みずほデ ズ イ みずほディーラーズアイ

2015年8月3日
みずほディーラーズアイ
みずほデ
ズ イ
(2015年8月号)
みずほ銀行
みずほ銀行|みずほディーラーズアイ
目次
米ドル相場
2
韓国ウォン相場
ユ ロ相場
ユーロ相場
4
台湾ドル相場
10
英ポンド相場
6
香港ドル相場
11
豪ドル相場
7
中国人民元相場
12
カナダドル相場
8
シンガポールドル相場
シンガポ
ルドル相場
13
タイバーツ相場
14
マレーシアリンギ相場
15
イン
ネシアル ア相場
インドネシアルピア相場
16
フィリピンペソ相場
17
インドルピー相場
18
9
当資料は情報提供のみを目的として作成したものであり、特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。当資料は信頼できると判断した情報に基づいて作成されていますが、その正確性、確実性を保証するも
のではありません。ここに記載された内容は事前連絡なしに変更されることもあります。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようにお願い申し上げます。また、当資料の著作権はみずほ銀行に属
し、その目的を問わず無断で引用または複製することを禁じます。
1
みずほ銀行|みずほディーラーズアイ
予想レンジ:
米ドル相場
USD/JPY
122.50
~ 127.00
国際為替部 為替営業第二チーム 田才 雄
■ 先月の為替相場
■ 今月の見通し
7月のドル/円相場は上旬に120円台半ばまで値を崩したが、中旬に反発。
下旬にかけては底堅く推移した。
月初1日は122円台半ばでスタート。米6月ADP雇用統計や米ISM製造業景
月初1日は122円台半ばで
タ ト。米6月ADP雇用統計や米ISM製造業景
況指数等の良好な米経済指標を背景に米6月雇用統計への期待から、2日
にかけて堅調推移し123.74円まで上昇。だが、米非農業雇用者数が予想を
下回る結果となった他、米新規失業保険申請件数は冴えない結果となる
等、失望を買う内容となり123円割れまで下落した。5日のギリシャ国民投票
では緊縮策受け入れ拒否との結果に、リスク回避姿勢が強まる中、8日には
中国株が大幅下落するとリスクオフの流れは一層強まり、ドル/円は下げ足
を速めた。FOMC議事要旨のハト派的な内容も相俟って一時月安値120.41
円を けた だが 同水準では値ごろ感が出たことや 10日にはイ レン米
円をつけた。だが、同水準では値ごろ感が出たことや、10日にはイエレン米
FRB議長が年内の利上げを引き続き示唆したことが相場をサポートし122円
台後半を回復した。
月中旬の13日、前日のユーロ圏財務相会合でギリシャと債権団とが合意に
至らず、再び122円を割れた。だが、ユーロ圏首脳会合で金融支援再開合
意との報道に123円台半ばまで上昇した。14日は米6月小売売上高が市場
予想に反し前月比マイナスとなり123円を割るも下落は一時的。15日は、米
経済指標が相次いで良好な結果となる中、イ
レンFRB議長が議会証言で
経済指標が相次いで良好な結果となる中、イエレンFRB議長が議会証言で
年内利上げが適切との姿勢を示したことで翌16日にかけて124円台に乗せ、
その後も底堅く推移した。
月下旬の20日、ブラード・セントルイス連銀総裁による「9月利上げ開始の可
能性は50%以上」との発言や、21日の日経平均株価の大幅上昇を受けドル
/円は124.50円手前まで上昇。黒田日銀総裁が今後数か月で物価は相当
加速するとの見方を示すと上値を抑えられたが、22日の強い米6 月中古住
宅販売件数や23日の米新規失業保険申請件数が良好な結果となったことも
あり
あり124円近辺で底堅さを維持した。29日のFOMC声明文からは利上げ時期
円近辺で底堅さを維持した
日
声明文からは利上げ時期
について新たなヒントは得られなかったが、労働市場は改善しているという見
方が示されたことはサポート材料となった。30日に発表された米4~6月期
GDP一次速報値については、市場予想比大きな乖離は無く、1~3月期も上
方修正されるまずまずの内容に底堅さを維持し月末を迎えた。
8月のドル/円相場は、底堅く推移しそうだ。
7月はギリシャ債務問題と中国株の急落の二つがマーケットの大きなテーマ
であった。足許では、どちらも根本的な解決とは言えないものの一旦小康状
であ
た。足許では、どちらも根本的な解決とは言えないものの 旦小康状
態を見せている。これを受け、ドル/円のボラティリティについても下落基調を
辿っている。中国株については現状下げ渋ってはいるが、気は抜けない状
況。再び下げ足を速めることで市場のリスクセンチメントを悪化させる展開に
は留意が必要で、一時的にドル/円の下押し要因となる可能性は否めない。
しかし、市場が注目するテーマは既に米国の金融政策へと移っており、米利
上げ時期が徐々に迫る中、一方的な下落局面は訪れないと考える。
米国の利上げ時期について、7月のFOMC声明文でも明確なヒントを得るこ
とは出来なか た 米利上げはあくまで経済指標次第であることに変わりは
とは出来なかった。米利上げはあくまで経済指標次第であることに変わりは
無い状況である。ウィリアムズ・サンフランシスコ地区連銀総裁からは「9月は
利上げを始めるのにとても妥当な時期だろう」と発言がある等、9月利上げの
可能性は否定できない。米4~6月期GDPは9月利上げを否定こそしないが、
肯定する内容とも言えず、市場の利上げ時期の予想は9月と12月に二分さ
れている。斯かる中、先の声明文で労働市場に対する見方が上方修正され
たことも手伝って、米7月雇用統計に注目が集まる。米6月雇用統計の内容
が総じて冴えない結果であったことから警戒は必要だが、足許の米失業保
険新規申請件数は低水準での推移となっており、4週移動平均も27.5万件と
良好なレベルとなっている。これらに鑑みるに、米労働市場は回復基調を維
持していることが伺え、市場予想比大幅に下振れる可能性は低そうである。9
月利上げを否定しない結果となれば、ドル/円は底堅く推移しよう。
8月は本邦企業の多くが休暇に入ることもあり、実需勢のアクティビティは鈍
ることが予想される。だが、本邦勢による海外企業買収が連日報道されること
に鑑みるに、海外向け投資意欲は衰えておらず、これに伴う買い切り玉が相
場 下支えとなりそうだ 寧ろ薄 流動性 中 こうした
場の下支えとなりそうだ。寧ろ薄い流動性の中、こうしたフローを背景に直近
を背景に直近
高値を更新する可能性もあろう。
(資料)ブルームバーグ
■ 為替の動き
127
126
125
124
123
122
121
120
119
118
117
15/05
(資料)ブルームバーグ
■ 株価指数の動き
21200
USD/JPY
18400
20800
18000
20400
20000
17600
19600
日経平均株価指数
19200
15/06
15/07
15/08
18800
15/05
/
17200
NYダウ平均(右軸)
16800
15/06
/
15/07
/
15/08
/
■ 先月の注目イベント
(資料)ブルームバーグ
発表日
イベント
期間 予想
結果
前回
7/1 米ISM製造業
53.2
53.5
52.8
6月
7/1 米ADP雇用統計
218K
237K
203K
6月
7/2 米非農業部門雇用者数
233K
223K
254K
6月
7/2 米失業率
5.4%
5.3%
5.5%
6月
7/8 日 経常収支
5月 1570.2B 1880.9B 1326.4B
7/14 米小売売上高(前月比) 6月
0.3%
-0.3%
1.0%
7/17 米コアCPI(前年比)
1.8%
1.8%
1.7%
6月
7/22 米中古住宅販売件数
6月 5.40M
5.49M
5.32M
7/27 米耐久財受注(前月比)
3.2%
3.4%
-2.1%
(
) 6月
7/31 日 コアCPI(前年比)
0.0%
0.1%
0.1%
5月
2
みずほ銀行|みずほディーラーズアイ
カスタマーディーラーの相場観 注目点(本編の内容とは必ずしも一致しません)
カスタマーディーラーの相場観、注目点(本編の内容とは必ずしも一致しません)
■ ドル・ブル(7名、120.00~128.00、中心122.50~126.50)
123.00
加藤
~
128.00
122.00
矢野
~
126.00
121.00
高田
~
126.00
122.50
佐藤(雅)
~
127.00
127 00
120.00
尾身
~
125.00
122.50
西谷
~
127.00
122.50
森谷
~
126.50
■ ドル・ベア(4名、119.00~125.00、中心119.50~125.00)
119.00
月初の米雇用統計が良い結果であろうとの前提ではあるものの、需給が圧倒的
に円売りに傾いている状況に変化はない。市場参加者がなんとなく意識してき
た所謂「黒田シーリング」なるものはそこに存在せず 125円をあっけなくこなして
た所謂「黒田シーリング」なるものはそこに存在せず、125円をあっけなくこなして
いく月になると予想する。
藤崎
米金融政策が焦点。FF金先等の短期金利を見ると年内利上げを徐々に織り込
んでいること等がドル円相場のサポート材料となろう。但し、次回FOMC(9月)で
の利上げは想定せず。中国株など不安要素はあるものの、押し目買い意欲は
相応にあると思われ下値は限定的と見る。レンジトレード継続と予想。
山下
引き続きFRBの利上げ観測の高まり度合いに応じて上げ下げする展開か。利上
げ開始前までは日米の金融政策の方向性の違いが意識されメインシナリオはド
ル高であろう。地政学リスク等の高まりで一時的に円買戻しのフローも想定され
るが下値は限定的か。
FRBによる9月利上げに対する期待が高まる中、8月発表の米経済指標には敏
感に反応することになりそうだ。最近発表された一連の米経済指標は良好な内
容のものが多く、8月も景気回復トレンドが維持されるならば、ドル/円は上昇基
調を維持しそうだ。
調を維持しそうだ
~
125.00
120.00
~
125.00
119.00
西島
~
125.00
120.00
下山
~
125.00
125 00
年内1~2回の米利上げについては既に織り込み済み。一段の円安進展に関し
ては日米当局共に望んでいないと推測。足元の需給は円安を示唆も、高値圏
では上値警戒感の強い展開が予想される 中国株や景気動向 本邦政局に注
では上値警戒感の強い展開が予想される。中国株や景気動向、本邦政局に注
意が必要。
原油価格の低迷やドル高の影響を受け、物価や輸出の数字は伸び悩んでお
り、利上げはデータ次第とのスタンスの米国が早期利上げに踏み切る可能性は
低い。波乱含みの中国株や本邦政局不安による日本株離れが加速するリスク
は高く、円が選好されやすくなると予想する。
米利上げ時期を巡る思惑からドル買いが先行する場面は考え得るも、初回利
上げが9月との確証が得られない状況下で125円を上抜けて一段と高値を更新
していく地合いとは考えにくい。中国株などの懸念材料が払拭されない状況
下、ドル円は上値の重い展開と見ておきたい。
上値警戒感の強さや日米当局がドル高・円安を望んでいないと思われることか
ら、125円手前で止められる展開を予想。但し、米国の年内利上げ観測は強く、
121円台や122円台では強い押し目買い意欲もあるだろう。8月は夏枯れ感も意
識される中で、足元から若干値を下げた122円台
123円台での推移を予想。
識される中で 足元から若干値を下げた122円台~123円台での推移を予想
120~125円でのレンジ取引がメインシナリオ。米経済指標の好結果を受けたド
ル買いも124円台に入ると失速するのは125円が心理的節目である証拠か。
マーケットの上値に対する慎重な姿勢とは裏腹に下値をサポートするドル買い
も底堅い。暫くはこのレベルに閉じ込められるしかなさそうだ。
先月発表された米4~6月期GDPは底堅い数字。またFOMC声明文を見ても9
月利上げの可能性を排除する内容ではなく、徐々に利上げ期待は高まるものを
思われる。8月・9月発表の米雇用統計の数字次第のところはあるものの、利上
げを背景としたドル買いの流れは継続するものと予想する。
9月利上げ開始の可能性が意識される中、良好な米経済指標の結果に対して
は積極的なドル買いが見られることとなりそう。データ次第で9月利上げ観測が
後退することも想定されるが、米国が利上げ時期を探る状況であることに変わり
はなくその場合の下落幅は限定的となると予想する。
3
みずほ銀行|みずほディーラーズアイ
予想レンジ:
ユーロ相場
ユ
ロ相場
EUR/USD
EUR/JPY
1.0600
130.00
~ 1.1200
~ 139.00
国際為替部 為替営業第二チーム 西島 洋行
■ 先月の為替相場
■ 今月の見通し
先月のユーロ相場は、上旬にギリシャ情勢を巡り神経質な値動きを繰り返
し、ギリシャ支援合意後は中旬にかけて下落し下旬に値を戻す、下に行って
来いの展開となった。
来いの展開とな
た。
今月のユーロ相場は、主要テーマがギリシャ情勢から欧米金融政策の方
向性の違いなどへシフト、ユーロは上値の重い相場展開と見ておきたい。
月初1日に1.11台半ばでオープンしたユーロ/ドルは1.11 台後半から1.10
台前半を行き来、2日に発表された弱めの米6月雇用統計を受けたドル売り
の流れからユーロは上昇、3日にかけて1.11付近で揉み合い。
6日には週末のギリシャ国民投票にて債権者が求める緊縮策は否決され
1.10割れの水準でギャップダウンしてオープン。ギリシャ情勢先行き懸念か
ら7日にかけて1.09台前半へ下落。8日にはギリシャがユーロ圏残留の意向
を表明すると1 11付近まで上昇するも 9日は債権者側からギリシ
を表明すると1.11付近まで上昇するも、9日は債権者側からギリシャへの厳し
の厳し
い見方が相次ぎ1.09台後半へ反落。その後、ギリシャが新改革案提出との
報道が好感され10日にかけてユーロは強含み、中国株下落一服でリスクオ
フの流れが和らいだことも相俟って、当月高値1.1216をつけるなど1.11台後
半の高値圏で推移した。
13日は、ユーロ圏首脳会議にてギリシャ支援が合意に達し、一時ユーロ買
いで反応もその後1.10台前半まで反落。14日には英中銀利上げ期待が高
まり
ロ売りポンド買いの流れが加速、15日はイ レン米FRB議長の議会
まりユーロ売りポンド買いの流れが加速、15日はイエレン米FRB議長の議会
証言を受けてドルが買われ1.09台前半まで続落。16日にはギリシャ議会が
財政改革法案を可決、ECB理事会では現行政策が維持され、ギリシャ国内
銀行向け緊急流動性支援(ELA)の上限引き上げが発表されるも反応は鈍
く、17日にかけて1.08台前半まで下落した。
20日に当月安値1.0808をつけたユーロは、21日に米金利低下を受けてド
ル売りが強まると1.09台後半まで反発。22日には、良好な米住宅指標を受け
たドル買いに1.08台後半まで下落したが、すぐに1.09台前半まで反発。翌23
日は ギリ
日は、ギリシャ議会にて財政改革法案第2弾が可決されたこと等が好感さ
議会にて財政改革法案第 弾が可決されたこと等が好感さ
れ、1.10台を回復。24日はドイツやユーロ圏などのPMIが市場予想を下回り
一時1.0930近辺まで下落。しかしその後、「ギリシャのユーロ圏残留を望む」
との声が50%に上昇した独世論調査などを受けて、ギリシャ情勢への懸念が
後退、再度1.10手前まで反発した。
27日から中国株下落からリスクオフ地合いが拡がるとユーロショートカバー
が入り1.11付近まで上昇。その後は29日の米FOMC声明文公表後のドル買
い地合いに押されながら1 10を割り込み 最終1 0985で越月した
い地合いに押されながら1.10を割り込み、最終1.0985で越月した。
(資料)ブルームバーグ
■ 為替の動き
144
1.18
1.16
142
1.14
140
1.12
138
1.10
1.08
136
1.06
EUR/USD
1.04
EUR/JPY(右軸)
1.02
15/05
/
15/06
/
15/07
/
15/08
/
ユーロ相場を始め、マーケットを一喜一憂させたギリシャ債務問題につい
ては、ユーロ圏首脳会議にて条件付きながらギリシャ支援再開で合意、金融
支援に必要な改革法案がギリシャ議会で可決され、ギリシャのユーロ圏離脱
やデフォルト懸念は遠のいた。再三に亘りリスクセンチメントを左右し、ユーロ
相場を撹乱、神経質な値動きを誘発してきた懸念材料がようやく沈静化した
格好。もっとも、当面は8月20日に控えるECB保有の国債32億ユーロの償還
期日までに第3次支援計画の合意を目指すこととなるが、債務減免などの問
題は先送りされたに過ぎず 究極的な解決に至 たわけではないため 将
題は先送りされたに過ぎず、究極的な解決に至ったわけではないため、将
来的には再びユーロ相場の撹乱要因となり得る可能性を十分念頭に入れて
いく必要があろう。
ギリシャ情勢が一旦は主要テーマから遠のいた状況下、市場参加者の注
目は、①緩和スタンス維持を明確にしているECBによる量的緩和の継続、そ
れに伴う流動性供給と欧州金利低下圧力、②低金利通貨であるユーロを
ファンディング通貨とするキャリートレードの再燃、③年内にも初回利上げに
踏み切る可能性のある米国金融政策の動向など
とシフトすると考えられ
踏み切る可能性のある米国金融政策の動向などへとシフトすると考えられ
る。①~③についてはいずれもユーロ売りを想起させる材料であり、目先の
ユーロ相場を圧迫する流れが想定されるところ。ギリシャ情勢への感応度が
和らいだ現下においては、これらの材料を背景にユーロ/ドルは上値重く推
移する展開が基本線となりそうだ。
また、シカゴIMM市場などにおける投機的なユーロショートポジションの動
向への注意も欠かせない。現下ではピーク時に比べればユーロショートポジ
ションは大幅に縮小しており、今後は新たなショートポジション構築の動きが
一段のユーロ売り圧力となる可能性が考え得る。一方で、数々のユーロ相場
段
売り圧力となる可能性が考え得る
方で 数
相場
下落局面において、ショートカバーの動きがユーロ/ドルを下支え、反発する
場面を見せており、リスクオフムードが拡がった場合のキャリートレード巻き戻
しの動きなどによりユーロ相場が上昇する展開も想定されよう。7月下旬にも
中国株下落を受けた中国景気減速懸念などを嫌気したスクオフ地合いが拡
がるとユーロショートカバーが入り、ユーロ相場を切り上げる場面が散見され
ており、リスクセンチメントの動向如何によって一時的にユーロが強含む展開
にも備えておきたい
にも備えておきたい。
(資料)ブルームバーグ
■ 株価指数の動き
イベント
7/1 欧 製造業PMI
7/2 欧 PPI(前年比)
7/3 欧 サ
欧 サービス業PMI
ビス業PMI
11800
11600
11400
7/3 欧 小売売上高(前月比)
7/16 欧 CPI・確報(前月比)
7/16 ECB理事会・主要政策金利
7/31 欧 CPI・速報(前年比)
