申 請した別の銀行の口座で、残額確認したところ 90 万ほど減っていた。」と言 う。警察への届出等を説明すると「銀行側が「振込みが止めれないか調整す るので少し待って欲しい。」と家で待機をしている。銀行の回答を待って警察 に行く。」とのこと。被害等について再度確認は行っておらず、振込を止める ことができたかどうかは不明。 (件数) 1.各市からの報告 5月中に報告があった事例では、上記事例以外は実際の被害は発生してい ない。 報告件数は以下のとおり。 堺市 岸和田市 高槻市 茨木市 泉佐野市 藤井寺市 阪南市 4月 4月 4月 4月 1件 5月 3件 2件 5月 1件 1件(上記事例参照) 5月 1件 5月 2件 4件 5月 1件 5月 1件 2.広域連合コールセンターへの問合せ (事例) 5月11日 松原市在住の被保険者の男性からの報告。 高齢医療のお戻しがある、との電話があった。手続きをするために銀行口 座を教えてくれ、言ってくれないと期限が間に合わないと言われたので、口 座を教えてしまった、とのこと。念のため、金融機関と、警察に連絡するよ うに伝えた。 上記事例以外の報告・問合せ件数 19日 20日 21日 28日 3件 1件 2件 1件 当広域連合では、大阪府内の各市町村にも情報を提供して情報の共有化を 図るとともに、注意を促すように協力を求めました。また、当広域連合のホ ームページ(http://www.kouikirengo-osaka.jp/index.html)でも注意喚起 を図っています。
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