みずほコーポレート銀行 WEEKLY ASIAN MARKET NEWS Market Summary 今週のReview Forex Rate 10/19 10/20 10/21 10/22 10/23 方向感 Next Week Forecast 119.35 119.65 119.87 119.69 120.34 119.00 ~ 121.00 USD/SGD 1.3820 1.3877 1.3920 1.3927 1.3865 1.3700 ~ 1.4000 USD/THB 35.30 35.38 35.46 35.62 35.43 35.00 ~ 35.80 USD/MYR 4.2098 4.2462 4.2943 4.2884 4.2200 4.1000 ~ 4.3000 USD/IDR 13,521 13,637 13,731 13,656 13,610 13,200 ~ 14,000 USD/PHP 46.07 46.20 46.48 46.63 46.42 46.20 ~ 47.00 ~ 65.50 USD/JPY USD/INR 64.80 64.88 65.18 65.18 64.91 64.50 JPY/SGD 1.1579 1.1598 1.1613 1.1636 1.1522 1.1420 ~ 1.1700 Interest Rate ( 5年債利回り) Stock Market 10/23 先週末比 USD 1.373% +4.3bp DOW 17,489.16 先週末比 +2.0% 10/23 JPY 0.050% -1.0bp N225 18,825.30 +2.9% SGD 1.790% +5.5bp STI 3,069.90 +1.3% THB 2.125% +1.5bp SET 1,416.14 -0.3% MYR 3.717% -2.0bp KLCI 1,711.08 -0.4% IDR 8.638% +4.8bp JCI 4,644.82 +2.9% PHP 3.493% +0.6bp PSEi 7,236.38 +2.6% INR 7.640% -0.4bp SENSEX 27,471.09 +1.9% Economic Calendar 日付 国 データ 10/19 中国 3Q GDP(前年比) 10/21 日本 9月貿易収支 10/23 マレーシア 結果 予想 前回 6.9% 6.9% 7.0% ▲¥569.7B ▲¥114.5B ¥87.0B 9月消費者物価指数(前年比) 2.6% 2.9% 3.1% 10/23 シンガポール 9月消費者物価指数(前年比) -0.6% -0.6% -0.8% 10/26 シンガポール 9月鉱工業生産(前年比) -4.5% -7.0% - タイ 9月輸出/輸入(前年比) - 10/27-28 米国 FOMC - 0-0.25% 0-0.25% 10/30 日本 日銀金融政策決定会合 - 80T 80T 10/26 -8.45%/-20.05% -6.7%/-4.8% MIZUHO BANK, LTD. SINGAPORE Tel: 65-6805-4100 23-Oct-2015 JPY 今週のドル/円相場は上昇。週初19 日に、119 円前半でオープンしたドル/円は、中国3Q GDPが市場予想を上回ったことでア ジア時間に119円台半ばまで急伸。しかし、その後はこう着状態に陥り、119 円半ばで小動きとなった。20 日は、東京時間こそ 119 円半ばでの揉み合い推移となるも、NY 時間に入り米9月住宅着工指数が予想を上回ると、119円台後半まで上昇、更に 米金利も上昇したことで、一時120円手前まで買い進められた。21 日、本邦9 月貿易収支が市場予想に反して赤字となるもド ル/円の反応は限定的。その後は、日経平均株価が大幅上昇する動きにつれて約1 週間ぶりに120 円台を回復した。22日は、 ECB理事会を控え東京時間は119 円台後半で動意の乏しい推移となった。欧州時間に入り、ドラギ総裁が理事会後の記者会 見で、12 月理事会にて金融緩和策を見直すと明言し、更に過去に否定的だった預金ファシリティ金利の引き下げについても「議 論した」と発言。市場予想以上に踏み込んだ緩和姿勢を示したことでユーロ売り、ドル買いの流れとなりドル/円も120円台後半 まで買い進められた。本日にかけてもドル買いの流れが続き、ドル/円は一時121円手前まで上昇。120円台後半で底堅く推移し たが、本田内閣官房参与の「今すぐ追加緩和する必要はない」との発言を受けてドル/円は120円前半まで急落し越週した。 SGD シンガポールドルは往って来い。週初19日、1.38台前半でオープン。