11200
11000
134
10800
132
10600
15/05
/
ドイツDAX指数
15/06
/
7/31 欧 失業率
15/07
/
(資料)ブルームバーグ
■ 先月の注目イベント
発表日
12000
期間
6月
5月
6月
5月
6月
-
6月
6月
予想
52.5
-2.0%
54 4
54.4
2.3%
0.0%
0.05%
0.2%
11.0%
結果
52.5
-2.0%
54 4
54.4
2.4%
0.0%
0.05%
0.2%
11.1%
前回
52.2
-2.2%
53 8
53.8
2.2%
0.2%
0.05%
0.2%
11.1%
15/08
/
4
みずほ銀行|みずほディーラーズアイ
カスタマーディーラーの相場観 注目点(本編の内容とは必ずしも一致しません)
カスタマーディーラーの相場観、注目点(本編の内容とは必ずしも一致しません)
■ ユーロ・ブル(2名、1.0800~1.1650、中心1.0825~1.1525)
1.0800
藤崎
~
1.1400
1.0850
尾身
~
1.1650
■ ユーロ・ベア(9名、1.0500~1.1200、中心1.0550~1.1100)
1.0500
当面のギリシャのデフォルトは回避されたことから、実需によるユーロ下支えや
投機筋のユーロショートの買い戻しから、ユーロの反発を予想する。但しマイナ
但
ス金利は依然としてユーロ売りの材料であり、上値も限定的となろう。
加藤
ギリシャ問題が新金融支援で落ち着いている間がユーロ相場上昇のチャンスと
考える。中国株の下落等、度重なるリスクオフ局面がユーロ上昇の阻害要因と
なろう。
山下
~
1.1100
1.0600
~
1.1100
1.0700
矢野
~
1.1200
1.0700
高田
~
1.1100
1 1100
1.0600
佐藤(雅)
~
1.1100
1.0600
西島
~
1.1200
1.0500
下山
~
1.1100
1 0500
1.0500
西谷
~
1.1200
1.0500
森谷
~
1 1100
1.1100
ギリシャ問題はとりあえず先送りとなった感があり、パニック的なユーロ売りは峠
を過ぎたと判断してよいだろう。一方でリスクオンの状況が復活するのであれ
ば ユーロキャリートレードをテーマとした違った意味でのユーロ売りが顕在化
ば、ユーロキャリートレードをテーマとした違った意味でのユーロ売りが顕在化
する可能性を考えたい。
ギリシャEU残留により、お荷物を抱えたユーロ圏への懸念は残り、今後はECB
が追加緩和に動く可能性あり。IMMのユーロショートポジションも、ピーク時に比
べて減少しており、ユーロ売りに傾き易い状況下、下落リスクは高まるものと予想
する。
ギリシャ情勢は 旦解決を見たが、抜本的な解決ではなく、あくまで 問題の先
ギリシャ情勢は一旦解決を見たが、抜本的な解決ではなく、あくまで「問題の先
送り」という印象。ECBの追加緩和の思惑が燻る中、米金融政策(利上げ)が意
識されており、ユーロ相場にはアゲインストの材料となる。上値の重い展開が続
くと予想。
ギリシャ情勢は小休止した様子なるも、FRBの利上げ観測を背景としたドル買い
フローからユーロが下落する局面が予想される。とはいえユーロ圏の巨額な経
常黒字を勘案すれば、下値は限定的であろう。
ギリシャのユーロ離脱リスクが後退する中、市場のテーマはファンダメンタルズに
シフトしている。米景気の着実な回復が確認される中、9月の利上げ期待が高
まっており、米欧金融政策格差に注目が集まりやすく、ユーロは上値の重い展
開となりそうだ。
主要テーマとしてギリシャ情勢は一旦鎮静化、目先は低金利通貨であるユーロ
をファンディング通貨とするキャリートレードの再燃、年内にも初回利上げに踏
み切る可能性のある米国金融政策の動向など と市場参加者の関心がシフト
み切る可能性のある米国金融政策の動向などへと市場参加者の関心がシフト、
積極的にユーロを買い進める材料に乏しく、上値の重い相場展開が基本線か。
ギリシャ問題が一服し、焦点は欧米の金融政策格差に移るだろう。特にECBは
物価指標としてエネルギー価格を含めたHICPに着目する傾向があり、原油価
格が下落基調にある今、金融政策格差は特に意識されやすいはず。ユーロ売
り・ドル買いがともに積極化すると思われ、ユーロ/ドルは下落する展開を予想。
米国の利上げ期待を背景にドル買いが入りやすい状況。その際の金融政策の
米国の利上げ期待を背景にドル買いが入りやすい状況
その際の金融政策の
違いからユーロは売り通貨として選好されやすいものと思われる。さらにマー
ケットのリスクセンチメントが改善する局面では、ユーロキャリートレードによる
ユーロ売りも想定されるため、引き続き下落方向に見ていきたい。
ギリシャ問題が一旦落ち着いており、市場では欧米の金融政策の格差が意識さ
れやすいと考えられる。米国の9月利上げ期待が残る中でECBはQEの完全実
施に言及していることから金融政策格差は明確であり、積極的にユーロが買わ
れる局面は想定しづらく上値の重い展開となるだろう
れる局面は想定しづらく上値の重い展開となるだろう。
5
みずほ銀行|みずほディーラーズアイ
予想レンジ:
英ポンド相場
GBP/USD
GBP/JPY
1.5200
187.50
~ 1.5700
~ 194.50
欧州資金部 本多 秀俊
■ 先月の為替相場
■ 今月の見通し
■ 今月のつぶやき(現地からの声)
7月のポンド相場は、対ドル、対円で下押し先行後、反発。対ユーロでも下押
しが先行したものの、その後、7年半ぶりの高値まで急騰、月末に掛けては
反落と上下動を見せた。
ポンドの値動きには、国外/国内、様々な要因が影響を与えた。国外要因で
は、まず、ギリシャ情勢を巡る不透明感が、ユーロの重石となってポンドの連
れ安を誘った他、リスク回避の円高がポンド/円の下押し要因となった。6月
後半から繰り返されたEU、ユーロ圏の会合はギリシャ債務再編に関し、なん
ら具体的な進展をもたらすことができず、とうとう5日には救済案受け入れの
是非を問う国民投票がギリシャで実施された。国民投票の結果は救済案拒
絶だったものの、前後して、欧州中銀が緊急流動性支援(ELA)を凍結。ギリ
シ 政府は金融機関における預金引き出し制限 送金制限など実質的な資
シャ政府は金融機関における預金引き出し制限、送金制限など実質的な資
本規制を余儀なくされた。結局、ギリシャ政府側が折れる形で、債権団の提
示した財政緊縮案を受け入れ、現在までに当座の債務返済のためのつなぎ
融資が実施され、第3次支援にむけた準備は着々と前進しているように見え
る。リスク回避という意味では、他に、中国株の暴落も、円全面高を促す要因
となり、ポンド/円の急落を誘った。中国株は、政府による売却制限/取引制
限導入が奏効し、9日を底に反発に転じたが、8日までにポンド/円は2か月
ぶりの安値となる184.96円まで下落、並行してポンドは対ドルで1.5330、対
ユーロで0.7224とそれぞれ月の安値まで下落した。
国内要因では、まず、8日に発表された補正予算が注目を集めた。「5年間で
総額370億ポンドの追加歳出削減」など予想通りの大幅追加財政緊縮は景
気阻害要因として警戒されたものの、100億ポンド程度の減額が予想された
今年度英国債発行予定額は35億ポンド減にとどまり、歳入面と併せた財政
緊縮の規模(≒景気への悪影響)は恐れたほど大きくはないとの評価が一般
的だった。14日以降のポンド反発には、英中銀カーニー総裁、従来ハト派と
目されて た同金融政策委員会 イ ズ委員などが 立て続けに英早期利
目されていた同金融政策委員会マイルズ委員などが、立て続けに英早期利
上げを示唆する発言を繰り返したことが影響した。ポンド上昇は特に対ユー
ロで顕著に進み、17日には7年半ぶりの高値となる0.6935まで上昇した。
月後半に向け、ポンドが反落に転じたきっかけは、23日に発表された英6月
小売売上高の低迷。前月比で予想外のマイナスとなり、前年比の数字も市
場予想を明確に下回った。ポンド反落は対ユーロで顕著だったが、対ドル、
対円での値動きは、直前の上昇が直近6月の高値にも大きく及ばなかったこ
とから その反落も限定的な値幅にとどまった
とから、その反落も限定的な値幅にとどまった。
8月のポンド相場は、軟調を予想。ポンド軟調を見込む理由は、まず、膨らん
だ英中銀早期利上げ期待がいったん萎む可能性を警戒するのがひとつ。ま
た、中国株の低迷がリスク回避の円高基調を招き、ポンド/円の下押し圧力と
た、中国株の低迷がリ
ク回避の円高基調を招き、ポンド/円の下押し圧力と
なる可能性や、対ユーロで7年半ぶりの高値をつけた達成感からの調整安
圧力などテクニカルな要因もポンド軟調要因となるのではないか。
先月後半には、「8月英中銀金融政策委員会で利上げ票が投じられる可能
性がある」との思惑がポンド押し上げ要因と読まれる局面があった。しかし、
仮に、8月時点で1~2票の利上げ票が入ったとしても、そのこと自体、早期
利上げには直結しない。近年、複数の利上げ票が投じられた期間は2010年
6月~2011年7月と2014年8月~2014年12月の2度あったが、英中銀は2010
年6月から現在に至るまで 基準金利を 貫して0 50%に維持してきたから
年6月から現在に至るまで、基準金利を一貫して0.50%に維持してきたから
だ。また、足許早期利上げ観測は、特に賃金上昇を根拠とするが、単月で
見ると英賃金の伸びは(含賞与・除賞与共)3月をピークに鈍化しており、今
月発表される4~6月の移動平均は、3月指数の影響が抜け落ちる結果明確
な減速を見せる可能性が高い。原油価格が軟調に推移していることや、先
月発表された補正予算に大幅な財政緊縮が盛り込まれたことによる期待イン
フレ率への影響なども、目先の物価に下振れ圧力となる可能性があろう。
中国株の先行きに関しては、そもそも、7か月弱で
212%という強烈な値上
中国株の先行きに関しては、そもそも、7か月弱で+212%という強烈な値上
がり(上海総合指数)の調整安を、「官製相場」で切り抜けようという政府の対
応に不信感を禁じ得ない。国営企業や大株主の株式売却制限だけでなく、
上場銘柄の半数を取引停止にすることで、一旦は底打ちした株価だが、歪
んだ株価形成が遠からず市場の圧力に屈する可能性は警戒される。その場
合、中国に最も身近な先進国の通貨として円が売り圧力を浴びるのか、リス
ク回避の分脈で円が逃避通貨として買われるのか、見方は分かれようが、少
なくとも当初の反応としては、後者の可能性の方が高いのではなかろうか。と
なれば 値動き 激し ポ ド/円 売り圧力が 他 主要通貨に対しても
なれば、値動きの激しいポンド/円の売り圧力が、他の主要通貨に対しても
ポンドの重石になる可能性は考えられる。
英経済指標では、4~6月平均賃金(12日)、7月消費者物価指数(18日)な
ど物価関連指標が注目される。先月失望を買った小売売上高の7月指数
(20日)にも留意が必要だろう。ここもと市場の関心が低かった英中銀金融政
策委員会だが、今月から結果発表(6日)と同時に投票内容も公表されること
から、利上げ票の有無に注目が集まろう。また、今月は英中銀四半期インフ
レ報告書も 金融政策委員会の結果発表と同時に公表される
レ報告書も、金融政策委員会の結果発表と同時に公表される。
『この国の人たちのここがスゴイ!』
英国の最大の財産は英語だと思っています。ただ、英
国人も、この言葉を世界のビジネス言語にのし上げたの
国人も、この言葉を世界の
ジネ 言語にのし上げたの
は「弟分」の強大な経済力だとわかっているので、表
立って得意がるような素振りは見せないようです。
個人的に「スゴイ!」と感心してしまうのは、グリーンベルト
です。ロンドンの各所にあるターミナル駅から、東西南北
どちらの方角に向かっても、30分も電車に乗れば、緑豊
かな丘陵地帯に突入します。ロンドンを環状に取り囲む
この緑地帯をグリーンベルトと言い、ロンドンだけでなく、
マンチェスター、ヨークなどイングランドに14箇所あるそう
ンチ スタ
ヨ クなどイングランドに14箇所あるそう
です。グリーンベルトは、無軌道な都市の拡大を抑制
し、農地を保護するなどだけでなく、市民に身近で豊か
な憩いの場を供給してくれています。夏の間は、趣味で
よくロンドン郊外まで走りに行くのですが、ロンドンから30
分あまりで、まるで絵本の中から出てきたような典型的な
イングランドの田舎の風景を堪能できると、「豊かさという
のはこういうものか」としみじみ感じ入ります。
なにがスゴイって、代々の政権が、政策なり信条の違い
はあっても、綿々とこのグリーンベルトを守ってきた事実
に感心させられます。産業革命この方、英国でも都市へ
の人口流入と宅地への需要はうなぎ上りだったはずで
す。今日でも、ロンドンの住宅価格高騰に、「グリーンベ
ルトを切り崩して宅地を造成しよう」という意見は常に聞
かれます。しかし、仮に、19世紀以降、時の為政者のひ
とりでも 「こ 森を更地にして住宅を建てよう と う判
とりでも、「この森を更地にして住宅を建てよう」という判
断を下していたら、今日のこのロンドンの姿はなかった
のでしょう。一度破壊した森を復活させるのは、王蟲に
でも手伝ってもらわない限りほとんど不可能でしょうか
ら。つまり、この国の、少なくとも政権を担うような指導者
たちは、目先の利便や人気取りだけでなく、常に、五十
年後、百年後の国の姿を見据えて政治を行っていると
いうことだと思うのです スゴイと思いませんか
いうことだと思うのです。スゴイと思いませんか。
(資料)ブルームバーグ
■ 為替の動き
200
198
196
194
192
190
188
186
184
182
180
178
1.62
1.60
1.58
1.56
1.54
1.52
GBP/USD
1.50
GBP/JPY(右軸)
1.48
15/05
15/06
15/07
15/08
(資料)ブルームバーグ
■ 株価指数の動き
7/1
7000
7/2
7/3
6800
7/7
6600
7/7
6400
6200
6000
15/05
■ 先月の注目イベント
発表日
7200
7/10
7/14 消費者物価指数(前年比) 6月
7/15 ILO失業率
3-5月
ロンドンFTSE100指数
15/06
イベント
期間
製造業PMI
6月
建設業PMI
6月
サービス業PMI
サ
ビス業PMI
6月
鉱工業生産(前年比)
5月
製造業生産(前年比)
5月
貿易収支(百万ポンド) 5月
15/07
15/08
7/15 週平均賃金上昇率(前年比) 3-5月
7/23 小売売上高(除自動車/前年比) 6月
(資料)ブルームバーグ
予想
52.5
56.5
57 5
57.5
1.6%
1.8%
-2150
0.0%
5.5%
3.3%
5.1%
結果
51.4
58.1
58 5
58.5
2.1%
1.0%
-393
0.0%
5.6%
3.2%
4.2%
前回
51.9
55.9
56 5
56.5
1.2%
0.1%
-1834
0.1%
5.5%
2.7%
4.5%
6
みずほ銀行|みずほディーラーズアイ
予想レンジ:
豪ドル相場
AUD/USD
AUD/JPY
0.7000
88.00
~ 0.7550
~ 93.00
シドニー支店 山口 美紀
■ 先月の為替相場
■ 今月の見通し
■ 今月のつぶやき(現地からの声)
7月の豪ドルは、月初0.7700近辺でスタートするも、ギリシャ懸念や上海株
式大幅下落を背景に6年振り安値0.7257を付ける展開となった。
8月の豪ドルはじり安の展開を予想。注目は、8月4日RBA理事会で追加利
下げが実行されるか否か。
月初、豪ドルは0.7700近辺でスタート。1日に発表された米6月ADP雇用統
計と米6月ISM製造業景況指数が予想対比上振れたことを受けて、0.76前半
に下落。その後、米6月雇用統計への期待から一時0.75台まで値を下げる
も、2日に発表された雇用統計が予想23.3万人を下回る22.3万人という結果
になると、豪ドルは0.76前半に反発。しかし、5日に実施されたEUが求める財
政緊縮策の受け入れ是非を問うギリシャ国民投票にて反対派が上回る結果
となり、豪ドルは節目0.75を割れ、0.74台に下落。7日に開催された豪州準備
銀行(RBA)理事会に いては 政策金利2 00%が据え置かれたことから 豪
銀行(RBA)理事会については、政策金利2.00%が据え置かれたことから、豪
ドルへの影響は限定的となった。その後、ギリシャ懸念からリスクオフの動き
が強まり、豪ドルは0.73台に下落するも、9日の豪雇用統計の就業者数が予
想(増減なし)を上回る+7.3千人と良好な結果となり、0.74後半に反発した。
今年4月に付けた安値0.7534をブレイクした豪ドルの下落が止まらない。昨
年12月、スティーブンRBA総裁は「豪州経済回復には為替レート0.75ドルが
適切」と発言したが、現状、このレベルも下抜けている。テクニカル的にも目
立ったポイントが無いため、下支えされにくく、豪ドルは軟調な展開を予想す
る。
『この国の人たちのここがスゴイ!』
英語を母国語とするオーストラリアは、早くから積極的
に移民を受け入れ、海外出身者が全人口の25%以上を
占める多民族国家です。それ故、オーストラリア人を一
般に特徴づけることは難しいが、一般的には陽気で、気
さく、親しみやすいのが特徴。彼らの気質をあらわす言
葉に「Mateship」というものがあり、それは、困っている人
を助ける仲間・平等意識を意味しており、元々、イギリス
移民が興した荒れ果てた広大な大地を開拓していくた
めには助け合うことが不可欠とされ、また、本国イギリス
階級社会 の反発から平等意識が芽生えたと言われて
階級社会への反発から平等意識が芽生えたと言われて
います。
澄んだ空気と降雨量が少ないことが特色の気候は、国
土の39%が熱帯で、定期的に降雪が見られるのはタス
マニア州と本土の東南部のみで、とても過ごしやすいで
す。ここで暮らす人々の生活レベル・質は非常に高く、
実際、暮らしの11分野についてOECDが36か国間を比
較
調査している指標 より良い暮らし指標(BLI)におい
較・調査している指標「より良い暮らし指標(BLI)におい
て、オーストラリアは2014年度、総合ランキング1位に輝
いています(日本は20位)。
また、2014年7月8日の日豪首脳会談にて、日豪EPA
および同協定への署名が行われました。今後、関税面
での優遇措置により、両国間貿易がより促進されること
が期待されます。かかる中、みずほ銀行は、2015年3月
24日にオーストラリア貿易促進庁(オーストレード)と業
務提携し 今後さらに 積極的に日系企業さま オ
務提携し、今後さらに、積極的に日系企業さまのオース
トラリア進出を支援して参ります。投資環境として魅力あ
るオーストラリアと日本をつなぎ、両国の経済発展およ
び関係向上にお役立てれば幸いです。「結局、宣伝か
い!」とツッコミたくな方もいるかと思いますが、「No
Worries!」と温かい目で見守っていただければと思い
ます。今月も最後まで読んでいただきありがとうごうざい
ます Thanks Mate!
