みずほデ ズ イ みずほディーラーズアイ

2015年10月1日
みずほディーラーズアイ
みずほデ
ズ イ
(2015年10月号)
みずほ銀行
みずほ銀行|みずほディーラーズアイ
目次
米ドル相場
2
韓国ウォン相場
ユ ロ相場
ユーロ相場
4
台湾ドル相場
10
英ポンド相場
6
香港ドル相場
11
豪ドル相場
7
中国人民元相場
12
カナダドル相場
8
シンガポールドル相場
シンガポ
ルドル相場
13
タイバーツ相場
14
マレーシアリンギ相場
15
イン
ネシアル ア相場
インドネシアルピア相場
16
フィリピンペソ相場
17
インドルピー相場
18
9
当資料は情報提供のみを目的として作成したものであり、特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。当資料は信頼できると判断した情報に基づいて作成されていますが、その正確性、確実性を保証するも
のではありません。ここに記載された内容は事前連絡なしに変更されることもあります。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようにお願い申し上げます。また、当資料の著作権はみずほ銀行に属
し、その目的を問わず無断で引用または複製することを禁じます。
1
みずほ銀行|みずほディーラーズアイ
予想レンジ:
米ドル相場
USD/JPY
115.00
~ 122.00
国際為替部 為替営業第二チーム 橋 雄史
■ 先月の為替相場
■ 今月の見通し
9月のドル/円相場は年内利上げに関心が集まる中、冴えない米経済指標
と中国経済減速懸念から上値重く推移し、9月17日のFOMCでも利上げ実
施が見送られたことで、終始120円を中心にレンジ内推移が継続した。
施が見送られたことで、終始120円を中心に
ンジ内推移が継続した。
月初、ドル/円は121円台前半でオープン。2日には中国8月製造業・非製
造業PMIが共に50を下回り、中国の景況感悪化が確認されると、119円台前
半まで下落する。4日には注目の米8月雇用統計で非農業部門雇用者数が
予想を下回ると、一時月安値118.60円まで下落。しかし、同指標の前月2か
月分の上方修正に加えて8月平均賃金の上昇が見られたこともあり、その後
は119円台を回復するが、上値の重さが意識される。8日は中国8月貿易統
計で輸入が事前予想を大きく下回ると、中国経済減速懸念が強まり、一時
118 円台後半まで下落。その後上海株が急反発を見せると、リスクオフムー
円台後半まで下落 その後上海株が急反発を見せると リスクオフム
ドは徐々に後退し、翌9 日には日経平均株価が前日比+7.7%増と急騰する
展開に121円台前半まで上昇する。
中旬の10日は、自民党山本議員が日銀追加緩和は「10月30日がいい機
会」と発言すると、追加緩和期待の高まりから一時月高値121.38円まで上昇
するが、その後は徐々に上げ幅を縮小させ、120円台後半で揉み合い推移
が続く。15日の日銀金融決定会合までは追加緩和期待感から底堅く推移す
るが、結果が現状維持となると、失望感から119.40円まで下落。17日の
FOMC結果発表前には、9月利上げ実施期待から120.99円まで上昇する
が、FOMCでは9月利上げが見送られ、イエレンFRB議長会見では個別に中
国を名に挙げて海外経済情勢に注視すると発言した他、ハト派色が強い内
容に、再び120円台を割り込む。18日も利上げ見送りが尾を引くかたちで119
円台前半まで下落すると、120円台を回復した後も上値重い推移が続く。
下旬は本邦がシルバーウィーク入りする中、21日にはFRB高官らが年内利
上げに前向きな姿勢を示し、米金利が上昇する展開に120円台後半まで上
昇
昇。22日以降は、独大手自動車会社による排ガス規制の不正問題を巡りリ
日以降は 独大手自動車会社による排ガ 規制 不正問題を巡りリ
スク回避の円買いが強まると119.70円まで下落し、その後も軟調推移が続
く。25日はイエレンFRB議長が年内利上げに言及したことで、過度のリスクオ
フムードが後退し一時121.24円まで上昇。28日はスイス大手資源会社の業
績不振報道が市場のリスクセンチメントの悪化に繋がり、29日にかけて世界
同時株安が進行し119円台後半まで下落。月末にかけては、本邦実需勢の
月末・半期末の円買いフローをこなし、結局、119円台後半で月を終えた。
今月のドル/円は下値を試す展開を予想する。
市場の関心は米国の利上げ動向にあり、日米金融政策と中国景気動向の
2点に注目が集まろう。金融政策では米国で28日にFOMC、日本で30日に
日銀決定会合が開催されるが、どちらも現状維持になることが予想される。
9月FOMCでは、9月利上げが見送られたことに加え、その後のイエレン議
長会見では中国や新興国の経済情勢への懸念が表明され、米国の利上げ
が海外情勢に左右される点を意識させる内容となった。FOMC後は、イエレ
ン議長やFRB高官の複数のメンバーからは年内利上げを支持する発言が相
次ぎ、年内利上げがメインシナリオと意識される中、FF金利先物の12月利上
げ予想は4割程度に留まり、市場の織り込みは不十分といえる。慎重派のイ
エレン議長が、過去に例のない量的緩和政策からの脱却を図る上でサプラ
レン議長が 過去に例のない量的緩和政策からの脱却を図る上でサプラ
イズ的に利上げに踏み切る可能性は低く、今月は年内(12月)利上げに向
けた地均し期間として、市場との対話を強化していくのではなかろうか。従っ
て、10月FOMCでの利上げ可能性は低く、足許の世界同時株安が続く状況
を踏まえても、12月の利上げ判断が適切なタイミングと言えよう。
日銀の金融政策では、黒田総裁が国内景気の回復と物価の上昇基調継
続に自信を示していることから10月の日銀会合で追加緩和に動く可能性は
低く、また、2%のインフレ目標達成には賃上げ動向がカギを握るものの、中
国の経済減速懸念から本邦企業の業績下振れリスクも垣間見える中、実質
賃金上昇を伴わないインフレ進行は政府と日銀の頭を悩ます新たな火種に
なる可能性がある。
市場の関心の的である中国は、実態経済が不透明となる中で月初から1週
間は国慶節で休みとなり、その間に中国を抜きにしてマーケットがリスクオン
に傾く展開は考えがたい。また、9月には欧州での排ガス規制問題を発端と
した世界同時株安、中国経済減速を受けたスイスの大手資源会社の業績不
振や本邦海運会社 破たん等が起こ て ることに鑑みれば 今月は他業
振や本邦海運会社の破たん等が起こっていることに鑑みれば、今月は他業
種への業績悪化懸念が波及する可能性もあり、リスク回避の円買いが強まる
可能性は高い。
需給面でも年金基金等のアロケーション変更やクロスボーダーM&Aが継
続的に発生していることは円売り材料となるものの、本邦の貿易赤字は原油
価格の下落より赤字幅を大きく縮小させており、円売り材料は徐々に薄れて
いる。上記理由を踏まえると、今月はリスク回避の動きから円買い圧力が強
まる展開には注意が必要で ドル/円は下値を試す展開を予想したい
まる展開には注意が必要で、ドル/円は下値を試す展開を予想したい。
(資料)ブルームバーグ
■ 為替の動き
127
126
125
124
123
122
121
120
119
118
117
15/07
USD/JPY
(資料)ブルームバーグ
■ 株価指数の動き
21200
18400
20600
18000
20000
17600
19400
17200
18800
16800
18200
15/08
15/09
17600
日経平均株価指数
16400
17000
NYダウ平均(右軸)
16000
16400
15/07
/
15600
15/08
/
15/09
/
■ 先月の注目イベント
9/1
9/2
9/4
9/4
9/8
9/15
9/17
9/21
9/24
9/25
米ISM製造業
米ADP雇用統計
米非農業部門雇用者数
米失業率
日 経常収支(調整後)
米小売売上高(前月比)
FOMC政策金利(上限)
米中古住宅販売件数
米耐久財受注(除輸送)
日 コアCPI(前年比)
(
)
(資料)ブルームバーグ
52.7
52.5
51.1
8月
190K
177K
