2015年7月1日 みずほディーラーズアイ みずほデ ズ イ (2015年7月号) みずほ銀行 みずほ銀行|みずほディーラーズアイ 目次 米ドル相場 2 韓国ウォン相場 ユ ロ相場 ユーロ相場 4 台湾ドル相場 10 英ポンド相場 6 香港ドル相場 11 豪ドル相場 7 中国人民元相場 12 カナダドル相場 8 シンガポールドル相場 シンガポ ルドル相場 13 タイバーツ相場 14 マレーシアリンギ相場 15 イン ネシアル ア相場 インドネシアルピア相場 16 フィリピンペソ相場 17 インドルピー相場 18 9 当資料は情報提供のみを目的として作成したものであり、特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。当資料は信頼できると判断した情報に基づいて作成されていますが、その正確性、確実性を保証するも のではありません。ここに記載された内容は事前連絡なしに変更されることもあります。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようにお願い申し上げます。また、当資料の著作権はみずほ銀行に属 し、その目的を問わず無断で引用または複製することを禁じます。 1 みずほ銀行|みずほディーラーズアイ 予想レンジ: 米ドル相場 USD/JPY 120.00 ~ 124.50 国際為替部 為替営業第二チーム 横井 雄 ■ 先月の為替相場 ■ 今月の見通し 6月のドル/円相場は初旬に2002年6月以来の高値を付けたものの、その後 は上値重く推移する展開となった。 月初のドル/円相場は124円台前半でオープン。月初に発表された米経済 月初のドル/円相場は124円台前半でオ プン。月初に発表された米経済 指標は概ね良好な結果となった。米5月ISM製造業景気指数は、春先にか けて緩んだ生産活動の持ち直しを期待させる内容となり、3日に公表された 米地区連銀経済報告(ベージュブック)でも米国経済の緩やかな拡大が報 告された。そして、5日に発表された米5月雇用統計は、非農業部門雇用者 数が前月比28.0万人の増加となり、市場予想(前月比22.6万人増加)および 前回結果(前月比22.1万人増加)を大幅に上回るものとなった。この結果を 受けてドル/円は大きく上昇し、2002年6月以来となる高値125.86円を付け た た。 しかし、翌週以降は一転して上値の重い展開となった。きっかけは日米要人 による発言で、8日は「オバマ大統領が『ドル高は問題』と発言した」との報道 が流れ(後にホワイトハウスが否定するも)、ドル/円は前週末の上昇を打ち 消した。10日には黒田日銀総裁の発言が、市場では円安けん制と受け止め られてドル/円は更に下落する展開となり、約2週間ぶりの安値となる122.46 円まで下落した。そして、ドル/円は上値の重さを感じさせたまま、中旬の FOMC、 ロ圏財務相会合、日銀金融政策決定会合等が並ぶイ ント週 FOMC、ユーロ圏財務相会合、日銀金融政策決定会合等が並ぶイベント週 に突入した。しかし、蓋を開けてみるとFOMCについては当局サイドから利上 げ時期に関するヒントは与えられず、ユーロ圏財務相会合も結論が出ずに 終了、日銀会合も事前に黒田総裁が前週の発言の意図を説明したことで注 目度の低い会合となった。そのためイベント週にも関わらず値幅は限定的と なり、マーケットの注目はギリシャ債務問題に向かっていった。債務問題は6 月30日の支援期限が迫るものの、債権団とギリシャの交渉は遅々として進ま なかったが、多くの市場参加者は最終的には両者が妥協し、債務問題は乗 り越えられると見て た 事態が急変した は 日で ギリ り越えられると見ていた。事態が急変したのは27日で、ギリシャの態度に業を 態度に業を 煮やした債権団は、支援延長を拒否。翌28日にはギリシャ国内銀行への支 援策であるELA(緊急流動性支援)の増額が見送られ、国内銀行の資金繰り は行き詰ることになった。この事態を受けて、29日にギリシャ政府は資本規 制を導入し、ギリシャ経済は破綻の瀬戸際に追い込まれた。これを受けて、 週明けのドル/円相場は前週末の終値(123円台後半)から1円ほど円高の水 準で取引を開始し、リスク回避ムードが高まると下値を探る展開となり月末に 安値121 93円を付けて 122円台半ばで先月の取引を終えている 安値121.93円を付けて、122円台半ばで先月の取引を終えている。 7月のドル/円相場は、ギリシャ国民投票後に一旦上昇するものの、その後は 上値の重い展開になると予想する。 目下の注目材料は、7月5日に実施予定のギリシャ国民投票だ。同投票は債 権団が提示した改革案の受入是非を問うものだが、改革案を拒否するという ことは事実上のユーロ脱退を意味する。ギリシャ国民は資本規制により不自 由な生活を余儀なくされており、そのため国民投票では、資本規制の緩和 に繋がる改革案の受け入れが多数を占めるだろう。改革案が受け入れられ れば、市場の動揺は一旦沈静化すると考えられ、リスク回避ムードが和らぐ 中でドル/円は6月中旬以降の高値である124円台まで一時的に上昇するだ ろう。ただ、更なる上値追いは難しいと見る。国民投票で改革案を受け入れ たとしても ギリシ の政情は不安定な状況になることが想定される ギリシ たとしても、ギリシャの政情は不安定な状況になることが想定される。ギリシャ 債務問題に起因する市場の混乱は、6月末が一旦のピークだったと見るが、 引き続きノドに刺さった小骨のように相場の上値を押さえる要因となろう。 中旬以降は28・29日に予定されているFOMCに、市場の注目は向かうだろ う。ギリシャ債務問題の陰に隠れているが、6月27日に中国は利下げと預金 準備率の引き下げを同時に実施した。同様の措置は、世界的な景気後退局 面にあった08年以来のことであり、当局が足元の景気減速を警戒しているこ とが伺える。FRBは今年に入ってからFOMC声明文で、金融政策の判断材 料として「国際情勢に関するデータ」を新たに追記している。新興国や欧州 などで不確実性が高まっている状況を勘案し、今回のFOMCでは政策の自 由度を確保するために、利上げ時期およびペースに関する十分なヒントを市 場に与えることはないだろう。そのため、前回会合と同様にFOMCはドルの 上値を押さえる材料となろう。また、チャート(一目均衡表)上も中旬以降は 上値の重さを示唆する形状になりつつある点も、気になるところだ。 なお、米経済を俯瞰してみると、小売などは良好な状態にあるが、製造業は 輸出 停滞等を背景に設備稼働率 低下傾向が続 ており 米経済 先 輸出の停滞等を背景に設備稼働率の低下傾向が続いており、米経済の先 行きにも不安材料は残る。その観点から15日の6月鉱工業生産および、27日 の6月耐久財受注、米経済の全体感を見るという点で30日の4-6月期GDP速 報値には注目しておきたい。 一方で、赤字が続く本邦貿易収支や旺盛な本邦企業の海外投資などを勘 案すると、需給面で引き続きドル/円はサポートされているとも言える。ドル/ 円は徐々に上値の重い展開になると見るが、120円を割り込むような底割れ 的な展開になる可能性は低いと言えよう 的な展開になる可能性は低いと言えよう。 (資料)ブルームバーグ ■ 為替の動き 125 USD/JPY 124 123 122 121 120 119 118 1 /02 15/02 1 /03 15/03 1 /04 15/04 1 /0 15/05 (資料)ブルームバーグ ■ 株価指数の動き 21000 20600 20200 19800 19400 19000 18600 18200 17800 17400 15/02 / 18600 18200 17800 日経平均株価指数 17400 NYダウ平均(右軸) 17000 15/03 / 15/04 / 15/05 / ■ 先月の注目イベント 発表日 イベント 期間 6/1 米ISM製造業 5月 6/3 米ADP雇用統計 5月 6/5 米非農業部門雇用者数 5月 6/5 米失業率 5月 6/8 日 経常収支 4月 6/11 米小売売上高(前月比) 5月 6/18 米コアCPI(前年比) 5月 6/22 米中古住宅販売件数 5月 6/23 米耐久財受注(前月比) ( ) 5月 6/26 日 コアCPI(前年比) 5月 (資料)ブルームバーグ 予想 52.0 200K 226K 5.4% 1.687B 1.2% 1.8% 5.26M -1.0% 0.0% 結果 52.8 201K 280K 5.5% 1.326B 1.2% 1.7% 5.35M -1.8% 0.1% 前回 51.5 165K 221K 5.4% 2.795B 0.2% 1.8% 5.09M -1.5% 0.3% 2 みずほ銀行|みずほディーラーズアイ カスタマーディーラーの相場観 注目点(本編の内容とは必ずしも一致しません) カスタマーディーラーの相場観、注目点(本編の内容とは必ずしも一致しません) ■ ドル・ブル(5名、120.00~128.00、中心120.00~126.00) 121.00 矢野 ~ 125.00 120.00 高田 ~ 126.00 120.00 尾身 ~ 128.00 120.00 下山 ~ 127.00 127 00 121.00 西谷 ~ 126.00 ■ ドル・ベア(5名、116.00~125.00、中心118.00~125.00) 119.00 ギリシャ情勢を受けての「リスク回避」に伴う円高進行は限定的。米景気はこれま で足かせとなっていた港湾ストライキや厳冬等の影響が払拭され、今後発表さ れる景気指標は回復を確認するものとなろう その他円需給を見てもドル高/円 れる景気指標は回復を確認するものとなろう。その他円需給を見てもドル高/円 安が継続すると予想。 藤崎 引き続きFRBの利上げ観測の高まり度合いに応じて上げ下げする展開か。日米 の金融政策の方向性の違いやドル/円の需給環境を勘案すれば基本的にはド ル高相場を予想する。地政学リスク等の高まりで一時的に円買戻しのフローも 想定されるが下値は限定的であろう。 加藤 月初はギリシャ問題からリスクオフのドル売りに上値重い推移を続ける可能性は あるが、通過後は米経済の底堅さを指標で確認しながらドル高が一段と進行す る展開を予想。ドル高は米利上げまでの一過性のものと捉えて足許はドル高を 許容する形となろう。 足許、市場参加者のリスクセンチメントを押さえているギリシャ問題は、結局同国 のユーロ圏離脱等はなく政治的に解決するものと予想。今後は、市場参加者の リスク許容度の上昇や米国の利上げ期待など、ドル買い・円売り双方のサイドで 圧力が高まりやすく、ドル円は上昇基調に推移すると予想する。 圧力が高まりやすく ドル円は上昇基調に推移すると予想する ギリシャ協議の結果を受けても、ドル円へのインパクトは限定的。むしろドル円の 下値を確認する格好となった。今後ギリシャの国民投票等でリスクセンチメントに ポジティブな結果が出てくれば、株価の回復⇒ドル円上昇との動きが予想さ れ、上方向の値動きを基本シナリオとして見ていきたい。 ~ 125.00 118.00 ~ 125.00 118.00 山下 ~ 125.00 116.00 佐藤(雅) ~ 124.00 124 00 118.00 西島 ~ 125.00 米利上げのタイミングが近づいているが、一段の円安進展に関しては日米当局 共に望んでいないと推測。フローは円安を示唆しているが、高値圏では上値警 戒感の強い展開が予想される 実需や投資関連フローが下値を支え 大崩れ 戒感の強い展開が予想される。実需や投資関連フローが下値を支え、大崩れ はないと予想。 依然、円安のスピードが速すぎる。現状で130円と120円との2択を考えた場合 130円では120円と比べるといろいろと弊害が多かろうと予想する。大きな流れに 変化はないと考えるが125円突破の前に120円トライがあるだろう。 ギリシャ不安からの市場の流動性低下は避けられないところであり、リスクオフ通 貨として円は選好されるであろう。日米共に急速なドル高円安には嫌悪感を示 しており、米金利上げ期待に一服感も出てきたことから、ドル円の上値を重いと 予想する。 本邦経常黒字の定着、対外証券投資の鈍化、日銀による追加緩和期待の後退 に加え、125円近辺では日米当局者からの円安牽制発言が警戒されることか ら、ドル円相場は下値リスクに留意したい。 年内利上げを模索する米国金融政策を前提とするドル高の流れは考え得るも のの、125円近辺からの伸び悩みや日米双方からのドル高・円安牽制の動きに 鑑みるとドル円上昇の勢いは限定的。ギリシャ情勢などを始めとするリスクオフ の円買いがドル円の上値を抑える展開が続きそう。 3 みずほ銀行|みずほディーラーズアイ 予想レンジ: ユーロ相場 ユ ロ相場 EUR/USD EUR/JPY 1.0500 126.05 ~ 1.1500 ~ 140.00 国際為替部 為替営業第二チーム 佐藤 雅英 ■ 先月の為替相場 ■ 今月の見通し 先月のユーロ相場は、月前半にギリシャ情勢に対する楽観論の台頭を背景 に上昇したものの、月後半にはギリシャ情勢の悪化を背景に下落する展開と なった。 な た。 今月のユーロ相場は、ギリシャ情勢の先行きを見極めながら上値の重い展 開を予想する。 月初1日に1.09台後半でオープンしたユーロ/ドルは、ドル買い優勢地合 いに月安値1.0887をつけるも、2日には、ユーロ圏5月消費者物価指数が市 場予想を上回ったことやギリシャ債務問題の協議が前進しているとの報道を 好感し、1.11台後半まで急伸した。3 日には、ECB 理事会後のドラギ ECB 総裁の会見において、高いボラティリティに順応すべきとの発言が金利上昇 の容認と受け止められユーロ買いが強まり、4 日にかけて1.13台後半まで上 昇 しかし 5日発表の米5月雇用統計が市場予想を上回ると 1 10台半ばま 昇。しかし、5日発表の米5月雇用統計が市場予想を上回ると、1.10台半ばま で下落した。 8日には、オバマ大統領がドル高を牽制したとの報道を契機にドル売りが 強まると、良好な独経済指標も相俟って、10日にかけて1.13台後半まで続伸 した。しかし、11日になると、米5月小売売上高の良好な結果をうけたドル買 いやIMFがギリシャ金融支援をめぐる交渉を中断したとの報道に、1.12台後 半まで下落した。 15日は、ギリシャのデフォルト懸念を背景に1.11台後半まで下落したが、そ 15日は、ギリシャのデフォルト懸念を背景に1.11台後半まで下落したが、そ の後はドル売り優勢の地合いとなり1.12台後半まで上昇。17日には、FOMC を控えたドル買いにユーロは弱含む場面が見られるも、結果発表後はドル 売り優勢の展開に1.13台後半まで上昇した。18日は、メルケル独首相がギリ シャと債権団の合意について言及したこともユーロ買いをサポートし、米5月 消費者物価指数の悪化を受けたドル売りも相俟って、月高値1.1440まで上 昇した。 22日は、ギリシャ協議の合意期待から1.14台前半で底堅く推移するも売り 意欲も強く 意欲も強く、23日にかけて1.11台前半まで値を下げた。24日には、1.12台前 日にかけて 台前半まで値を下げた 日には 台前 半まで上昇するも、26日には、翌日にユーロ圏財務相会合を控える中、ギリ シャが債権団による支援を5か月延長するとの提案を拒否したことで、再び 1.11台前半まで下落した。 29日は、週末に債権団が支援延長の打ち切りを決定したほか、チプラス首 相が国民投票を決定したことで、ユーロからの離脱リスクを嫌気し、1.09台半 ばまで下落。しかし、海外時間になると、ユーロの買い戻しが優勢となり、 1 12台後半まで急伸した後 1 11台半ばで月末を迎えた 1.12台後半まで急伸した後、1.11台半ばで月末を迎えた。 (資料)ブルームバーグ ■ 為替の動き 1.16 140 EUR/USD 1.14 138 EUR/JPY(右軸) 136 1 12 1.12 134 1.10 132 1.08 130 1.06 128 1.04 126 15/02 / 15/03 / 15/04 / 15/05 / 6月27日に開催された緊急のユーロ圏財務相会合では、ギリシャ支援の延 長合意に達することなく終了した。