ます、Thanks
10日にイエレン米FRB議長の「労働市場にはまだ緩みが存在する一方で、
年内の利上げが妥当」とタカ派の内容が伝わり、豪ドルは0.74前半に下落。
15日の議会証言にて、イ
レン議長が もし経済が予想通り回復するなら、
15日の議会証言にて、イエレン議長が「もし経済が予想通り回復するなら、
経済状況によって今年のどこかの時点で利上げが適切になる可能性が高
い」と述べた。同日、カナダ中銀が今年2回目となる25bpの利下げを実施。イ
エレン議長のタカ派コメント、資源国カナダ中銀の利下げを受け、豪ドルは
0.73半ばに大幅下落。しかし、翌日、ギリシャ議会が財政改革法案を可決し
たことから、リスクオンの動きが強まり、豪ドルは0.74台に戻す展開となった。
21日、RBA議事要旨が公表されるも市場の反応は限定的。翌日、注目の
豪
豪4~6月期消費者物価指数(CPI)は前年比+1.5%と予想同+1.7%を下
月期消費者物価指数(
)は前年比
%と予想同
%を下
回ったが、RBAが注視しているトリム平均値は同+2.2%(予想:同+2.1%)・加
重中央値は同+2.4%(予想:同+2.3%)市場予想を若干上回る等、強弱入り
混じる結果を受けて、豪ドルの動意は限定的となった。24日、HSBC中国製
造業PMIが予想を下回る結果となると、0.72半ばに大幅下落。翌週、上海株
式の大幅続落を背景に、豪ドルは6年振りに0.7257の安値を付けた。また、
FOMC声明文では9月利上げに関するヒントが示されず、豪ドルは動意無く、
横ばい推移
横ばい推移。
(資料)ブルームバーグ
■ 為替の動き
0.84
98
97
96
95
94
93
92
91
90
89
88
0.82
0.80
0.78
0.76
0.74
AUD/USD
0.72
AUD/JPY(右軸)
0.70
15/05
15/06
15/07
15/08
RBAは今年に入り、2月・5月と2回利下げを行っている。いずれもRBA理事
会後にRBA四半期金融政策報告書が発表されており 今月8月のRBA理事
会後にRBA四半期金融政策報告書が発表されており、今月8月のRBA理事
会及び四半期金融政策報告書の発表に注目が集まる。スティーブンスRBA
総裁は講演にて緩和的な金融政策継続を示しているものの、シドニーやメ
ルボルンを中心とした住宅価格の高騰や、7月22日に発表された4~6月期
CPI(特にRBAが注視しているトリム平均値と加重中央値)はRBAが目標とし
ている2~3%に収まっていることから、利下げの必要性が危機迫っていると
は感じ取れず、RBAの利下げは8月ではなく年後半と考える。 一方、米国
はイ
レンFRB議長が年内の利上げを示唆している。利下げを展望する豪
はイエレンFRB議長が年内の利上げを示唆している。利下げを展望する豪
州と利上げを展望する米国の金融政策の方向性の違いから豪ドルはじりじり
と下落すると考えている。
直近、商品価格の下落が目立っている。NY原油先物(WTI)は4か月振り、
鉄鉱石(鉄分62%)は7年振り、LME銅先物は6年振り、NY金先物は5年半振
りの安値を付けた。米国と英国の各商品取引所で取引されている先物取引
価格から算出されるCRB商品指数も約6年半振りの安値水準を付けている。
こうした要因も
こうした要因も、コモデティ通貨とされる豪ドルの下押し圧力がとして働くと考
デテ 通貨とされる豪ド
下押し圧力がとして働くと考
えている。
尚、8月の豪州注目経済指標は、貿易収支・小売売上高・RBA理事会(4
日)、豪雇用統計(6日)、RBA四半期金融政策報告書(7日)、RBA議事録(18
日)を考えている。
(資料)ブルームバーグ
■ 株価指数の動き
6000
5900
5800
5700
5600
5500
5400
15/05
15/06
15/07
■ 先月の注目イベント
発表日
S&P/ASX200指数
15/08
(資料)ブルームバーグ
イベント
期間 予想
結果
前回
7/1 住宅建設許可件数[前月比] 5月
1.2%
2.4% ▲5.2%
7/2 貿易収支
5月 ▲2225M▲2751M▲4136M
7/3 小売売上高[前月比]
5%
0
3% ▲0
1%
5月 0
0.5%
0.3%
▲0.1%
7/7 RBAキャッシュレート
2.00% 2.00% 2.00%
7/9 雇用者数変化
6月 0.0千人 7.3千人 40.0千人
7/9 失業率
6月 6.1%
6.0%
6.0%
7/10 住宅ローン[前月比]
5月 ▲3.0% ▲6.1% 0.7%
7/21 RBA議事録
7/22 消費者物価指数[前年比] 2Q
1.7%
1.5%
1.3%
7
みずほ銀行|みずほディーラーズアイ
予想レンジ:
カナダドル相場
USD/CAD
CAD/JPY
1.1900
91.42
~ 1.3400
~ 101.00
米州資金部 高橋 勝彦
■ 先月の為替相場
■ 今月の見通し
■ 今月のつぶやき(現地からの声)
月初、ギリシャ情勢を受けたリスク回避の動きが広がり、また原油価
格が再び1バレル50ドル割れを視野に入れる展開となったことで、リ
スクに敏感な資源国通貨の売りが市場全体で強まった。ドル/カナダ
クに敏感な資源国通貨の売りが市場全体で強ま た。ドル/カナダ
ドルも一時1.2780まで高値を伸ばし、年初来高値の1.28台前を視野に
入れる水準までカナダドル安が進んだ。その後、カナダ6月雇用統計
で、雇用者数は▲6.4千人減と市場予想▲1万人減より小幅の減少に留
まり、また、失業率は6.8%と予想6.9%を下回ったことを受けて、ド
ル/カナダドルは1.2700近辺から1.2663近辺までカナダドルが買われ
た。しかし、その後原油安や米債利回りが上昇する展開になったこと
から、ドル/カナダドルはカナダ6月雇用統計を受けた下落分を消す動
きに
きに。
月中、イラン核開発協議を進めていたイランと主要6か国が合意に達
したことで、原油価格は供給増の思惑から下落、特に原油生産量の多
いカナダ経済の重石となるとの懸念から、カナダドルに売りが強ま
り、ドル/カナダドルは1.28水準に上昇した。その後、注目されたカ
ナダ政策金利(翌日物貸出金利)発表で、カナダ中銀は政策金利を
0.25%引き下げ、0.50%とした。市場事前予想は据え置きと利下げが
ほぼ半々に分かれていたことから、サプライズとなり、ドル/カナダ
ドルは一気に買いが強まり一時1.2958まで上昇し、リーマンショック
前の高値を更新した。その後は、良好な米経済指標を受け、米年内利
上げ開始観測が高まり、米債利回りが上昇する中、ドル高・カナダド
ル安基調が継続し、ドル/カナダドルは2009年3月以来の1.3台まで上
昇した。
月後半、良好なカナダ小売売上高を受けて、カナダドルが買われた場
面も一時見られたが、カナダ中銀の追加利下げも見込まれ、かつ原油
の下げが止まらず下値を模索する展開が続いたことで、カナダドル売
下げが止まらず下値を模索する展開が続 たことで カナダド 売
りが加速、ドル/カナダドルは一時1.3103まで上昇(カナダドル安)
した。
カナダ中銀は、今回の利下げ措置に伴い、4~6月期の成長見通しを前
年比▲0.5%に下方修正し、更に2015年通年の見通しも+1.1%に下方
修正した。景気後退の明言は避けていたが、カナダ経済は厳しい状況
に陥っていることは明らか。商品市況の下落がじわりと進行し、原油
価格は依然として反転の兆しが見られてないことで、資源関連の設備
投資は復活が見込めそうにないほか、中国経済の更なる鈍化が見込ま
れる為。景気後退が意識される弱さを示し始めているカナダ経済に
とって、資源企業からの設備投資がどの程度回復するかが重要な要因
となり、それには原油価格の下げ止まりが必要である。米国の利上げ
に焦点があたる中、カナダ中銀の追加利下げも見込まれ、更に為替市
場全体で資源国通貨は上値重い展開が予想される為 しばらくはカナ
場全体で資源国通貨は上値重い展開が予想される為、しばらくはカナ
ダドルは下値模索が続くと予想。
『この国の人たちのここがスゴイ!』
"カナダの人たちのここがスゴイ!”といえば、まず“皮膚感
覚”でしょうか...。
覚
でしょうか...。
おそらく、『ディーラーズアイ』を執筆している支店のなか
で、緯度の高いところにあるひとつが、わがトロント支店か
と思います。
冬の寒さのネタにはつきませんが、毎年、氷点下20~30
度が数日続いたあとに、突然0℃近くまで、あるいは0℃を
超えて気温が上昇することがあります。そんな日は、急に
春を飛び越えて、まるで夏が来たかのような錯覚に陥り、
半そで&短パン姿で全身で太陽を ンジ イ!という人が
半そで&短パン姿で全身で太陽をエンジョイ!という人が
多数現れます。ですが、実際に気温は真冬の0℃ですの
で、本音を言えば寒いのだと思うのですが、そうは見えな
いところがスゴイ!と思います。
また、1年中スゴイ!と思ってしまうのが、コーヒーの飲み
方です。カナダでコーヒーショップに入ると、あちこちで“ダ
ボーダボー”という声が聞こえてきます。実は、
Double,double と言っており、 砂糖倍増、ミルクとクリ
“Double,double"と言っており、「砂糖倍増、ミルクとクリー
ムも倍で」、という意味です。コーヒーの褐色の色も苦味も
薄れてしまいますが、これがカナダのスタンダードという感
じで、“エクストララージ、ダボーダボー”を普通にオーダー
するカナダ人はスゴイ・・・。
(カナダ支店 岩田 保子)
(資料)ブルームバーグ
■ 為替の動き
USD/CAD
1.36
1.34
1.32
1.30
1.28
1.26
1.24
1.22
1.20
1.18
1.16
94
96
98
15/06
/
15/07
/
S&Pトロント総合指数
15200
CAD/JPY(右軸、逆目盛)
15/05
/
(資料)ブルームバーグ
■ 株価指数の動き
92
15/08
/
14800
14400
100
14000
102
13600
15/05
15/06
15/07
15/08
■ 先月の注目イベント
発表日
イベント
期間
7/10 失業率
6月
7/10 雇用者ネット変化率
6月
7/15 カナダ銀行翌日物貸出金利
7/15
7/17 消費者物価指数(前年比) 6月
7/17 CPIコア(前月比)
6月
7/17 CPIコア(前年比)
6月
7/23 小売売上高(前月比)
5月
7/23 小売売上高(除自動車)
5月
7/31 GDP(前月比)
5月
7/31 GDP(前年比)
5月
(資料)ブルームバーグ
予想
6.9%
-10.0K
0 5%
0.5%
1.0%
-0.1%
2.2%
0.6%
0.8%
0.0%
0.8%
結果
6.8%
-6.4K
0 5%
0.5%
1.0%
0.0%
2.3%
1.0%
0.9%
-0.2%
0.5%
前回
6.8%
58.9K
0 5%
0.5%
0.9%
0.4%
2.2%
-0.1%
-0.5%
-0.1%
1.2%
8
みずほ銀行|みずほディーラーズアイ
予想レンジ:
韓国ウォン相場
USD/KRW
KRW/JPY
JPY/KRW
1140
10.30
9.05
~
~
~
1190
11.05
9.83
ソウル資金室 吉田 史門
(注)100韓国ウォンあたりの対円レート
■ 先月の為替相場
■ 今月の見通し
■ 今月のつぶやき(現地からの声)
7月のドル/ウォン相場は、昨年末から続いた1070-1130ウォンを中心としたレ
ンジ相場を大きく上抜け、上昇基調の強い相場展開となった。
8月のドル/ウォン相場は堅調に推移することが予想される。
『この国の人たちのここがスゴイ!』
7月のドル/ウォン相場はオフショア市場を主導に上昇した。中国の株式市
場が下落し始めた6月中旬以降、外国人投資家による韓国株の売り越しが
目立っている。中東呼吸器症候群(MERS)を受けて混迷する韓国経済と最
大貿易国である中国の経済不振などから、外国人投資家は韓国株のロング
ポジションを解消しているようにも思える。BOKは、7月金融通貨委員会で成
長見通しを従来の3.1%から2.8%に引き下げており、23日に発表された4~
6月期韓国GDP前年比は+2.2%と市場予想を下回った。成長鈍化の主な要
因はMERSの発生で、政府は11兆ウォンの景気対策を含む財政補強案を発
表 ただ その内容に いて韓国国内では 懐疑的な見方が広が ている
表。ただ、その内容について韓国国内では、懐疑的な見方が広がっている。
2015年上期の外国人投資家による韓国株の買い越しが約8兆ウォンで、7月
の売り越しは約2兆ウォン程度であることから、外国人投資家が韓国株を売る
余地はまだあり、ドル/ウォン相場の押し上げ要因になり得るだろう。
また、21日にチェ・ギョンファン企画財政部長官が「最近のウォン安はドル
高の影響であり、偏りはない」との見方を示した。また、税制優遇による海外
投資促進策を発表しており、政府はウォン安を容認していることも、ドル/ウォ
ン相場の上昇をサポートするだろう。
韓国の人のスゴイ!ところは、感覚、感情でしょうか。昔
韓国の人の
イ!ところは、感覚、感情でしょうか。昔
の日本のような人情が生きている感じがします。
もちろん全ての人がそうというわけではないですが、感
情的にはまった場合、とことん味方になってくれる一方、
感情的にはまらなかったり嫌悪感がある場合、理論は関
係なくなってしまいます。
基本的には非常に日本人に似ていて真面目なため、
一緒に仕事もしやすいと思うのですが、このフィーリング
に左右される面も大きいようです
に左右される面も大きいようです。一旦はまると、メール
旦はまると メ ル
の返答がびっくりするくらい早かったり、こんな時間まで
仕事してるのかと思うほど熱心なこともある一方、フィーリ
ングが合わないと、無視に近いことがあります。また、韓
国内ではよく見かけるのですが、一旦怒りを買ってしまう
と、(もちろん感情だけではないでしょうが)長期間のデ
モにも繋がってしまう場合もあるようです。(山口)
月初、ギリシャ情勢や中国株への懸念を受けて先行き不透明感が強まる
中、ドル/ウォン相場は1118.8ウォンでオープン。ギリシャの国民投票を控
え、1~3日は1120ウォン近辺で様子見ムードの強い相場となった。3日の寄
り付き直後に月安値の1112.5ウォンをつけるも、これは市場参加者によるシ
ステム誤入力と言われている。ギリシャ国民投票(5日)において緊縮策の受
け入れが否決されたことで、週明け6日からリスクオフムードが強まり、ドル/
ウォン相場は上昇基調に転じた。その後、ギリシャ債務問題の進展が見られ
ない中 8日に中国株式市場が急落 これを受け ドル買い圧力が強まり ド