200K
8月
217K
173K
245K
8月
5 2%
5 1%
5 3%
5.2%
5.1%
5.3%
8月
7月 1258.0B 1321.8B 1300.3B
0.3%
0.2%
0.7%
8月
9月 0.25% 0.25% 0.25%
8月 5.50M 5.31M 5.58M
0.0%
0.4%
0.1%
8月
-0.1%
0.0%
8月 -0.1%
2
みずほ銀行|みずほディーラーズアイ
カスタマーディーラーの相場観 注目点(本編の内容とは必ずしも一致しません)
カスタマーディーラーの相場観、注目点(本編の内容とは必ずしも一致しません)
■ ドル・ブル(6名、118.00~125.00、中心118.00~124.50)
118.00
加藤
~
125.00
118.00
高田
~
125.00
118.00
佐藤(雅)
~
124.00
118.00
尾身
~
123.00
123 00
118.00
西谷
~
125.00
118.00
森谷
~
124.00
■ ドル・ベア(5名、113.00~122.00、中心115.00~122.00)
115.00
本邦での追加緩和が注目を集め始め、パフォーマンスの上がっていないヘッジ
ファンドが円売りで最後の仕掛けに出る可能性がある。本邦勢の多くが天井圏
最
仕
が近いと考えている状況下、隙を突かれる可能性がある。
藤崎
下旬のFOMCに向けて利上げ観測の高まり度合いに応じた上下動の展開か。9
月と同様に雇用統計や小売売上等、良好な米経済指標が確認されれば上値を
探るであろう。一方でリスク回避的な円買戻しのフローも想定されるが限定的で
あろう。
山下
足許では FOMC後に市場で台頭した年内利上げ見送り観測は後退している
足許では、FOMC後に市場で台頭した年内利上げ見送り観測は後退している。
加えて、本邦発の証券投資フローは継続すると推測され、ドル/円は底堅い展
開を予想する。
米利上げ期待に裏付けられたドル買いが継続すると考える。2日(金)米9月雇
用統計が予想外に悪い結果とならなければ米利上げ期待を市場は手放すこと
はないだろう。
9月FOMCでは利上げが見送られたものの、引き続き年内利上げがメインシナリ
オ。中国や新興国経済の減速リスクは依然として燻っているものの、肝心の米
国経済は好調を維持しており、利上げ期待の高まりを背景に上方向の値動きを
予想する。
~
122.00
113.00
~
121.00
116.00
矢野
~
122.00
115.00
西島
~
122.00
122 00
115.00
下山
~
122.00
株式市場の変調からのリスクオフモードの高まりに、メジャー通貨、経常収支黒
字国の通貨が資金の逃避先として選好され易い。FRBによる年内利上げは既
国
年 利
に織り込み済み。アノマリーから寧ろドル売りの流れが強まるのでは。
直近のイエレン議長の年内利上げ示唆コメントは利上げ時の市場インパクトを
和らげるために選択肢を拡げただけのようにも思える。世界情勢に鑑みると、年
内利上げも難しく、ドルロングの粛清が入るのでは。
今月も米金融政策動向が主たるテ
今月も米金融政策動向が主たるテーマ。米金融政策については、FRB当局者
。米金融政策については、FRB当局者
からは年内利上げを意識させる内容であるものの、グローバル景気に対する不
透明感が台頭する中では10月のFOMCは利上げ見送りとなろう。上値の重い
展開を予想。
中国景気減速懸念や独大手自動車企業の不正問題などに左右される株式市
場など不安定な金融市場のもとで、米利上げ時期への不透明感が蔓延り、積
極的にドル買いを進めていく雰囲気には程遠い印象。上値の重い相場展開が
続き下向きバイアス加速に警戒したい場面。
続き下向きバイアス加速に警戒したい場面
足許、VWの不正問題や中国の景気減速等受けた企業業績の悪化が市場のリ
スクセンチメントを悪化させている模様。また、アベノミクスの新・3本の矢はイン
パクトに欠け、日本株の上値は重い印象。米利上げ観測よりも株の動向など目
先のリスクセンチメントに左右され、ドル円は下目線を予想する。
世界景気減速懸念が強まる局面では円買い優勢となると考えるが、米国年内
利上げ期待が残る中では底堅い推移になると予想。また、今月は日銀金融政
策決定会合が予定されており、会合が近付くにつれて追加緩和期待から円安
が進行する局面もあるだろう。
3
みずほ銀行|みずほディーラーズアイ
予想レンジ:
ユーロ相場
ユ
ロ相場
EUR/USD
EUR/JPY
1.0800
133.00
~ 1.1500
~ 139.00
国際為替部 為替営業第二チーム 尾身 友花
■ 先月の為替相場
■ 今月の見通し
先月のユーロ相場は17日のFOMCにかけて上昇し、イベント通過後は反
落する展開となり、結局は本年5月以降続いているユーロ/ドル1.0800~
1.1500、ユーロ/円133~139円を中心としたレンジ取引を抜け出すことはで
1.1500、
/円133 139円を中心とした ンジ取引を抜け出すことはで
きなかった。
月初はユーロ/ドル1.1200付近、ユーロ/円136円付近でオープン。3日
ECB理事会にて資産購入プログラムにおける各国購入分の上限枠が33%
に引き上げられたことでユーロ売りが加速、一時1.1100割れ、133円付近ま
で下値を拡大する場面もみられた。4日は米8月雇用統計で雇用者増加数
が減少したことを受けてユーロ売りで反応、直後に買い戻しが入り、ユーロ/
ドルは100ポイント近く乱高下したが、結局は1.11台前半レベルに落ち着い
た 翌週7 11日は特段の
た。翌週7~11日は特段のニュースもない中、株式市場が下げる局面にて
スもない中 株式市場が下げる局面にて
ユーロ買いが強まり、リスクオフのユーロ買いが優勢となった結果、ユーロ/ド
ルは1.13台前半まで、ユーロ/円は136.50円付近まで上昇した。
14日~16日はFOMC待ちで小動き。ユーロ/ドル1.1250~1.1350、ユーロ/
円135円~136.50円レベルを中心に方向感に乏しい推移が継続した。17日
は米FOMCにて政策金利の据え置きが決定され、メンバーの政策金利見通
しが全体的に下方修正されたことを受けてドル売りが強まりユーロ相場は上
昇した。
ロ/ドルは翌18日に高値1.1460、
ロ/円は17日中に高値
昇した。ユーロ/ドルは翌18日に高値1.1460、ユーロ/円は17日中に高値
137.40円を更新した。高値をつけた後は、ポジション調整からドル買いが強
まり、1.12台後半、135円台前半までユーロ相場は反落した。
21日~22日もユーロ相場の反落が継続してユーロ/ドルは1.1100付近ま
で、ユーロ/円は133円半ば付近まで更に下値を拡大した。23日は経済金融
問題委員会にドラギECB総裁が出席し追加緩和に関する発言が期待される
も無かったことからユーロに失望の買い戻しが入り、1.1200付近まで、134.50
円付近まで値を戻した。24日は独9月IFO景況指数が予想を上回ったことも
手伝 て
手伝ってユーロ買いが継続、一時1.1300付近、135円付近まで上昇した。25
買 が継続
時
付近
円付近まで上昇した
日はイエレンFRB議長のタカ派発言を受けたドル買いからユーロ相場は反
落、ユーロ/ドルは1.11台後半までレベルを切り下げた。ユーロ/円はドル/円
の上昇を受けて135円台前半まで上昇した。
28日は株安と米指標の悪化を受けたドル売りから、ユーロ/ドルは1.12台半
ばまで上昇、ユーロ/円は134円割れまで下落。翌29日についてもユーロ相
場は上昇したが、スペイン9月CPIの悪化を受けた欧州追加緩和期待などか
ら1 12台後半 135円付近にて上値は押さえられた
ら1.12台後半、135円付近にて上値は押さえられた。
今月のユーロ相場も引き続き現行レンジ(ユーロ/ドル1.0800~1.1500、ユー
ロ/円133~139円)における推移を中心とした取引が継続すると予想する。
今月前半は2日(金)米9月雇用統計、9日(金)~11日(日)世界銀行年次
今月前半は2日(金)米9月雇用統計、9日(金)
11日(日)世界銀行年次
総会(ペルー・リマ)が予定されており、米金融政策の行方と世界経済の先
