沖縄県立博物館・美術館 第454回 博物館文化講座 公開シンポジウム 「沖縄先史文化の起源を探る」 3/7(土) 2015年 入場 無料 14時∼17時(開場13時半) ※通常の時間と異なります。 レバノン・ケウエ洞穴出土の石器 当日先着 200名(予約不要) 沖縄県立博物館・美術館 3階講堂 ※会場内は冷風が強くあたる場所があります。 上着やひざ掛けをお持ちください。 青森県 長者久保遺跡出土の 丸ノミ形石斧 サキタリ洞出土の貝器 キーワード:日本列島、沖縄、先史文化、起源、理論考古学、旧石器、縄文 Ⅰ. 基調講演 「日本列島における先史文化の起源と変遷」 あん 講師: ざい まさ ひと 安斎 正人 氏 (東北芸術工科大学教授) 1945 年中国(旧満州)生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士 課程修了。2003 年学位論文『旧石器社会の構造変動』 (早稲田大学、 文学博士)。2008 年から東北芸術工科大学東北文化研究センター 教 授 。 著 書 に 『 気 候 変 動 の 考 古 学 』( 同 成 社 、 2012 年) 、 『気候 変動と縄紋文化の変化』 (同成社、2014 年)など。 Ⅱ. 調査報告 「南城市サキタリ洞遺跡の発掘調査と 沖縄先史文化の起源」 やま さき 講師:山崎 しん じ 真治(当館人類担当学芸員) 本シンポジウムで は、日本列島における人類と文化の なりたち、そして近年明らかにされつつある沖縄先史文 化の起源をめぐる問題を取り上げます。アフリカを旅立っ たホモ・サピエンス(新人)が日本列島に渡来した旧石 器時代、そしてその後に続く縄文時代の人々は、氷河期 そして後氷期へ と移り変わる環境の激変期を生き抜いて きました。彼らはどのようにして環境の変化に対応して いったのか、その結果、彼らが作り上げた 文化とはどの ようなものだったのか。そして、沖縄の先史文化のルー ツはどこに求められるのか。 日本における理論考古学の第一人者である安斎正人氏、 そして沖縄の考古学研究に関わる 3 名のパネリストに登 壇いただき、考古学の現場から見える沖縄先史文化の起 源をめぐる問題について議論します。 Ⅲ. 討論 みや 「沖縄先史文化と九州縄文文化の交流について」 よこ お 講師:横尾 まさ き 昌樹 氏(うるま市教育委員会) 東京都生まれ。沖縄国際大学大学院卒業。沖縄の考古学に魅了され、都内在学 中に幾度も来沖。現在は、うるま市教育委員会文化課に就き、市内文化財の 調査・整備を担当している。専門は琉球列島に分布する縄文土器。 主催: 沖縄県立博物館・美術館 ぎ 司会:宮城 ひろ き 弘樹 氏(名護市教育委員会学芸員) 今帰仁村教育委員会を経て、 2012年から現職。 専門は考古学。 研究テーマは、 琉球列島の貝塚時代からグスク時代の研究。著書に「中世の銭と琉球王 国」 『新沖縄県史(沖縄県 2010 年) 』など。 パネリスト:安斎氏 、横尾 氏 、山崎 〒900-0006 沖縄県那覇市おもろまち3丁目 1 番 1 号 TEL. 098-941-8200 開館時間:9 時∼ 18 時(金・土は 20 時まで)、毎週月曜日休館(月曜日が祝日の時は、翌平日)
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