ない中、8日に中国株式市場が急落。これを受け、ドル買い圧力が強まり、ド
ル/ウォン相場は2015年3月につけた直近高値(1136.4ウォン)を更新。た
だ、その後、中国株式市場の下落が一服したことや、韓国中銀(BOK)の金
融通貨委員会(8~9日)において、全会一致で政策金利の据え置きが決
まったことから、ドル/ウォン相場は1130ウォン近辺で小動きとなった。
月央、ドル/ウォン相場はさらに上げ幅を拡大。13日、ギリシャの金融支援
再開について合意に達したことが報じられ、市場の焦点は米ファンダメンタ
ルズに移行。15~16日に行われたイエレン米FRB議長の議会証言で年内利
上げが適切との姿勢が改めて確認されたことや米経済指標が総じて堅調な
結果となったことから、ドル/ウォン相場は高値を更新。20日には、終値ベー
スで1150ウォン台をつけた。
7月のドル/ウォン相場は、直近高値(2015年3月、1136.4ウォン)に加え、
2013年6月の高値である1163.5ウォンをも更新した。モメンタムとしては、
2012年5月の高値である1185.6ウォンを試しに行く展開が予想される。
月後半も、ドル/ウォン相場の上昇基調は継続。21日にチェ・ギョンファン企
画財政部長官が「最近のウォン安はドル高の影響であり、偏りはない」との見
方を示したことで
方を示したことで、一部で警戒されていたスムージングオペレーションに対
部で警戒されて た ム ジ グオペ
に対
する警戒感が後退。加えて23日に発表された韓国4~6月期GDPが前年比
+2.2%と市場予想を下回った。これらを受けて、オフショア市場を中心にドル
/ウォン相場は上昇、23日には2013年6月につけた高値(1163.5)を更新。そ
の後、実需フローも絡んだことから、上値はやや重かったものの、引き続き、
高値を更新。結局、ドル/ウォン相場は前月末対比54.5ウォン上昇し、1170.0
で引けた。
(資料)ブルームバーグ
■ 為替の動き
1190
USD/KRW
1170
KRW/JPY(右軸、逆目盛)
10.4
10.5
10.6
10 7
10.7
10.8
10.9
11.0
11.1
11.2
11.3
1150
1130
1110
1090
1070
1050
15/05
15/06
15/07
15/08
(資料)ブルームバーグ
■ 株価指数の動き
2200
韓国総合株価指数
2150
2100
2050
2000
1950
15/05
15/06
15/07
(資料)ブルームバーグ
■ 先月の注目イベント
発表日
イベント
7/1 消費者物価指数(前年比)
7/1 CPIコア(前年比)
7/2 国際収支:経常収支
7/8 対家計銀行貸出(韓国ウォン)
7/9 韓国銀行7日間レポレート
7/15 失業率(季調済)
7/23 GDP(季調済/前期比)
7/23 GDP (前年比)
7/31 鉱工業生産(前年比)
(
)
期間
Jun
Jun
May
Jun
Jun
2Q P
2Q P
Jun
予想
結果
前回
0.7%
0.7%
0.5%
2.2%
2.0%
2.1%
$8653.2M $8135.7M
-KR526.7T KR537.2T
-1.5%
1.5%
1.5%
4.0%
3.9%
3.9%
0.4%
0.3%
0.8%
2.3%
2.2%
2.5%
-2.0%
1.2%
-3.0%
15/08
9
みずほ銀行|みずほディーラーズアイ
予想レンジ:
台湾ドル相場
USD/TWD
TWD/JPY
31.00
3.87
~
~
台北資金室 辻野 順治
31.70
4.05
■ 先月の為替相場
■ 今月の見通し
■ 今月のつぶやき(現地からの声)
7月のドル/台湾ドル相場は、台湾ドル安が進行。
8月のドル/台湾ドル相場は、小幅台湾ドル安を見込む。FOMC声明文で
は、利上げ時期は経済統計次第というスタンスに変更が見られなかったが、
改めて9月利上げが意識されており、米経済統計の好調が続けば、9月利上
げの蓋然性が高まり、一段の米ドル高、台湾ドル安を見込む。
『この国の人たちのここがスゴイ!』
・老若男女問わず、酒が強い人はとことん強い。
・大学院卒や海外留学経験者が多い。
大学院卒や海外留学経験者が多い。
・出産休暇は2か月で職場に復帰。
・旧正月を始め、暦の行事を大切にする。親族の集まり
が多い結果、女性でも麻雀が出来る。
・新しいものが好き。長蛇の列に並ぶことを苦にしない。
など、周りの人から思い当たるのは、こんなところです。
見習わなければならないと思うのは、子供、妊婦、老
人に優しいという点です 公共交通機関で 子供 妊
人に優しいという点です。公共交通機関で、子供、妊
婦、老人を見かけたら、席を譲るということが、義務感や
使命感を感じさせず、極めて自然に行われます。また、
幼児連れで飲食店に行っても、店員や他のお客が可愛
がってくれたり、そこそこ高級な店にも幼児連れで行け
るなど、特に子供には優しいです。
夫婦共働きで子育てもするというのが当たり前になっ
ていますが、それを実現するインフラ・文化が整っている
というのもスゴイところです。保育所などのインフラ整備
は日本でも進んでいますが、お祖父さん、お祖母さんが
孫の面倒を見るという文化は日本では取り戻しきれない
気もします。祖父、祖母が遠隔地に住んでいる場合で
も、平日はまるごと子供を預けて働いている人もおり、一
族一体で、子育て、女性のキャリア維持が図られていま
す これら
す。これら、一族の一体感は、暦の行事(旧正月は両家
族
体感は 暦 行事(旧正月は両家
の親の元に集まる。墓参りの日は墓参りする。)によっ
て、維持されているのかもしれません。もちろん嫁姑問
題もあるようですが、暦の行事というのは、これらのソフト
なインフラを維持していくための先人の知恵だったので
は?などと想像が膨らみます。
7月のドル/台湾ドル相場は、30.85近辺でオ
7月のドル/台湾ドル相場は、30.85近辺でオープン。1日、米6月雇用統計
プン。1日、米6月雇用統計
発表を控えた米ドル高の動きに追随し、30.90台へ。2,3日は、米ADP雇用統
計や米6月非農業部門雇用者数などの材料があったものの、週末のギリシャ
住民投票を控え、30.90近辺で一進一退。6日は、ギリシャ住民投票結果を
受け、リスクオフの雰囲気が漂う中、30.95付近へと小幅台湾ドル安。7日も、
30.95~31.00で一進一退。8日は、台湾、中国での株価急落により、朝方か
ら31.00を越え、31.05近辺まで上昇。9日も、朝方は不安定な株価動向によ
り、31.15近辺まで台湾ドル安が進行したが、中国株の反発以降は、31.00近
辺まで値を戻した
辺まで値を戻した。
13日は、ギリシャ協議合意が伝わった後も動きは鈍く、31.00近辺での取
引。14日、15日は、米金融政策へ関心が移り、イエレンFRB議長の議会証言
を控えて、31.00~31.05で膠着。16日は、前日のイエレンFRB議長証言を受
けた米ドル高進行により、31.05~31.10へと小幅台湾ドル安。17日は、前日
まで他通貨比、米ドル高への反応が鈍さが見られたため、もう一段の台湾ド
ル安が進み、31.10を突破。
20日は、前週金曜日発表の米消費者物価などが堅調な結果となったこと
で、小幅台湾ドル安が継続し、31.10~31.15での取引。21日は、前日、米セ
ントルイス連銀総裁が9月利上げの可能性は50%以上と発言したと報じら
れ、31.20まで台湾ドルが下落。22日は、米主要企業決算が市場予想未達と
なり、米ドルが下落に転じたものの、台湾株式の下落もあり、31.20近辺での
取引が継続。23日は、台湾株式続落もあり、台湾ドルは31.25付近へ下落。
24日は、一段安。弱い財新中国製造業PMIの発表後、人民元が大きく下落
日は
段安 弱 財新中国製造業
発表後 人民元が大きく下落
すると、台湾ドルも31.30をあっさり突破し、午後には、31.40も突破。27日も続
落となり、31.50を越えたが、急ピッチな下落や月末の実需フローもあり、一
旦は頭打ちとなり、28日も31.50付近で膠着。29日は若干、リスクオフモード
も和らぎ、31.45付近へ反発。30日も、FOMCの影響は限られ、31.45を中心
に一進一退。但し、31日は、弱い台湾4~6月期GDPを受け、31.55付近へ下
落。午後には31.60付近まで下落する場面も見られた。
(資料)ブルームバーグ
■ 為替の動き
USD/TWD
32.2
32.0
31.8
31.6
31.4
31.2
31.0
30.8
30.6
30.4
30.2
TWD/JPY(右軸、逆目盛)
15/05
15/06
15/07
15/08
台湾6月貿易統計(米ドル換算)は、微増。年始から原油価格下落を受け
て化学関連の輸出金額減少が見られていたが、6月統計では電機電子、通
信関連の輸出落ち込みが目立ち、輸出のマイナス幅が拡大している。その
他、輸出受注や鉱工業生産の他、4~6月期GDP速報も市場予想を大きく下
回っており、先行きの電子電機業界の伸び悩みを反映した株価下落とも平
仄の取れた結果とな ている 台湾企業の国際競争力だけ急激に落ち込
仄の取れた結果となっている。台湾企業の国際競争力だけ急激に落ち込
み、中国経済は問題無いという可能性は低く、中国経済の鈍化と表裏一体
と言え、注視が必要だろう。
ギリシャ問題も終わり、米金融政策見通しが最大の関心事。先月の状況と
同じく、貿易黒字の伸び鈍化、台湾株式市場での外国人投資家売り越しの
継続(1~5月累計流入額+2,492億台湾ドルに対し、6月流出▲848億台湾ド
ル、7月流出▲507億台湾ドル)という状況であり、米ドル高に反応しやすい
状況になってきている。貿易黒字の拡大や外国人投資家の株式買い越しが
強まる以前の3月中旬の状況を見ると、米ドルインデックスが100ptに達した
際、ドル台湾ドルは31.60台での取引であった。米ドルインデックスとの連動
は従来から見られており、米ドルインデックスが再度、100越えを試す場面で
は、台湾ドルも31.60台への下落余地があると見ている。また、中国の経済・
株価動向を起点としたリスクオフ局面では台湾株式の下落に連動した台湾ド
ル安が見込まれることから、先月に続き、リスクオン、リスクオフのいずれにし
ても台湾ド 安と う展開を想定する
ても台湾ドル安という展開を想定する。
(資料)ブルームバーグ
■ 株価指数の動き
10000
3.75
9800
3.80
9600
3.85
9400
3.90
9200
3.95
9000
7/23
4.00
8800
7/31
4.05
8600
4.10
8400
15/05
台湾加権指数
7/7
7/7
7/7
7/20
7/22
15/06
15/07
(資料)ブルームバーグ
■ 先月の注目イベント
発表日
3.70
イベント
CPI(前年比)
輸出(前年比)
輸入(前年比)
輸出受注(前年比)
失業率
鉱工業生産(前年比)
GDP(前年比)
期間
6月
6月
6月
6月
6月
6月
2Q
予想
-0.70%
-6.00%
-17
60%
17.60%
-6.00%
3.75%
-3.30%
2.620%
結果
-0.56%
-13.90%
-16
10%
16.10%
-5.80%
3.76%
-1.35%
0.640%
前回
-0.73%
-3.80%
-5
40%
5.40%
-5.90%
3.75%
-3.46%
3.370%
15/08
10
みずほ銀行|みずほディーラーズアイ
予想レンジ:
香港ドル相場
USD/HKD
HKD/JPY
7.7500
15.79
~ 7.7600
~ 16.38
香港資金部 Ken Cheung
■ 先月の為替相場
■ 今月の見通し
■ 今月のつぶやき(現地からの声)
【7月の香港ドル直物相場:米国の利上げ観測の高まりを受けつつも落ち着
いた動き】
今月の米ドル/香港ドルスポット市場は株式市場の急落とそれに伴う資本流
今月の米ドル/香港ドル
ポット市場は株式市場の急落とそれに伴う資本流
出を受け、7月初旬には7.7564近辺まで米ドル高香港ドル安が進行した。そ
の後、株式市場が安定を取り戻すと、米ドル/香港ドルは7.7510近辺まで値
を戻した。他のアジア新興国通貨が米国の利上げ観測の高まりを受け通貨
安圧力に晒された一方で、香港ドル相場については大きな影響を受けな
かった。
【8月の香港ドル直物相場:米国の利上げ観測により香港ドル安が進行する
可能性あり】
短期的な見通しでは、米ドル/香港ドルは米国の利上げ観測を受け上昇す
る(米ドル高香港ドル安)リスクに晒されている。具体的には、他の新興国通
貨が資本流出に悩まされている一方香港ドルは大きな影響を受けず安定し
ているが、新興国通貨の更なる通貨安と米国の利上げにより米ドル/香港ド
ルは今後更に上昇する(米ドル高香港ドル安)かもしれない。また、9月の
FOMC会合の結果次第では、米ドル/香港ドルは更に上昇する可能性があ
る。更に、最近の香港株式市場の暴落は、香港株式市場に上場している中
国企業株が中国株式市場での株売りの代替策として取り扱われ得ることを
証明したが 今後これが資本流出を引き起こし 香港ドル売り圧力をかけるこ
証明したが、今後これが資本流出を引き起こし、香港ドル売り圧力をかけるこ
とになるかもしれない。
『この国の人たちのここがスゴイ!』
香港は世界の中でも有数の忙しい都市なので、香港の
人々はとにかくせっかちです。エスカレーターに乗る際
人
はとにかくせ かちです。
カ
タ に乗る際
も、香港の人々は常にエスカレーターを駆け上り、片側
に立ってじっとしているのはそもそも選択肢にありませ
ん。そのせいか香港のエスカレーターのスピードは日本
と比較しても格段に速いです。また、香港の人々は仕事
中毒です。香港人のほとんどは一日中ずっと働いてお
り、彼らにとって睡眠は贅沢なものです。こういう理由で
香港の人々にとって時間はとても貴重なので、彼らは辛
抱強く待 ことが出来ません 駅で電車を5分待 ことも
抱強く待つことが出来ません。駅で電車を5分待つことも
彼らにとっては長すぎます。駅のプラットフォームでは香
港の人々の不満の声があちらこちらで聞こえるでしょう。
常に時間を気にしていることで香港の人々は多大なスト
レスを抱えており、また彼らは彼らの子供にも同様の精
神を受け継いでいきます。子供が生まれる前から、両親
は子供の保育園の手配をしなければなりません。子供
が成長すると、子供のスケジュ
ルは塾や音楽教室等、
が成長すると、子供のスケジュールは塾や音楽教室等、
とどまることのない習い事の数々でいっぱいになります。
また、その次は試験や多くの競争が待ち受けているで
しょう…なんとも世知辛い世の中です!