行きに注目が集まるだろう。米雇用統計では利上げの前提条件となる雇用
の回復に陰りがないことを確認できれば米利上げ期待から底堅いドルが継
続しユーロ相場は上値重い展開となろう。世銀年次総会では経済見通しが
公表される予定。世界的な経済成長の減速懸念が強まればリスク回避のド
ル売りがユーロ買いを誘発するか注目したい。また中国との経済関係が深い
ユーロなだけに中国経済にまつわるネガティブな見解はユーロ売り材料とな
るだろう いずれにしろ買い材料 売り材料ともに揃う為 双方向に動く可能
るだろう。いずれにしろ買い材料・売り材料ともに揃う為、双方向に動く可能
性が高く、方向感のつかみにくい相場展開になることを心しておきたい。
月後半は、22日(木)ECB理事会、27日(火)~28日(水)FOMCと金融政
策決定会合が相次いで予定されている。ECBは追加緩和、FEDは利上げ開
始と、ともに一段の金融政策に期待がかかっており、イベント前はユーロ売り
ドル買い方向に流れが出やすいのではないだろうか。ただし、いずれの会合
においても追加策の決定は見送られる公算となっておりイベント通過後は失
望から反転(
ロ買い、ドル売り)する流れとなろう。
望から反転(ユーロ買い、ドル売り)する流れとなろう。
今月のユーロ相場の見通しをまとめると、月前半にかけて方向感に欠ける
相場展開が継続した後、月後半では金融政策会合に向けてユーロ買いが
強まるもののイベント通過後には反落する相場展開を予想する。そしてECB
理事会、米FOMCにて一段の金融政策に関するスケジュールを特定できる
確実なメッセージが出ればイベント通過後に相場に方向感が出ることも期待
できるだろう。その時には現行レンジを突き抜け、ユーロ売りドル買いが進行
することになるだろう。
(資料)ブルームバーグ
■ 為替の動き
1.18
EUR/USD
1.16
EUR/JPY(右軸)
1.14
1.12
1.10
1.08
1.06
1.04
1.02
15/07
/
15/08
/
15/09
/
(資料)ブルームバーグ
■ 株価指数の動き
144
12000
142
11500
140
11000
138
10500
136
10000
134
9500
132
9000
15/07
/
■ 先月の注目イベント
発表日
イベント
9/1 欧 製造業PMI
9/2 欧 PPI(前年比)
9/3 欧 非製造業PMI
欧 非製造業PMI
ドイツDAX指数
15/08
/
15/09
/
(資料)ブルームバーグ
期間 予想
8月
52.4
7月 -2.1%
54 3
54.3
8月
9/3 欧 小売売上高(前月比) 7月
0.5%
9/8 欧 GDP(季調済/前年比) 第2Q 1.2%
9/14 欧 鉱工業生産(季調済/前月比) 7月
0.3%
9/16 欧 CPI(前年比)
8月
0.2%
9/22 欧 消費者信頼感指数
9月
-7.0
9/23 欧 製造業PMI
9月
52.0
9/23 欧 非製造業業PMI
9月
54.2
結果
52.3
-2.1%
54 4
54.4
0.4%
1.5%
0.6%
0.1%
-7.1
52.0
54.0
前回
52.4
-2.1%
54 3
54.3
-0.2%
1.2%
-0.3%
0.2%
-6.9
52.3
54.4
4
みずほ銀行|みずほディーラーズアイ
カスタマーディーラーの相場観 注目点(本編の内容とは必ずしも一致しません)
カスタマーディーラーの相場観、注目点(本編の内容とは必ずしも一致しません)
■ ユーロ・ブル(5名、1.0800~1.1700、中心1.1000~1.1600)
1.1000
藤崎
~
1.1600
1.1000
矢野
~
1.1500
1.1000
佐藤(雅)
~
1.1700
1.0800
尾身
~
1.1500
1 1500
1.1000
下山
~
1.1600
■ ユーロ・ベア(6名、1.0650~1.1400、中心1.0700~1.1400)
1.0650
VWによる不正問題、難民受け入れを巡る紛糾がユーロ売り材料だが、世界的
な株式市場の変調からリスクオフモードが高まろう。莫大な経常黒字を抱える
ユーロが逃避通貨として選好される展開を予想する FRBの年内利上げは織り
ユーロが逃避通貨として選好される展開を予想する。FRBの年内利上げは織り
込み済み。
加藤
VW排ガス規制不正問題、移民問題などユーロにとってアゲインストな材料が点
在するも、やグローバル景気減速懸念が高まる中での避難通貨としてのユーロ
の需要、また10月米利上げ見送り(と予想)等から底堅く推移するものと予想。
山下
ドラギ総裁は近 の追加緩和の必要性を否定している。また、中国をはじめと
ドラギ総裁は近々の追加緩和の必要性を否定している。また、中国をはじめと
する世界経済の先行きに対する慎重な見方は暫く維持されそうで、ユーロキャ
リートレードは行いにくい。ユーロはショートカバーによる上値リスクが意識される
展開となりそうだ。
低インフレ、経常黒字を反映した通貨としての底堅さは変わらず、引き続きユー
ロは本年5月以降のレンジ1.08~1.15におさまると考える。但し、米ドルの底堅さ
を背景に一段のユーロ上昇は押さえられ、またECBによる追加緩和期待から
度々ユ
ロは売り押される局面が見られると思料。レンジ取引となろう。
度々ユーロは売り押される局面が見られると思料
レンジ取引となろう
足許は、リスクオフの局面でユーロ買いが強まりやすい印象。市場を俯瞰すれ
ば、VWによる排ガス規制の不正問題や、中国の景気減速やそれを受けた資
源価格の下落が企業業績にも影を落とすなど、リスクセンチメントは後退してお
り今後も継続しそう。ユーロ買い優勢の展開が予想される。
~
1.1350
1.0700
~
1.1400
1.0700
高田
~
1.1400
1.0800
西島
~
1.1400
1 1400
1.0700
西谷
~
1.1400
1.0800
森谷
~
1.1400
足許ではリスク回避による現金化の動きでユーロ買いの圧力が高まる可能性が
あるものの、投機的なポジションが縮小した後は結局マネーはユーロ圏から逃
縮
げていかざるを得ないと考える。
ユーロ圏の頼みの綱であるドイツ産業界が一連の不正問題で揺れており、今後
の落ち込みが予想される。持ち直していたイタリア・スペインもインフレ率が悪化
しており、ECBの追加緩和は早期に行われる可能性も高く、ユーロの上値は重
くなると予想する。
上値の重い展開を予想する。直近のドラギ総裁の発言で追加緩和の検討は時
期尚早とあったものの、その一方で必要があれば調整する旨述べている。リスク
回避局面での一時的なユーロ買いもあり得ようが、追加緩和期待が高まれば
ユーロの上値を押さえるであろう。
VWの不正問題で各産業界への余波が懸念されるところ、ユーロ圏景気動向へ
のネガティブな見方が拡大しつつある状況下、ディスインフレ懸念が再び再燃、
ECB追加緩和への思惑が高まる可能性大。難民受入れ問題もユーロ圏域内へ
の不安要素と見られ、ユ
ロ相場の上値を抑える格好か。
の不安要素と見られ ユーロ相場の上値を抑える格好か
リスクオフ地合いに伴うユーロの買い戻しの動きには注意する必要があるもの
の、VWの不正問題でユーロ圏において最大の経済規模であるドイツに懸念が
生じていることや、ECBの追加緩和への根強い期待等を背景に、下方向の展開
を予想する。
株価が軟調推移となる局面ではリスク回避のユーロ買いが見られてはいるが、
ECBの追加緩和が意識される中で上値は重く推移すると予想する。VWの排ガ
ス不正問題が独経済、更にはユーロ圏経済にもたらす影響への懸念もユーロ
売り材料として意識されるだろう。
5
みずほ銀行|みずほディーラーズアイ
予想レンジ:
英ポンド相場
GBP/USD
GBP/JPY
1.4850
178.00
~ 1.5350
~ 184.00
欧州資金部 本多 秀俊
■ 先月の為替相場
■ 今月の見通し
■ 今月のつぶやき(現地からの声)
9月のポンド相場は、軟調な滑り出し。ポンド軟調の要因は月初発表された
一連の英8月購買部指数の下振れで、英景況感の悪化に、英中銀早期利
上げ観測が後退したものと読まれた。ただし、並行してポンドは対ユーロで
