北摂 母子637峰 637m

北摂
母子637峰
【第1758回】
11月7日(日) 晴れ時々曇り
637m
1/2.5万地図
「篠山」「藍本」
10月は週末のたびに天気が崩れるという状況で、計画された8例会のうち実施はわずか2例
会に終わってしまった。幸い11月は天候も安定し、順調な滑り出しになった。山行日は山歩き
には絶好の日になり、秋もたけなわと云うことでヤブを予想しているにも拘らず、14人の参加
となった。
三田駅から終点の母子バス停までは小一時間の車窓観光だ。バスは喘ぐようにして山間を抜
け、永澤寺の前を過ぎる。前からややこしいと思っていたが寺の名前は「永澤寺(ようたくじ)」と
読み地名は「永沢寺(えいたくじ)」という。昔日の面影がないほど変わってしまった永澤寺の前を
過ぎると、まもなく母子バス停に着いた。
バス停で準備を整えた後、自己紹介をしてから出発する。今日は Ku さんと Ha さんが久々の
参加で、例会が華やかになった。さわやかな秋の空気の中を、一路母子大池に向けて歩き始めた。
と、ここまでは良かったが…
歩き始めて間もなく、後方から声が掛かる。
「今日、予定の山は松茸山で入山禁止期間らしい
ですよ」
、
「ピーク時期は過ぎているが、許していいものか聞きに行ってくれてます」とのこと。
しまった。その点のチェックをしていなかった。時期的にもう大丈夫だろうという思い込みもあ
ったが、抜かっていた。
声をかけてくれた地元の方が軽自動車で追い付いてきて『やっぱりこの時期も規制が厳しいの
で、入ればすぐに警察に通報されます。入らないようにしてください』とのこと。案の定だ。
さあ大変。この山がダメということは、どの山に変更しても同じ規制が敷かれているので、入
山は無理。とりあえず母子大池の東屋まで行って、皆さんと協議することとした。その途中、茶
畑の中の三角点(点名:大杉山、485.0mⅣ△)を確認するも今一つ盛り上がらない。大池の東屋で
Niさん、Thu さんたちの意見を聞いた後、誠に申し訳ないが今日は“大池の堰堤から南へ、紅
葉とせせらぎの道を辿ります”とコースの変更を伝えした。
答えが決まってしまったらもう考えても仕方がない。この先の林道でいい景色もないと思われ
るので、大池をバックに早々に集合写真を撮った。このあとダム堰堤まで移動、昼に少し早いが、
大変いい景色なのでここで昼食とした。帰路のバス停までは 1 時間程度と分かっているので、時
間調整も兼ねてゆっくりと秋の母子大池の眺めを楽しんだ。
例会では異例の 1 時間30分もの休憩をとったあと林道を南へ下る。地形図で三田市の「三」
の字を横切る破線の南側にも車止めのチェーンと「入山禁止」の立て看板がある。辿る林道は、
気持ちの落ち込みもあってか、特に見るものもなく淡々と下るのみだ。
上空に高圧線が見えた所で東に眼を遣ったら、通過する予定だった鉄塔が見えている。すぐに
道標地蔵のある分岐に着いた。「ここから予定ルートや」と一人慰める。
上青野バス停でバス待ちの間、未練がましく何度も鉄塔方向を眺め、写真に収めていた。一度
は体調丌良で流れ、そして今日はこの有様。近々の内に再度例会に取り上げることを心に決めな
がら、15時30発三田行きのバスに乗った。
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○JR尼崎駅8:58=三田駅9:30~45=バス=母子BS10:25~30…点名:大杉山10:50~55…母子大池11:00~20
…大池の堰堤11:30~13:00…破線の南口13:10…地蔵祠13:25…道標地蔵14:05…上青野BS14:10~30=
バス=JR三田駅。
〔レポ S.H〕