【7月の香港ドル金利:落ち着いた動き】
今月の香港ドル金利は安定を維持し 3か月物のHIBORは0 3860%から
今月の香港ドル金利は安定を維持し、3か月物のHIBORは0.3860%から
0.39085%のレンジで推移した。米ドルと香港ドルの金利スワップスプレッド
は縮まり、5年物では7月初旬に0.225%から0.1%にまで縮小した。一方、中
期~長期のHIBOR-LIBORベーシススワップは需給要因により拡大した。
【7月の香港株式市場:月前半は急落が続くも中国本土株式市場の安定後
は反発】
ンセン指数は7月初旬の中国株式市場の暴落とギリシャ危機を受け急落
ハンセン指数は7月初旬の中国株式市場の暴落とギリシャ危機を受け急落
し、1日の下落幅がアジア金融危機以来となる▲8.56%を記録した。ハンセ
ン指数は安値となる22,837をつけた後、中国政府による様々な株式市場救
済策-中国本土上場銘柄の半分超の取引停止、国営機関に対する株購入
の命令等-により中国株式市場が落ち着き始めると、急激に反発し25,000
を超えるレベルまで回復した。7月は総じて、香港株式市場は中国株式市場
とより密接に相関性をみせる結果となった。中国株式市場の暴落を受け多く
の銘柄の売買停止が起こると、代替手段として中国の投資家は香港株式で
ポジ
ポジションを手仕舞う動きをとった。また、海外投資家は中国株式市場への
を手仕舞う動きをと た また 海外投資家は中国株式市場
アクセスが制限されているため、同様に香港株式市場に売りが殺到した。
(資料)ブルームバーグ
■ 為替の動き
USD/HKD
7.77
14.6
HKD/JPY(右軸、逆目盛)
15.0
7 76
7.76
15.4
【8月の香港ドル金利:米国の利上げ観測の高まりを受けた米ドル金利上昇
に伴い香港ドル金利も上昇する見込み】
8月の香港ドル金利は米国の利上げ観測の高まりを受けた米ドル金利の上
昇に沿い、上昇基調となるものと予想する。米ドル金利は今年中に上昇する
見込みであるため、香港ドル金利についてもドル
ッグ制の下で上昇するも
見込みであるため、香港ドル金利についてもドルペッグ制の下で上昇するも
のと予想する。一方、現在の香港株式市場はIPOにあたっては魅力的な環
境ではないため、IPOに関する要因は金利市場に影響を与える大きな材料
にはならないと考えられる。
(資料)ブルームバーグ
■ 株価指数の動き
27500
26500
25500
15.8
7.75
16.2
7.74
15/05
15/06
15/07
15/08
24500
23500
22500
15/05
15/06
15/07
(資料)ブルームバーグ
期間 予想
結果
前回
7/6
-6月
49.20
47.60
7/7
-6月
$340.8B$344.9B
7/17
-0 29% 0
30%
6月
0.29%
0.30%
7/20
3.2%
6月
3.2%
3.2%
7/21 CPIコンポジット(前年比) 6月
3.1%
3.1%
3.0%
7/27 輸出(前年比)
6月 -4.0%
-3.1%
-4.6%
7/27 輸入(前年比)
6月 -3.5%
-2.0% -4.7%
7/27 貿易収支
6月 -40.1B -45.8B -40.1B
香港ハンセン指数
28500
■ 先月の注目イベント
発表日
イベント
日経香港PMI
外貨準備高
総合利率
失業率(季調済)
15/08
11
みずほ銀行|みずほディーラーズアイ
予想レンジ:
中国人民元相場
USD/CNY
6.2000
CNY/JPY
19.46
100JPY/CNY 4.8900
~ 6.2200
~ 20.50
~ 5.0700
みずほ銀行(中国)有限公司 中国為替資金部 鷲足 知子
■ 先月の為替相場
■ 今月の見通し
■ 今月のつぶやき(現地からの声)
【為替相場:6.20後半でもみ合い】
7月の中国人民銀行(中央銀行、PBoC)仲値、ドル人民元実勢相場は共に
もみ合い。PBoC仲値は6.11半ばを挟んでの推移、ドル人民元は6.20後半で
膠着の展開となった。急落する株式相場や人民元国際化に向け、為替相場
を安定させたい中国当局の意図が明確に見て取れる展開となった。
【為替相場:レンジ内での推移か。引き続きPBoCの仲値設定に注目】
『この国の人たちのここがスゴイ!』
国務院は7月24日、輸出入の安定成長を促進するための政策意見を公布。
その中でPBoCの所管として人民元レートの変動幅の拡大を明記。人民元が
米ドルに対して値下がりすれば、中国からの輸出に有利に働くことが予想さ
れる。
一方で、発表された4~6月期GDPは前年比+7%と前期から横ばい、6月単
月の経済指標については内外需ともに前月から伸びが小幅に加速し、改善
の兆しを見せている状況である。8月のドル人民元相場も株式相場が安定性
を欠くことが予想される中、急激な変動は望めない。一方で国務院意見に鑑
みると 来月中に変動幅拡大となる可能性はきわめて低い事が予想されるも
みると、来月中に変動幅拡大となる可能性はきわめて低い事が予想されるも
のの、年末に向けて変動幅が拡大されるタイミングでは、現在の緩和的な金
融政策下においては、オフショア人民元につられる形で元安進行となる可
能性が高い。
また、9月に予定されている米オバマ大統領との首脳会議に向けて、当局が
仲値を意図的な値に設定するかどうかについても、引続き注目が集まる。
中国4千年の歴史と言われるように、中国にいると、自然
/文化等あらゆる面で壮大な歴史を感じる事が多いで
す。その中でも、世界三大料理の一つに数えられる中
華料理について紹介したいと思います。
中華と言えば、エビチリ、チンジャオロース、麻婆豆腐と
いったイメージが強いと思いますが、一口に中華料理と
いっても実は北から南まで地域によって全く違った料理
を楽しめます。
一方でオフショア人民元は株価下落、発表された軟調な経済指標で元安方
向に反応。
月初はオンショアとほぼ同水準で推移していたが、急落する株式相場に対し
て、中国当局が短期間に一連の株価支援策を発表した事でリスクオフの流
れが強ま たことや またリバ スレポによる資金供給により市場流動性を供
れが強まったことや、またリバースレポによる資金供給により市場流動性を供
給した事を背景にドルオフショア人民元は6.22後半まで上昇。一連の株価
支援策が奏功し、株価が安定すると次第に6.21台までまで値を戻した。24日
には発表された財新中国製造業PMIが48.2と大幅に下落。昨年4月以来の
低水準となる動きに株式相場では利益確定売りが出たことで再びリスクオフ
の流れが強まり、6.22後半まで上昇となった。
【金利相場:先月末の上昇分を帳消し】
7月の人民元資金市場では、株価支援策の一環として一時的に新規株式公
開が中止されたことや、人民銀行による公開市場操作を受け、流動性は潤
沢な状況が継続。先月末に上昇した金利も各タームで低下。
【金利相場:流動性は概ね潤沢】
今月もPBoCはリバースレポによる資金供給を継続し、流動性は潤沢な状況
が継続。8月は特に流動性に影響を及ぼす影響も少ないため、金利水準は
引続き低位推移となろう。
北は餃子を主食とする塩っ辛い料理、上海料理は甘く、
内陸部は四川料理に代表される激辛料理、南の広東料
理は足のついているものは机と椅子以外はすべて食べ
ると言われるほど色々な食材が使われております。
特に広東料理では日本人の我々からすると、「うっ」と思
う見た目の料理も、実はとてもおいしかったりと、中国の
食は実に奥深いです。歴史に自信がある分、時代が変
わろうと絶対にぶれない食文化はまさにこの国の方たち
のすごいところです。
7月29日時点のSHIBOR各ターム・7日物レポ金利(終値)は以下の通り。
月 日時点
各タ ム 日物 ポ金利(終値)は以下 通り
O/N SHIBOR 1.4270% (前月末 1.2570%)
1M SHIBOR 3.0130% (前月末 3.5210%)
3M SHIBOR 3.1635% (前月末 3.2330%)
12M SHIBOR 3.3923% (前月末 3.3920%)
7日物レポ金利(終値) 2.4600% (前月末 3.3000%)
(資料)ブルームバーグ
■ 為替の動き
USD/CNY
6.25
18.2
CNY/JPY(右軸、逆目盛)
18.6
7/1
7/9
19.4
4400
7/13
19.8
4000
19.0
6.21
7/9
7/13
7/13
20.2
6.17
20.6
6.15
21.0
15/05
/
15/06
/
15/07
/
15/08
/
■ 先月の注目イベント
発表日
5200
4800
6.23
6.19
(資料)ブルームバーグ
■ 株価指数の動き
3600
3200
15/05
7/15
上海総合指数
15/06
7/15
15/07
イベント
製造業PMI
CPI(前年比)
PPI(前年比)
貿易収支(USD)
輸出(前年比)
輸入(前年比)
小売売上高(前年比)
鉱工業生産(前年比)
(資料)ブルームバーグ
期間 予想
50.4
6月
1.3%
6月
6%
4.6%
6月 -4
6月 56.7B
1.0%
6月
6月 -15.5%
6月 10.2%
6.0%
6月
結果
50.2
1.4%
-4
8%
4.8%
46.5B
2.8%
-6.1%
10.6%
6.8%
前回
50.2
1.2%
-4
6%
4.6%
59.5B
-2.5%
-17.6%
10.1%
6.1%
15/08
12
みずほ銀行|みずほディーラーズアイ
予想レンジ:
シンガポールドル相場
シンガポ
ルドル相場
USD/SGD
SGD/JPY
1.3550
89.00
~ 1.3850
~ 91.50
シンガポール資金部 鈴木 教子
■ 先月の為替相場
■ 今月の見通し
■ 今月のつぶやき(現地からの声)
7月のシンガポールドル(SGD)相場は、米年内利上げシナリオや、世界的な
株価の下落によりSGDが軟調推移し、対ドルで約4か月ぶりに安値をつけ
た。
月初SGDは1.34台半ばでオープン。1日に発表された米6月ADP雇用統計
が予想以上に増加し雇用改善への期待が高まったが、2日に発表された米6
月雇用統計は冴えない結果となり9月利上げ開始期待が後退した。SGDは
1.34台後半から1.35台前半のレンジ取引となった。
第2週はギリシャが国民投票で緊縮案受け入れを否決したことや中国株下
落を受けて波乱含みのスタート。6日はユーロ売り、円買いに大きく振れたた
めSGDも売られて始まったが主要通貨が落ち着くとSGDも下げ幅を縮小し
た しかし中国株はその後当局の株価支援措置にも拘わらず下落を続け
た。しかし中国株はその後当局の株価支援措置にも拘わらず下落を続け、
ギリシャ動向も合意期待と失望の間を揺れ動いた。SGDは週半ばに向けて
1.35台後半まで売られ、中国株が下げ止まった9日以降1.35近辺まで持ち
直す値動きとなった。
第3週は米利上げ期待からSGDが大きく下落する展開となった。週末の
ユーロ圏財務相会合でギリシャ支援合意に至らなかったため13日はリスク回
避からSGDが売られて始まった。同夜ようやく合意がなされたものの、ギリ
シャ問題決着後の相場材料として米利上げが焦点となり引き続きSGD軟調
が続いた。14日はシンガポール4~6月期GDP速報値が発表され、前期比▲
4.6%と事前予想を大きく下回ったこともSGD売り材料となった。15、16両日
にはイエレン米FRB議長が議会証言で「国外要因の米国経済への影響は小
さく、年内利上げ開始が適切」との見方を繰り返した。また発表された米経済
指標は6月小売売上高が冴えなかったものの、雇用関連指標や住宅関連指
標が好調で米利上げ期待を後押しした。これらを受けてSGDは週初の1.35
近辺から連日下落し、週末には1.36台後半をつけた。第4週、第5週は世界
的な株価 下落を受けたリ ク回避も
的な株価の下落を受けたリスク回避もSGD安地合いを後押しした。米企業決
安地合 を後押しした 米企業決
算はドル高や資源安、中国景気鈍化などの影響で業績が悪化する企業が
多く米国株は21日から5日連続で大幅下落、また27日には中国株も政府の
株価対策への不信感から▲8.5%急落した。当初は米国株の下落にドル売
りで反応した市場も次第にリスク回避の流れとなりSGDは24日に1.37台後半
をつけた。その後株価が下げ止まり一旦1.36台前半に戻したが29日の米
FOMC、30日の米4~6月期GDPを経て米利上げ期待が強まると、再び1.37
台後半の約4か月ぶり安値までSGDが売られている
台後半の約4か月ぶり安値までSGDが売られている。
8月のシンガポールドル(SGD)相場は、米9月利上げ開始の可能性も払拭
できない中でSGD弱含み基調を予想するが、夏枯れのため小動きとなる可
能性もある。
イエレンFRB議長の議会証言やFOMC声明によると、早ければ9月、遅くと
も12月に利上げ開始のシナリオが確実視されている。これにより8月の相場
は9月利上げの可能性も意識し、ドルの底堅い推移が続きそうだ。
シンガポール経済については、4~6月期GDP速報値が予想以上に弱かっ
たことに加え、中国における株価急落の影響も懸念されており、景気の先行
きへの不透明感が強まっている。一方で物価はヘッドラインCPIが前年比マ
イナスで推移、コアCPIも低水準で安定しておりインフレ圧力が和らいでい
る シンガポ ル金融管理局(MAS)はか てのように景気下振れリスクと物
る。シンガポール金融管理局(MAS)はかつてのように景気下振れリスクと物
価上昇圧力のジレンマに悩まされることなく、必要とあらば緩和的な政策を
採ることができる状況だ。4月の政策発表時の声明文には現状ペースでの緩
やかなSGDドル高誘導が適切であるとの自信が示されているが、市場参加
者の間ではMASが10月にSGD実効レートのSGD高誘導ペースを緩めるなど
より緩和的政策へ変更すると予想する見方が増えつつある。
以上のことから、米利上げを視野に入れた全般的なドル買いの流れに加
えて、MASが緩和的通貨政策
変更するとの思惑からSGD売り仕掛けが出
えて、MASが緩和的通貨政策へ変更するとの思惑からSGD売り仕掛けが出
る可能性もあり、メインシナリオとしては8月もSGD弱含みの展開を予想する。
ただし例年8月は夏季休暇で主要通貨を中心に動意に乏しくなる上、今年
はシンガポール建国50周年で8月7日~10日が4連休となる。また建国記念
日に前後して総選挙の日程が発表されるとの思惑があり、これらが利益確定
を促すきっかけとなるかもしれない。SGDを含め相当アジア通貨安が進んで
いることを考えると場合によっては一旦利食いで1.35半ば近辺までSGDが買
い戻される可能性もあるのではないか。SGD売りが継続した場合も利食いの
回転は速そうで
回転は速そうで、SGDの安値は1.38台半ば近辺までに留まると予想してい
安値は
台半ば近辺までに留まると予想して
る。
今月の材料としては8月下旬に発表予定のシンガポール4~6月期GDP確
報値が注目される。
『この国の人たちのここがスゴイ!』
(資料)ブルームバーグ
■ 為替の動き
1.40
1.39
1.38
1.37
1.36
1.35
1.34
1.33
1.32
1.31
1.30
86
USD/SGD
3550
3500
SGD/JPY(右軸、逆目盛)
(資料)ブルームバーグ
■ 株価指数の動き
88
3450
90
3400
7/2
7/2
7/14
7/15
3350
92
94
96
15/05
15/06
15/07
15/08
7/16
3300
7/23
3250
7/24
3200
3150
15/05
/
7/30
15/06
/
15/07
/
シンガポールは熱帯性の気候で寒い時期がないせい
か、日本人の感覚では驚いてしまうような露出度の高い
服装をしている女性をよく見かけます。
まあ、女性に限らず、老若男女、そういう傾向が強いで
す。
一般的にシンガポールは、厳格な警察の取り締まり、厳
般的にシンガポ ルは 厳格な警察の取り締まり 厳
しい処罰のため、犯罪が少ない安全な国とのイメージが
あり、外国にいることを忘れてしまう方もいるかもしれませ
ん。
確かに他国対比、治安は概して良く、犯罪は少ないらし
いのですが、外務省のHPによると、実は性犯罪は日本
よりも発生率が高いとのことです(服装と関連性があるか
どうかはわかりませんが)。
シンガポールにお住まいの皆さん、旅行にいらっしゃる
皆さん、油断は禁物です。
(シンガポール資金部 木原達章)
(資料)ブルームバーグ
■ 先月の注目イベント
発表日
シンガポールST指数
露出度が高い服装。
イベント
購買部景気数
電子機器指数
GDP(前年比)
小売売上高(前年比)
非石油輸出(前年比)
CPI(前年比)
鉱工業生産(前年比)
失業率
期間
6月
6月
2Q
5月
6月
6月
6月
2Q
予想
50.2
2 4%
2.4%
3.0%
2.0%