上げ観測が後退したものと読まれた。ただし、並行してポンドは対
で
はレンジ内で堅調な値動きを維持していた。3日の欧州中銀理事会では、同
中銀の国債購入の銘柄ごとの上限が従来の25%から33%に引き上げられ、
「追加金融緩和への微調整/地均し」と読まれた。前後してのユーロ安はこう
した思惑(欧州中銀追加緩和観測)による値動きと言えただろう。
7日以降は、企業買収に絡む思惑がポンドを大きく押し上げた。7日には英
大手スーパーマーケットがその韓国部門を42億ポンドで売却との報が(売却
自体は6月に決まっており、同報は売却先、売却額などを伝えた詳報)、翌8
日には本邦大手損保による英損保買収(買収額は6350億円)との報が立て
続けに聞かれ、それぞれ売却/資金回金、買収資金手当てに絡むポンド買
いが予想されたことでポンドは押し上げられた。
更に、10日発表された英中銀10月金融政策委員会の決定は、市場の予想
通り基準金利の0.50%据え置き、資産購入額上限の3750億ポンド据え置き
だったものの、その議事録からは、8月に引き続き1票の利上げ票(マカフェ
ティ委員)が投じられていた事実に加え、中国景気減速の英経済への影響
を限定的と見るなど英景気に強気/早期利上げに積極的と読める内容が目
立ち、ポンドの堅調な値動きを後押しする内容と受け止められた。
その後、ポンドは英経済指標に素直な値動きを見せ、反落、反発へと推移し
た。15日に発表された英8月消費者物価指数は、市場予想に沿った内容と
は言え、前月からの減速を確認、ポンドの反落を誘った。しかし、翌16日に
は発表された英5~7月平均賃金が市場予想を明確に上回り、同時に発表さ
れた5~7月失業率(ILO基準)の低下などと併せ、予想外に堅調な英労働
市場の実態を映し出す内容と読まれ、ポンドは再び上昇に転じた。
そ 後市場 関心は 日 米連銀公開市場委員会に移 た 同銀が利上
その後市場の関心は17日の米連銀公開市場委員会に移った。同銀が利上
げを見送ったのは市場の大方の予想通りだったが、一部に利上げを見込む
向きもあったことから、直後ドルは全面安に振れた。ポンドも対ドルでは続伸
し、翌18日には月の高値となる1.5659まで上昇したが、その後月末に向け、
ポンドは軟調推移を支配的とする。この局面のポンド安の主因は英中銀早
期利上げ観測の後退と考えられ、その要因は18日の英中銀金融政策委員
会ハールデン委員や21日の英中銀カンリフ副総裁らの「物価上昇に確信が
持てない」「早期利上げに消極的」という趣旨の発言に求められた
持てない」「早期利上げに消極的」という趣旨の発言に求められた。
10月のポンド相場は、軟調推移を予想。9月末に掛けてのポンド軟調推移は
英中銀早期利上げ観測の後退が要因と見なされたが、前後して聞かれた当
局者発言は必ずしも利下げに消極的なばかりではなかった。オズボーン財
局者発言は必ずしも利下げに消極的なばかりではなか
た。オ ボ ン財
務相は22日、「緩和的な金融政策から英国が脱する日は近付いている」と早
期利上げに理解を示す発言をしていたし、英中銀のブロードベント副総裁
は23日、「賃金上昇を抑制していた要因は後退しつつある」という趣旨の発
言をしていた(もっとも、同副総裁は翌24日には「利上げに投票する気はさら
さらなかった」という趣旨の発言もしていたが)。また、早期利上げ先送り観測
がポンド売りの主因であったとしたら、米連銀が9月利上げを見送ったにもか
かわらず、対ドルでもポンドが売り込まれた経緯が腑に落ちない。
腑に落ちないという意味では 大手独自動車会社の排ガスデ タ改ざん不
腑に落ちないという意味では、大手独自動車会社の排ガスデータ改ざん不
正で、独株やユーロに大きな売り圧力が掛かる一方で、対ポンドでだけはな
ぜかユーロが上昇していた事実も腑に落ちない。こうした腑に落ちないポン
ドの弱さが示唆するのは、ポンドが過大評価され、投機的なポンドの買い持
ちが積み上がっていた可能性ではないだろうか。とりわけ、3か月前に決めら
れた国外資産売却や買収方法の詳細も決まらない英企業買収を材料に、
急速なポンド上昇が進んだ9月半ばの値動きで、経常取引の裏づけのない
投機的なポンド買い持ちが積み上がった可能性は十分に考えられるだろう。
加えて、ポンドの下押しを見込む要因は、今年5月後半以来下値を支えてき
た1.51台後半の水準を、ポンド/ドルが割り込みつつあること。同水準を明確
に割り込むことになれば、ポンド/円の180円割れも視野に入り、(損失確定な
どの)テクニカルなポンド売りを誘発する可能性も考えられるだろう。
10月の注目材料としては、まず、8日(木)に発表される英中銀10月金融政
策委員会の結果が挙げられる。政策金利、資産購入額上限の据え置きはほ
ぼ間違いないだろうが、利上げ票が従来の1票から増える可能性は警戒され
る 英経済指標では
る。英経済指標では、13日(火)の9月消費者物価指数、14日(水)の6~8月
日(火) 月消費者物価指数
日(水)
月
平均賃金など物価関連指標、27日(火)の7~9月期GDP速報値などが重
要。他にも、月初発表される各種9月購買部指数(1日(木)に製造業、2日
(金)に建設業、5日(月)にサービス業)、7日(水)の8月製造業/鉱工業生
産、9日(金)の8月貿易収支、22日(木)の9月小売売上高などの英経済指標
にも一定の注意は必要か。英国外の要因では、やはり、同じく利上げに傾倒
した中銀の動向を見極める意味で、2日(金)の米9月雇用統計、28日(水)の
米連銀公開市場委員会の結果発表などに注目しておきたい
米連銀公開市場委員会の結果発表などに注目しておきたい。
『当地のハロウィン事情』
おそらく15年前までなら、ハロウィンと言っても、大抵の
イギリス人は「それはアメリカのものだね(我々には関係
イギリ
人は それはアメリカのものだね(我 には関係
ない)」とすげない反応を取ったことでしょう。11月の頭に
は、「ガイ・フォウクスの夜」というお祭があり、10月末のハ
ロウィンとは日が近過ぎるので、両方を祝うということはな
かったのです。これは、400年以上前にイギリス国王殺
害を図ったガイ・フォウクス達の企てが失敗に終わったこ
とを祝う行事で、イギリスの至るところで花火をどんぱち
打ち上げるお祭でした。真冬に花火というのは日本人に
は不思議な取り合わせですが イギリスの夏は日が長い
は不思議な取り合わせですが、イギリスの夏は日が長い
ため花火を上げるには適してないのです。寒さの余り、
足踏みをして、鼻水をすすりながら花火を見上げるとい
うのも、なかなかオツな経験と思いましたが、地球温暖
化のおかげか、近年では、寒い思いをしながら花火を見
上げることも少なくなりました。と、これは余談。
しかし、アメリカのものは何でも「弟分の(妙ちくりんな)発
明だから」と言って蔑むふりをする風潮の強いイギリスで
も、近年は、グローバル化という名のアメリカナイズに押
されて、ハロウィンを祝う人たちが増えているようです。
個人的には、自分の子ども達がそういうお祭を楽しむ年
齢を過ぎてしまったので、その実態は知る由もありませ
ん。それでも、スーパーマーケットなどで売られている衣
装やお菓子を見る限り、ハロウィンは着実にイギリスにも
浸透してきている気がします。その一方で、ガイ・フォウ
ク
クスの夜を祝う花火は少しずつ下火になってきているよ
夜を祝う花火は少しず 下火にな てきて るよ
うな気がします。そういえば、うちの子ども達が小学生
だった頃、ガイ・フォウクスの花火、ボン・ファイア(巨大
な焚き火)と並行して、なぜかカボチャのランタンが飾ら
れていたのも、今にして思えば、ハロウィン本格上陸/席
巻の前兆だったのでしょうね。こうして、国ごと、地域ごと
の習慣や行事が画一化されていくのを、個人的には、ど
ちらかと言うとさびしいことだと感じます
ちらかと言うとさびしいことだと感じます。
(資料)ブルームバーグ
■ 為替の動き
200
198
196
194
192
190
188
186
184
182
180
178
1.62
1.60
1.58
1.56
1.54
1.52
GBP/USD
1.50
GBP/JPY(右軸)
1.48
15/07
15/08
15/09
(資料)ブルームバーグ
■ 株価指数の動き
9/1