また、ギリシャのチプラス首相は、5日に財 政緊縮策の是非を問う国民投票を実施すると発表し、ユーロからの離脱リス クが一段と高まっている。29日には資本規制が導入されたことで、金融市場 は動揺し、ユーロは下落している。 振り返れば、26日に債権団が求める財政再建計画を受け入れることを条 件に、支援プログラムの5か月延長と155億ユーロの分割実行を申し入れ、ギ リシ に対してかなりの譲歩をしたにもかかわらず ギリシ 側が拒否したこと リシャに対してかなりの譲歩をしたにもかかわらず、ギリシャ側が拒否したこと は驚きの感がある。チプラス政権が反緊縮を掲げ総選挙で勝利したことを考 えると、聖域である年金改革等にメスを入れることは受け入れられなかった 模様だが、両者の間では不信感が一段と高まっており、ギリシャ問題の先行 きには悲観とならざるを得ず、ユーロは短期的には下落リスクに留意する必 要があるだろう。 今月最大の注目は、5日に実施されるギリシャの国民投票。国民投票まで に想定されるシナリオは、①国民投票を撤回し財政改革案を受け入れ、② 国民投票を実施の上、改革案を受け入れ、③国民投票を実施の上、改革案 受け入れを拒否 が考えられる。 資本規制の導入により、預金の引き出しに制限がかかっていることから、国 民の不満がチプラス政権に向けられれば、国民投票を撤回し、財政改革案 を受け入れる可能性はある。また、国民投票を実施したとしても、国民が改 革案受け入れを支持すれば、ユーロは大きく買い戻されることになりそうだ。 一方、国民投票を実施し、改革案受け入れを拒否すれば、ギリシャのユー ロ離脱が現実化するリスクが高まることから、ユーロは一時的に大きく売り込 離脱が現実化するリ クが高まることから は 時的に大きく売り込 まれるだろう。 但し、ギリシャのユーロ離脱は、自国通貨の採用を意味しており、ユーロ圏 のファンダメンタルズ強化に繋がる可能性もある。こうしたことを勘案すれば、 先行き不透明感を背景に当面は売り圧力に晒されることになりそうだが、長 期的にはユーロ上昇要因となることにも留意したい。 (資料)ブルームバーグ ■ 株価指数の動き 12500 12300 12100 11900 11700 11500 11300 11100 10900 10700 10500 15/02 / 6/1 6/2 6/2 6/3 6/3 6/9 6/16 6/24 15/03 / 15/04 / (資料)ブルームバーグ ■ 先月の注目イベント 発表日 ドイツDAX指数 イベント 製造業PMI PPI(前年比) CPI(前年比) サービス業PMI 小売売上高(前月比) GDP(前年比) 独 ZEW調査(期待) 独 IFO企業景況感指数 期間 5月 4月 5月 5月 4月 1Q 6月 6月 予想 52.3 -2.0% 0 2% 0.2% 53.3 0.6% 1.0% 37.3 108.1 結果 52.2 -2.2% 0 3% 0.3% 53.8 0.7% 1.0% 31.5 107.4 前回 52.0 -2.3% 0 0% 0.0% 54.1 -0.8% 1.0% 41.9 108.5 15/05 / 4 みずほ銀行|みずほディーラーズアイ カスタマーディーラーの相場観 注目点(本編の内容とは必ずしも一致しません) カスタマーディーラーの相場観、注目点(本編の内容とは必ずしも一致しません) ■ ユーロ・ブル(4名、1.0900~1.1800、中心1.0950~1.1650) 1.0900 藤崎 ~ 1.1600 1.0900 加藤 ~ 1.1600 1.1100 山下 ~ 1.1800 1.1000 尾身 ~ 1.1700 1 1700 ■ ユーロ・ベア(6名、1.0500~1.1500、中心1.0800~1.1400) 1.0900 ギリシャ情勢は混沌としているが、最終的にデフォルト回避にユーロ圏が動き、 実需によるユーロ下支えや投機筋のユーロショートの買い戻しから、ユーロの反 発を予想する 但しマイナス金利は依然としてユーロ売りの材料であり 上値も 発を予想する。但しマイナス金利は依然としてユーロ売りの材料であり、上値も 限定的となろう。 矢野 ギリシャ問題を材料に積み増してきた短期のユーロショートポジションのアンワイ ンディングを予想する。ただし、ギリシャ問題以外を考えても、米ドルと比較すれ ば中長期的にはユーロネガティブであることに変わりはない。 高田 ギリシャデフォルトが現実味を帯びてきているが、その場合でもEU のギリシャ ギリシャデフォルトが現実味を帯びてきているが、その場合でもEUへのギリシャ 債務のインパクトは限定的であり、イタリア・スペインの景気も底を打ち、好調なド イツ経済に支えられたユーロ圏はギリシャという足枷が外れればむしろポジティ ブに働くであろう。 ユーロ相場は、ギリシャ支援延長決定で基本的には反発すると予想。問題は支 援延長が決まるタイミング。20日のECB国債償還まで長らくリスクオフ相場が継 続する可能性はあるが、ギリシャのデフォルト・EU離脱は無く、最終的には融資 を繋いでユ ロ高が 段と進むだろう。 を繋いでユーロ高が一段と進むだろう ~ 1.1400 1.0900 ~ 1.1400 1.0500 佐藤(雅) ~ 1.1500 1.0800 西島 ~ 1.1400 1 1400 1.0600 下山 ~ 1.1500 1.0800 西谷 ~ 1.1400 ギリシャ情勢が依然不安視される中、ユーロは不安定な動きが継続。ただ、市 場ではEU離脱シナリオも徐々に織り込みつつあることなど更なる波乱要因とは ならないと見る また欧米金融政策の方向性の差異もあり 引き続き上値の重い ならないと見る。また欧米金融政策の方向性の差異もあり、引き続き上値の重い 地合いを予想。 不安定なギリシャ情勢を契機とするユーロ売りやFRBの利上げ観測を背景とし たドル買いフローから一時的にユーロが売り込まれる局面が予想される。ただ し、ユーロ圏の巨額な経常黒字を勘案すれば、下値は限定的であろう。 ギリシャで5日に実施される財政緊縮策の是非を問う国民投票で、緊縮策が否 決された場合、ギリシャのユーロ離脱リスクが高まり、ユーロは売り圧力に晒され ることになりそうだ。国民投票後もEU側がギリシャのユーロ圏残留を望み交渉を 継続しても、ギリシャ問題の長期化を嫌気し、上値の重い展開となろう。 5日の国民投票結果如何ではあるものの、ギリシャ情勢の究極的解決までは程 遠く、ギリシャのデフォルト、ユーロ圏離脱が意識されれば一時的にユーロ売り が加速すると見られる。ギリシャ情勢を除いてもECBの量的緩和による金利低下 圧力から積極的なユ ロ買いは期待し難い状況。 圧力から積極的なユーロ買いは期待し難い状況 ギリシャ問題は同国のユーロ圏離脱等はなく政治的に解決するものと予想。7月 20日のECBへの支払い等のイベントをこなす見込みがつけば、一旦ユーロ買い が強まる可能性はあるも、その後は再びECBによるQEや米国の利上げ観測等 に注目が集まり、数か月前同様ユーロ売り圧力が高まりやすくなると予想する。 個人的に5日の国民投票では債権団の緊縮財政案を受け入れ、20日の国債償 還までには金融支援が実施されると予想する。その際に、一旦ユーロが買い戻 される展開には注意したいが、その後はECBのマイナス金利、QEを背景にじり じりと下落する動きとなるだろう。 5 みずほ銀行|みずほディーラーズアイ 予想レンジ: 英ポンド相場 GBP/USD GBP/JPY 1.5600 193.00 ~ 1.6100 ~ 199.00 欧州資金部 本多 秀俊 ■ 先月の為替相場 ■ 今月の見通し ■ 今月のつぶやき(現地からの声) 6月のポンド相場は上昇。対円で約9年ぶりとなる高値を更新した上、対ドル でも5月の高値(1.5815)を上抜けて7か月ぶりの高値を更新した。 月初、ポンドの堅調は、ユーロの上昇に引っ張られた格好で、対ドル、対円 月初、ポンドの堅調は、 の上昇に引 張られた格好で、対ドル、対円 では堅調に推移したものの、対ユーロではむしろ軟調に推移した。この局面 のユーロ上昇は、ユーロ圏主要国の長期金利急騰を反映した値動きと考え られた。この局面、長期金利は世界的に上昇していたものの、欧州中銀によ る拡大資産購入策を受けた急激な金利低下の反動(=ユーロ圏長期金利の 上昇)が世界的な金利上昇を牽引したと考えられたからだ。 月央に掛けてはポンドが独歩高の様相を強めた。転機となったのは9日に発 表された英4月貿易収支の上振れ(予想外の赤字縮小)ではないか。従来、 英貿易収支がポンドに与える影響は限定的と言えた しかし 今年3月以 英貿易収支がポンドに与える影響は限定的と言えた。しかし、今年3月以 降、英中銀カーニー総裁や同金融政策委員会のウィール委員などが英貿 易/経常収支に与えるポンド高の悪影響に対し繰返し警戒感を示しており、 英金融政策にも影響を与えかねないとの分脈でポンドの値動きにも影響す るようになったようだ。 更に17日、発表された英2~3月平均賃金の上振れがポンドの上げ足を一段 と強めた。特に同統計の「除賞与」は前年比+2.7%と2009年2月来の高水準 にまで急伸した。賃金急騰を受け、俄かに英中銀による早期利上げ期待が 膨らんだ。並行して、米連邦公開市場委員会(19日)が「予想よりも利上げに 消極的」と読まれたこともあり、中には「米連銀よりも先に英中銀が利上げに 踏み切るのでは?」といった声まで一部では聞かれた。 月末に掛け、ポンドは対ドルで調整的な軟調推移に転じた。米国において 良好な住宅関連の経済指標の発表が続いた他、パウエルFRB理事が9月の 利上げ開始について言及したため、ドル買いが優勢となった。一方、対ユー ロでは引き続き堅調を維持した。22日以降、ギリシャ政府と債権団(トロイカ) と 間で支援継続に向けた合意が近 と 楽観が広がり 株式市場は世界 との間で支援継続に向けた合意が近いとの楽観が広がり、株式市場は世界 的に上昇、独国債利回りも上昇(「質への逃避」の巻き戻し)したが、通貨市 場はその楽観を共有しなかったようだ。また、ウィール委員がFT紙のインタ ビューにおいて早ければ8月に利上げを行う準備があると発言し、対ユーロ でポンドを下支えした。 7月のポンド相場は、もう一段の上昇を予想。ただし、俄かに高まった英早期 利上げ期待の先行きに関しては、発表される経済指標を確認しながら慎重 に判断していく必要があろう。 ポンド続伸を予想の中心に据えるのは、対円、対ドルでそれぞれ新値を更 新した勢いを感じるから。ポンド/円はテクニカルに(2008年の戻り高値の) 215円台まで「青天井」に見えるし、ポンド/ドルも1.60台乗せは射程距離に 見える。余程弱めの英経済指標が並んだり、英中銀高官からの牽制発言な どがない限り、ここまで盛り上がった英中銀早期利上げ期待が、大きく萎むこ とはなさそうなのもポンドに強気になれる理由。注目はやはり利上げ観測の 発火点となった賃金統計で、15日(水)に発表される英3~5月平均賃金とい うことになろう 物価関連統計では14日(火)に発表予定の英6月消費者物価 うことになろう。物価関連統計では14日(火)に発表予定の英6月消費者物価 指数、同生産者物価指数にも注目。同じく、先月ポンド高を招いた経緯から 10日(金)発表の英5月貿易収支にも注目しておきたい。その他注意を払う べき英経済指標/イベントには、9日(木)に結果が発表される英中銀金融政 策委員会、22日(水)に公表されるその議事録の他、7日(火)の英5月製造 業/鉱工業生産、23日(木)の英6月小売売上高、28日(火)の英4~6月期 GDP速報値などが挙げられるか。もっとも、こうした経済指標などが上述の英 早期利上げ観測を大きく変える可能性は高くないものと見込む。 ただし、足許賃金の強い伸びを受けた英早期利上げ観測の高まりに対して は、冷静にその動向を見守る姿勢を維持しておきたい。今年1月~4月の英 平均賃金の月次(単月)の推移は以下の通り(括弧内は前年比)、 除ボーナス: 457(+1.6%)→459(+2.4%)→461(+2.9%)→462(+2.9%) 含ボーナス: 485(+1.4%)→484(+1.1%)→494(+4.4%)→493(+2.6%) 3か月平均の数字を追えば、1月の弱い伸び(前年比)が抜け落ちて4月の強 めの伸びが算入されることで平均はぐっと押し上げられる。順当にいけば7月 に発表される含ボ ナ に発表される含ボーナスの3~5月平均は一段の上伸が見込まれるが、その 月平均は 段 上伸が見込まれるが そ 翌月(4~6月平均)には失速する可能性が高い。除ボーナスの数字も、この ままいけば3~5月平均から頭打ちに推移する可能性は十分に想定できる。 従来と比べて賃金の上昇基調が鮮明になってきたのは事実だが、早期利上 げを正当化するほどの強い伸びを維持できるか否かについては、今後の動 向を慎重に見極める必要があるだろう。そういった慎重な姿勢を英中銀も維 持しているであろうことは、6月22日のカンリフ委員の発言(「生産性が上向か ないリスクはある」)などにもうかがうことができた ないリスクはある」)などにもうかがうことができた。 『当地のマッサージ事情』 赤の他人に体を触られるのが苦手なので、マッサージの 類はほとんど受けたことがありませんでした。散髪した際 に、理容師さん/美容師さんが、首周り/肩周りにちょっと したマッサージをしてくれることがあるかと思いますが、 それも断るようにしています。 ただ、近年は、ランニングをするようになったおかげで、 大きなレースの前には、脚にたまった疲労をほぐしてもら いにいくようになりました。ランニング仲間のひとりに、彼 女自身ランナーで、仲間内から「神の手」と呼ばれる整 体/鍼灸師さんがいるからです たま た乳酸を情け容 体/鍼灸師さんがいるからです。たまった乳酸を情け容 赦なく揉みほぐす彼女には、別名「拷問部屋の看守長」 というありがたくないあだ名もついています。 というわけで、『当地のマッサージ事情』と言っても、極め て限られた世界しか知らず、語るべきは何も持っていな いのですが、スパとかに行けばマッサージを受けられる 施設はあるはずです。あと、ロンドンの街を歩いている と、 タイ式マッサ ジ」の看板をたまに目にします。中に と、「タイ式マッサージ」の看板をたまに目にします。中に は、「本当にマッサージだけなのかなあ?」みたいなあや しげな雰囲気を漂わせている店もありますが、入ったこと ないので(いや、本当に)わかりません。 マッサージとはなんの関係もないのですが、この文章を 書いていて思い当たったのは、20年近くイギリスに住ん でいるうちに、自分が他人の体を触るようになったことで す。「他人に体を触られるのが苦手」などと言いながら、 飲み会などでわ わ 話して るうちに 相手が女性で 飲み会などでわいわい話しているうちに、相手が女性で も男性でも、自然に相手の肩とか腕とかに手を伸ばして いることがあります。別に、べたべた触りまくるわけじゃあ りませんが、はたと気が付いて自分で驚きます。こういう スキンシップは東洋にはないものではないかと思います が、心理的な垣根を取り払うには有効な手段じゃないか と思います。もっとも、触られた相手がどう思っているか はわかりませんが はわかりませんが...。 (資料)ブルームバーグ ■ 為替の動き GBP/USD 1.58 192 190 188 186 184 182 180 178 176 174 GBP/JPY(右軸) 1.56 1 54 1.54 1.52 1.50 1.48 1.46 15/02 15/03 15/04 15/05 (資料)ブルームバーグ ■ 株価指数の動き 6/1 6/2 7000 6/3 6/9 6800 6/10 6/10 6600 6400 15/02 ロンドンFTSE100指数 15/03 15/04 15/05 (資料)ブルームバーグ ■ 先月の注目イベント 発表日 7200 イベント 期間 製造業PMI 5月 建設業PMI 5月 サービス業PMI サ ビス業PMI 5月 貿易収支(百万ポンド) 4月 鉱工業生産(前年比) 4月 製造業生産(前年比) 4月 6/16 消費者物価指数(前年比) 5月 6/17 ILO失業率 2-4月 6/17 週平均賃金上昇率(前年比) 2-4月 6/18 小売売上高(除自動車/前年比) 5月 予想 52.5 55.0 59 2 59.2 -2600 0.6% 0.4% 0.1% 5.5% 2.1% 4.3% 結果 52.0 55.9 56 5 56.5 -1202 1.2% 0.2% 0.1% 5.5% 2.7% 4.4% 前回 51.8 54.2 59 5 59.5 -3093 1.1% 1.2% -0.1% 5.5% 2.3% 4.6% 6 みずほ銀行|みずほディーラーズアイ 予想レンジ: 豪ドル相場 AUD/USD AUD/JPY 0.7450 90.00 ~ 0.7850 ~ 97.00 シドニー支店 山口 美紀 ■ 先月の為替相場 ■ 今月の見通し ■ 今月のつぶやき(現地からの声) 6月の豪ドルは、0.76~0.78ドルを中心とした揉み合い。 7月の豪ドルは年初来安値0.7534ブレイクの可能性あり、ギリシャ動向と7月 22日の豪4~6月期CPIに注目。 『当地のマッサージ事情』 日本に次ぐ世界第2位の長寿国であるオーストラリア (出展:WHO世界保健統計2014年版)には、国民皆保 険のメディケア(Medicare)制度と民間保険制度の2つの 医療保障制度があります。 まず、メディケア制度は、全てのオーストラリア国民と永 住者が医療サービスを無料かまたは後で政府から相当 額の払い戻しを受けて受診できます。この財源は、一般 財源とメディケア税(個人課税所得の1.5%)によって賄 われています。 次に 更に質の高い医療サ ビスを求める者は民間 次に、更に質の高い医療サービスを求める者は民間 保険を活用します。現在、オーストラリアでは、医師や医 療機関に対して患者が実際に支払う費用とメディケア給 付とのギャップを埋めるために国民の5割弱が民間保険 に加入しています。また、民間保険の中には、副次医療 をカバーするものもあり、この保険はメディケアではカ バーされていない歯科治療、理学療法、眼鏡などにつ いて約款に定められた比率で保険償還が可能です。 ディーリングルームの同僚も民間保険を活用して、よく マッサージを受けに行くそうです。 オーストラリアは多民族・多文化であり、マッサージの 種類も豊富です。通常のマッサージに加えて、按摩、指 圧、鍼灸、カイロプラクティック、整体、接骨、タイマッ サージ、アロママッサージ、リンパマッサージ等、数たく さんのマッサージがあります。値段は1時間当たり約 A$ A$100なので、安くはないです。 な で 安くはな です また、一日中デスクに張り付いているディーラーは、い つでも肩をほぐせるように背中にスクラッチャー(ツボ押 し)をかけています。 最後に、マッサージはモミモミ、有名なサルの童謡は アイアイ、6月の豪ドル相場はモミアイ(揉み合い)、三段 オチも決まったところで(?)、今月は終了です。 月初、豪ドルは0.7650近辺で 月初、豪ドルは0.7650近辺でスタート。2日の豪州準備銀行(RBA)理事会 タ ト。2日の豪州準備銀行(RBA)理事会 では政策金利2.00%が据え置かれ、声明文に明確な緩和バイアスが示され なかったため、豪ドルは0.77後半に上昇。翌日、豪1~3月期GDPが前期比 +0.9%のプラス成長と、昨年10~12月期同+0.5%から加速し、更に予想の 同+0.7%も上回り、豪ドルは0.78前半に続伸した。しかし、根強いギリシャデ フォルト懸念から、豪ドルはじりじりと0.76半ばに下落。5日、米5月雇用統計 では、非農業部門雇用者数が28万人増と予想22.5万人増を上回り、昨年12 月以来の高い伸びとなり、豪ドルは一時0.76割れに下落した。しかし、翌営 業日 G7にてオバ 大統領の「強いドルは問題だ との発言(後に否定)を受 業日、G7にてオバマ大統領の「強いドルは問題だ」との発言(後に否定)を受 け、豪ドルは0.77前半に反発。 中旬10日、スティーブンスRBA総裁の「追加緩和の可能性にオープン」と ハト派(金融緩和推進派)な発言が伝わると、豪ドルは0.76前半に下落。しか し、同日、黒田日銀総裁が国会で「更に円安に振れていくことはありそうにな い」と発言し、円が急伸。ドル円の円買い・ドル売りのドル安進行から豪ドル は0.77後半に急反発した。その後、豪雇用統計や、RBA議事録が発表され るも、豪ドルへの影響は限定的で横ばい推移。17日、FOMCを控え、豪ドル はじりじりと値を切り下げ0.76半ばに下落。しかし、注目のFOMCでは、メン バーの政策金利見通しが総じて下方シフトされ、ドル売りが進行し、豪ドル は0.77半ばに急伸。翌日、米5月消費者物価指数(CPI)が予想を下回り、米 国の早期利上げ観測が後退し、豪ドルは6月高値0.7849まで上昇した。その 後、ギリシャ債務問題への懸念が再燃し、豪ドルは0.77台に反落。 下旬、ギリシャ協議難航により、豪ドルは0.77台での揉み合い推移。しか 下旬 ギリ 協議難航により 豪ド は 台で 揉み合 推移 しか し、27日のユーロ圏財務相会合において、ギリシャが求めていた金融支援の 延長を拒否され、リスクオフの動きが一気に強まり、豪ドルは0.75台に転落 し、一時6月安値0.7587を付けた。売り一巡後は0.77台に反発して越月。 (資料)ブルームバーグ ■ 為替の動き 0.84 0.82 また 6月のRBA理事会では政策金利が据え置かれたが RBA議事録では また、6月のRBA理事会では政策金利が据え置かれたが、RBA議事録では 「必要に応じて行動する余地がある」との見方が示され、追加利下げに含み が残されており、RBAは引き続き緩和的な金融政策を行うことが予想される。 しかし、シドニーやメルボルンを中心とした住宅価格の高騰を考慮すると、追 加利下げは容易ではなく、RBAは7月22日発表の4~6月期CPIの結果を見 てから判断すると考えており、利下げは8月以降の会合となろう。 方、米国は6月のFOMCメン 時に発表された政策金利見通しにおい 一方、米国は6月のFOMCメンバー時に発表された政策金利見通しにおい て、2015年末の政策金利予想中央値は0.625%となっており、FRBが25bpず つ利上げをしていくと仮定し、年内2回の利上げを予想する。いずれも、6月 FOMCのように経済・政策金利見通しやイエレンFRB議長の会見が開かれる 会合(9月と12月)で利上げが行われると考え、利上げ開始は9月と見る。 利下げを展望する豪州と利上げを展望する米国の金融政策の方向性の 違いから豪ドルは上値重い展開が続くと考えるが、豪州も米国も次の一手ま ではやや時間がかかることが予想され ギリ ではやや時間がかかることが予想され、ギリシャ債務問題が危機的状況にな 債務問題が危機的状況にな らなければ、豪ドルは安値圏での揉み合いとなるのではないか。 なお、7月の豪州注目指標は、住宅建設許可件数(1日)、貿易収支(2 日)、小売売上高(3日)、RBA理事会(7日)、雇用統計(9日)、RBA議事録(21 日)、消費者物価指数(22日)を考えている。 (資料)ブルームバーグ ■ 株価指数の動き ■ 先月の注目イベント AUD/USD 98 6200 AUD/JPY(右軸) 97 6100 96 6000 6/2 95 5900 6/3 94 5800 6/4 93 5700 92 5600 91 5500 90 5400 15/02 0 80 0.80 0.78 0.76 0.74 15/02 ギリシャは6月30日期限のIMF融資の返済及び返済期限延長ができなかっ た。今回については債務不履行になるのか、滞納になるのか不明だが、7月 5日のギリシャ国民投票にて支援条件の是非を問う。仮に、支援条件が否決 された場合、最終的にギリシャはEU離脱の可能性がある。その場合はリスク オフの動きが強く入り、豪ドルは年初来安値0.7534をブレイクする可能性あり 注視したい。 15/03 15/04 15/05 発表日 S&P/ASX200指数 6/1 6/4 6/9 6/11 6/11 15/03 15/04 15/05 6/16 (資料)ブルームバーグ イベント 期間 予想 結果 前回 住宅建設許可件数[前月比 4月 ▲1.8% ▲4.4% 2.9% RBAキャッシュレート 2.00% 2.00% 2.00% 0 7% 0 9% 0 5% GDP[季調済/前期比] 1Q 0.7% 0.9% 0.5% 4月 ▲2100M ▲3888M▲1231M 貿易収支 4月 0.3% 0.0% 0.2% 小売売上高[前月比] 5月 ▲2.0% 1.0% 1.5% 住宅ローン[前月比] 5月 15千人 42千人 ▲13.7千人 雇用者数変化 失業率 5月 6.2% 6.0% 6.1% RBA議事録 7 みずほ銀行|みずほディーラーズアイ 予想レンジ: カナダドル相場 USD/CAD CAD/JPY 1.2150 96.00 ~ 1.2650 ~ 100.00 米州資金部 高橋 勝彦 ■ 先月の為替相場 ■ 今月の見通し 月初、米5月雇用統計発表を控えてドル相場の方向性は混沌し、ドル/カナ ダドルは1.2368から1.2563で上下動した。そして、カナダ5月雇用統計は予 想外の強い内容となり、常用、非常用雇用ともに増加していたことから、ドル /カナダドルは1.2500付近から1.2453へカナダドル買いが進んだが、同時に 発表された米5月雇用統計も予想を大きく上回る強い内容となったことから、 ドル/カナダドルは反転し1.2563まで上昇した。その後、全般的にドル買いの 動きが一服する中、カナダの5月住宅着工件数は2014年7月以来の高水準 となったことをきっかけに、カナダドルの買い戻しが進み、原油が61ドル台を 回復したこともサポートとなり、ドル/カナダドルは一時1.2203まで安値を広げ た。 中盤にさしかかり 材料出尽くし感もあり ドル/カナダドルは原油の動きに歩 中盤にさしかかり、材料出尽くし感もあり、ドル/カナダドルは原油の動きに歩 調を合わせた動きが続き、原油がやや軟調な動きとなったことから、カナダド ルも売り優勢となり、ドル/カナダドルは1.23台半ばにじりじりと戻した。その 後、米FOMCが市場の予想よりも慎重な姿勢となったことで米国債が買われ 利回りが低下、ドル売りが広がり、ドル/カナダドルは一時1.2128まで下落し た。 月後半、カナダ5月の消費者物価指数(CPI)は予想以上に伸びが加速した が、4月の小売売上高は予想外の減少となったことから、カナダドルは 時 が、4月の小売売上高は予想外の減少となったことから、カナダドルは一時 的に買いが先行したもののすぐに戻して軟調地合いとなり、ドル/カナダドル は再び1.23水準に戻す展開となった。その後、月末の返済期限を目前に控 えてギリシャ協議が依然として難航したことで、世界的にリスク回避ムードが 高まり、リスクに敏感な資源国通貨に売り圧力がかかり、ドル/カナダドルは 1.24台に上昇した。30日、カナダ4月のGDPは前月比プラス予想のところマイ ナスの伸びとなったことから、カナダドル売りが優勢となり、ドル/カナダドル は約3週間ぶりの高値となる一時1.2500をつけて越月となった。 カナダ独自の材料が少ない中、米国でFOMCが開催され、利上げを予定通 り今年後半に開始する姿勢に変化はなかったものの、それ以上の積極的な 姿勢は見られず、市場では利上げのペースが緩やかになるとの見方が強 姿勢は見られず、市場では利上げの が緩やかになるとの見方が強 まった。これまで、米国の利上げをテーマに、ドル高独歩が進んだが、ここに きて、一段高をさらに後押しする材料に乏しくなってきた。米利上げ開始を 確信できるためには、もう少しデータを見たいところで、経済指標に一喜一 憂する相場が続くと思われる。一方、カナダ中銀は1月のサプライズ利下げ から、現在は中立にシフトしているが、一部にはカナダ中銀の次の一手は利 上げではなく、利下げとの思惑も根強くある。原油価格の急落から一服し、 60ドル近辺の取引が続いているが、反転の兆しは見られず、同水準が続くよ うであれば 資源企業からの設備投資の減少がカナダの成長にブレ キを うであれば、資源企業からの設備投資の減少がカナダの成長にブレーキを かけ、低成長が続くと指摘されている。ドル/カナダドルは直近で1.26台乗せ に2回失敗しており、下向きバイアスがやや優勢だが、先月(6月)から雲の中 での推移が続いていることもあり、値幅も狭く方向性が出難くなりそうだ。 ■ 為替の動き (資料)ブルームバーグ 92 1.30 1.28 ■ 株価指数の動き 15600 (資料)ブルームバーグ S&Pトロント総合指数 94 1.26 1.24 96 15200 1.22 98 1.20 1.18 USD/CAD 1.16 CAD/JPY(右軸、逆目盛) 1.14 102 15/02 / 15/03 / 14800 100 15/04 / 15/05 / 14400 15/02 15/03 15/04 15/05 ■ 先月の注目イベント 発表日 イベント 6/5 失業率 6/5 雇用者ネット変化率 6/19 消費者物価指数(前年比) 6/19 CPIコア(前月比) 6/19 CPIコア(前年比) 6/19 小売売上高(前月比) 6/19 小売売上高(除自動車) 6/29 鉱工業製品価格(前月比) 6/30 GDP(前月比) 6/30 GDP(前年比) 期間 5月 5月 5月 5月 5月 4月 4月 5月 4月 4月 (資料)ブルームバーグ 予想 結果 前回 6.8% 6.8% 6.8% 10.0K 58.9K -19.7K 0 8% 0 9% 0 8% 0.8% 0.9% 0.8% 0.3% 0.4% 0.1% 2.1% 2.2% 2.3% 0.7% -0.1% 0.9% 0.3% -0.6% 0.7% 0.8% 0.8% 0.8% 0.1% -0.1% -0.2% 1.5% 1.2% 1.5% 8 みずほ銀行|みずほディーラーズアイ 韓国ウォン相場 予想レンジ: USD/KRW KRW/JPY JPY/KRW 1090 10.93 8.95 ~ ~ ~ 1140 11.17 9.15 ソウル資金室 山口 智裕 (注)100韓国ウォンあたりの対円レート ■ 先月の為替相場 ■ 今月の見通し ■ 今月のつぶやき(現地からの声) 6月のドル/ウォンは、前月末の水準近辺である1110ウォンを挟んで推移 し、方向感に欠ける展開となった。 月初、ドル/ウォンは上昇。1日に発表された米5月ISM製造業指数が市場 月初、ドル/ウォンは上昇。1日に発表された米5月ISM製造業指数が市場 予想を上回ったことや、中東呼吸器症候群(MERS)の患者数拡大から、韓 国銀行による追加利下げ観測が高まったことを受けて、ドル/ウォンは概ね 堅調に推移。さらに、5日に発表された米雇用統計が良好な結果となったこ とを受けて、週明け8日のドル/ウォンは上げ幅を拡大し、月間の高値となる 1120台半ばまで上昇した。 月中旬のドル/ウォンは、下落。10日、黒田日銀総裁が「(円の実効実質為 替レートについて)ここからさらに円安はありそうにない」と発言。これ受けてド ル/円が急落し ドル/ウ ンも前月末の水準まで連れ安とな た 11日の韓 ル/円が急落し、ドル/ウォンも前月末の水準まで連れ安となった。11日の韓 国銀行金融通貨委員会では、低調な輸出動向やMERS感染拡大による経 済への影響を和らげるため、大方の予想通り政策金利を▲25bp引下げ、史 上最低の1.5%とすることを決定した。また、李総裁の記者会見では、今回の 利下げがMERSに対応する予防的なものとの見方が示された。概ね市場予 想通りの内容であったことから、当日のドル/ウォンへの影響は限定的であっ た。