-0.3%
-0.4%
1.9%
結果
50.4
50.3
1 7%
1.7%
6.1%
4.7%
-0.3%
-4.4%
2.0%
前回
50.2
49.8
2 8%
2.8%
5.0%
-0.3%
-0.4%
-1.7%
1.8%
15/08
/
13
みずほ銀行|みずほディーラーズアイ
予想レンジ:
タイバーツ相場
タイバ
ツ相場
USD/THB
THB/JPY
34.00
3.45
~
~
バンコック資金室 関 浩士
36.00
3.65
■ 先月の為替相場
■ 今月の見通し
■ 今月のつぶやき(現地からの声)
●ドル/バーツは09年以来の35.26へ上昇
● ドル/バーツは底堅い推移を予想する。
月初ドル/
月初ドル/バーツは、タイ市場が休場となる中、33.84近辺で取引を開始。1
ツは、タイ市場が休場となる中、33.84近辺で取引を開始。1
日にタイ商業省が発表した6月の消費者物価指数は、前年比▲1.07%低下
という結果になり、6か月連続の前年比マイナスとなった。ギリシャ問題が混
沌とする中、2日に発表された米6月雇用統計において、非農業部門雇用者
数が予想を下回ると、3日にドル/バーツは月間最安値となる33.77まで一時
下落した。8日に、中国で株価下支え策を発表も、中国株のパニック的な売り
は収まらず、上海総合指数は一時▲8%超の下落。ギリシャの債務危機に対
する懸念も燻り、リスク許容度が縮小する中、ドル/バーツは34.05まで上昇し
た
た。
14日、タイ中銀は旱魃がGDP成長率を+0.1~0.5%押し下げると表明。更
に、ギリシャ支援をめぐる協議が大筋合意したとの報道を受け、米ドルがアジ
ア通貨に対して幅広く上昇する展開にドル/バーツも34台にて推移する。15
日には、ソムマイ財務相が2015年のGDP成長率見通しを+3.0%(従来
+3.7%)に引き下げると発表。また、海外時間にイエレン米FRB議長の議会
証言にて、年内利上げ観測が高まりドル買い優勢となる。20日、米セントルイ
ス連銀総裁が
9月利上げ開始の可能性は50%以上」と述 たことで更にド
ス連銀総裁が「9月利上げ開始の可能性は50%以上」と述べたことで更にド
ル買いが優勢となる中、プリディヤトーン副首相が、「利下げよりもバーツ安
の方が同国の輸出を支援し、経済を押し上げる」との考えを示した事も支援
材料となり、ドル/バーツは34.48まで上昇。21日、タイ工業連盟は、2015年
の自動車生産目標を205万台(従来215万台)に下方修正すると発表。また、
発表された6月の産業景況感指数は84.0と、6か月連続での下落となると、ド
ル/バーツは22日には34.72まで上昇。23日には、チャチャイ商業相が、2015
年の輸出目標「前年比+1.2%」を再度下方修正することを明らかにする。24
日発表された 月 財新中国製造業購買担当者景気指数速報値が予想を
日発表された7月の財新中国製造業購買担当者景気指数速報値が予想を
下回り、中国経済減速への懸念が強まるとドル/バーツは34.96まで上昇。27
日、タイ商業省が発表した6月の輸出実績は、前年同月比▲7.9%減の
181.6億ドルと6か月連続での前年比マイナスとなる。29日の米国FOMC、30
日の米4~6月期GDP発表を通過し、ドル買いが優勢な展開が継続すると
月末にドル/バーツは月間高値となる35.26まで一時上昇した。
ドイツ議会がギリシャの救済策再開の交渉開始を承認するなど、ギリシャの
デフォルトは一旦回避され、再び米国の利上げ期待が市場の焦点となって
いる。イエレン議長は年内の利上げ開始について言及しており、早ければ9
月利上げ開始との観測だ。また、イラン原油増産への警戒感やドル高を受
け、原油相場は続落しており、WTI原油先物は約3か月ぶりに一時50ドルを
割り込んでいる。公表された中国の金保有高が予想を下回ったことを背景
に、金相場も5年ぶり安値へ続落。金、原油その他商品市場の下落は、リス
ク資産扱いの新興国通貨バーツの売りにも繋がっており、ドル/バーツの上
昇基調は継続しそうだ
昇基調は継続しそうだ。
一方、タイ経済については、25日発表されたタイの6月の輸出実績は、前
年比▲7.9%減(予想同▲5%減)と年初来6か月連続での前年比マイナスと
なり低迷。タイ財務省は、輸出低迷にもかかわらず、2015年は+3%成長を実
現すると発表しているものの、輸出が想定より落ち込んでおり、政府の刺激
策がなければ経済成長はさらに鈍化するとの考えを示した。アジア開発銀行
が、2015年成長率見通し+3.2%に引き下げたほか、国家経済社会開発庁
(NESDB)も来月にも
3 4%から下方修正をする見通しだ。タイ中銀は干ば
(NESDB)も来月にも+3-4%から下方修正をする見通しだ。タイ中銀は干ば
つによりGDP成長率を0.1-0.5%押し下げるとしており、干ばつの被害が拡
大すれば、農産品の価格低下で、収入が減少している農家にとっては、さら
に困難に陥る。農家の収入減による国内消費不振が暫く続けば、景気回復
には足枷となる。
8月5日には、タイ中央銀行の金融政策決定委員会が開催される。このとこ
ろ中銀・政府の一部要人からは一段の緩和は必要ないとの考えも示されて
おり、追加利下げを早急に実施する状況ではないものと思われるが、急速な
バ ツ安に対して タイ中央銀行チ
バーツ安に対して、タイ中央銀行チャンタヴァーン総裁補が、バーツの投機
タヴ
総裁補が バ ツ 投機
的な動きを監視している旨のコメントを出している。米国利上げが予想される
中、タイからの資金流出がさらに拡大するようなバーツ安誘導策は市場混乱
につながるため、そのリスクへの意識はされ始めており、急激なドル高バーツ
安の基調に、調整が入る可能性には留意したい。
『この国の人たちのここがスゴイ!』
タイ人はとにかく子供にやさしく寛容です。子連れで電
車に乗ると、ここに座れと必ずと言っていいほど席を譲っ
車に乗ると、ここに座れと必ずと言
ていいほど席を譲
てくれます。日本では、公共の場で子供がぐずっている
と、白い目で見られ、何ともいえない申し訳ない気持ち
にさせられることが多いですが、タイではレストランで
困っていると、親の食事が終わるまで頼んでもいないの
に、店員が子供を抱っこしてあやしてくれたりします。子
連れでマッサージに行った際には、マッサージを受けて
いる間に子供を見ていてくれたりと、日本と比較にならな
い程 育児に優しい国だと思います
い程、育児に優しい国だと思います。
また、タイで生活していると、タイ人は本当にタイが大
好きで、また自分自身も好きな人が多いと感じます。自
然豊かな環境、温暖な気候に加え、食べ物も十分にあ
る土地柄からなのか、タイ人で良かった、生まれ変わっ
ても、タイで生活したいと思っている人がほとんどではな
いでしょうか。自分大好きなタイ人は、自撮り写真も大好
きで、携帯電話の中が、自分の写真で
杯という人がよ
きで、携帯電話の中が、自分の写真で一杯という人がよ
くいます。SNSでは自撮りの画像がたくさん投稿されて
いたり、机の上に自分の写真を飾っていることもよくあり
ます。街中では、ちょっと人前では照れてしまう様なポー
ズでお互いに写真を撮り合っている光景をよく見かけま
す。日本人は、コンプレックスが多く、自分に自信を持っ
ていない人も多いかと思います。物やサービスの日本の
クオリティの高さはタイの比になりませんが、自分達の国
と自分自身が大好きなタイ人は とても幸せに生活して
と自分自身が大好きなタイ人は、とても幸せに生活して
いる様に見えます。そんなタイ人を羨ましく思うことも
多々あり、タイに来てから、幸せな人生って何なのだろう
と考えさせられる事が多くなりました。
(資料)ブルームバーグ
■ 為替の動き
USD/THB
35.8
3.45
THB/JPY(右軸、逆目盛)
35.4
3.50
発表日
1520
7/1
34.6
3.60
1460
3.65
1440
33.8
3.70
33.4
33.0
3.75
15/05
15/06
15/07
15/08
7/2
1500
3 55
3.55
7/27
1480
7/27
7/27
7/27
1420
1400
1380
15/05
7/31
タイSET指数
15/06
15/07
(資料)ブルームバーグ
■ 先月の注目イベント
1540
35 0
35.0
34.2
(資料)ブルームバーグ
■ 株価指数の動き
イベント
CPI(前年比)
消費者景気信頼感
製造業生産指数
通関輸出(前年比)
通関輸入(前年比)
通関貿易収支(USD)
経常収支
期間
6月
6月
6月
6月
6月
6月
6月
予想
-1.00%
-4.60%
-7.35%
$1990M
$1538M
結果
-1.07%
63.8
1 50%
1.50%
-7.87%
-0.21%
$150M
$893M
前回
-1.27%
65.0
-7
60%
7.60%
-5.00%
-20.00%
-$2410M
$2127M
15/08
14
みずほ銀行|みずほディーラーズアイ
予想レンジ:
マレーシアリンギ相場
マレ
シアリンギ相場
USD/MYR
MYR/JPY
3.73
31.58
~
~
シンガポール資金部 松下 哲史
3.88
33.10
■ 先月の為替相場
■ 今月の見通し
■ 今月のつぶやき(現地からの声)
先月のマレーシアリンギは、1日、対ドル3.77台前半で取引を開始。前日夜
に大手格付け会社がマレーシアのソブリン格付け見通しをネガティブから安
定的に変更し、格付け自体も据え置くとリンギは急伸、3.72台後半まで買い
戻された。その後海外時間に原油価格が急落すると、翌2日には再び3.78
台前半まで売られる荒い値動きとなり、3日は、週末のギリシャ国民投票を控
えてそのまま安値圏での取引が続き、結局3.78台半ばで取引を終えた。
先月のマレーシアリンギは、月前半はギリシャ問題や中国株の下落を受けた
リスクオフモードからドルペッグ時代の3.80を超え、一時約16年ぶりの3.81ま
で売られる展開となったが、月後半はリスクオフモードの一旦の落ち着きや
で売られる展開とな
たが、月後半はリ クオフ
ドの 旦の落ち着きや
中銀の介入と見られる動きもあり、3.80台を挟んでの揉み合いの展開となっ
た。
『この国の人たちのここがスゴイ!』
マレーシア人のすごいところは言語を巧みに操る能力
に長けているということでしょうか。マレー系マレー人で
に長けているということでしょうか。
系
人で
マレーシア語、英語、マレー系インド人でマレーシア
語、英語、ヒンディー語(なのかそれ以外のインド内で使
われる言語かは不明。以前に当資金課にいたスタッフ
はタミール語を喋っていた模様)、マレー系華人になると
マレーシア語、英語に加えて北京語、広東語、客家語、
福建語の何れか、またはそのうちの複数を普通に話せ
ます。当拠点にもいますが、日本語を勉強して日本語も
普通に使いこなせる人も中にはいます(しかも日本語検
定1級保有だったり)。何となく見ている限りですが、各々
の人種だけで話をしている時は基本的にマレー人なら
マレーシア語、インド人ならヒンディー語、華人なら何れ
かの中国語を用いながらも、時々英語に変わったり、言
語がミックスしたりしていて、異なる人種で会話をする時
は英語を使っている感じです。何人かに「頭の中はどう
なってるの?」と聞いてみましたが、単語の順番がほぼ
同じなので人によってベースとなる言語は異なりはする
ものの覚えさえすれば別に苦ではないとのこと。従って
日本語は話すのも書くのも読むのも難しい(華人でも話
せても漢字が書けないという人もいたりします)とのことで
した。そんな訳で以前に会社の華人スタッフ達が広東語
で何か良からぬ話をしているっぽく、そば耳を立ててい
たら気付かれてしまい、私が少しばかり広東語が分かる
(と思われて る)と警戒され 福建語に切り替えられてし
(と思われている)と警戒され、福建語に切り替えられてし
まったこともあります(因みにその時は「マレーシア語
使っても俺は分からないよ」と言ったら「マレーシア語
使ったら他のナショナルスタッフが分かってしまう」と)。
色々な人種、文化が融合するというより、共存しあうとい
うマレーシア独特の特徴が言語にも表れているんだなと
真面目に考えつつ、その言語能力を俺にも分けてくれ、
と思ったりもするのでした (マレーシアみずほ
と思ったりもするのでした。(マレ
シアみずほ 山田)
6日、マレーシアリンギは、前週末のギリシャ国民投票の結果を受けてリスク
回避姿勢が強まり、3.79丁度のレベルで寄り付くと、そのまま、アジア通貨危
機以降にペッグされた3.80を突き抜け、3.80台後半まで下落した。7日には、
マレーシアのナジブ首相の汚職疑惑を巡って政治的な不安も高まり、一時
レ シアのナジブ首相の汚職疑惑を巡 て政治的な不安も高まり
時
約16年ぶりの安値である3.81近辺まで下落した。しかし、3.81近辺ではマ
レーシア中銀の米ドル売りマレーシアリンギ買い介入の思惑もあり、リンギ安
は下げ止まった。9日、マレーシア中銀は政策金利を3.25%に据え置いた
が、市場予想通りであったため反応は限定的。週後半にかけては、中国株
式市場の反発を受け、3.79台半ばまで買い戻された。
13日、3.79台前半でオ
プンしたマレ シアリンギは、イ レンFRB議長の
13日、3.79台前半でオープンしたマレーシアリンギは、イエレンFRB議長の
年内利上げは妥当との発言にドル買いが優勢となり、節目の3.80を抜けて
売りが加速。しかし3.80を抜けた水準ではマレーシア中銀の介入と見られる
動きもあり、下げ幅は限定的だった。15日に発表されたマレーシア6月消費
者物価指数は前年比2.5%増と市場予想通りの結果に反応は薄く、週後半
にかけては連休前で流動性に乏しい中、3.80台前半での小動きに終始し
た。
月後半に入り、20日は3.80台半ばでオープン。週前半はイスラム教の休日
月後半に入り
日は
台半ばでオ プ
週前半はイ ラム教 休日
等で市場参加者が少なく、動意薄。22日、冴えない米企業決算を受けたド
ル売りの流れから、マレーシアリンギは3.78台半ばまで上昇。しかしその後
は、イラン原油増産や原油在庫の積み増しが懸念され、原油価格が急落し
たことからマレーシアリンギも反落し、結局3.81台前半まで下落した。
(資料)ブルームバーグ
31.5
■ 為替の動き
3.95
3.90
3.85
3.80
3.75
3.70
3.65
3.60
3.55
3.50
USD/MYR
MYR/JPY(右軸、逆目盛)
32.0
32.5
33.0
33.5
34.0
34.5
15/05
15/06
15/07
15/08
ギリシャ問題や中国株下落については一旦は最悪の状況を脱したが、既に
市場の関心は米国の利上げへと移っている。先月、イエレン議長は、議会
証言等で、年内の利上げは妥当であると発言するなど、引き続き、ドル買い
圧力がかかりやすい状況となっている。
一方で、マレーシアのファンダメンタルズに目を向けると、マレーシアは輸出
に支えられ貿易収支の黒字を維持するものの、公的機関による積極的な対
外証券投資により、資本収支が赤字となっており、国際収支は直近赤字に
転落している状況である。マレーシア国債は海外機関投資家の保有率が高
く、国際収支の赤字は、海外投資家の資金流出リスクを高めている。
更に足許ではマレ
シアの政府系投資ファンド(1MDB)による政治的スキャ
更に足許ではマレーシアの政府系投資ファンド(1MDB)による政治的スキャ
ンダルの問題や、ドル高を背景とした原油価格の下落の影響もあり、リンギ
の下押し圧力がかかりやすい状況である。
今月についても、引き続きリンギの一段安について視野に入れていく必要が
あろう。ただし、マレーシア中銀は3.80を超えるレベルでは、断続的にリンギ
買いの介入を行っている模様であり、急激なリンギ安進行も可能性としては
低いと予想される。しかし、既に、外貨準備高は、1,005億ドルと5年振りの低
水準とな ており 心理的節目となる
水準となっており、心理的節目となる1,000億ドルに近づいてきている。引き
億ド に近づ てきて る 引き
続き外貨準備高が減少していく場合には、対外バランスの悪化により、海外
投資家のリスク回避姿勢が強まることに注意を払う必要があろう。
(資料)ブルームバーグ
■ 株価指数の動き
1880
1860
1840
1820
1800
1780
1760
1740
1720
1700
1680
1660
15/05
FTSEブルサマレーシアKLCI指数
■ 先月の注目イベント
発表日
7/3
7/3
7/3
7/9
7/10
7/15
15/06
15/07
イベント
輸出(前年比)
輸入(前年比)
貿易収支(MYR)
政策金利
鉱工業生産(前年比)
CPI(前年比)
(資料)ブルームバーグ
期間 予想
結果
前回
5月 -8.7%
-6.7%
-8.8%
5月 -8.5%