6800
9/2
9/3
6600
9/9
6400
9/9
6200
6000
5800
15/07
9/9
ロンドンFTSE100指数
9/15
9/16
15/08
15/09
(資料)ブルームバーグ
■ 先月の注目イベント
発表日
7000
イベント
期間
製造業PMI
8月
建設業PMI
8月
サービス業PMI
サ
ビス業PMI
8月
鉱工業生産(前年比)
7月
製造業生産(前年比)
7月
貿易収支(百万ポンド) 7月
消費者物価指数(前年比) 8月
5-7月
ILO失業率
9/16 週平均賃金上昇率(前年比) 5-7月
9/17 小売売上高(除自動車/前年比)
8月
予想
52.0
57.5
57 7
57.7
1.4%
0.5%
-1950
0.0%
5.6%
2.5%
3.8%
結果
51.0
57.3
55 6
55.6
0.8%
-0.5%
-3371
0.0%
5.5%
2.9%
3.5%
前回
51.9
57.1
57 4
57.4
1.5%
0.5%
-818
0.1%
5.6%
2.6%
4.1%
6
みずほ銀行|みずほディーラーズアイ
予想レンジ:
豪ドル相場
AUD/USD
AUD/JPY
0.6720
80.00
~ 0.7300
~ 89.00
シドニー支店 山口 美紀
■ 先月の為替相場
■ 今月の見通し
■ 今月のつぶやき(現地からの声)
9月の豪ドルは、6年ぶり安値0.6892を付けた後、0.70台に反発。
10月の豪ドルは安値圏での揉み合い推移を予想。10月27~28日の
FOMCでの利上げ有無に注目。
『当地のハロウィン事情』
正直申し上げると、当地ではハロウィンはあまり盛んで
はありません。それよりも毎年11月第1火曜日に行われ
るメルボルンカップ(メルボルンのフレミントン競馬場で
行われる競馬競争)の方が盛り上がっています。毎年こ
の競走の開催日は、メルボルンはメルボルンカップ・
デーとして祝日になります。競馬競走のために祝日とな
るのは世界でもオーストラリアだけで、他に南オーストラ
リア州で行われるアデレードカップ、タスマニア州で行わ
れるローンセストンカップ等があります。当日午後3時に
なると ほぼすべてのオ ストラリア国民がレ スにくぎ
なると、ほぼすべてのオーストラリア国民がレースにくぎ
付けになります。また、レース同様観客ファッションにも
注目!赤鉛筆を耳に挟んで新聞を持つおじさま達で混
みあう日本の競馬場とは違い、イギリスの文化が強い
オーストラリアの人にとって競馬は、貴族達の社交場とし
て昔から親しまれていました。その時の習慣から今でも
競馬は高貴なスポーツの場として、男性はスーツやタキ
シ
ドにシルク ット姿、女性はドレスを着て精 杯の
シードにシルクハット姿、女性はドレスを着て精一杯の
お洒落をし、一段と派手な飾りの付いた帽子を被りま
す。
ハロウィンネタからつい脱線して競馬ネタになりました
が、ハロウィンネタ(かぼちゃネタ)に戻します。オーストラ
リアではひょうたんのような形をしたバターナッツかぼ
ちゃがよく売られています。日本かぼちゃと違い、上の
部分はやや水っぽく、下の種がある部分は甘味が強く
食味が豊かです そ 甘味は少し
食味が豊かです。その甘味は少しフルーティーな優し
テ
な優し
い甘さです。スープに使われることが多いです。かぼ
ちゃには体を温める効果があるので、温かいスープにし
て飲めば保温効果は抜群で、冷え性の方にはオススメ
です。しかし、南半球のオーストラリアはこれから夏に向
かいます。オーストラリアでは多くの人が夏に向けボディ
をシェイプしています。目指せ、逆三角ならぬ逆バター
ナッツ体型!
月初、豪ドルは0.71前半で
月初、豪ドルは0.71前半でスタート。1日、注目の豪州準備銀行(RBA)理事
タ ト。1日、注目の豪州準備銀行(RBA)理事
会では政策金利2.00%の据え置きが発表された。同時に発表された声明文
では前回同様「主要コモデティ価格の大幅な下落に伴い、豪ドルは調整し
ている」との文言が据え置かれたため、豪ドルの動きは限定的。しかし、世界
的に株価が大きく下落すると、豪ドルは0.70前半に下落。翌日、豪4-6月期
GDP[前年比]が市場予想+2.2%を下回る+2.0%となると、豪ドルは一時0.70
の大台を下回った。4日、米8月雇用統計は強弱まちまちの結果となるも、9
月利上げの可能性を排除しない内容と解釈され、豪ドルは0.69前半に下
落 翌週月曜日の早朝の流動性が薄い中 豪ドルはスト プ スの売りを巻
落。翌週月曜日の早朝の流動性が薄い中、豪ドルはストップロスの売りを巻
き込みながら、一時0.6892の安値を付けた。その後は0.69前半を中心に推
移。
8日、上海株の+3%の大幅反発を好感して、豪ドルは0.70台に反発。10日
早朝、NZ準備銀行(RBNZ)の政策金利25bp利下げを受けたNZDドル安に
豪ドルも連れ安となり、一時0.69半ばに下落。しかし、同日に発表された豪8
月雇用統計の就業者数が予想
5000人増を大幅に上回る 1万7400人増と
月雇用統計の就業者数が予想+5000人増を大幅に上回る+1万7400人増と
なったことや、オフショア市場の中国元(CNH)が元高に急伸する動きに、豪
ドルも0.70後半に反発。14日、アボット首相の辞任及び新首相ターンブル氏
の誕生が決まった。ターンブル氏は資源安のあおりを受けて失速する豪経
済の浮揚に向け構造改革を進める考えを示し、豪ドルは0.70後半から0.71
半ばに堅調推移。翌日、RBA理事会議事録が公表されたが、真新しい材料
に欠け、動意無し。18日早朝、注目のFOMCでは政策金利据え置きが発表
され、Fedメンバーによる経済・金利見通しでは2015年利上げ回数が2回→1
回に減少されたことにより 豪ド は
回に減少されたことにより、豪ドルは0.71後半から0.7277まで急伸。
後半から
まで急伸
21日、独大手自動車メーカーの排ガス不正問題が発覚。欧州株を中心に
世界的に株式市場が軟調推移すると、リスクオフの動きが強まり、豪ドルもじ
りじりと下落。23日には一時0.69台に下落。その後、豪ドルは0.70を挟んで
推移したが、28日、スイスの大手資源商社株の急落を背景とした、世界主要
株式市場の下落を受けて、豪ドルは再び0.69前半まで値を下げた。結局、
0 70前半で越月
0.70前半で越月。
■ 為替の動き
(資料)ブルームバーグ
0.78
AUD/USD
94
6000
0.76
AUD/JPY(右軸)
92
5800
90
0.74
0
88
0.72
86
0.70
0.68
0.66
15/07
15/08
15/09
利上げ有無に注目が集まった9月のFOMCでは、結局利上げが見送られ
た。また、今後の利上げ時期について明確なヒントを得ることができず、市場
の意見も①10月利上げ開始、②12月利上げ開始、③年内利上げ見送りの3
つに割れている。イエレン議長は年内利上げに対して前向きな姿勢を表し
ていることに加えて、Fedメンバーによる各年末政策金利見通しでも年内1回
の利上げがメインシナリオとなっている。しかし、10月FOMCではイエレン
FRB議長の会見及びFedメンバーによる経済・政策金利見通しが発表されな
いことから 市場との対話を重視しているF dは10月のFOMCで次回会合で
いことから、市場との対話を重視しているFedは10月のFOMCで次回会合で
の利上げに関する重要なメッセージを示唆し、12月に利上げをすると考え
る。したがって、10月FOMCでは金融政策が据え置かれ、為替への影響は
限定的と見る。
一方、豪州は、前回のRBA理事会で発表された声明文では、前々回同様
「主要コモディティ価格の大幅な下落に伴い、豪ドルは調整している」との文
言が示され、追加利下げ観測が後退している。また、今年に入り利下げが行
われた2月と5月と違い、今月はRBA四半期金融政策報告書は発表されない
(次回は11月)。豪7~9月期消費者物価指数(CPI)が28日に発表される予定
であり、RBAもこの結果を確かめてから、利下げ可否を考えるのではないか。
したがって、今回10月6日に開催されるRBA理事会では政策金利は据え置
かれると予想し、為替の動きも乏しいものと思われる。