その後、ギリシャ関連のネガティブな報道が流れる中、ドル/ウォンは一 旦堅調に推移した。しかし、17日の米FOMCにおける政策金利見通しが ト 旦堅調に推移した。しかし、17日の米FOMCにおける政策金利見通しがハト 派的だと受け止められ、為替市場では、FOMC後にドルが下落。ドル/ウォン は、再度前月末比マイナス圏まで下落した。 月下旬のドル/ウォンは、上昇。FOMC後のドル安の流れを受けて、ドル/ ウォンは22日に約1か月ぶりに1100ウォンを下回り、月間の安値をつけた。し かし、同日のユーロ圏首脳会議では合意はされず、議論が継続される中、 海外市場では23日以降ドルが上昇。25日、チェ副首相は、今年の経済成長 率が3%を維持できるよう最善を尽くすと述べ、MERSの感染拡大や干ばつ の影響にに対処するため15兆ウォン(名目GDP比約1%)プラスアルファ規 影響にに対処するため 兆ウ (名目 比約 %)プラ ア 規 模の景気刺激策を計画していると発言した。財政支出規模や国会日程を不 安視し、追加利下げが必要になると見方や、海外投資活性化策はウォン売 りに繋がる可能性もあることから、ウォンがやや弱含んでおり、ドル/ウォンは 26日現在、前月末比小幅上昇している。 7月のドル/ウォンは、底堅い展開を予想する。米国利上げに関する思惑に 左右されると思われるが、ウォンが独歩高となる展開は見込みにくいと考え いている。 ドルの側の材料としては、6月雇用統計、FRBイエレン議長の上院、下院に おける議会証言、FOMC議事録などが注目される。いずれも、利上げ時期、 ペースを占う上で重要となる。 一方、ウォン側の材料としては、6月の韓国銀行金融通貨委員会にて、李 総裁は、利下げはMERSが経済に与える悪影響への予防的なものであると 説明。また、輸出への影響は軽微であるとの見方や、▲25bp以上の利下げ を主張した委員はいなかったことを明らかにしており、今後の利下げには消 極的なスタンスが示された 極的なスタンスが示された。 財政政策に関しては、15兆ウォン(名目GDP比約1%)プラスアルファ規模 の景気刺激計画が発表された。詳細に関しては7月初に発表される予定で あるため、効果は未知数(足許、成長率を+0.3%~+0.5%程度押し上げると 見られている)ではあるものの、国会日程や補正予算規模を疑問視する向き も一部あり、追加利下げ期待は根強く残っている。また、海外投資活性化も 計画されており、中期的にウォン売りの材料となる可能性がある他、外為市 場の安定化に向けた取り組みを強化するとも発表されている。これらのことか ら、韓国の材料からウォンが一方的に上昇する展開は、やや難しいと考えて いる。ただし、MERSが更なる落ち着きをみせ、景気刺激策が十分な規模で 相応の規模で実施される場合、早期の追加利下げには消極的になる可能 性が高く、ウォン高要因となる可能性もある。 現状発表されているメジャー指標で唯一6月の数字である、韓国6月消費 者信頼感指数はMERSの影響を受けて前月から▲6pt下落の99となった。こ れは2012年12月以来の低水準であり、長期平均である100を下回っている。 そ 他 材料としては ギリ その他の材料としては、ギリシャを巡る議論や、足許不安定な中国株式市 を巡る議論や 足許不安定な中国株式市 場にも注視したい。 『当地のマッサージ事情』 (資料)ブルームバーグ ■ 為替の動き 10.6 2200 1120 10.7 2150 1100 10 8 10.8 1080 10.9 1060 11.0 USD/KRW 1040 11.1 KRW/JPY(右軸、逆目盛) 1020 11.2 15/02 15/03 15/04 15/05 (資料)ブルームバーグ ■ 株価指数の動き 1140 2100 2050 2000 1950 1900 1850 15/02 韓国総合株価指数 15/03 15/04 私はマッサージが大の苦手なので、韓国のマッサージ 私は ッサ ジが大の苦手なので、韓国の ッサ ジ 事情についてよく分かりません…ですが、基本的なこと は、周りの人に聞いてみました。韓国のマッサージは、 安いことで有名みたいで、韓国客が集う明洞(ミョンドン) の相場は40分20,000ウォン(約2,200円)ぐらい。ただ、 安いので仕方がないですが、マナーが悪い場合もあり、 施術中に電話したり、隣のマッサージ師と雑談をするこ ともあるようで、全然リラックス出来なかったという人もい る る。 マッサージではないが、韓国のリラクゼーションといえ ば、チムジルバンがある。チムジルバンとは、サウナを主 体とした健康ランドみたいな施設で、24時間営業の場合 が多いことから、宿泊施設として利用する人も多い。サウ ナの種類が豊富で、それぞれの温度や効能が違うの で、長時間楽しめるのが特徴。疲れたら、オンドル(床 暖)のある部屋で寝そべって、少し休んだら次のサウナ に入る。また、サウナだけでなく、PCルーム、カラオケ、 食堂、フィットネスジム等の施設が完備されている場合も 多く、一日中いても飽きない施設である。(吉田) ■ 先月の注目イベント 発表日 イベント 6/1 マークイット韓国PMI製造業 6/1 貿易収支 6/2 国際収支:経常収支 6/2 消費者物価指数(前年比) 6/10 失業率(季調済) 6/10 対家計銀行貸出(韓国ウォ 6/11 韓国銀行7日間レポレート 6/25 消費者信頼感 (資料)ブルームバーグ 期間 予想 結果 前回 47.8 48.8 May May $6200M $6320M $8488M $8135.7M $10391.0M Apr 0.4% 0.5% 0.4% May 3.7% 3.9% 3.7% May KR537.2T KR535.6T May 1.5% 1.5% 1.8% 99 105 Jun 15/05 9 みずほ銀行|みずほディーラーズアイ 予想レンジ: 台湾ドル相場 USD/TWD TWD/JPY 30.70 3.90 ~ ~ 台北資金室 辻野 順治 31.30 4.05 ■ 先月の為替相場 ■ 今月の見通し ■ 今月のつぶやき(現地からの声) 6月のドル/台湾ドル相場は、小幅台湾ドル安が進行。 7月のドル/台湾ドル相場は、小幅台湾ドル安を見込む。最近発表された 米主要経済統計の多くが市場予想以上の結果となっているものの、ギリシャ 問題を受けたユーロの動きを受け、米ドル相場の動きも不安定になってい 問題を受けた の動きを受け、米ドル相場の動きも不安定にな てい る。FOMC結果がハト派と受け止められたことも、米ドル相場が盛り上がりを 欠く要因となったが、ギリシャ問題の不透明感が高まれば、ユーロ安を受け た相対的な米ドル高、逆にギリシャ問題が一段落すれば、好材料に対して 素直に米ドルが上昇する展開が予想され、いずれにしても目先は台湾ドル 安に進みやすくなるだろう。 『当地のマッサージ事情』 私の住む台北はマッサージが日々の生活に根付いてい る印象です。 ①場所 あらゆるところにマッサージ屋があります。商業地だけで はなく、住宅街のちょっとした商店街にも必ずマッサー ジ屋があります。 ②値段 観光客に有名な店だと、足裏45分で700元程度(別途 10%のサービス料)、今のレートで換算すれば3000円程 度と あまり安くありません 度と、あまり安くありません。一方、家の近所にあるマッ 方 家の近所にある サージ店だと、40分350~400元とほぼ半額です。いず れにしても、値段は店の外の看板で確認出来ます。 ③流れ 足裏コースだと、まず足湯に浸かって、その間に肩と首 を揉んでもらいます。その後、リクライニングシートに座っ て、足のマッサージです。ここからがコース時間の計算 開始です。足裏だけでなく、膝下まで揉んでくれます。 店によりますが、各席にテレビがあるので、手ぶらで行っ ても時間は潰せます。 ④注意点 日本人観光客が良く来るマッサージ屋の前に止まって いるタクシーはぼったくりや釣銭を誤魔化すリスクがあり ます。少し離れてから、流しの綺麗なタクシーを捕まえる ほうが安全です。 ⑤そ 他 ⑤その他 地元の人で賑わう近所の店に行ってみたところ、安く て、腕も良く、気に入ってます。家の近所は、観光地でも 無く、日本人客も滅多に来ない場所ですが、受付は何 故か日本語OK。こういう点も台湾の良さです。 6月のドル/台湾ドル相場は、30.75近辺でオ 6月のドル/台湾ドル相場は、30.75近辺でオープン。2日、前日発表の米5 プン。2日、前日発表の米5 月ISM製造業景気指数の良好な結果を受け、米ドル高の展開。朝方には 30.90台に入り、終日、30.90近辺で推移。但し、3日は、前日のユーロ圏6月 消費者物価が6か月ぶりのプラスとなったことで、米ドルが下落したため、台 湾ドルは30.80近辺まで反発。8日は、前週末発表の米5月雇用統計が好結 果となったことを受け、米ドル高の展開。台湾ドルは31.00台に乗せ、31.10 近辺まで下落。9日は、オバマ大統領のドル高牽制発言が報じられたこと で、米ドル高が一服したものの、台湾株式の下落により、31.10台での取引と な た 10日は 午後に黒田日銀総裁の発言が円安牽制と捉えられ 急激 なった。10日は、午後に黒田日銀総裁の発言が円安牽制と捉えられ、急激 な円高が進むと、台湾ドルも30.90近辺まで上昇。 11日は、韓国中銀が利下げを決定したものの、台湾中銀の追随利下げが 見込まれない中、反応薄。12日も、前日発表の米5月小売売上高が良好な 結果となったものの、30.90近辺での膠着が続いた。15日は、ギリシャ懸念が 台頭。ユーロ売りを受け、相対的に米ドルが堅調に推移したことで、台湾ドル は30.90台後半まで下落。18日は、前日発表のFOMC声明、FRB議長会見 を受けて、米ドル安が進行。台湾ドルは朝方から30.80台まで買われたうえ、 一時、30.80台を割り込む場面も見られた。 22日は、ギリシャ問題進展への期待感からユーロが買い戻されたことで、 米ドルが下落。30.75近辺まで台湾ドル高が進行。23日も30.70台でオープ ン。但し、アジア時間中に米ドルの買戻しが進んだことで、30.85近辺まで反 落。24日も、前日夜にFRB理事からタカ派の発言があり、米ドル買いが続き、 30.90台まで台湾ドルが下落。25,26日は、ギリシャ問題の決着持ち越しが 台まで台湾ド が下落 日は ギリ 問題 決着持ち越しが 続く中で、方向感に欠ける展開となり、30.90台前半を中心とした狭いレンジ で一進一退。29日は、ギリシャ懸念の一層の高まりにより、ユーロ安からの相 対的な米ドル高の展開。台湾ドルは小幅安となり、31.00近辺での取引。30 日は、ユーロ買い戻しにより、台湾ドルは、30.90前半で始まった後、30.80台 半ばまで小幅高となった。 (資料)ブルームバーグ ■ 為替の動き 31.8 USD/TWD 31.6 TWD/JPY(右軸、逆目盛) 31.4 31.2 31.0 30.8 30.6 30.4 30.2 15/02 15/03 15/04 15/05 3.60 3.65 3.70 3.75 3.80 3.85 3.90 3.95 4.00 4.05 4.10 台湾5月貿易統計(米ドル換算)は、4月までと比べると、輸入の減少幅が 小幅に留ま たことで 貿易黒字は前年対比微増に留ま た 輸出受注 鉱 小幅に留まったことで、貿易黒字は前年対比微増に留まった。輸出受注、鉱 工業生産の弱さも踏まえると、夏以降には貿易黒字の拡大を背景とした台 湾ドル高圧力も和らいでくるだろう。台湾5月消費者物価は、前年比▲ 0.73%と5か月連続のマイナス。台湾中銀が政策判断の材料とする政府主 計処が発表する見通しでは年後半には原油要因が和らぎ、通年では +0.13%、果物・野菜・エネルギーを除く指数は+0.80%としており、6月の台 湾中銀会合後の声明でも懸念は表明されなかった。 さて、1月から4月まで前年比倍増ペースで積みあがっていた貿易黒字は、 5月にようやく微増に留まった。また、株式市場における外国人投資家フロー も1~5月の累計流入額+2,492億台湾ドルに対して、6月は1か月間で▲848 億台湾ドルと、大幅な流出に転じた。上述の通り、貿易黒字拡大の影響はラ グを伴うため、しばらく影響は残るものの、実需面での台湾ドル買い圧力がよ うやく落ち着きつつある。冒頭記載の米ドル高シナリオを見込んだ場合、従 来よりは素直に台湾ドル安が進みやすい状況となってきている。 (資料)ブルームバーグ ■ 株価指数の動き 10000 台湾加権指数 6/5 6/8 9800 6/8 6/22 9600 6/23 6/24 9400 9200 15/02 6/25 15/03 15/04 (資料)ブルームバーグ ■ 先月の注目イベント 発表日 イベント CPI(前年比) 輸出(前年比) 輸入(前年比) 失業率 輸出受注(前年比) 鉱工業生産(前年比) 中銀政策金利 期間 5月 5月 5月 5月 5月 5月 3Q 予想 -0.68% -9.50% -11 00% 11.00% 3.75% -0.10% 1.36% 1.875% 結果 -0.73% -3.80% -5 40% 5.40% 3.75% -5.90% -3.18% 1.875% 前回 -0.80% -11.70% -22 10% 22.10% 3.75% -4.00% 1.06% 1.875% 15/05 10 みずほ銀行|みずほディーラーズアイ 予想レンジ: 香港ドル相場 USD/HKD HKD/JPY 7.7500 15.70 ~ 7.7600 ~ 16.06 香港資金部 Ken Cheung ■ 先月の為替相場 ■ 今月の見通し ■ 今月のつぶやき(現地からの声) 【 6月の香港ドル直物相場:FOMCの影響を受けることなく安定推移】 今月の米ドル/香港ドル相場は7.7509から7.7575のレンジで推移。6月初旬 には一時7.7570台まで上昇する場面もあったものの(香港ドル安)、その後 には 時7.7570台まで上昇する場面もあ たものの(香港ドル安)、その後 は再び7.7510から7.7540のレンジで推移。6月のFOMCではFRBのややハト 派的なスタンスから米ドル安となったものの、米ドル/香港ドルは影響を受け ることなく安定した値動きを見せた。 【7月の香港ドル直物相場:FRBの利上げ観測から米ドル/香港ドル相場は 上昇するものと予想】 7月の米ドル/香港ドル相場は、FRBの利上げ観測からやや香港ドル安基調 で推移していくものと見込まれる。 一方で、中国株式市場は現在調整局面にあるが、中国株式市場が不調と なった場合でも上海株式市場と香港株式市場の相互乗り入れ制度を通じた オンショア中国市場からの資本流入により、香港株式市場はサポートされる ことが予想される。また、中長期的な目線でみると、現在準備段階にある深 セン株式市場と香港株式市場の相互乗り入れ制度が開始されれば、香港市 場の雰囲気は再び上昇基調となり、その結果香港ドル高が進行することも見 込まれる 込まれる。 『当地のマッサージ事情』 【 6月の香港ドル金利:やや金利上昇圧力を受けつつも安定】 6月の香港ドル金利はやや金利上昇圧力を受けつつも安定。FRBが年後半 にも利上げを予定していることを要因とした米ドル金利上昇により、香港ドル 金利も押し上げられた 金利も押し上げられた。一方で、指標金利である3ヶ月物HIBORは狭いレン 方で 指標金利である3 月物HIBORは狭いレン ジ内で推移した。 【 6月の香港株式市場:中国株式市場の暴落を受け下落】 香港株式の代表的な株価指数であるハンセン指数は中国株式市場の暴落 を受け下落、約2か月ぶりの水準となる26,500レベルの下値を試す展開と なった。先の見えないギリシャ情勢に加え、FOMC会合や香港行政長官選 挙等の不透明要因も ンセン指数を下落させる要因となった。 挙等の不透明要因もハンセン指数を下落させる要因となった。 (資料)ブルームバーグ ■ 為替の動き USD/HKD 7.78 HKD/JPY(右軸、逆目盛) 7.77 7.76 7.75 7.74 15/02 15/03 15/04 15/05 【7月の香港ドル金利市場:米利上げ観測による米ドル金利上昇に誘導され る形で香港ドル金利も上昇見込み】 今年度後半に予定されているFRBの利上げ観測から米ドル金利は上昇が見 込まれ、その結果香港ドル金利も押し上げられると予想。香港株式市場の高 騰は落ち着きを見せつつあるが、金利については短期ゾーンを中心に現在 の水準で安定することが見込まれる。 (資料)ブルームバーグ ■ 株価指数の動き 14.8 30000 15.0 29000 15.2 28000 15.4 27000 15.6 26000 15.8 25000 16.0 24000 16.2 23000 15/02 ■ 先月の注目イベント 発表日 香港ハンセン指数 6/2 6/5 6/12 6/18 6/22 15/03 15/04 ご存知のとおり、香港は良くも悪くも賑やかで ト ご存知のとおり、香港は良くも悪くも賑やかでストレスフ フ ルな都市なので、香港の人々にとってマッサージは非 常に典型的なリラックスの方法です。香港を歩いている とどこでもマッサージ店を見つけることが出来ます。賑 わっている街中や、物静かな街角でもマッサージの看 板が視界に入ってこないことはありません。もちろん、 マッサージにも様々な種類があり、タイ式や伝統的な中 国式マッサージ等、選択肢は沢山あります。香港ではス パやフ ト パやフットマッサージも人気があります。長時間働いた サ ジも人気があります 長時間働いた 後マッサージを受けると大変リラックスすることが出来ま す。しかしながら、香港にあるフットマッサージ店の中に はいかがわしいマッサージを提供しているお店も多いの で、マッサージ店に行く前にはそのお店の詳細を調べ たり、友人のお勧めを確認しておくのが懸命だと思いま す。間違ったお店に行ってしまうと大変なことになるので ご注意下さい! イベント 小売売上高 外貨準備高 鉱工業生産(前年比) 失業率(季調済) 期間 4月 5月 1Q 5月 CPIコンポジット(前年比) 5月 (資料)ブルームバーグ 予想 結果 前回 -2.20% -2.90% $344.8B$343.2B -1 50% -3 60% 1.50% 3.60% 3.20% 3.20% 3.00% 2.80% 15/05 11 みずほ銀行|みずほディーラーズアイ 予想レンジ: 中国人民元相場 USD/CNY 6.1900 CNY/JPY 19.45 100JPY/CNY 4.9750 ~ 6.2200 ~ 20.19 ~ 5.1400 みずほ銀行(中国)有限公司 中国為替資金部 鷲足 知子 ■ 先月の為替相場 ■ 今月の見通し ■ 今月のつぶやき(現地からの声) 【為替相場:6.20後半でもみ合い】 6月の中国人民銀行(中央銀行、PBoC)仲値は、ドル指数とほぼ連動。月初 からのドル指数の下落に伴い、仲値も6.12ちょうどから6.11ちょうどまで下 落。月末にかけてはドル指数の回復に伴い値を切り上げ、6.11前半で推移 している。 【為替相場:レンジ内での推移か。引き続きPBoCの仲値設定に注目】 6月のドル人民元相場は、先月の流れを引き継ぎレンジ相場となった。3月の 全国両会以降の急激な元買戻しからのレンジ相場の流れを引い継いでお 全国両会以降の急激な元買戻しからの ンジ相場の流れを引い継いでお り、6.20を挟んで小康状態となっている。 『当地のマッサージ事情』 中国式マッサージと言えば、足つぼ/全身/オイルマッ サージ等々ありますが、中国では安めのところですと、1 サ ジ等 ありますが、中国では安めのところですと、1 時間100元(2000円程度)でマッサージを受けることがで きます。 今月の人民元為替相場は6.20台で小動き。月末にむけて企業の利益配当 によるドル買い需要も多く見られたことから、月初の6.20ちょうどの水準から 6.20台後半まで上昇。しかしながら、6.21の節目では上値が重く、6.20後半 で小動き。株式相場が急落する場面では、元相場も一時6.21後半まで下落 となるも すぐに6 20後半 値を戻した 24日には米中戦略経済対話が閉 となるも、すぐに6.20後半へ値を戻した。24日には米中戦略経済対話が閉 幕。記者会見で米財務長官は、中国側と「為替介入は市場が混乱時に限 る」と約束した事を明らかにしている。一方で、中国の景気減速及び米国の 利上げ観測により、元相場は一方的に上昇局面ではないことも鑑み、「元相 場に上昇圧力がかかったときも、今回の方針を続けるかどうかが問われる」と 指摘した。この発言を受けた元相場への影響は限定的となった。 【金利相場:月末を控え各タ ムで金利上昇も上昇幅は限定的】 【金利相場:月末を控え各タームで金利上昇も上昇幅は限定的】 6月の人民元資金市場では、新規株式公開による資金凍結や月末に向けた 資金需要の高まりから特に1か月以内の金利上昇が顕著であった。25日に は4月ぶりの公開市場操作での定例オペが実施され、市場への資金供給が 行われた。月末なるにつれ、月超えのタームの金利が上昇傾向ではあった ものの、上記定例オペにより、市場流動性は潤沢な状態を維持している。 今回の米中経済戦略経済対話では、米財務長官により元相場に上昇圧力 がかかった場合に、市場の需給に基づいた相場形成を行えるかという点が 言及されたが、 中国の財政当局者は「国際通貨基金(IMF)は一方で、これまで長期にわ たって維持してきた中国人民元が過小評価されているとの見解を公式に撤 回しているため米国は異な た見方をしている との不快感を表しており 当 回しているため米国は異なった見方をしている」との不快感を表しており、当 局が現レンジを維持したいとの思惑は明確。 過去の人民元相場を振り返ると、重要イベントの前には人民銀行仲値を短 期的に元高方向に引き上げていた経緯もあり、今後は9月の米大統領との 首脳会議に向けて、当局が仲値を意図的な値に設定するかどうかに注目が 集まる。 自身はマッサージ店をよく利用している方で大体月に2 回ほどお店に行きます。中国語を特訓中の自身にとっ てはおしゃべり好きな中国人マッサージ師との雑談も中 国語の勉強になっております。 上海のお店ともなると、マンガ喫茶並みのマンガが置い てあるのもマッサージ店を利用する大きなメリットです。 (もちろん日本語版です)懐かしいマンガを読みながら マッサージで疲れを癒す。いつになるかはわかりません が中国を離れることになってもこの習慣は続いてしまい そうです。 【金利相場:流動性は概ね潤沢】 4月以来のリバースレポ実施を受けて需給マインドがやや緩和方向に動いた ことで、月末に向けての金利上昇ペースは和らいでいる。7月には資金需要 も和らぐこと、また、人民銀行は公開市場操作での定例オペ以外にも、担保 付保管貸出(PSL)等による資金供給を実施していることから、金利は再び低 下方向となろう。 6月26日時点のSHIBOR各ターム・7日物レポ金利(終値)は以下の通り。 月 日時点 各タ ム 日物 ポ金利(終値)は以下 通り O/N SHIBOR 1.3570% (前月末 1.039%) 1M SHIBOR 3.6340% (前月末 2.276%) 3M SHIBOR 3.2770% (前月末 2.864%) 12M SHIBOR 3.4000% (前月末 3.444%) 7日物レポ金利(終値) 1.94% (前月末 1.50%) (資料)ブルームバーグ ■ 為替の動き 6.28 19.0 6.26 19.2 19.4 6 24 6.24 19.6 6.22 19.8 6.20 20.0 USD/CNY 6.18 20.4 15/03 / 15/04 / 15/05 / ■ 先月の注目イベント 発表日 5000 6/1 上海総合指数 6/9 4500 6/9 6/8 4000 6/8 6/8 3500 6/11 20.2 CNY/JPY(右軸、逆目盛) 6.16 15/02 / (資料)ブルームバーグ ■ 株価指数の動き 6/11 3000 15/02 15/03 15/04 イベント 製造業PMI CPI(前年比) PPI(前年比) 貿易収支(USD) 輸出(前年比) 輸入(前年比) 小売売上高(前年比) 鉱工業生産(前年比) (資料)ブルームバーグ 期間 予想 結果 前回 50.3 50.2 50.1 5月 1.2% 1.5% 1.3% 5月 5% -4 6% -4 6% 4.5% 4.6% 4.6% 5月 -4 59.5B 34.13B 5月 44.8B -2.5% -6.4% 5月 -4.4% 5月 -10.0% -17.6% -16.2% 5月 10.1% 10.1% 10.4% 6.2% 6.2% 6.2% 5月 15/05 12 みずほ銀行|みずほディーラーズアイ 予想レンジ: シンガポールドル相場 シンガポ ルドル相場 USD/SGD SGD/JPY 1.3350 90.00 ~ 1.3700 ~ 92.50 シンガポール資金部 鈴木 教子 ■ 先月の為替相場 ■ 今月の見通し ■ 今月のつぶやき(現地からの声) 6月のシンガポールドル(SGD)相場は主要通貨の動きを眺めながら、レン ジ内での神経質な上げ下げとなった。 月初1日はシンガポ 月初1日はシンガポール休日であり、SGDは薄い市場で主要通貨の動きに ル休日であり、SGDは薄い市場で主要通貨の動きに 連れて1.35台後半まで売られて始まった。その後、ギリシャ支援協議前進へ の期待が強まったことや、3日のECB理事会後にドラギECB総裁が「高いボラ ティリティに順応すべき」と発言したことが債券利回りの上昇容認と受け止め られ、EURが3日間で1.09近辺から1.14近辺まで急上昇したが、SGDもその 動きに連れて反発した。ただ欧州債利回りの上昇によりアジアから資金が流 出するとの懸念もありSGDの上昇は1.34近辺までに留まった。5日には米5月 雇用統計が発表され、非農業部門雇用者数の予想を上回る増加や平均時 給の上昇が確認されるとドルが全面高とな たため SGDは再び下落に転じ 給の上昇が確認されるとドルが全面高となったため、SGDは再び下落に転じ 1.35台後半まで反落した。 第2週は米雇用統計の改善を受けたドル買いの流れを引き継いでSGDが 1.36台前半まで続落し約2か月ぶりの安値をつけた。しかし同夜にオバマ大 統領が「ドル高は問題」と発言したとの報道がきっかけとなり対円などでドル が急反落。同発言は後に否定されたものの、10日には黒田日銀総裁が「実 効レートから見てこれ以上の円安はありそうにない」と発言。これらは日米政 府、当局の円安牽制ではとの憶測から円が対ドルで急反発する展開となっ た。SGDもこの流れに連れて10日には1.34近辺まで反発したが、その後は17 日の米FOMCに焦点が集まり、様子見ムードから1.34台を中心としたレンジ 取引に収束した。注目のFOMCは予想通り政策金利、声明文の文言を据え 置いたが、同時に発表されたメンバーによる政策金利予想によると利上げ開 始時期は9月、12月が五分五分、その後の利上げペースも市場予想に比べ て緩やかというハト派的な結果となった。これを受けてドル売り圧力が強まり SGDは18日に1.32台後半の月間高値をつけた。ただギリシャ支援協議に纏 わる警戒感から わる警戒感からSGDの上値は限られた。 上値は限られた 翌週はSGDが連日下落。22日のユーロ圏財務相会合がギリシャ支援の結 論を先送りしたこと、23日にはパウエルFRB理事が9月、12月の2回の利上げ を見込むとの予想を述べたことが材料となった。更に28日にユーロ圏財務相 会合がギリシャ支援打ち切りを決定するとユーロが急落し、SGDも29日に 1.35台後半まで続落したが、その後は1.34台後半で落ち着いた。尚、SGDは 対円で1986年以来、対インドネシアルピアでは1998年以来、対マレーシアリ ンギでは史上最高値を更新している ンギでは史上最高値を更新している。 7月のシンガポールドル(SGD)相場は、9月の米利上げ開始シナリオを視 野にSGD弱含み基調が継続しそうだ。 最近発表された米経済指標は概ね好調であり、1~3月期の弱さは一時的 最近発表された米経済指標は概ね好調であり、1 3月期の弱さは 時的 な停滞であるとの見方から早ければ9月、遅くとも12月に利上げ開始のシナリ オが確実視されつつある。これにより当面ドルが底堅い推移が続きそうだ。 加えてシンガポール経済は、中国経済の減速など外需に不安が残る中 で、物価は5月ヘッドライン消費者物価指数(CPI)が前年比マイナスで推 移、コアCPIも約5年半ぶりの低水準まで低下するなどインフレ圧力が和らい でいる。シンガポール金融管理局(MAS)はかつてのような景気下振れリスク と物価上昇圧力のジレンマに悩まされることはなく、必要とあらば緩和的な政 策を採ることができる状況だ 4月の政策発表時の声明文には現状ペ スで 策を採ることができる状況だ。4月の政策発表時の声明文には現状ペースで の緩やかなSGDドル高誘導が適切であるとの自信が示されており、一部で 言われているようにMASが足許の物価上昇圧力緩和を理由に政策を変更 することはなさそうだが、7月に発表される4~6月期GDP速報値や6月CPIの 結果によってはSGD実効レートのSGD高誘導ペースを緩めるなどの緩和的 政策への変更を予想する市場参加者が増える可能性がある。 以上のことから、米利上げを視野に入れた全般的なドル買いの流れに加 えて、シンガポ ル経済指標によっては緩和的政策 の変更の思惑から えて、シンガポール経済指標によっては緩和的政策への変更の思惑から SGD売り仕掛けの可能性もあり、7月はSGD弱含みの展開を予想する。ただ し後半は市場参加者が夏季休暇に入るため次第に値動きが狭まってくる可 能性があり、SGD売りの動きが出たとしても利食いの回転は速いだろう。よっ てSGDの安値も1.37近辺までではないかと予想する。 今月の材料としては7~14日頃発表予定のシンガポール4~6月期GDP速 報値、23日の同6月CPI、海外要因では16日のECB理事会、29~30日の米 FOMCが注目されよう。 『当地のマッサージ事情』 (資料)ブルームバーグ ■ 為替の動き 1.40 1.39 1.38 1.37 1.36 1.35 1.34 1.33 1.32 1.31 1.30 3600 87 3550 88 89 90 91 USD/SGD SGD/JPY(右軸、逆目盛) 15/02 15/03 15/04 15/05 (資料)ブルームバーグ ■ 株価指数の動き 86 6/2 6/2 3500 6/15 3450 6/17 3400 6/23 3350 6/26 3300 92 3250 93 3200 15/02 / 15/03 / 15/04 / (資料)ブルームバーグ ■ 先月の注目イベント 発表日 シンガポールST指数 シンガポールはアジアの中でもマッサージ天国かと推 シンガポ ルはアジアの中でも ッサ ジ天国かと推 測しますが、人件費が高いので、そこまで安くありませ ん。私が良く行くのは、会社に近いチャイナタウン周辺 のマッサージですが、だいたい1時間50~60ドル(5000 ~6000円弱)が相場です。 タイマッサージもそれなりにありますが、やはりバンコク と比較すると金額が2~3倍違うので、なかなか気軽に行 くというのは難しいです。先日、あまりにも腰が痛いの で で、マッサージに行ったところ間違えてタイマッサージに サ ジに行 たところ間違えてタイ サ ジに 入ってしまい、ロメロスペシャル(プロレス技、吊り天井固 め)を決められ悶絶する羽目になりました。 比較的安価なのは、足つぼマッサージ。これは1時間 30~40ドルなので、私は気が向いたら行きます。 日系のスパなどもオープンしていますが、値段がびっく りするほど高いので、家内にも極力いかないようにと釘を さしています。 さて、厳密にはマッサージではないのかもしれません が、シンガポールのチョンバル駅周辺には、名物「びり びりおじさん」がいます。特殊な気功で、体に触れると、 電流が流れたようなしびれが起こります。 