旬の本棚‐平成２７年６月号‐ 受賞作品ドラマ化作品映画化作品第68回日本推理作家協会賞ある日、アヒルバス　出演：藤原紀香・トリンドル玲奈愛を積むひと　出演：佐藤浩市・樋口可南子『土漠の花』　月村了衛∥著　（Ｆ　ツキ）『ある日、アヒルバス』　山本幸久∥著　（Ｆ　ヤマ）『石を積むひと』　エドワード・ムーニー・Ｊｒ．∥著　（９３３　ム）ソマリアの国境付近。陸上自衛隊の野営地に、氏族間抗争で命を狙われる女性が駆け込んだ時、壮絶な撤退戦が始まる。なぜ激しく攻撃されるのか、自衛官は人を殺せるか? 高松秀子はアヒルバス入社5年目の観光バスガイド。わがままなツアー客の相手をし、新人研修も担当する毎日。そんな中、同期にアヒルバスの「革命」を持ちかけられ…。残りの人生でやり残したことをしようと決めたジョーゼフとアンの老夫婦。妻の望みは、やりかけの石塀を完成させること…。石をひとつずつ積むように時間を重ねた夫婦の物語。第68回日本推理作家協会賞まんまこと　出演：福士誠治・南沢奈央ストレイヤーズ・クロニクル　出演：岡田将生・染谷将太『イノセント・デイズ』　早見和真∥著　（Ｆ　ハヤ）『まんまこと』　畠中恵∥著　（Ｆ　ハタ）『ストレイヤーズ・クロニクル』　本多孝好∥著　（Ｆ　ホン）放火によって奪われたのは、元恋人の妻とまだ1歳の双子の命。確定死刑囚・田中幸乃の人生は「不運」と「悪意」が支配していた。なぜそんなことをしたのか? 彼女が犯した最大の罪とは? 江戸は神田。玄関で揉めごとの裁定をする町名主の家に生まれた麻之助は、たいそうなお気楽もの。支配町から上がってくる奇問に幼馴染の色男・清十郎、同心見習の吉五郎と取り組むが…。特殊能力を持つ昴たち4人は大物政治家・渡瀬のため裏の仕事をしていた。渡瀬の命令で秘密ファイルを持ち出した家出少女を捜索中、謎の殺人集団「アゲハ」が現れ…。第62回産経児童出版文化賞一路　出演：永山絢斗・渡辺大きみはいい子　出演：高良健吾・尾野真千子『きみは知らないほうがいい』　岩瀬成子∥作　（９１３　イ）『一路』上・下　浅田次郎∥著　（Ｆ　アサ）『きみはいい子』　中脇初枝∥著　（Ｆ　ナカ）米利は、あまり話したことのない同級生の昼間くんとバスでいっしょになる。どこへ行くのか聞いてみると、「きみは知らないほうがいい」という。気になって後をつけると、駅の地下通路で男の人と会っていて…。いざ、江戸見参の道中へ-。小野寺一路、19歳。父の不慮の死を受け、御供頭を継いだ若者は、家伝の「行軍録」を唯一の手がかりに、江戸への参勤交代を差配する。夕方5時までは家に帰らせてもらえないこども。娘に手を上げてしまう母親。怖かったのも、触れたかったのも、おかあさんの手だった-。追い詰められつつある家族の物語を描く連作短編集。第62回産経児童出版文化賞第62回産経児童出版文化賞『ニワシドリのひみつ』　鈴木まもる∥作　（４８０　チ）『くろねこさんしろねこさん』　和歌山静子∥作　（ＥＡ　ワ）オスが、巣とは違う美しい造形物を作るユニークな習性から、「ニワシドリ(庭師鳥)」と名づけられた鳥。そのふしぎな習性のひみつを探る。お散歩に出たくろねこさんとしろねこさんは、家の影や白い栅など、いろいろな場所で見えたり見えなくなったりして…。色の見え方の不思議が楽しい、親子で楽しめる認識絵本。第62回産経児童出版文化賞第62回産経児童出版文化賞『いしをつんだおとこ』　あきやまただし∥作　（Ｅ９　ア）『どうする　ジョージ！』　クリス・ホートン∥作　（Ｅ９　ホ）家もない、貧しい男がいました。ある日、男は石を積みはじめました。ひとつ、またひとつ、石を拾っては積んでいき…。「ちょっと出かけてくるけど、いいこにしていられるかい?」と、犬のジョージにハリスが言いました。「もちろん、ぼくはいつでもいいこだよ」と、ジョージは言いました。ほんとにジョージはいいこかな…?