また、RBAが留意している商品価格の下落も一服しつつある。NY原油先
物は 月安値
物は8月安値38.93ドル、鉄鉱石(鉄分62%)は7月安値44.59ドルから共に約
ド
鉄鉱石(鉄分 %)は 月安値
ド から共に約
+20%反発していることから、昨今、商品価格と相関が高い豪ドルも下落トレ
ンドにやや歯止めがかかるのではないか。下値目処は月足のボリンジャー
バンド下限0.6720、上値目処は9月高値0.7277と考える。
なお、10月の豪州注目指標は、小売売上高(2日)、貿易収支・RBA理事会
(6日)、雇用統計(15日)、RBA議事録(20日)、消費者物価指数(28日)。
(資料)ブルームバーグ
■ 株価指数の動き
9/1
9/1
5600
9/2
9/2
5400
84
5200
82
5000
80
4800
15/07
9/3
9/3
S&P/ASX200指数
9/9
9/10
15/08
15/09
(資料)ブルームバーグ
■ 先月の注目イベント
発表日
9/10
9/15
イベント
RBAキャッシュレート
住宅建設許可件数
GDP[前期比]
GDP[前年比]
貿易収支
小売売上高[前月比]
住宅ローン[前月比]
就業者数
失業率
RBA議事録
期間
予想
結果
前回
2.00% 2.00% 2.00%
7月 3.0%
4.2% ▲8.2%
4-6月
0 4%
0 2%
0 9%
4
6月 0.4%
0.2%
0.9%
4-6月 2.2%
2.0%
2.3%
7月 ▲$3160M▲$2460M▲$3050M
7月 0.4% ▲0.1% 0.6%
7月 0.8%
0.3%
4.8%
8月 5.0千人 17.4千人 39.2千人
8月 6.2%
6.2%
6.3%
7
みずほ銀行|みずほディーラーズアイ
予想レンジ:
カナダドル相場
USD/CAD
CAD/JPY
1.2800
86.75
~ 1.4000
~ 92.00
米州資金部 高橋 勝彦
■ 先月の為替相場
■ 今月の見通し
月初、かナダ6月の月次GDPは前月比+0.5%と市場予想の+0.2%を上回り、
また、第2四半期GDPは前期比年率-0.5%と予想の-1.0%ほど落ち込まず、ド
ル/カナダドルは1.32割れから1.3119まで下落した。その後、カナダ雇用統
計で、8月の雇用者数の増加は1.2万人と市場予想5千人減から上振れ、ド
ル/カナダドルは下落したものの、失業率が6.8%から7.0%に上昇したことが響
き、発表前の水準へ戻された。 同日に発表されたIvey指数が予想を上回
り、原油安で景気減速感が出ているカナダ経済ということもあり、指数の結果
は意外感もあり若干カナダドル買いが見られた。 カナダ中央銀行は金融政
策決定会合において、市場の予想通り政策金利を0.50%に据え置くことを決
定。注目された声明では、米国経済の回復や堅調な消費が経済活動を支
え 7月のインフレは見通しに 致するとした また 現行の政策がインフレリ
え、7月のインフレは見通しに一致するとした。また、現行の政策がインフレリ
スクに対して適切だとし、追加的な行動を示唆せず、追加利下げがやや後
退した格好で、カナダドルの買いが強まり、ドル/カナダドルは1.3265水準か
ら1.31台半ばへ下落した。
月中、FOMCは利上げを見送り、今後の米金融政策について不透明感が一
段と深まる中、米債利回りが低下し、ドル売りが優勢となり、ドル/カナダドル
は一時1.3013まで下落した。ただ、イエレンFRB議長や高官達から、年内の
利上げが適切との認識が相次いで伝えられたことから、市場の
ト派ム ド
利上げが適切との認識が相次いで伝えられたことから、市場のハト派ムード
を後退させ、ドルが堅調に推移し、ドル/カナダドルは再び1.33台へ上昇し
た。
月後半、市場は中国経済をはじめとする世界経済への先行き不透明感を強
め、リスク回避ムードで資源国通貨は軟調が続き、ドル/カナダドルは2004年
以来の一時1.3457まで上昇した。その後、7月のカナダの月次GDPが発表と
なり、前月比+3%と予想を上回り、2か月連続のプラス成長となったことや、
市場全体のリスク回避の一服もカナダドルの買戻しをフォローし、ドル/カナ
ダド は
ダドルは1.3307まで下落し1.3313で越月した。
まで下落し
で越月した
カナダの資源分野の設備投資は低迷しているものの、ボトムに近づきつつあ
るとの見方もある一方で、米経済が好調なことから資源以外の分野の成長は
期待感も出てきている状況である。7月のカナダ輸出は+2.3%上昇しており、
期待感も出てきている状況である。7月のカナダ輸出は
2.3%上昇しており、
自動車関連など、カナダ中銀が重要視している非エネルギー部門の輸出が
伸びている。また、カナダ雇用者数が予想以上に増加しており、正規雇用が
大幅に増加している。 原油の動き次第では、資源部門の設備投資の落ち
込みが長期化することも考えられ、利下げなしの判断は時期尚早ではある
が、利下げをするにも政策金利は既に0.5%まで低下しており下げ余地も小さ
い。また、低金利の中、住宅ローン増加から家計負債が依然として高水準で
推移していることから、カナダ中銀も難しい判断が迫られているものと思われ
る カナダのフ ンダメンタルズから そろそろカナダドルのボトムアウト の
る。カナダのファンダメンタルズから、そろそろカナダドルのボトムアウトへの
期待もしたいところだが、足元、カナダドルはリスク指標との相関性が非常に
高く、世界経済への先行き不透明感を払拭できないうちは、積極的なカナダ
ドル買いもなかなか難しいと思われる。
(資料)ブルームバーグ
■ 為替の動き
1.36
1.34
1.32
1.30
1.28
1.26
1.24
1.22
1.20
1.18
1.16
86
88
90
92
94
USD/CAD
CAD/JPY(右軸、逆目盛)
15/07
/
15/08
/
15/09
/
(資料)ブルームバーグ
■ 株価指数の動き
S&Pトロント総合指数
15200
14800
14400
14000
96
13600
98
13200
100
12800
15/07
15/08
15/09
(資料)ブルームバーグ
■ 先月の注目イベント
発表日
イベント
9/1 GDP(前月比)
9/1 GDP(前年比)
9/1 GDP(四半期/年間算)
9/4 失業率
9/4 雇用ネット変化率
9/18 CPIコア(前月比)
9/18 CPIコア(前年比)
9/23 小売売上高(前月比)
9/30 GDP(前月比)
(
)
9/30 GDP(前年比)
期間
6月
6月
2Q
8月
8月
8月
8月
7月
7月
7月
予想
0.2%
0.4%
-1
0%
1.0%
6.8%
-0.5K
0.2%
2.1%
0.7%
0.2%
0.7%
結果
0.5%
0.6%
-0
5%
0.5%
7.0%
12.0K
0.2%
2.1%
0.5%
0.3%
0.8%
前回
-0.2%
0.5%
-0
8%
0.8%
6.8%
6.6K
0.0%
2.4%
0.4%
0.4%
0.5%
8
みずほ銀行|みずほディーラーズアイ
予想レンジ:
韓国ウォン相場
USD/KRW
KRW/JPY
JPY/KRW
1165
9.72
9.60
~
~
~
1215
10.42
10.20
ソウル資金室 吉田 史門
(注)100韓国ウォンあたりの対円レート
■ 先月の為替相場
■ 今月の見通し
■ 今月のつぶやき(現地からの声)
9月のドル/ウォン相場は、小幅に上昇。
月初1日のドル/ウォン相場は1183ウォンでオープン。中国の冴えない経済
指標を受けてリスクオフムードが拡がったものの、中国人民銀行(PBoC)が
指標を受けてリ
クオフ
ドが拡が たものの、中国人民銀行(PBoC)が
人民元売り規制を発表したことで、ドル/ウォン相場は1170ウォン近辺まで下
落。ただ、翌2日には不安定な中国株式相場を受けて、ドル/ウォン相場は
再び上昇に転じ、3日には英大手小売チェーンが保有する韓国の大手小売
店の株式を売却するとの報道を受けて、さらに上げ幅を拡大。4日は米8月
雇用統計を控えて1190ウォン近辺で推移。
米8月非農業部門雇用者数が市場予想を下回ったことで、リスクオフから7
日のドル/ウォン相場は大幅に上昇。終値では2010年7月以来の高値を付け