おじさん曰く、びりびりするところが、体が悪いところとの こと。これが、ぴたりとよく当たるようで、家内も、悪いとこ ろを当てられてびっくりしたようです。私の上司は、肝臓 が悪 が悪いので、酒はやめろと言われ、1か月ほど禁酒した で 酒はやめろと言われ か月ほど禁酒した とのこと。時間は10分程度で、30ドル前後とそこまで安い わけではありませんが、おじさんは日本語も使えるようで すし、話のタネに一度行かれてはいかがでしょうか。 (シンガポール資金部 中野博明) イベント 購買部景気数 電子機器指数 小売売上高(前年比) 非石油輸出(前年比) CPI(前年比) 鉱工業生産(前年比) 期間 5月 5月 4月 5月 5月 5月 予想 49.3 49.5 5 4% 5.4% 2.3% -0.4% -2.6% 結果 50.2 49.8 5 0% 5.0% -0.2% -0.4% -2.3% 前回 49.4 49.1 1 9% 1.9% 2.2% -0.5% -9.1% 15/05 / 13 みずほ銀行|みずほディーラーズアイ 予想レンジ: タイバーツ相場 タイバ ツ相場 USD/THB THB/JPY 33.20 3.53 ~ ~ バンコック資金室 山口 朋子 34.30 3.73 ■ 先月の為替相場 ■ 今月の見通し ■ 今月のつぶやき(現地からの声) ●ドル/バーツは約6年ぶり高値を更新 ●ドル/バーツは底堅い推移を予想する。 月初ドル/ 月初ドル/バーツは、タイ市場は休日の中、33.70バーツ近辺で取引を開 ツは、タイ市場は休日の中、33.70 ツ近辺で取引を開 始。2日にタイ商業省が発表した5月の消費者物価指数は、前年同月比 1.27%低下し、前年同月比マイナスが5か月連続となると、ドル/バーツは堅 調に推移し、一時33.80バーツ台まで上昇。その後、3日にソムマイ財務相 が、最近の2度の利下げによって低迷する経済を支えるのに既に十分だとし て、これ以上の利下げは必要ないとの見解を示した事で、一時33.60バーツ 台まで下落。ただし、5日に発表された米5月雇用統計で、非農業部門雇用 者数が28万人増と事前予想の22.5万人増を上回ると、9月の利上げ観測が 高まり ドル/バ ツは月高値となる33 94バ ツまで上昇した 高まり、ドル/バーツは月高値となる33.94バーツまで上昇した。 翌週10日に開催されたタイ中銀の金融政策決定会合(MPC)では、全会一 致で政策金利の据え置きが決定された。今回の決定は市場予想通りだった ため、相場への影響は限定的となった。しかし、黒田日銀総裁が衆議院財 務金融委員会で、為替動向に関連して「実質実効為替レートでは、かなり円 安の水準になっている」と発言するとドル円が2円近く急落。ドル売りの流れ がアジア通貨にも波及すると、ドル/バーツも一気に33.59バーツと月安値ま で下落した。その後、海外時間に発表された米5月小売売上高が堅調な内 容となったことを受け、ドル/バーツは33.70バーツ台を回復し、FOMCの結 果がタカ派な内容になるとの期待感からドル/バーツは底堅く推移した。 18日に発表されたFOMCの結果が予想以上にハト派な内容となると、ドル/ バーツは一時33.60バーツ近辺まで下落した。ただし、19日にタイ中銀が 2015年のGDP成長率見通しを従来のプラス3.8%からプラス3.0%に下方修 正すると、再びバーツ売り優勢の展開となった。さらに、ギリシャ債務問題を 背景にユーロが対ドルで急落を開始し、ドルが全面的に買い優勢の展開と なると ド /バ ツも上昇基調を強め再び なると、ドル/バーツも上昇基調を強め再び33.80バーツ付近まで上昇した。 バ ツ付近まで上昇した タイ中銀による タイ中銀によるバーツ安誘導策を受け、6月にドル/バーツは2009年9月以 ツ安誘導策を受け、6月にドル/ ツは2009年9月以 来となる高値まで上昇した。ただし、34バーツ目前で2回ほど上昇は止めら れており、ドル売り需要の強さも確認された。34バーツ台に載せるためには 大きなきっかけが必要となるが、一方でタイ中銀は33バーツ台半ばでは介入 スタンスを示しているため、ドル/バーツが大きく下落することも考えにくい。 今月のドル/バーツは33バーツ台後半での底堅い推移が予想される。 先月10日に行われたタイ中銀のMPCでは、予想通り政策金利の据え置き が決定された。また、発表された声明文では、バーツ安誘導策の効果もあ り 先行きは輸出を中心に徐々に回復することが見込まれる 方で 中国な り、先行きは輸出を中心に徐々に回復することが見込まれる一方で、中国な どアジア諸国経済の復調の足取りが鈍く、タイ経済も引き続き下方リスクにさ らされているとした。先月、タイ中銀は2015年のGDP成長率予想を下方修 正しており、さらに発表された5月輸出実績は予想を下回るものとなった。こ れを受け、市場では8月の追加利下げを期待する声も聞こえてくるが、2回の 利下げ効果を見極める意味でも当面は現行の政策金利が据え置かれるも のと想定される。7月に発表される一連の経済指標が大きく市場予想を下回 らない限りはタイ中銀はスタンスを変えるとは考えにくく、相場 のイン クト らない限りはタイ中銀はスタンスを変えるとは考えにくく、相場へのインパクト は限定的だろう。 一方、米国は第1四半期のGDPこそ前期対比マイナス成長と奮わなかった ものの、足許の経済指標は総じて底堅い。インフレ圧力はエネルギー価格 の下落等を背景に抑制された状況ではあるが、FRBは米国景気に対して自 信を深めており、FRB議長を始め年内利上げの妥当性が主張され始めてい る。発表される6月分の雇用統計が予想を上回る結果となると、9月利上げへ の期待感が高まり、ドルは大きく買われることとなるだろう。 『当地のマッサージ事情』 タイといえばタイ古式マッサージが有名です。タイ伝統 の一つであり、ストレッチなどを含んでいて、プロレスの の であり、 ト ッチなどを含んでいて、プ の 関節技みたいなものをかけられるのが特徴。体が柔らか くない場合は、次々に技をかけられ、マッサージ中はリ ラックスというよりも痛い事が多いのです。ただし、自分 だけでは伸ばせない筋肉なども丁寧にストレッチをして くれますので、終わってみると体が非常に楽になるので す。 また、マッサージ屋は町中にあり、値段も1時間200ー 300バ ツ程度と非常にお手頃です タイ人も月に2回 300バーツ程度と非常にお手頃です。タイ人も月に2回 程度のペースで行っているみたいでして、完全に生活 の一部になってます。マッサージしてくれる方によっても 効果が違うみたいでして、家族で専属のマッサージ師を 雇っている方までもいます。 (資料)ブルームバーグ ■ 為替の動き 34.0 33.8 33.6 33 4 33.4 33.2 33.0 32.8 32.6 32.4 32.2 3.50 USD/THB THB/JPY(右軸、逆目盛) 3.55 3.60 (資料)ブルームバーグ ■ 株価指数の動き 発表日 1600 6/2 6/4 1580 6/10 1560 6/26 1540 3.65 1520 3.70 1500 1480 3.75 15/02 15/03 15/04 15/05 1460 15/02 (資料)ブルームバーグ ■ 先月の注目イベント 1620 6/26 6/26 6/30 イベント CPI(前年比) 消費者景気信頼感 政策金利 通関輸出(前年比) 通関輸入(前年比) 通関貿易収支(USD) 経常収支 期間 5月 5月 5月 5月 5月 5月 5月 予想 -1.10% 1 50% 1.50% -2.50% -9.05% $590M $1300M 結果 -1.27% 65.0 1 50% 1.50% -5.00% -20.00% $2417M $2127M 前回 -1.04% 66.0 1 50% 1.50% -1.70% -6.84% -$523M $1113M タイSET指数 15/03 15/04 15/05 14 みずほ銀行|みずほディーラーズアイ 予想レンジ: マレーシアリンギ相場 マレ シアリンギ相場 USD/MYR MYR/JPY 3.70 32.10 ~ ~ シンガポール資金部 松下 哲史 3.85 33.64 ■ 先月の為替相場 ■ 今月の見通し ■ 今月のつぶやき(現地からの声) 先月のマレーシアリンギは、週初1日、3.66台半ばでオープン。3日、マレー シア中銀が政府系投資会社の財務状況について正式な調査を開始したと の報道がマレーシアリンギの重石となり、軟調推移。週末にかけては5日に の報道が シアリンギの重石となり、軟調推移。週末にかけては5日に 行われるOPEC総会で原油の生産目標が据え置かれるとの見方から原油価 格が下落、マレーシアリンギも3.72近辺まで売られた。 先月のマレーシアリンギは、8日には3.76台後半と約9年半ぶりの安値圏まで 下落するなど、全般的に軟調な展開となった。主な背景としては、米国の利 上げ観測が強まっていることによるドル買いの流れが加速したことが挙げら 上げ観測が強ま ていることによるドル買いの流れが加速したことが挙げら れる。実際、米5月雇用統計の良好な結果を受けた後の8日には、ドル買い・ リンギ売りが加速、17日のFOMCでハト派寄りな声明文が公表された際に は、逆にドル買いポジションの調整が入るなど、米国発の外部要因に大きく 振らされる展開が続いた。 『当地のマッサージ事情』 8日のマレーシアリンギは前週金曜日夜に発表された良好な米5月雇用統計 の結果にドル買いが進められたことを受け、前週末対比大幅リンギ安の3.75 丁度レベルで寄り付くと、そのまま、軟調に推移し、約9年半ぶりの安値圏と なる3.76台後半まで売られた。しかし、週半ばにかけては、ドルの高値警戒 感が高まり 3 72台まで買い戻される 週後半12日には良好な米5月小売売 感が高まり、3.72台まで買い戻される。週後半12日には良好な米5月小売売 上高を受けたドル買いに3.75台まで売られた。 15日は3.75台前半でオープン。前週末にギリシャ関連協議が物別れに終 わっていたことから、リスクオフの流れとなり、アジア通貨は全般に軟調推 移、マレーシアリンギは一時3.76台前半まで売られた。その後、17日の米 FOMCでは事前予想通り政策金利は据え置かれたものの、今後の政策金利 見通しが引き下げられたことから、ドル売り優勢の展開となり、3.70台まで急 速に買い進められた。19日発表されたマレーシア5月消費者物価指数は前 月比+0.3%増の+2.1%となったものの、相場への反応は限定的となり、週末 を控えたポジション調整でマレーシアリンギは売られ、3.73台半ばで取引を 終えた。 月後半22日、3.73台半ばでオープンしたマレーシアリンギは、ギリシャ債務 問題に対する交渉進展への期待感がリンギ相場をサポートしたが、原油価 格 下落が上値を抑え小幅 格の下落が上値を抑え小幅レンジでの推移となった。その後は、ギリシャ国 ジで 推移とな た そ 後は ギリ 国 民投票実施の発表など、ギリシャ情勢が不透明感を増したことを受け、リスク オフ地合いが進展、マレーシアリンギは3.78台半ばまで弱含んだ。 マレーシアのファンダメンタルズを見てみると、先月は、4月貿易収支の公表 があった。貿易収支は68.9億リンギの黒字となったが、内訳を見てみると、輸 出は前年同月比で▲8 8%の減少 輸入は前年同月比で▲7 0%の減少 出は前年同月比で▲8.8%の減少、輸入は前年同月比で▲7.0%の減少 なった。特に、輸出については、日本への輸出額が前年同月比▲24.9%の 大幅マイナスとなっており、昨今の原油価格下落の影響がLNG価格の下落 へと波及したことが大きく、今後も、貿易収支の黒字額は縮小していくことが 予想され、留意が必要となる。 一方で、マレーシア中銀は18日、リンギ安が続く状況について、「内外の動 向に影響を受けた結果である」と発言、米国の利上げ観測の加速や政府系 投資会社の財務状況悪化などの影響を受けたと指摘したものと考えられ、中 銀としてリンギ安誘導政策をとっているものではないことを再度市場に対して 強調する意図があったものと思われる。 現状、米国の年内利上げの動きは既定路線となっており、今後も米国経済 指標を受け、再度リンギが下値を試す可能性があることには注意が必要だろ う。また、マレーシアのファンダメンタルズを見ても、暫くはリンギ相場は軟調 な動きとなることが想定される 目先 タ ゲ トは アジア通貨危機時に な動きとなることが想定される。目先のターゲットは、アジア通貨危機時に ペッグされた3.80が意識されるところであるが、上述の通り、マレーシア中銀 は、現状のリンギ安を容認している状況ではなく、今後、さらにリンギ安が加 速する場合には、リンギ買いの通貨介入を行うことも想定される。 今月のリンギ相場は、引き続き軟調推移を予想するも、リンギ安が加速した 場合の中銀介入には留意する必要があろう。 3.75 (資料)ブルームバーグ 32.0 3.70 32.5 1850 33.0 1820 ■ 為替の動き 3.65 3.60 33.5 3.55 (資料)ブルームバーグ ■ 株価指数の動き 6/5 6/5 6/5 6/11 1790 (マレーシアみずほ 山田) ■ 先月の注目イベント 発表日 1880 ここ ここマレーシアで一般的なマッサージといえば中国式か シアで 般的な ッサ ジといえば中国式か タイ式かと思われ、実際私もその2つにしか行ったことが ありません。マッサージ屋自体は多いものの、私自身が 数多くあちこちのマッサージ屋を試したことがないので、 一概には何とも言えませんが、前記のところはそれぞれ 喋っている言葉からして現地から来ている人(マレーシア 人ではない)による施術が多いような気がします。気にな る値段の方ですが安い価格帯で1時間45~60リンギット で済むので 大概は時間があるなら足裏 首背中 足裏 で済むので、大概は時間があるなら足裏+首背中、足裏 +全身等の組み合わせで90分コースを受ける人が私自 身も含めて多いのではないでしょうか(実際、店員もそれ を勧めてくる)。ただ残念なことにクアラルンプール中心 地のBukit Bintang界隈にたくさんあったマッサージ屋 は、営業免許更新をしていなかった、または営業免許な しで営業していたとのことで昨年、大部分が閉鎖となっ てしまい、営業を続けているマッサ ジ屋に客が流れ、 てしまい、営業を続けているマッサージ屋に客が流れ、 人気店は時間帯によっては予約なしでは入れないとい う事態に遭遇しています。一方、高い価格帯の方だと、 恐らく一番高いと思われるのがリッツカールトンに入って いるスパで3時間850リンギットですので、他の国に比べ れば安いような気もします。尚、どうも手技、順番が違う だけでそのマッサージを語ることが許されないマレー式 トラディショナルマッサージなるものが存在しており、故 に にマレーシア国外に殆どお目に掛かることはないそうな ア国外に殆どお目に掛かることはな そうな ので、当地に駐在している間に一度は見つけ出して試 してみようと思います(結局爆睡して何一つ記憶に残っ ていない可能性大ですが、、、)。 6/19 イベント 輸出(前年比) 輸入(前年比) 貿易収支(MYR) 鉱工業生産(前年比) CPI(前年比) (資料)ブルームバーグ 期間 予想 結果 前回 4月 -5.5% -8.8% 2.3% 4月 0.9% -7.0% 5.8% 00Bio 6 89Bio 7 82Bio 4月 6 6.00Bio 6.89Bio 7.82Bio 4月 4.5% 4.0% 6.9% 5月 2.1% 2.1% 1.8% 1760 USD/MYR 3.50 34.0 MYR/JPY(右軸、逆目盛) 3.45 34.5 15/02 15/03 15/04 15/05 1730 1700 15/02 FTSEブルサマレーシアKLCI指数 15/03 15/04 15/05 15 みずほ銀行|みずほディーラーズアイ 予想レンジ: インドネシアルピア相場 USD/IDR IDR/JPY JPY/IDR 13200 0.90 106.03 ~ 13500 0.94 ~ ~ 111.00 アジア・オセアニア業務部 小泉 聡 (注)100インドネシアルピアあたりの対円レート ■ 先月の為替相場 ■ 今月の見通し ■ 今月のつぶやき(現地からの声) ◇ルピアは対ドルで今年最安値を更新 7月は中旬にレバラン休暇(断食明け大祭)もあり、値動きの荒い展開に注意 したい。 