-7.2%
-7.0%
50Bio 5
51Bio 6
89Bio
5月 5
5.50Bio
5.51Bio
6.89Bio
3.25% 3.25% 3.25%
5月
3.1%
4.5%
4.0%
6月
2.4%
2.5%
2.1%
15/08
15
みずほ銀行|みずほディーラーズアイ
インドネシアルピア相場
予想レンジ:
USD/IDR
IDR/JPY
JPY/IDR
13300
0.89
104.73
~ 13800
0.95
~
~ 112.65
(注)100インドネシアルピアあたりの対円レート
アジア・オセアニア業務部 小泉 聡
■ 先月の為替相場
■ 今月の見通し
■ 今月のつぶやき(現地からの声)
◇ルピアは対ドルで17年ぶり安値を更新
8月は、引き続きルピア安の展開を予想する。
『この国の人たちのここがスゴイ!』
先月のドル/ル アは13275 13470
先月のドル/ルピアは13275~13470レベルでの推移となり、17年ぶりに安値
ルでの推移となり、17年ぶりに安値
を更新し、13400を越える展開となった。
現在、ドル/ル ア市場の関心は、米利上げ時期と世界経済の停滞である
現在、ドル/ルピア市場の関心は、米利上げ時期と世界経済の停滞である
が、両事象ともルピア安要因となるだろう。
インドネシア人の方と接していて感じるのは、皆驚くほど
明るいということです。どんなときでも笑顔と笑い声が絶
えない印象があります。
月前半、13300挟みの揉み合いの展開が続いたが、月後半、15、16日のイ
エレンFRB議長による議会証言において、改めて年内利上げが示唆される
と、対アジア通貨でドルが全面高となる中、ルピア安が進行。23日には、米6
月中古住宅販売件数が8年ぶりの高水準となったことを受けルピア売りが加
速、1998年8月以来となる13400越えとなった。さらに、インドネシア中銀が
「ルピアの軟調な動きに いては 外的なセンチメントによるもので正常な変
「ルピアの軟調な動きについては、外的なセンチメントによるもので正常な変
動と見なされる」と発言したことが、ルピア安容認発言と捉えられ、翌24日以
降のルピア安に拍車をかける結果となり、一時13470までルピア安が進行し
た。同時期に、インドネシア中央銀行副総裁が、2015年4~6月期の経常赤
字が対名目GDP比2.3%と従前予想2.5%を下回るとの見通しを明らかにし
たが、ルピアのサポート材料にはならなかった。28日現在13460近辺での取
引となっている。
加えて、4月から比較的落ち着いていたドル/ルピアは、ここにきて上昇速度
を早めている。拍車をかけたのは、インドネシア中銀の「ルピアの軟調な動
きについては、外的なセンチメントによるもので正常な変動と見なされる」と
いうルピア安容認発言だ。背景には、今回のルピア下落は、市場の関心が
再度米国の利上げに戻ってきたもので、かつアジア通貨全般が対ドルに対
して下落していることから ルピア特有の要因によるルピア安ではないこと
して下落していることから、ルピア特有の要因によるルピア安ではないこと、
また、国際原油価格が50ドルを割り込んでおり、最近の石油燃料上昇を通
じたインフレ圧力への歯止めが期待できることがあったと推察される。
インドネシア経済指標では、月初発表の6月インフレ率が市場予想は下回っ
たものの、前月比+0.54%と根強いインフレ懸念を確認する結果となった。14
日に実施された中銀定例会合では、市場予想通り、政策金利(BIレート)据
え置きを決定(BIレート:7.50%)。また、翌15日の貿易収支では、前月比減
少も黒字確保となったが、輸出が前年比▲12.78%、輸入が前年比▲
17.42%と経済活動の停滞を示す結果となった。
中銀がある程度のルピア安を容認する中、米利上げの動向に一喜一憂す
る展開が当面続くと思われ、引き続きルピア安の展開が予想される、海外投
資家動向次第では、8~9月の間に、14000近辺までのドル/ルピア上昇の可
能性も十分に考えられる。
当たり前のこと、と思われるかもしれませんが、これが
中々難しいのです。当然日々の業務で行き詰るときは
暗い気分・元気のない顔になってしまう時が多々ありま
すが、そんな時、インドネシア人の方々の笑顔を見ると
元気が出ますし 自身の懐の狭さを痛感してしまうわけ
元気が出ますし、自身の懐の狭さを痛感してしまうわけ
であります。
インドネシア人の方に見習い、自身が苦しい時でも、常
に笑顔を絶やさずにいたいものですね。
ただし、原油価格の反転や、急激なルピア安進行時には、一定規模の中銀
介入も十分にありえる。
また、米利上げ実施後、その利上げペースが緩やかなものになるとの市場
コンセンサスが醸成されれば、9月以降、材料出尽くし感からの一時的なド
ル/ルピア下落も視野に入れたい。
ジ カ タ総合株価指数は 冴えな 米企業決算 軟調な上海株
ジャカルタ総合株価指数は、冴えない米企業決算・軟調な上海株・コモディ
デ
ティー価格下落を通じたリスクオフ地合いの中で、年初来安値を更新してい
る。
(資料)ブルームバーグ
■ 為替の動き
13800
0.90
13400
5100
4900
13200
(資料)ブルームバーグ
■先月の注目イベント
発表日
イベント
7/1 CPI(前年同月比)
7/7 外貨準備高(USD)
7/14 中銀タ
中銀ターゲットレート
ゲットレ ト
7/15 貿易収支(USD)
5300
IDR/JPY(右軸、逆目盛)
13600
(資料)ブルームバーグ
■ 株価指数の動き
0.85
USD/IDR
期間
6月
6月
7月
6月
予想
結果
前回
7.40% 7.26% 7.15%
108.03B 110.77B
7 50% 7.50%
7 50% 7
50%
7.50%
7.50%
496M
477M
955M
0.95
4700
13000
ジャカルタ総合指数
12800
1.00
15/05
15/06
15/07
15/08
4500
15/05
15/06
15/07
15/08
16
みずほ銀行|みずほディーラーズアイ
予想レンジ:
フィリピンペソ相場
USD/PHP
PHP/JPY
45.00
2.70
~
~
マニラ支店 杉山 泰憲
46.00
2.80
■ 先月の為替相場
■ 今月の見通し
■ 今月のつぶやき(現地からの声)
7月1日(水)のドル/ペソは45.10で取引を開始。前日6月30日(火)にギリシャ
のIMFに対する返済が実施されないことが確定するも金融市場への影響は
限定的。5日実施のギリシャ国民投票の結果が出るまで動きが取れない市場
は2日(木)発表予定の米6月雇用統計に関心を移す。1日(水)、2日(木)は米6
月雇用統計での強い数字への期待からドル高基調となり、2日までに45.20
まで上昇するも、発表された数字が予想を下回ると、翌3日(金)は閑散とした
中45.00まで下落。そのまま45.02で越週となった。
ドル/ペソは、ギリシャ問題や中国株式の下落等のリスク回避スタンスが強ま
るに従いドル高・ペソ安に推移。両問題がとりあえず最悪期を脱したことで、リ
スクオフモードは解除されたものの、次は米国の利上げが意識されて引き続
クオフ
ドは解除されたものの、次は米国の利上げが意識されて引き続
きドル高推移となっている。
7月5日発表の6月の消費者物価指数は前年比+1.2%と前月同+1.6%から
更に低下。天候の安定、原油価格の下落の恩恵をフルに受けて低インフレ
状態が続いている。一方15日発表の4月OFW(フィリピン海外労働者)送金
額伸率は、前年比+5.8%と着実な伸びを見せており、引き続きフィリピンは低
インフレ状態の中で、拡大するOFW送金を背景にした個人消費が経済を牽
引する構図を持続させている。
消費者物価指数に いては 原油価格は1バレル 40ドル台から既に底
消費者物価指数については、原油価格は1バレル=40ドル台から既に底
打ちを果たしており、エルニーニョの影響と思われる旱魃からの食品価格の
上昇もそろそろ影響が出てきそうで、いずれ上昇に転じるものと予想される。
しかしフィリピン中銀が利上げを判断する必要がある水準には到底至ってお
らず、2015年中の利上げはほぼないものと考えていい。
いよいよ米国の利上げが9月か12月に実施されるとの見通しからドルが強
含みとなる中で、低インフレからフィリピンでの利上げが当分見込めないこ
と、フィリピン輸入企業のドル買い需要が高まること、6月の年前半OFW送金
のピークを過ぎたことから当面、ドル/ペソはドル高・ペソ安のバイアスが強ま
ることになりそう。
現在の相場はあくまでのドルが主導のドル高相場であり、ペソ単体で売り込
まれる材料は目下のところ見当たらない。米国利上げを市場が完全に織り込
んだ後、あるいは利上げが実施された後には、年末にかけて再び緩やかな
ペソ高基調に戻るものと予想している。
フィリピン中銀は年2ペソ程度のレンジに収まるよう介入等で誘導してくるス
タ
タンスと思われ、2015年は44.00~46.00の2ペソレンジでの調整か。45台での
と思われ
年は
ペソ
ジで 調整か
台で
急激な動きには着実にドル売り介入をしてくると思われ、45台半ば以降では
中銀介入を警戒した相場展開にならざるを得ない。
『この国の人たちのここがスゴイ!』
5日のギリシャ国民投票が緊縮案を否決する結果となったことで、ギリシャ
債務問題の先行き不透明からリスク回避スタンスが強まりアジア通貨ではド
ル買いが優勢に ドル/ペソも前週末ク
ル買いが優勢に。ドル/ペソも前週末クローズから0.10ペソのドル高で6日
ズから0 10ペソのドル高で6日
(月)は45.15で取引開始。7日(火)発表の歴史的低位となった6月消費者物価
数も材料にならず、45.10台で推移。8日(水)は中国株式市場の大幅下落に
リスクオフスタンス広がり、45.26までのドル買い。9日(木)は中国株は下げ止
まるが、ドルは底堅く45.21まで上昇。10日(金)はギリシャ問題の合意の期待
が先行してリスクオフの巻き戻しからペソが強含み45.13まで下げて越週とな
る。
週末にかけて行われてたギリシャ救済策の議論は、13日(月)のアジア時
間が始まった時点も結論が出ず、市場は様子見の雰囲気。ドル/ペソは先週
クローズからややドル高の45.15からの取引となり、ややドル高がで取引を終
える。ギリシャ救済策は同夜に合意に至り、翌14日(火)は米国の利上げのタ
イミングに市場の目が移り引き続きドル高推移。14日は45.25まで、15日は
45.27までのドル高となる。16日(木)もドル堅調推移となり45.25で越週。17日
(金)はラマダン明けの祝日でフィリピン市場は休場。
20日(月)は45.30で取引開始。米利上げ観測の中ドル高推移。24日(水)の
日(月)は
で取引開始 米利上げ観測 中ド 高推移
日(水)
中国経済指標の悪化でアジア通貨売りとなるとドル/ペソも釣られて45.50を
越える。翌週27日(月)はFOMCが意識されてドル高基調は変わらず、ややタ
カ派的と捉えられる声明文を受けて翌30日(木)には45.65までのドル高値を
つけている。
(資料)ブルームバーグ
■ 為替の動き
46.0
45.8
45.6
45 4
45.4
45.2
45.0
44.8
44.6
44.4
44.2
2.60
USD/PHP
(資料)ブルームバーグ
■ 株価指数の動き
7/7
PHP/JPY(右軸、逆目盛)
2.65
8000
2.70
7800
2.75
7600
2.80
7400
7/7
7/10
7/15
7/15
7/20
7/24
フィリピン総合指数
2.85
15/05
15/06
15/07
15/08
7200
15/05
15/06
15/07
綺麗な英語を話し、食べるものに制限がなく、体も小さ
くコンパクト。燃費や性能(笑)が、他国民に優れていると
は聞いたことがありませんが、中東の経済(特に建設関
連)はフィリピンワーカー抜きにはもはや成り立たず、い
ずれ日本でもフィリピン人看護師や介護士にお世話をし
てもらうというのは、普通の風景になるでしょう。
世界銀行によれば、フィリピン人の40%は未だに「貧
窮層」に属しているということですが、フィリピン国内のア
ンケート調査では国民の80%が現状の生活に満足して
いるとか。
向上心とか、探究心とか、そういったものとは無縁の生
活なのでしょうが、フィリピンには人間の幸せってなんだ
ろう て 考えさせられる世界が広が て ます
ろうって、考えさせられる世界が広がっています。
■ 先月の注目イベント
発表日
8200
フィリピンは人口約1億人。国民の平均年齢が20歳台と
フィリ
ンは人口約1億人。国民の平均年齢が20歳台と
いう若さで労働人口は国民の約半分となる5千万人。し
かし国内に仕事がないため1200万人の人たちが海外で
働いています。国民の10%、労働者の25%が海外で仕
事をしているという状況で国が成り立っているがスゴイ。
さらに海外労働者から、フィリピンGDPの10%にあたる
250億米ドルという額が海外からフィリピンに送金され
て、それでフィリピンの家族が生活しているというビジネ
スモデルは他国に類を見ません
スモデルは他国に類を見ません。
7/24
イベント
CPI(前年比)
外貨準備高
輸出(前年比)
OFW送金 (前年比)
OFW送金額
総合国際収支(USD)
輸入(前年比)
貿易収支(USD)
(資料)ブルームバーグ
期間 予想
6月
1.5%
6月
0%
5月 -10
10.0%
5月
5.5%
5月
6月
5月 -6.7%
5月 -100M
結果
10.2%
808億㌦
-17
4%
17.4%
5.8%
2,099M
485M
-13.4%
509M
前回
1.6%
804億㌦
-4
1%
4.1%
5.1%
2,015M
-58M
-12.2%
-337M
15/08
17
みずほ銀行|みずほディーラーズアイ
予想レンジ:
インドルピー相場
インドルピ
相場
USD/INR
INR/JPY
63.00
1.90
~
~
シンガポール資金部 中野 博明
65.00
1.99
■ 先月の為替相場
■ 今月の見通し
■ 今月のつぶやき(現地からの声)
7月のルピー相場は、対ドルで63台中盤から取引を開始し、その後は動意薄
の展開。下旬にはドル買い需要に伴って64を突破する場面も見られたもの
の、ドル買いは続かず、64近辺にて引けた。
8月のドル/ルピー相場は、引き続き米国利上げを争点としながら、ややル
ピーが弱含む相場が継続すると予想。一方で、インド準備銀行(RBI)は今後
のモンスーン不順に対する食料品価格上昇について強く意識していること
の
ン
ン不順に対する食料品価格上昇に いて強く意識していること
に加え、先月発表されたインド6月消費者物価指数が予想を大きく上回った
ことを考えると、今後のインドの金利引き下げについては期待しにくい状況。
インドは原油輸入国であることから、現在のような原油下落局面では他新興
国通貨対比底堅い動きをするものと予想するが、最終的には米国の利上げ
期待に伴うドル高につられる形で、ルピーも弱含む相場を予想する。
インドでは7月21日より国会が始まり(通称:モンスーン国会)、GST税(商
品・サービス税)導入法案および土地収用法改正案が前国会より継続審議
され 成立が期待されているものの 外相 の汚職追及に終始し 審議が進
され、成立が期待されているものの、外相への汚職追及に終始し、審議が進
んでいない。GST法は2016年4月より施行するという政府の目標に鑑みると、
本国会にて法案成立できない場合、目標が達成できない可能性が高い。そ
うなれば、インドルピーが弱含む可能性が高い。
『この国の人たちのここがスゴイ!』
インドにしばらくいたことのある人なら、この言葉を一度
は聞いたことがあるはずだ。
「国際会議を成功させる秘訣はインド人を黙らせて、日
本人をしゃべらせることである」
確かにインド人は、多弁を良しとしない日本人からみる
と、うんざりするほどよくしゃべる。
多種多様な文化・宗教が共生する国にあって、言語に
よって自己を表明することは必要なことなのかもしれな
いが、単一民族でひとつの文化を共有する日本人に
と てはび くり絶句することが少なくない
とってはびっくり絶句することが少なくない。
特に買い物に出かけた先やオートドライバーとの交渉の
際は、いかようにしてこのぐいぐいくるアピールを日本人
らしく穏当に退けるか悩む。
その悩みによる沈黙の間に一人勝手にエキサイトし「何
が不満なんだ、マダム!言ってくれ!Tell me!」と情熱
的に迫られ、進退窮まることもある。
堂々と自分の意見を表明する反面、人の話を聞かな
い。
質問にあさっての回答が返ってきたり、こちらの返答を
聞かず自分の言いたいことばかりまくしたてる人もいる。
インド人数人で激しく言い合っている場面を見かけること
もある。
しかし感心(?)なことに、どれだけ激しく言い合おうとも
決して手を上げることはない。暴力による解決は軽蔑す