た 8日には 月間高値の1208 8ウ ンを けるも 為替介入 の警戒感が
た。8日には、月間高値の1208.8ウォンをつけるも、為替介入への警戒感が
強まり、ドル/ウォン相場は下落基調に転じた。翌9日は、日経平均が前日対
比+7.7%高と急騰する中、リスクセンチメントが改善し、ドル/ウォン相場は
1190ウォン近辺まで下落。10日は反発するも、オフショアのドル/人民元相場
が急落したことで、翌11日のドル/ウォン相場は1180ウォン台前半までギャッ
プダウンしてオープン。同日に開催された韓国銀行の9月金融通貨委員会
では金利の据え置きが全会一致で決まり、李総裁が会見でややタカ派的な
スタンスを示したことから、ドル/ウォン相場は上値の重い相場展開となった。
14日以降も上値の重い相場展開に。S&Pが15日に韓国の格付けを「A+」か
ら「AA-」に一段階引上げることを発表。これをきっかけに、16日の韓国株式
市場で外国人投資家が8月4日以来、30営業日ぶりに買い越しに転じた。更
に17日は造船大手による大型受注が報道されたことで、ウォン買い圧力が
高まった。注目されていたFOMCでは、金融政策の現行維持が決まったほ
か、政策金利見通しの下方修正が行われた。これを受けて18日のドル/ウォ
ン相場はさらに下落し、月間安値の1161.5をつけた。
21日、外国人投資家が4日ぶりに韓国株式の売り越しに転じたことで、ドル
日 外国人投資家が 日ぶりに韓国株式 売り越しに転じたことで ド
/ウォン相場は1170ウォン台に反発。米地区連銀総裁らのタカ派的なコメント
を受けて、22日も上昇基調に。翌23日には、中国9月財新製造業PMIが6年
ぶりの低水準となったことでリスクセンチメントが悪化し、ドル/ウォン相場は
一気に1190ウォン近辺まで上昇。また25日にイエレン総裁が年内利上げの
意思を示したことがドル/ウォン相場の上昇を支援。月末30日は実需フロー
も絡んだことから、やや上値は重かったが、結局、前月末対比2.8ウォン安
(ドル高)の1185 3ウォンで引けた
(ドル高)の1185.3ウォンで引けた。
10月のドル/ウォン相場は、上値の重い展開を予想する。
9月のFOMCで利上げは見送られ、金融政策の現行維持が決まった。会
合後の総裁会見では、金融市場と海外経済に対する不確実性が高まったこ
合後の総裁会見では、金融市場と海外経済に対する不確実性が高ま
たこ
とに対する警戒感が示されたほか、低インフレがさらに長期間続く見通しが
政策据え置きの判断につながったことが明らかとなった。政策金利見通しは
下方修正されており、全体的にハト派な印象が強い。イエレン総裁は10月利
上げの可能性は残したものの、足許の状況が一ヶ月で変わることは想定し
難いことから、米利上げは12月以降に先送られる展開をメインシナリオに据
えたい。利上げの先送りはドル/ウォン相場の下落材料となるだろう。
一方で、米利上げが見送られたことに加え、S&Pが韓国の格付けを引き上
げたことを受けて 韓国銀行による利下げ期待が高ま ている 10月の金融
げたことを受けて、韓国銀行による利下げ期待が高まっている。10月の金融
通貨委員会で成長・物価見通しの見直しが行われることから、成長見通しの
引下げと同時に利下げを行うとの見方が多い。また、S&Pは7月に韓国で発
表された「家計負債管理案」を受けて、韓国の家計債務の質が良化する兆し
があると評価したことも利下げ期待を高める要因となっている。実際、金利
マーケットでは利下げを織り込み始めている状況である。
ただ、李総裁は、「輸出は低迷しているが内需は回復傾向にある」とし、「(7
月時点で予測した)GDP成長率が
2.8%から若干変動するかもしれない」とし
月時点で予測した)GDP成長率が+2.8%から若干変動するかもしれない」とし
たが、「+2%台前半までの減速は予想していない」との見方を示した。また、
追加利下げを示唆したのではと話題となった17日の「現状の1.5%という政策
金利は下限に到達したと考えていない」との発言に対して、「特定の金融政
策の方向性を示したものではない」と釈明するなど、ややタカ派的な姿勢を
みせている。また、中国経済の先行き不透明感が強い中、利下げに踏み切
るのは時期尚早か。
このことから、10月の金融通貨委員会に向けて、利下げ期待が高まること
でド 買 圧力も増すと考えられるも 上値は為替介入
でドル買い圧力も増すと考えられるも、上値は為替介入への警戒感から限
警戒感から限
定的となるだろう。また、金融政策の据え置きが決まると次第にウォンが買い
戻される相場展開を予想する。
『当地のハロウィン事情』
(資料)ブルームバーグ
■ 為替の動き
9.8
2150
1190
10.0
2100
1170
10.2
2050
10.4
2000
10.6
1950
1150
1130
1110
1090
USD/KRW
1070
KRW/JPY(右軸、逆目盛)
1050
15/07
15/08
15/09
(資料)ブルームバーグ
■ 株価指数の動き
1210
10.8
1900
11.0
1850
11.2
1800
15/07
韓国総合株価指数
15/08
英語圏でもない韓国でハロウィンが根付いているはず
英語圏でもない韓国で
ウィンが根付いているはず
もなく、イテウォンなどの外国人が多い地域で日本よりも
小さい規模で開催されているようです。ソウル資金室最
若手ですら、そんなのありましたね、くらいのトーンで
す。日本の都心でも盛り上がってきたのは比較的最近と
いう認識ですので、韓国でも次第にメジャーなイベント
になっていくのでしょうか。
このままだと大きく空白が開いてしまうので
このままだと大きく空白が開いてしまうので、ハロウィン
ウ ン
≒お盆との認識の下、韓国のお盆に近い秋夕(チュソク)
について、少し御紹介します。
秋夕は、陰暦8月15日(今年は、9月27日)をさす日で、
旧正月(ソルラル)と並び、韓国で最も重要視される行事
の一つです。日本のお盆とは厳密には違う起源のようで
すが、やることはほぼ同じで、実家に帰省し、親戚一同
集まり、墓参りをするそうです。 多少違うところといえ
集まり、墓参りをするそうです。 多少違うところといえ
ば、ソンピョンとよばれるアンコ餅をみんなで作って食べ
たり、満月なのでみんなで月をみて祈りごとなどを行うよ
うです。
ただ、毎回思うのですが、習慣的なところは日本と似て
いる部分が多いです。(山口)
(資料)ブルームバーグ
■ 先月の注目イベント
発表日
イベント
9/1 消費者物価指数(前年比)
9/2 国際収支:経常収支
9/3 GDP (前年比)
9/9 失業率(季調済)
9/10 対家計銀行貸出(韓国ウォ
9/11 韓国銀行7日間レポレート
9/18 PPI 前年比
9/25 消費者信頼感
9/30 景況判断(製造業)
(
)
期間
Aug
Jul
2Q F
Aug
Aug
Aug
Aug
Sep
Oct
予想
結果
0.70% 0.70%
----
前回
0.7%
$10114.8m $12186.5m
2 20%
2.20%
3.80% 3.60%
2 2%
2.2%
3.7%
KR535.7t KR527.8t
1.50% 1.50%
--4.40%
-103
-70
1.5%
-4.0%
102
71
15/09
9
みずほ銀行|みずほディーラーズアイ
予想レンジ:
台湾ドル相場
USD/TWD
TWD/JPY
32.50
3.50
~
~
台北資金室 辻野 順治
34.00
3.75
■ 先月の為替相場
■ 今月の見通し
■ 今月のつぶやき(現地からの声)
9月のドル/台湾ドル相場は、台湾ドル安が継続。
10月のドル/台湾ドル相場は、小幅台湾ドル安を見込む。従来から言ってい
る通り、リスクオン、リスクオフのどちらに転んでも台湾ドル安が進むやすい状
況が続くと見る。堅調な米経済成長が確認され、米利上げ期待が高まる局
面では、米ドル高により台湾ドル安が進む。一方、リスクオフ時には、外国人
投資家の売り越しを伴う台湾株式市場の下落、台湾の金融緩和期待により
台湾ドル安が進む。特に、2か月前は誰も予想していなかった台湾中銀利下
げが行われたことで、リスクオフ時の台湾ドル安進行速度が強くなってきてお