『当地のマッサージ事情』 先月のドル/ル アは13190 13385 先月のドル/ルピアは13190~13385レベルでの推移となり、ルピア安値圏で ルでの推移となり、ル ア安値圏で の推移が継続。ドル/ルピアは8日に一時13385付近まで上昇し、1998年のア ジア通貨危機以来のルピア安値水準、かつ年初来ルピア最安値を更新。そ の後もみ合いが続くも、概ね13300超での取引となっている。 インドネシアの経済指標は月初発表の5月インフレ率が予想を上回ったもの の、5月末外貨準備高は前月末比微減に留まった。また、5月貿易収支は予 想を上回る黒字、かつ6か月連続の黒字で着地するなどネガティブな結果と はならなか た はならなかった。 ただ、5月貿易収支は黒字であったものの、前年同月比での輸出が15.2% 減、輸入が21.4%減と輸入の急減が貿易黒字の要因であり、インドネシア全 体の輸出額・輸入額とも減少傾向が顕著なため、ポジティブな結果に受け止 められなかった可能性がある。 今年のレバラン休暇は今月16~21日付近が予定されており、左記期間はイ ンドネシア市場はクローズとなる。レバラン休暇は当地では実質的な年末で あることから、レバラン前の初旬、中旬にかけて輸入決済などの外貨買い(ル ピア売り)需要が高まる可能性があるだろう。 また、明確な理論は無いが、当地ではレバラン明けの相場が荒れやすいと のイメージもあることから、米FOMCが開催される28~29日前後の相場動向 には特に注意したいところだ には特に注意したいところだ。 インドネシアの1~5月の二輪販売台数は前年同月比25%減、四輪は同 17%減と経済環境もやや停滞感がある。原油価格も底を打った感もあり、ガ ソリン価格の上昇を通じたインフレ上昇も懸念されることから、ルピア軟調を 予想せざるを得ないだろう。また、引き続き外部要因による証券投資流出の リスクには注意したいところだ。 結局、先月のルピア軟調は米国の利上げ期待が主因と見るのが妥当だろ う。予想を上回った米雇用統計(5日発表)を受け、翌週9~10日にかけて海 外投資家のインドネシア国債保有額が6兆ルピア(約USD460M)急減した。 左記金額はインドネシアの為替市場の規模を鑑みれば相当のインパクトで あり、ルピア安の引き金となっただろう。 ジャカルタには ッサ ジ店がたくさんあります。ショッ ジャカルタにはマッサージ店がたくさんあります。ショッピ ングモールの中には必ず1つはありますし、街中にも「街 スパ」と呼ばれるスパを良く見かけます。また、ゴルフ場 にも必ずと言って良いほどマッサージ店が併設されてい ます。 料金は日本に比べると安く、1時間のボディーマッサー ジで概ねIDR100,000~120,000位(現在のレートで約 1 000円 1 200円)ですが 3 4年前はIDR70 000 1,000円~1,200円)ですが、3~4年前はIDR70,000~ 80,000位であったため、ゴルフ場同様に物価高騰の波 が押し寄せています。かつ、なぜかチップを渡すのが習 慣になっており、トータルではそこそこの値段になってし まいます。 しかし、娯楽が少ないジャカルタにおいて、日本人駐在 員の多くはマッサ ジを利用しているのではないでしょう 員の多くはマッサージを利用しているのではないでしょう か。日本に帰国したら、もうマッサージに行くことはない と思いますが。。。 ジャカルタ株価指数も、先月初めの5,200ポイント付近から9日には4,800台 半ばまで下落し、約1年ぶりの安値となった。 (資料)ブルームバーグ ■ 為替の動き 13400 0.90 (資料)ブルームバーグ ■ 株価指数の動き 5600 ジャカルタ総合指数 6/1 5500 13200 0.92 6/5 5400 6/15 6/18 5300 13000 12800 0.94 USD/IDR 0.96 15/02 15/03 15/04 15/05 イベント CPI(前年同月比) 外貨準備高(USD) 貿易収支(USD) 中銀ターゲットレート 期間 5月 5月 5月 6月 予想 結果 前回 7.01% 7.15% 6.79% 110.77B 110.87B 661M 955M 454M 7.50% 7.50% 7.50% 5200 5100 IDR/JPY(右軸、逆目盛) 12600 (資料)ブルームバーグ ■ 先月の注目イベント 発表日 5000 15/02 15/03 15/04 15/05 16 みずほ銀行|みずほディーラーズアイ 予想レンジ: フィリピンペソ相場 USD/PHP PHP/JPY 44.50 2.70 ~ ~ マニラ支店 杉山 泰憲 45.50 2.79 ■ 先月の為替相場 ■ 今月の見通し ■ 今月のつぶやき(現地からの声) ドル/ペソは、月初1日に1ドル=44.58ペソで取引を開始。特段の材料な く小動きに終始。同夜の米国経済指標が良好であったことから米国長期金 利が上昇。金利上昇に合わせて2日からドルが強含み3日までに1ドル= 利が上昇。金利上昇に合わせて2日からドルが強含み3日までに1ドル 44.74ペソまでのドル高。3日夜のドラキ総裁のボラティリティを容認する発言 に、欧米債券が更に売られて一段の金利高になると、4日には44.85ペソまで 上昇。5日にフィリピンCPIが発表されて前年同月比+1.6%と6年ぶりの低水準 となると、「フィリピンの利上げは当分の間ない」との観測からペソ弱含みの反 応。45.00ペソまで上昇の後、週末のポジション調整から緩んで1ドル=44.87 ペソで越週となった。 5日夜の良好な米5月雇用統計を受けて8日は前週末比大幅なペソ安水 準の1ドル 45 10ペソから取引開始 ドル強含みの展開で45 15ペソまで上 準の1ドル=45.10ペソから取引開始。ドル強含みの展開で45.15ペソまで上 昇するも、このあたりは今年2月にフィリピン中銀がドル売り介入を実施してい るレベルであり、今回も中銀介入の噂から攻めきれず、9日には一旦45.00ペ ソを割り込んで44.96ペソまで下落。更に10日のドル円の急落にドルが弱含 み44.87ペソまで下落。11日は再びドル堅調に45.00ペソ挟みで推移のとこ ろ、フィリピンへの外国人証券投資が5月は大幅な資金流出となっていたこと が明らかになると、ペソ売りが強まり45.15ペソまで上昇。そのまま週の取引を 終える。12日はフィリピン独立記念日で休場。 15日は1ドル=45.25ペソからの取引開始。12日の独立記念日による休 日の間もドル高基調が続いたことから、週明けもドル高の勢いそのままで1ド ル=45.31ペソまで上昇。夕刻に発表された4月OFW送金は前年同月比 5.1%増の20.15億ドルと大きな数字となったことからドル上値がキャップされ て45.19ペソまで下落。ギリシャ問題が大詰めを迎える中、週央はリスク回避 の米国債買いで米金利が低下するとドル買いの勢いは衰え、17日は45.08 ペソまで、18日は45ペソを割り込み44.95ペソまでの下落。19日は45ペソ挟 み 動きとな て ド みの動きとなって1ドル=45.11ペソにて越週となった。 ペソにて越週とな た 22日は1ドル=45.05ペソで取引開始。ドル金利の動きにフォローする流れ で、しかし方向感は見出しにくく、週を通じて45.00~15ペソレベルでのもみ 合いに終始した。 6月5日発表の5月の消費者物価指数は前年同月比+1.6%と前月の同 +2.2%から更に低下。原油価格の下落の恩恵をフルに受けて低インフレ状 態が続いている。一方15日発表の4月OFW送金額伸率は、前年同月比 態が続いている。 方15日発表の4月OFW送金額伸率は、前年同月比 +5.1%と着実な伸びを見せており、引き続きフィリピンは低インフレ状態の中 で、拡大するOFW送金を背景にした個人消費が経済を牽引する構図を持 続させているといえる。 しかし、原油価格が1バレル=40ドル台から底打ちし、足元1バレル=60ド ル程度で推移しており、フィリピンが享受してきたインフレ率の低下も同じく 底打ちする見込み。エルニーニョの影響と思われる旱魃からの食品価格の 上昇もそろそろ影響が出てきそうで、6月以降の消費者物価指数は上昇基 調に転じるものと予想されている 調に転じるものと予想されている。 しかし、米5月雇用統計が強い内容となり、いよいよ米国の利上げが9月か 12月に実施されるとの見通しからドルが強含みとなる中で、低インフレから フィリピンでの利上げが当分見込めないこと、フィリピン輸入企業のドル買い 需要が高まること、6月の年前半OFW送金のピークを過ぎたことから当面、ド ルペソはドル高・ペソ安のバイアスが強まることになりそう。 『当地のマッサージ事情』 (資料)ブルームバーグ ■ 為替の動き 45.2 45.0 2.64 8200 PHP/JPY(右軸、逆目盛) 2.66 8000 44 8 44.8 2 70 2.70 44.6 2.72 2.74 44.4 2.76 44.2 44.0 15/02 15/03 15/04 15/05 (資料)ブルームバーグ ■ 株価指数の動き USD/PHP 2.68 ただ、あくまでのドルが主導のドル高相場であり、ペソ単体で売り込まれる 材料は目下のところなく、米国利上げを市場が完全に織り込んだ後、あるい は利上げが実施された後には、年末にかけて再び緩やかなペソ高基調に戻 るものと予想している。 フィリピン中銀は年2ペソ程度のレンジに収まるよう介入等で誘導してくるス タンスと思われ、2015年は44.00~46.00の2ペソレンジでの調整か。45ペソ台 での急激な動きには着実にドル売り介入をしてくると思われ、45ペソ台半ば 以降では中銀介入を警戒した相場展開になる 以降では中銀介入を警戒した相場展開になる。 6/5 6/5 6/10 6/15 7600 6/15 6/19 7400 2.78 7200 2.80 7000 15/02 6/25 フィリピン総合指数 6/25 6/25 15/03 15/04 15/05 (資料)ブルームバーグ ■ 先月の注目イベント 発表日 7800 タイのように確立された独自のマッサージ手法がある タイのように確立された独自の ッサ ジ手法がある わけではありませんので、フィリピンマニラのマッサージ は特筆すべきクオリティーがあるかといえば特に思いつ きません。 もちろん人件費の安い国ですのですから、円安で円 換算の値段はかなり上昇してしまっているものの、それ でも90分間程度の全身マッサージで400~600ペソ(約 1 100円 1 650円) ぐらいの値段というのは依然お得で 1,100円~1,650円) すね。 日本のエステのようないろいろな美容施術をするような 場所は、マニラでは「SPA」と呼んでいるようですが、それ はホテルに付属しているものから街中のものまで、あら ゆる種類があって私にはよく分かりません。マニラはや はり格安だということらしいですが、他国に比べてのクオ リティ は知る由もありません。 リティーは知る由もありません。 意外に思われるかもしれませんが、マニラ近郊でもあ ちこちにあるのが韓国式スパ。フィリピンに9万人近くの 韓国人が住んでいるとのことで、韓国料理店と並んで多 くの韓国式スパがあります。こちらは、ホットサウナ(浴場 です)とドライサウナの施設込みでその場で食事やマッ サージが楽しめるます。韓国の方は数時間をこの場所 で過ごすようですが 時間 で過ごすようですが、1時間のマッサージ付きサウナ入り サ ジ付きサウナ入り たい放題で1,000ペソ程度。ホットサウナとマッサージ付 きだけですと600ペソ。 かつて私が後者を選んだとき、「3時間の時間制限が あるけど、それでもいいのか?」と店員に執拗に確認さ れました。韓国の方々はよっぽど長時間滞在するようで す す。 6/25 イベント CPI(前年比) 外貨準備高 輸出(前年比) OFW送金 (前年比) OFW送金額 総合国際収支(USD) 輸入(前年比) 貿易収支(USD) BSP 政策金利 BSP SDA 金利 期間 5月 5月 4月 4月 4月 5月 4月 4月 - 予想 結果 前回 2.2% 1.9% 1.6% 809億㌦ 808億㌦ 8 0% -4 1% 2 1% 8.0% 4.1% 2.1% 8.3% 5.1% 11.3% 2,015M 2,101M -58M 380M -4.5% -12.8% -6.5% -680M -301M 246M 4.0% 4.0% 2.5% 2.5% 17 みずほ銀行|みずほディーラーズアイ 予想レンジ: インドルピー相場 インドルピ 相場 USD/INR INR/JPY 62.50 1.90 ~ ~ シンガポール資金部 中野 博明 64.50 1.99 ■ 先月の為替相場 ■ 今月の見通し ■ 今月のつぶやき(現地からの声) 6月のルピー相場は、対ドルで63台後半から取引を開始。インド準備銀行 (RBI)の利下げにもかかわらず、ドル/ルピーは64台前半まで上昇し、弱含 む展開が継続したものの、下旬にかけて値を戻し、ほぼ月初と変わらずの63 台中盤~後半にて引けた。 7月のドル/ルピー相場は、依然としてレンジ相場を形成すると予想する が、加速しやすいインフレ指標を前に、RBIは緩和バイアスを中止、今後ル ピーは売られやすい状況が続くと予想する。 は売られやすい状況が続くと予想する。 『当地のマッサージ事情』 1日には、印5月製造業PMIが先月を大幅に上回る数値となったことで、ル ピーに買いが集まり、ドル/ルピーは63台中盤まで下落。2日には、RBIが予 想通り政策金利を引き下げて7.25%に設定。しかし、RBIは今後の金利引き 下げについて、ややインフレ警戒の声明を発表したことから、ドル/ルピーは その後、上昇に転じた。4日には64台前半まで上昇する場面も見られたが、 その後は63台後半まで下落 その後は63台後半まで下落。 米5月雇用統計は予想を上回る数値となったことでドル買いが進行し、ドル /ルピーは再び64台前半まで上昇するも、その後はオバマ大統領の米ドル 高懸念報道、および黒田日銀総裁の国会発言が材料視され、米ドルが下落 する展開に、ドル/ルピーは11日には63台後半まで下落した。 その後、ルピー相場は反転し、米FOMCを控えドルが買われる展開にドル /ルピーは16日には64台前半まで再び上昇し、6月の高値をつける場面も見 られた。17日に発表されたFOMCでは、経済見通しが引き下げられ、イ レ られた。17日に発表されたFOMCでは、経済見通しが引き下げられ、イエレ ンFRB議長のハト派発言もあり、ルピーが買い戻され、ドル/ルピーは急落。 20日には63台中盤まで下落した。 その後は、ドル/ルピーは63台中盤にて動意なく推移した。 (資料)ブルームバーグ ■ 為替の動き 64.5 USD/INR 64.0 INR/JPY(右軸、逆目盛) 63.5 63.0 62.5 62.0 RBIは2日に政策金利を引き下げ7.25%に設定。しかし、ラジャン総裁は今 後のインフレ率は不透明であり、モンスーンの降雨量に左右されやすいこと を認め、今後の政策スタンスについては中庸レベルであると指摘。今年中の 利下げが難しくなったことを受けて、今後のルピー高は期待しづらくなった。 RBIは2日にインフレ率予想を上方修正し、GDP成長率予想を下方修正して 以降、6月のルピー相場はルピー安に進行しやすい地合となっていた。実際 に12日に発表された印5月消費者物価指数(CPI)は予想を上回り に12日に発表された印5月消費者物価指数(CPI)は予想を上回り、一旦イン 旦イン フレ率が下げ止まったことが確認された。 