べきことであり 相手に対する最大 侮辱だからである
べきことであり、相手に対する最大の侮辱だからである。
そして。
「言ってもわからないなら…」とコブシを握り締めてしまう"
温和な"日本人としては見習うべき点ではなかろうかと思
う。
(チェンナイ支店 近藤)
6月から続くギリシャ問題や原油価格の下落が、新興国通貨全体の下落要
因となっていたものの、インドは原油輸入国であることから、原油価格下落の
恩恵を受けてインドルピーは底堅く推移した。63台中盤にて取引を開始した
後、1日に発表された日経インドPMIは前月を下回ったものの、ドル/ルピー
は下落し、63.30近辺まで下落した。2日に発表された米6月雇用統計が予想
を下回ったことも、ドル売りをサポートし、インドルピーは強含む展開となっ
た
た。
6日には、週末実施されたギリシャ国民投票において、財政緊縮反対派が
賛成派を上回る結果となったことで、ギリシャのユーロ離脱が現実味を帯び
るなか、8日には上海総合株価指数が急落、こうしたリスクオフムードの中、ド
ル/ルピーは63台中盤まで戻す展開。しかし9日早朝のFOMC議事要旨に
おいて米国の9月利上げの可能性が後退し、上海総合株価指数も反発した
ことで、インドルピーも買戻しの動きが広がり、63台前半までドル/ルピーが
下落した後は、動意のない相場が継続した。
10日にはインド5月鉱工業生産、13日にはインド6月消費者物価指数が発
表され、ともに予想対比悪化する結果となったものの、ギリシャ財政問題に
ついてユーロ圏財務相会合で第3次金融支援に合意すると、リスクセンチメ
ントの改善が急速に進み、ドル/ルピーはポジティブ、ネガティブ両方の材料
に挟まれる形にて63台中盤を方向感なく推移する展開となった。
ギリシャの財政問題が落ち着いたことで、マーケットの争点は米国の利上
げに移行。20日にブラード米セントルイス連銀総裁が9月利上げの可能性に
言及すると ド が急速に買われる展開にイ ド ピ も弱含む展開 ド /
言及すると、ドルが急速に買われる展開にインドルピーも弱含む展開。ドル/
ルピーは25日には遂に64を突破。27日には、上海総合株価指数が再び急
落し、新興国通貨が売られる展開にドル/ルピーは64台前半まで上昇。
FOMC前には売られ続けた新興国通貨に買戻しの動きが入り、ドル/ル
ピーは63台後半まで下落。FOMCの声明文において、利上げに必要な労働
市場の改善度合いが小幅下方修正されたこと等を受けて、9月~12月の利
上げを見据え再びドルが強含み、ドル/ルピーは64まで上昇してクローズ。
(資料)ブルームバーグ
■ 為替の動き
USD/INR
65.0
30000
1.85
29000
INR/JPY(右軸、逆目盛)
64.5
(資料)ブルームバーグ
■ 株価指数の動き
1.80
64.0
1.90
28000
63.5
1.95
27000
63.0
2.00
26000
15/05
■ 先月の注目イベント
発表日
インドSENSEX30種指数
7/1
7/3
7/3
7/10
7/13
7/14
7/15
7/15
15/05
15/06
15/07
15/08
15/06
15/07
(資料)ブルームバーグ
イベント
期間 予想
結果
前回
51.3
52.6
日経インドPMI製造業
6月
47.7
49.6
日経インドPMIサービス業 6月
49 2
51 2
49.2
51.2
日経インドPMIコンポジット 6月
鉱工業生産(前年比)
4.0%
2.7%
3.4%
5月
消費者物価指数(前年比 6月 5.10% 5.40% 5.01%
卸売物価(前年比)
6月 -2.30% -2.40% -2.36%
輸出(前年比)
-15.8% -20.2%
6月
輸入(前年比)
-13.4% -16.5%
6月
15/08
18
みずほ銀行|みずほディーラーズアイ
■ 為替市場・株式市場騰落率
為替市場
2 0 14 年 末
20 1 5年 7 月 末
騰 落率
株式市場
2 01 4 年 末
2 01 5 年 7月 末
騰落率
USD換 算
先進国
-
-
-
NYダウ平均
17823.07
18010.68
1.1%
-
日本
USD/JPY
119.78
124.15
3.6%
日経平均株価
17450.77
20563.15
17.8%
13.7%
ユーロ圏
EUR/USD
1.2098
1.0986
-9.2%
ドイツDAX指数
9805.55
11413.82
16.4%
16.4%
英国
GBP/USD
1.5577
1.5291
-1.8%
ロンドンFTSE100指数
6566.09
6984.43
6.4%
8.4%
豪州
AUD/USD
0.8175
0.7645
-6.5%
S&P/ASX200指数
5411.018
5777.16
6.8%
14.2%
カナダ
USD/CAD
1.1621
1.2454
7.2%
S&Pトロント総合指数
14632.44
15014.09
2.6%
-4.3%
米国
-
エ マー ジ ン グアジ ア
中国
USD/CNY
6.2055
6.1976
-0.1%
上海総合
3234.677
4611.744
42.6%
42.8%
香港
USD/HKD
7.7551
7.7531
0.0%
香港ハンセン
23605.04
27424.19
16.2%
16.2%
インド
USD/INR
63.0437
63.825
1.2%
インドSENSEX30種
27499.42
27828.44
1.2%
0.0%
インドネシア
USD/IDR
12388
13224
6.7%
ジャカルタ総合
5226.947
5216.379
-0.2%
-6.5%
韓国
USD/KRW
1090.98
1108.19
1.6%
韓国総合株価
1915.59
2114.8
10.4%
8.7%
マレーシア
USD/MYR
3.4973
3.6675
4.9%
ブルサマレーシアKLCI
1761.25
1747.52
-0.8%
-5.4%
フィリピン
USD/PHP
44.72
44.585
-0.3%
フィリピン総合
7230.57
7580.46
4.8%
5.2%
シンガポール
USD/SGD
1.3255
1.3478
1.7%
シンガポールST
3365.15
3392.11
0.8%
-0.9%
台湾
USD/TWD
31.656
30.696
-3.0%
台湾加権
9307.26
9701.07
4.2%
7.5%
タイ
USD/THB
32.91
33.7
2.4%
タイSET
1497.67
1496.05
-0.1%
-2.4%
(資料)ブルームバーグ、みずほ銀行
■ 実質実効為替レート(REER)の1994年以降の平均からの乖離(2014年12月時点)
19
みずほ銀行|みずほディーラーズアイ
■ 実質GDP成長率
2 0 1 3 Q4
■ 消費者物価上昇率
2 0 1 4 Q1
2 0 1 4 Q2
2 0 1 4 Q3
2 0 1 4 Q4
2 0 1 5 Q1
2 0 1 5 Q2
( 前 年 比 % 、( 前 年 比 % 、 * 前 期 比 年 率 % )
2013
2014
14/12
( 前年比%)
15/01
15/02
15/03
15/04
15/05
15/06
2013
2014
(前年比%)
先進国
先進国
米国*
3.8
-0.9
4.6
4.3
2.1
0.6
日本*
-0.9
4.4
-6.8
-2.0
1.2
ユーロ圏
0.5
1.1
0.8
0.8
英国
2.4
2.7
3.0
豪州
2.2
2.9
カナダ*
2.9
1.0
中国
7.6
香港
インド
2.3
1.5
2.4
米国
0.8
-0.1
0.0
-0.1
-0.2
0.0
0.1
1.5
1.6
3.9
1.6
-0.1
日本
2.4
2.4
2.2
2.3
0.6
0.5
0.4
0.4
2.7
0.9
1.0
-0.4
0.8
ユーロ圏
-0.2
-0.6
-0.3
-0.1
0.0
0.3
0.2
1.3
0.4
3.0
3.4
2.9
1.7
3.0
英国
0.5
0.3
0.0
0.0
-0.1
0.1
0.0
2.6
1.5
2.8
2.7
2.4
2.3
2.1
2.7
豪州
1.7
1.5
2.5
2.5
3.5
3.2
2.2
-0.6
2.0
2.4
カナダ
1.5
1.0
1.0
1.2
0.8
0.9
1.0
0.9
1.9
7.4
7.5
7.3
7.3
7.0
7.7
7.4
中国
1.5
0.8
1.4
1.4
1.5
1.2
1.4
2.6
2.0
2.8
2.7
2.0
2.9
2.4
2.1
3.1
2.5
香港
4.9
4.1
4.6
4.5
2.8
3.0
3.1
4.3
4.4
6.4
6.7
6.5
8.2
7.5
7.5
5.1
6.9
インド
4.3
5.2
5.4
5.3
4.9
5.0
5.4
10.9
6.4
2.6
エ マ ー ジ ン グア ジ ア
1.3
エ マ ー ジ ン グア ジ ア
インドネシア
5 6
5.6
5 1
5.1
5 0
5.0
4 9
4.9
5 0
5.0
4 7
4.7
韓国
3.5
3.9
3.4
3.3
2.7
2.5
マレーシア
5.0
6.3
6.5
5.6
5.7
フィリピン
6.1
5.6
6.7
5.5
6.6
シンガポール
5.4
4.6
2.3
2.8
2.1
2.8
台湾
3.4
3.4
3.9
4.3
3.5
3.4
タイ
0.7
-0.4
0.9
1.0
2.1
3.0
7.0
5 6
5.6
5 0
5.0
インドネシア
84
8.4
7.0
0
6 3
6.3
64
6.4
68
6.8
7.2
2
7.3
3
64
6.4
64
6.4
2.9
3.3
韓国
0.8
0.8
0.5
0.4
0.4
0.5
0.7
1.3
1.3
5.6
4.7
6.0
マレーシア
2.7
1.0
0.1
0.9
1.8
2.1
2.5
2.1
3.2
5.2
7.1
6.1
フィリピン
2.7
2.4
2.5
2.4
2.2
1.6
1.2
3.0
4.1
1.7
4.4
3.0
シンガポール
-0.1
-0.4
-0.3
-0.3
-0.5
-0.4
-0.3
2.4
1.0
0.6
2.2
3.7
台湾
0.6
-0.9
-0.2
-0.6
-0.8
-0.7
-0.6
0.8
1.2
2.9
0.9
タイ
0.6
-0.4
-0.5
-0.6
-1.0
-1.3
-1.1
2.2
1.9
2 0 1 4 Q4
2 0 1 5 Q1
2013
2014
2.2
(注)インドの年間成長率は会計年度(4~3月)。
(注)豪州は四半期データ。インドの年間CP I上昇率は会計年度(4~3月)。
(資料)ブルームバーグ、みずほ銀行
(資料)ブルームバーグ、みずほ銀行
■ 失業率
■ 経常収支
14/12
15/01
15/02
15/03
15/04
15/05
15/06
( %)
2013
2 0 1 3 Q3
2014
2 0 1 3 Q4
2 0 1 4 Q1
2 0 1 4 Q2
2 0 1 4 Q3
( 対GD P 比%)
( %)
( 対GDP 比%)
先進国
先進国
米国
5.6
5.7
5.5
5.5
5.4
5.5
日本
3.4
3.6
3.5
3.4
3.3
3.3
5.3
3.4
7.4
6.2
4.0
3.6
米国
-2.4
-2.2
-2.2
-2.1
-2.1
-2.2
-2.3
-2.3
日本
1.1
0.8
0.3
-0.1
-0.1
0.5
1.6
0.8
-2.2
0.5
ユーロ圏
1.7
1.8
1.8
1.7
2.0
2.1
2.3
1.9
2.1
11.3
11.3
11.2
11.2
11.1
11.1
12.0
11.6
英国
-4.1
-4.5
-4.7
-5.4
-5.7
-5.9
-4.5
-5.5
英国
5.7
5.7
5.6
5.5
5.5
5.6
7.6
6.3
豪州
-3.6
-3.1
-1.9
-3.6
-3.1
-2.5
-2.7
-3.4
-2.8
豪州
6.1
6.3
6.1
6.1
6.1
5.9
6.0
5.7
6.1
カナダ
-3.0
-3.0
-2.7
-2.5
-2.2
-2.1
-2.5
-3.0
-2.1
カナダ
6.7
6.6
6.8
6.8
6.8
6.8
6.8
7.1
6.9
エ マ ー ジ ン グア ジ ア
中国
1.8
1.6
1.2
1.5
1.8
2.1
2.8
1.6
2.1
4.1
4.1
香港
0.8
1.5
1.6
2.1
2.4
1.9
2.1
1.5
1.9
3.4
3.2
インド
-4.1
-2.6
-1.7
-1.0
-1.2
-1.4
-1.4
-2.6
-1.4
6.1
5.8
インドネシア
-3.6
-3.3
-3.1
-3.0
-2.8
-2.9
-2.9
-3.3
-2.9
韓国
6.3
6.2
6.3
6.2
6.1
6.3
6.9
6.2
6.3
マレーシア
47
4.7
3 9
3.9
4 5
4.5
57
5.7
5 3
5.3
4 4
4.4
35
3.5
3 9
3.9
4 4
4.4
フィリピン
4.1
4.2
3.4
3.4
4.0
4.4
5.0
4.2
4.4
ユーロ圏
エ マー ジ ン グア ジ ア
中国
香港
4.1
3.3
4.1
3.3
3.3
3.3
3.2
3.2
3.2
5.8
インドネシア
韓国
3.5
3.4
3.9
3.7
3.7
3.9
マレーシア
3.0
3.1
3.2
3.0
3.0
3.1
6.6
フィリピン
6.4
シンガポール
1.9
1.8
台湾
3.8
3.8
3.7
3.8
3.8
3.8
タイ
0.6
1.1
0.8
1.0
0.9
0.9
(資料)ブルームバーグ、みずほ銀行
3.9
3.1
3.5
3.1
2.9
7.1
6.8
シンガポール
17.1
17.9
18.3
17.9
18.5
19.1
21.8
17.9
19.1
2.0
1.9
2.0
台湾
10.7
10.8
11.6
11.9
11.9
12.5
13.7
10.8
12.5
3.8
4.2
4.0
タイ
-1.9
-0.8
1.1
2.6
2.2
3.3
4.0
-0.8
3.3
0.7
0.8
(注)インドの年間経常収支は会計年度(4~3月)。
(資料)ブルームバーグ、みずほ銀行
20
みずほ銀行|みずほディーラーズアイ
■ 世界の政策金利
現 在(% )
政 策転 換期
最近 の政 策変更
直近 の政 策動向
日付
水 準(% )
日付
(単位 :b p )
日付
決定事 項
0 - 0.25
緩和: 2007/9/17
5.25
2008/12/16
-75-100
2015/7/30
現状維持
緩和 2008/10/30
緩和: 2008/10/30
0 50
0.50
2010/10/5
0 10
0-10
2015/6/19
現状維持
先進国
米国
FFレート誘導目標
日本
無担保
無担保コール翌日物金利
ル翌日物金利
0 10
0.10
ユーロ圏
主要リファイナンスオペ金利
0.05
緩和: 2011/11/3
1.50
2014/6/5
-10
2015/7/16
現状維持
英国
バンク・レート
0.50
緩和: 2007/12/6
5.75
2009/3/5
-50
2015/7/9
現状維持
豪州
キャッシュ・レート
2.00
緩和: 2011/11/1
4.75
2015/2/3
-25
2015/7/7
現状維持
カナダ
翌日物金利
0.75
緩和: 2015/1/22
緩和: 1.00
2015/1/22
-25
2015/7/15
現状維持
1 年物貸出基準金利
4.85
緩和: 2012/6/8
6.31
2015/6/27
-25
2015/6/27
-25bp
インド
翌日物レポ金利
7.25
緩和: 2015/1/15
8.00
2015/6/2
-25
2015/6/2
-25bp
インドネシア
翌日物金利
7.50
緩和: 2015/2/17
7.75
2015/2/17
-25
2015/7/14
現状維持
韓国
7 日物レポ金利
1.50
緩和: 2012/7/12
3.00
2015/6/11
-25
2015/7/9
現状維持
マレーシア
翌日物金利
3.25
引き締め: 2010/3/4
2.00
2014/7/10
+25
2015/7/9
現状維持
フィリピン
翌日物金利
4.00
引き締め: 2014/7/31
3.50
2014/9/11
+25
2015/6/25
現状維持
タイ
翌日物レポ金利
1.50
緩和: 2011/11/30
3.50
2015/3/11
-25
2015/6/10
現状維持
ベトナム
リファイナンス金利
6 50
6.50
緩和: 2012/3/12
15 00
15.00
2014/3/17
-50
50
2014/12/23
現状維持
エマー ジ ン グア ジ ア
中国
(資料)ブルームバーグ、みずほ銀行
21