レポート課題において標準偏差などを求めることになっていますが、標準偏 差は5月4日の授業で説明したとおりのものです。すなわち、データ x1 , ..., xn の標準偏差とは それらの平均 x̄ からの差 (xi − x̄) の自乗を i を 1 から n ま で総和したものを n − 1 で割り、さらに平方根を取ったもの、すなわち、 √∑ n 2 i=1 (xi − x) n−1 です。 このような標準偏差の定義は、よく使われている統計ソフト R などでも採 用され、向井文雄編著の生物統計学の11頁、でも採用されています。 この講義では、シラバスにあるように「EXCEL や R などを用いて、デー タを整理、データが表している量を推定し、データに関する仮説(すなわち、 仮の命題)を検定できるようになる。」を目的としたので、この定義を採用し ました。 また、レポートは授業の内容に沿って出して、授業で説明して出題してい ます。今回も、R を使って計算する方法や、EXCEL を使って計算する方法 を授業で説明しました(別に配布したプリントにも記載)。授業で配布したプ リントは入手し、また、授業の内容(説明)をよくご確認ください。事情に より授業内容が確認できない場合は、安易にネットの情報に頼らず、ネット で騒がずに、返信可能なメールアドレスから私にメールで質問したり、私に アポを取って直接質問してください。 どうかよろしくお願いします。 追伸. この授業は授業中の演習30%とレポート70%で行い、試験は行 わないので、レポートのコピや、ネット情報の安易なコピーなどは、ご遠慮 ください。薬学部の統計関係の講義で教員が受講者にレポートを課している 時に、教員が「論文剽窃ツールを通らない博士論文などは受け取らないこと にしている」ことを紹介していました。 1
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