胃粘膜保護作用および 胃粘膜保護作用および熱傷治癒促進作用 および熱傷治癒促進作用について 熱傷治癒促進作用について 1.胃粘膜保護作用(ラット)(日本薬学会発表、1999年) ラットにエタノールを投与(3g/kg)して胃炎を起こす前後にECM・Eを投与した場合の 胃の粘膜の損傷の程度について検討しました。ECM・Eとの比較に発酵コラーゲンペプチド (NCP)を用いました。ECM・E150、250、500mg/kgのいずれの投与量においても対照群と 比較して有意に胃炎の抑制効果を示し(p<0.05)、投与量に依存して損傷が軽度になる傾 向が認められました。一方、NCPは対照群と比較して抑制効果が認められませんでした。 その他、アスピリン投与による胃炎、システアミン投与による十二指腸潰瘍に対しても対 照群と比較して有意に抑制効果を示しました。 2.熱傷に対する効果(ラット)(日本薬学会発表、1999年) ラットの背部に熱傷をつくり、その面積の経時変化について観察しました。ECM・E1000 mg/kgと、ヒアルロン酸ナトリウム100mg/kgを熱傷作創後から完治するまで1日1回経口 投与しました。ECM・E1000mg/kg投与群では熱傷面積の拡大が最も少なく抑えられ、治癒 日数の短縮が認められました。一方、ヒアルロン酸ナトリウム100mg/kg投与群では熱傷面 積の拡大は抑制されましたが、治癒日数は対照群との間に差が認められませんでした。
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