グローバルな環境を見ると、FOMCでイエレン議長が多少ハト派なコメント を発したものの、依然として年後半での米国利上げは既定路線であり、ドル が売られる場面では押し目買いの展開になりやすい。一方で、引き締めサイ クルは従前と比較しかなり緩やかになると予想され、この点はインドルピーに とってはポジティブである。 原油価格は依然として上値重く推移し、この傾向が続く限りにおいては、こ れまで通りインドルピーは他アジア通貨に対し底堅く推移する展開が継続す ると予想するものの、RBIによる緩和バイアスが一旦停止され、今後の利下げ に対する期待感がやや剥落した状況では海外からの資金流入も期待しづら く、結果として、7月もレンジ相場が継続するものと予想する。 (資料)ブルームバーグ ■ 株価指数の動き 1.80 30000 1.85 29000 1.90 28000 1.95 27000 2.00 26000 15/02 6/1 6/2 6/3 6/3 6/12 6/12 6/15 61.5 6/16 61.0 15/02 15/03 15/04 15/05 15/03 15/04 15/05 アーユルヴェダの治療院はバンガロールにもたくさんあ ア ルヴ ダの治療院はバンガ ルにもたくさんあ り、施術者とのコンサルティング(食事指導など)やマッ サージが受けられる。「瀕死の乳児が甦生した」 「長年 悩まされていた腰痛がうそのように治った」などの逸話を 持つ治療院もある。 また、アーユルヴェダを標榜する化粧品やマッサージオ イル、日用品も多い。筆者のおすすめはフットクリ ム。 イル、日用品も多い。筆者のおすすめはフットクリーム。 薬草効果で、かかとの角質が柔らかくなる。 (バンガ ロール支店・木原志乃) ■ 先月の注目イベント 発表日 インドSENSEX30種指数 日本でも ア 日本でも「アーユルヴェダ・マッサージ」を看板にする店 ルヴ ダ ッサ ジ」を看板にする店 が見られるようになった。その多くがオイルマッサージ店 であるようだ。一方、本場インドにおけるアーユルヴェダ は病を予防する体質改善に重きが置かれており、治療 やコンサルティングの一環としてマッサージがある。日本 における「東洋医学」の位置付けに似ているかもしれな い。 6/16 (資料)ブルームバーグ イベント 期間 予想 結果 前回 52.6 51.3 製造業PMI 5月 7.25% 7.25% 7.50% 政策金利 49 6 52 4 49.6 52.4 サービスPMI サ ビスPMI 5月 51.2 52.5 総合PMI 5月 鉱工業生産(前年比) 1.5% 4.1% 2.5% 4月 消費者物価指数(前年比 5月 5.00% 5.01% 4.87% 卸売物価(前年比) 5月 -2.50% -2.4% -2.65% 輸出(前年比) -20.2% -14.0% 5月 輸入(前年比) -16.5% -7.5% 5月 18 みずほ銀行|みずほディーラーズアイ ■ 為替市場・株式市場騰落率 為替市場 2 0 14 年 末 2 01 5年 5月 末 騰落率 株式市場 2 01 4 年 末 2 0 15 年 5 月 末 騰落率 USD換 算 先進国 - - - NYダウ平均 17823.07 18010.68 1.1% - 日本 USD/JPY 119.78 124.15 3.6% 日経平均株価 17450.77 20563.15 17.8% 13.7% ユーロ圏 EUR/USD 1.2098 1.0986 -9.2% ドイツDAX指数 9805.55 11413.82 16.4% 16.4% 英国 GBP/USD 1.5577 1.5291 -1.8% ロンドンFTSE100指数 6566.09 6984.43 6.4% 8.4% 豪州 AUD/USD 0.8175 0.7645 -6.5% S&P/ASX200指数 5411.018 5777.16 6.8% 14.2% カナダ USD/CAD 1.1621 1.2454 7.2% S&Pトロント総合指数 14632.44 15014.09 2.6% -4.3% 米国 - エ マー ジ ン グアジ ア 中国 USD/CNY 6.2055 6.1976 -0.1% 上海総合 3234.677 4611.744 42.6% 42.8% 香港 USD/HKD 7.7551 7.7531 0.0% 香港ハンセン 23605.04 27424.19 16.2% 16.2% インド USD/INR 63.0437 63.825 1.2% インドSENSEX30種 27499.42 27828.44 1.2% 0.0% インドネシア USD/IDR 12388 13224 6.7% ジャカルタ総合 5226.947 5216.379 -0.2% -6.5% 韓国 USD/KRW 1090.98 1108.19 1.6% 韓国総合株価 1915.59 2114.8 10.4% 8.7% マレーシア USD/MYR 3.4973 3.6675 4.9% ブルサマレーシアKLCI 1761.25 1747.52 -0.8% -5.4% フィリピン USD/PHP 44.72 44.585 -0.3% フィリピン総合 7230.57 7580.46 4.8% 5.2% シンガポール USD/SGD 1.3255 1.3478 1.7% シンガポールST 3365.15 3392.11 0.8% -0.9% 台湾 USD/TWD 31.656 30.696 -3.0% 台湾加権 9307.26 9701.07 4.2% 7.5% タイ USD/THB 32.91 33.7 2.4% タイSET 1497.67 1496.05 -0.1% -2.4% (資料)ブルームバーグ、みずほ銀行 ■ 実質実効為替レート(REER)の1994年以降の平均からの乖離(2015年5月時点) 19 みずほ銀行|みずほディーラーズアイ ■ 実質GDP成長率 2 0 1 3 Q3 ■ 消費者物価上昇率 2 0 1 3 Q4 2 0 1 4 Q1 2 0 1 4 Q2 2 0 1 4 Q3 2 0 1 4 Q4 2 0 1 5 Q1 ( 前年比%、* 前期比年率%) 2013 14/11 2014 14/12 15/01 15/02 15/03 15/04 15/05 2013 2014 (前年比%) ( 前年比%) 先進国 先進国 米国* 4.5 3.5 -2.1 4.6 5.0 2.2 -0.2 2.2 2.4 米国 1.3 0.8 -0.1 0.0 -0.1 -0.2 0.0 1.5 1.6 日本* 2.0 -0.9 4.4 -6.8 -2.0 1.2 3.9 1.6 -0.1 日本 2.4 2.4 2.4 2.2 2.3 0.6 0.5 0.4 2.7 ユーロ圏 -0.2 0.5 1.1 0.8 0.8 0.9 1.0 -0.4 0.8 ユーロ圏 0.3 -0.2 -0.6 -0.3 -0.1 0.0 0.3 1.3 0.4 英国 1 6 1.6 2 4 2.4 2 7 2.7 2 9 2.9 2 8 2.8 3 0 3.0 2 4 2.4 1 7 1.7 2 6 2.6 英国 1.0 0.5 0.3 0.0 0.0 -0.1 0.1 2.6 1.5 豪州 1.9 2.2 2.9 2.8 2.7 2.4 2.3 2.1 2.7 豪州 2.5 2.5 カナダ* 2.7 2.9 1.0 3.5 3.2 2.2 -0.6 2.0 2.4 カナダ 2.0 1.5 1.0 1.0 1.2 0.8 0.9 0.9 1.9 中国 7.9 7.6 7.4 7.5 7.3 7.3 7.0 7.7 7.4 中国 1.4 1.5 0.8 1.4 1.4 1.5 1.2 2.6 2.0 香港 3.1 2.8 2.7 2.0 2.9 2.4 2.1 3.1 2.5 香港 5.1 4.9 4.1 4.6 4.5 2.8 3.0 4.3 4.4 インド 7.5 6.4 6.7 6.5 8.2 7.5 7.5 5.1 6.9 インド 3.3 4.3 5.2 5.4 5.3 4.9 5.0 10.9 6.4 インドネシア 5.5 5.6 5.1 5.0 4.9 5.0 4.7 5.6 5.0 インドネシア 6.2 8.4 7.0 6.3 6.4 6.8 7.2 6.4 6.4 韓国 3.2 3.5 3.9 3.4 3.3 2.7 2.5 2.9 3.3 韓国 1.0 0.8 0.8 0.5 0.4 0.4 0.5 1.3 1.3 マレーシア 4.9 5.0 6.3 6.5 5.6 5.7 5.6 4.7 6.0 マレーシア 3.0 2.7 1.0 0.1 0.9 1.8 2.1 2.1 3.2 6.1 5.6 6.7 5.5 6.6 5.2 7.2 6.1 フィリピン 3.7 2.7 2.4 2.5 2.4 2.2 1.6 3.0 4.1 フィリピン 6.8 5.5 5.4 4.6 2.3 2.8 2.1 2.6 4.4 3.0 -0.3 -0.1 -0.4 -0.3 -0.3 -0.5 -0.4 2.4 1.0 シンガポール シンガポール 3.4 3.4 3.9 4.3 3.5 3.4 2.2 3.8 0.9 0.6 -0.9 -0.2 -0.6 -0.8 -0.7 0.8 1.2 台湾 1.5 台湾 0.7 -0.4 0.9 1.0 2.1 3.0 2.9 0.9 1.3 0.6 -0.4 -0.5 -0.6 -1.0 -1.3 2.2 1.9 タイ 2.6 タイ 2 0 1 4 Q4 2 0 1 5 Q1 2013 2014 1.7 1.3 エ マ ージ ングア ジ ア エ マ ージ ングア ジ ア (注)インドの年間成長率は会計年度(4~3月)。 (注)豪州は四半期データ インドの年間CPI上昇率は会計年度(4~3月) (注)豪州は四半期データ。インドの年間CPI上昇率は会計年度(4~3月)。 (資料)ブルームバーグ、みずほ銀行 (資料)ブルームバーグ、みずほ銀行 ■ 失業率 ■ 経常収支 14/11 14/12 15/01 15/02 15/03 15/04 15/05 ( %) 2013 2 0 1 3 Q3 2014 2 0 1 3 Q4 2 0 1 4 Q1 2 0 1 4 Q2 2 0 1 4 Q3 ( 対GD P 比%) ( %) ( 対GDP 比%) 先進国 先進国 米国 5.8 5.6 5.7 5.5 5.5 5.4 5.5 7.4 6.2 日本 3.5 3.4 3.6 3.5 3.4 3.3 3.3 4.0 3.6 米国 -2.4 -2.2 -2.2 -2.1 -2.1 -2.2 -2.3 -2.3 日本 1.1 0.8 0.3 -0.1 -0.1 0.5 1.6 0.8 -2.2 0.5 ユーロ圏 1.7 1.9 1.9 1.8 2.0 2.1 2.3 1.9 2.1 英国 -4.1 -4.5 -4.7 -5.4 -5.5 -5.5 -4.5 -5.5 豪州 -3.6 -3.1 -1.9 -3.6 -3.1 -2.5 -2.7 -3.4 -2.8 カナダ -3.0 -3.0 -2.7 -2.5 -2.2 -2.1 -2.5 -3.0 -2.1 2.1 11.5 11.4 11.3 11.2 11.2 11.1 12.0 11.6 英国 5.8 5.7 5.7 5.6 5.5 5.5 7.6 6.3 豪州 6.2 6.1 6.3 6.1 6.1 6.1 6.0 5.7 6.1 カナダ 6.7 6.7 6.6 6.8 6.8 6.8 6.8 7.1 6.9 中国 1.8 1.6 1.2 1.5 1.8 2.1 2.8 1.6 4.1 4.1 香港 0.8 1.5 1.6 2.1 2.4 1.9 2.1 1.5 1.9 3.2 インド -4.1 -2.6 -1.7 -1.0 -1.2 -1.4 -1.4 -2.6 -1.4 ユーロ圏 エ マ ージ ングア ジ ア 4.1 中国 香港 4.1 3.3 3.3 3.3 3.3 3.4 3.5 3.4 3.9 韓国 3.3 3.2 3.2 3.4 6.1 5.8 インドネシア -3.6 -3.3 -3.1 -3.0 -2.8 -2.9 -2.9 -3.3 -2.9 3.7 3.7 3.9 3.1 3.5 韓国 6.3 6.2 6.3 6.2 6.1 6.3 6.9 6.2 6.3 マレ シア マレーシア 4 7 4.7 3 9 3.9 4 5 4.5 5 7 5.7 5 3 5.3 4 4 4.4 3 5 3.5 3 9 3.9 4 4 4.4 フィリピン 4.1 4.2 3.4 3.4 4.0 4.4 5.0 4.2 4.4 シンガポール 17.1 17.9 18.3 17.9 18.5 19.1 21.8 17.9 19.1 台湾 10.7 10.8 11.6 11.9 11.9 12.5 13.7 10.8 12.5 タイ -1.9 -0.8 1.0 2.6 2.2 3.3 3.9 -0.8 3.3 5.8 インドネシア 3.1 マレーシア 6.6 フィリピン 6.4 1.9 シンガポール 1.8 台湾 3.9 3.8 3.8 3.7 3.8 3.8 タイ 0.6 0.6 1.1 0.8 1.0 0.9 (資料)ブルームバーグ、みずほ銀行 エ マ ージ ングア ジ ア 3.8 7.1 6.8 1.9 2.0 4.2 4.0 0.7 0.8 (注)インドの年間経常収支は会計年度(4~3月)。 (資料)ブルームバーグ、みずほ銀行 20 みずほ銀行|みずほディーラーズアイ ■ 世界の政策金利 現在( %) 政策転換期 最近の政策変更 直近の政策動向 日付 水準( %) 日付 ( 単位: b p ) 日付 決定事項 0 - 0.25 緩和: 2007/9/17 5.25 2008/12/16 -75-100 2015/6/18 現状維持 先進国 米国 FFレート誘導目標 日本 無担保 無担保コール翌日物金利 ル翌日物金利 0 10 0.10 緩和 2008/10/30 緩和: 0 50 0.50 2010/10/5 0 10 0-10 2015/6/19 現状維持 ユーロ圏 主要リファイナンスオペ金利 0.05 緩和: 2011/11/3 1.50 2014/6/5 -10 2015/6/3 現状維持 英国 バンク・レート 0.50 緩和: 2007/12/6 5.75 2009/3/5 -50 2015/6/4 現状維持 豪州 キャッシュ・レート 2.00 緩和: 2011/11/1 4.75 2015/2/3 -25 2015/6/2 現状維持 カナダ 翌日物金利 0.75 緩和: 2015/1/22 緩和: 1.00 2015/1/22 -25 2015/5/27 現状維持 エ マ ー ジン グアジ ア 中国 1 年物貸出基準金利 4.85 緩和: 2012/6/8 6.31 2015/5/10 -25 2015/6/27 -25bp インド 翌日物レポ金利 7.25 緩和: 2015/1/15 8.00 2015/3/4 -25 2015/6/2 -25bp インドネシア 翌日物金利 7.50 緩和: 2015/2/17 7.75 2015/2/17 -25 2015/6/18 現状維持 韓国 7日物レポ金利 1.50 緩和: 2012/7/12 3.00 2015/3/12 -25 2015/6/11 -25bp マレーシア 翌日物金利 3.25 引締め: 2010/3/4 2.00 2014/7/10 +25 2015/5/7 現状維持 フィリピン 翌日物金利 4.00 引き締め: 2014/7/31 3.50 2014/9/11 +25 2015/6/25 現状維持 タイ 翌日物レポ金利 1.50 緩和: 2011/11/30 3.50 2015/3/11 -25 2015/6/10 現状維持 ベトナム リ リファイナンス金利 イナ 金利 6 50 6.50 緩和 2012/3/12 緩和: 15 00 15.00 2014/3/17 -50 50 2014/12/23 現状維持 (資料)ブルームバーグ、みずほ銀行 21
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