週前半は中国3Q GDPが6年半ぶりに7%を割り込んだことを 背景としてアジア通貨全般が売られたことや、原油価格の下落を嫌気したマレーシアリンギの下落に連れて軟調推移。シンガポー ルドルは22日にかけて1.39台後半まで売られる。しかしECB理事会でのドラギ総裁のハト派のコメントを受けて23日にはアジア通 貨全般に買い戻しが入る中、シンガポールドルは1.38台前半まで反転。発表された9月CPIはコアが前年比で0.6%上昇となり、6 か月ぶりの高水準であったものの反応は薄く、結局1.38台後半で越週した。 THB タイバーツは往って来い。週初19日、35.30近辺でオープン。週前半は中国GDPの弱い結果や、強い米住宅指標を背景にタイ バーツはやや軟調な展開。今年のタイへの観光客数が過去最大になるとの予想が出されるも、反応は限定的だった。21日には、 上海株が急落するとアジア通貨全般に売り圧力がかかり、タイバーツは35.60台まで売られる。今月中銀総裁に就任したウィラタイ 総裁が「金融政策は引き続き景気を下支えするものになる」と発言した一方、タイ経済のダウンサイドリスクに言及したことも後押 しとなった。22日のECB理事会でのドラギ総裁のハト派のコメントを受けて、23日にはタイ休場で薄商いの中、35.30台まで買い 戻された。 MYR マレーシアリンギは往って来い。週初19日、4.17台でオープン。週前半は原油価格の下落を背景に軟調な展開となり、21日にか けて4.30台まで売られた。22日には10月前半の外貨準備高が発表され、9月後半対比で増加となったものの反応は限定的。絵 画時間のドラギECB総裁のハト派の発言を受けて、アジア通貨全般が上昇する展開に、マレーシアリンギはストップロスオーダーを 巻き込みながら4.20近辺まで買われる。23日には9月CPIが発表され、前年比2.6%と市場予想を下回るも反応は限定的だっ た。結局4.22近辺で越週した。 IDR インドネシアルピアは往って来い。週初19日、13500近辺でオープン。 週前半は原油価格の下落や強い米住宅指標を背景に軟 調な展開。しかし、22日にジョコ大統領が外貨規制を見直す意向を表明したとの米紙報道や、財務相が2015年の財政赤字比 率見通しを維持すると発表したことも材料視され、インドネシアルピアは一時13500割れまで買われた。月末に絡む輸入企業によ るドル買い需要が意識され、13600台まで戻も、その後ECB理事会でのドラギ総裁のハト派のコメントを受けて、翌23日はリスク 選好の高まりからアジア通貨は買戻し優勢の展開。ルピアも13400台まで買われた。中銀はルピアの水準に関して、対ドルで 「13000を超えて強含む可能性がある」と発言したことに反応は薄く、結局13600台で越週した。 PHP フィリピンペソは下落。週初19日、46.00近辺でオープン。先週発表されたOFW送金額が12年間で初の前年同月比割れとなっ たこともあり、国内景気先行きへの不透明感が広がり、フィリピンペソは軟調推移。19日には中銀が2015年の経常収支が過去 最高の142億ドルの黒字になるとの見通しを示したものの反応は薄く、22日にかけて46.60台まで売られる。23日はドラギECB総 裁のコメントを受けてアジア通貨が上昇する中、ペソ買いは限定的で、結局46.40台で越週。 INR インドルピーは往って来い。週初19日、64.60台でオープン。週前半は他のアジア通貨同様に軟調な展開。ラジャン中銀総裁は 「政府は持続的な成長の基盤を整える必要がある」「IMFは先進国の緩和策に対して疑問呈するべき」との発言を行ったものの 反応は限定的だった。21日には上海株の急落を背景にインド株式も軟調推移、65.20近辺まで売られた。しかしECB理事会で のドラギ総裁のハト派のコメントを受けてリスク選好が強まると23日には64.70近辺まで買われ、結局64.90台で越週した。 当資料は情報提供のみを目的として作成したものであり、特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。当資料は信頼できると判断した情報に基づいて作成されていますが、その正確性、確実性を保証するものではありま せん。ここに記載された内容は事前連絡なしに変更されることもあります。投資に関する最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようにお願い申し上げます。また、当資料の著作権はみずほ銀行に属し、その目的を問わず無断で 引用または複製することを禁じます。
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