り、注意が必要だろう。もちろん、足許の台湾ドル安は、やや急ピッチではあ
るものの、台湾ドルだけ売られているわけではなく、例えば韓国ウォンも同様
に売られており、台湾ドル単独の動きではない。33.00台に入れば一旦打ち
止めという状況ではないと見る
止めという状況ではないと見る。
『当地のハロウィン事情』
台湾に来てから、4回目の秋ですが、正直、あまり盛り
上がっている印象はありません。ネットで、”ハロウィン
上が
ている印象はありません。ネットで、
ウィン
台湾”と調べてみると、ハロウィングッズがたくさん売っ
て、盛り上がっているように書いているのですが、確か
に、ハロウィンコーナーは見かけるものの、実感としての
盛り上がりは欠けてるように思います。
この時期は、9月に中秋節があり、10月は国慶節があ
り、特に中秋節の方が身近に盛り上がりを感じられま
す。中秋節前は、ギフト商品が店頭に沢山並びます。ま
た この時期にバ ベキ
た、この時期にバーベキューをするという独特の慣習も
をするという独特の慣習も
あり、あちこちでバーベキューしている様子が見られま
す。この盛り上がり方と比べると、ハロウィンだからといっ
て何かしているという印象はなく、伝統的な行事がしっ
かりしている分、後発のイベントが苦戦しているのかもし
れません。
また秋は、周年祭といって、創業時期に合わせて、大
手デ
トがセ ルを始めます。大幅な割引もあります
手デパートがセールを始めます。大幅な割引もあります
し、デパートからのキャッシュバックもあるため、セールを
しない高級ブランドでも、かなりお得感があるようです。
このため、普段は閑散としているデパートも、多くの買い
物客でごった返しています。
ただ、単に他のイベントの印象が強いため、見過ごし
ているだけかもしれません。今年は、よく見てみようと思
います。
9月のドル/台湾ドル相場は、32.45近辺でオ
9月のドル/台湾ドル相場は、32.45近辺でオープン。中国が人民元の投機
プン。中国が人民元の投機
取引抑制に向けた対応策を発表すると、人民元高が進行したことで一時、
32.30台へ台湾ドル高が進行。2~4日は、米8月雇用統計を控えて、様子見
が続くも、小幅に台湾ドル安が進み、32.50程度へ下落。7日は、前週末発表
の米8月雇用統計が米9月利上げをサポートしきれない結果ではあったもの
の、新興国通貨が全般的に売られる展開となったことで、台湾ドルも連動し
て、32.70台へ下落。8日も午前中には、32.80台まで下落。但し、上海株式
上昇等がリスクオフムードの緩和に繋がり、結局は32.70近辺まで反発。9日
は前日午後からの流れが続き 株価が大幅な上昇を見せた中 32 50近辺
は前日午後からの流れが続き、株価が大幅な上昇を見せた中、32.50近辺
まで台湾ドル高が継続。
10日は、取引終盤にかけてオフショア人民元が急伸すると、台湾ドルも連
れ高となり、32.50近辺でクローズ。11日は、朝方は前日の流れから一旦、
32.30台まで続伸。但し、翌週のFOMCが意識され、結局は32.50付近でク
ローズ。14~17日は、FOMCを控え、32.40~60で一進一退。18日は、前日
のFOMCでは利上げ見送り、金利見通し引き下げが
ト派と受け止められ、
のFOMCでは利上げ見送り、金利見通し引き下げがハト派と受け止められ、
オープン後は台湾ドル高に動くも、翌週の台湾中銀会合を控えて、32.30台
後半までの動きに留まった。
21日は、FOMC以降、先行き不安が高まったことで、リスクオフムードが高
まる展開となり、新興国通貨が売られる中、台湾ドル安進行が再開。21日
に、32.50台へ、22日には32.60台、23日は、32.80付近、24日には、32.90台
へと急ピッチな台湾ドル安が進行。また24日に開催された台湾中銀会合で
は政策金利 引き下げが決定 中銀利下げもあ たことで
は政策金利の引き下げが決定。中銀利下げもあったことで、25日にはさらに
日にはさらに
台湾ドル安が進み、33.00台での取引となった。28日は祝日、29日は台風休
日。台湾休日中、円、ユーロ、韓国ウォンなど他通貨の動きが落ち着いてい
たことで、台湾ドルの水準感は大きく変わらずにオープン。但し、人民元高
に連動したアジア通貨買戻しの動きにより、台湾ドルも小幅に上昇し、32.90
近辺での取引となった。
(資料)ブルームバーグ
■ 為替の動き
33.4
USD/TWD
3.0
33.0
TWD/JPY(右軸、逆目盛)
3.2
32.6
34
3.4
32.2
31.8
3.6
31.4
3.8
31.0
4.0
30.6
30.2
4.2
15/07
15/08
15/09
台湾8月貿易統計(米ドル換算)は電機電子、機械、精密機器の輸出が引
き続き2桁マイナス。但し、原油安による輸入減少により貿易黒字額は前年
比微減に留まった。鉱工業生産、輸出受注も冴えない結果となっており、米
大手の新型OS、新型携帯などの新商品による好影響もまだ確認されていな
い。
さて、9月24日の台湾中銀会合にて利下げが実施されたが、利下げの正当
性を示す意味で実質金利の各国比較資料が紹介された。「1年物の定期預
金金利-消費者物価指数」という定義で、世界13か国と比較したところ、台
湾は上から2番目に実質金利が高いということであった。素直に受け止めれ
ば、まだまだ利下げ余地があるということだろう。実際、中銀会合後、再度、
オーバーナイト金利(以下、O/N金利)が0.02%程度低下している。今回の利
下げ決定を踏まえると、O/N金利が政策金利に先行して動くという法則が引
き続き有効と言え 早速 次回 月 利下げも意識されるところだ (なお
き続き有効と言え、早速、次回12月の利下げも意識されるところだ。(なお、
利下げの下限は、リーマンショック後の動きから、政策金利1.25%、O/N金
利0.1%が目処となる。政策金利0.125%に対し、O/N金利が0.06%程度動く
ことになる。)
(資料)ブルームバーグ
■ 株価指数の動き
9900
9600
9300
9000
8700
8400
8100
7800
7500
7200
15/07
台湾加権指数
9/7
9/7
9/8
9/21
9/22
9/23
9/24
15/08
(資料)ブルームバーグ
■ 先月の注目イベント
発表日
イベント
輸出(前年比)
輸入(前年比)
CPI(前年比)
輸出受注(前年比)
失業率
鉱工業生産(前年比)
台湾中銀政策金利
期間
8月
8月
8月
8月
8月
8月
4Q
予想
-13.00%
-14.50%
-0
80%
0.80%
-4.70%
3.77%
-2.90%
1.750%
結果
-14.80%
-16.70%
-0
45%
0.45%
-8.30%
3.74%
-5.46%
1.750%
前回
-11.90%
-17.40%
-0
66%
0.66%
-5.00%
3.74%
-2.99%
1.875%
15/09
10
みずほ銀行|みずほディーラーズアイ
予想レンジ:
香港ドル相場
USD/HKD
HKD/JPY
7.7500
15.20
~ 7.7550
~ 15.70
香港資金部 Ken Cheung
■ 先月の為替相場
■ 今月の見通し
■ 今月のつぶやき(現地からの声)
【9月の香港ドル直物相場:ペッグの下限となる7.75付近で推移】
9月の米ドル/香港ドルスポット市場は中国のオンショア市場からの資本流出
を受けてペッグの下限となる7.75付近で推移した。8月のオンショア人民元基
を受けて
ッグの下限となる7.75付近で推移した。8月のオンショア人民元基
準算出方法改正後、オフショア人民元安観測が高まりを見せており、オフ
ショア人民元を香港ドルにエクスチェンジする動き(オフショア人民元売り香
港ドル買い)が進行している。米ドル-香港ドルペッグ制の下、香港金融管理
局(HKMA)は為替市場において香港ドル売り介入を行い、銀行システムに
香港ドルを供給した。これにより、民間銀行のHKMAの当座預金残高は8月
末の2,950億香港ドルから3,300億香港ドルを越すまでに押し上げられた。香
港ドル先物市場では、FOMCで米国の利上げが見送られたことに加えオフ
シ ア人民元が安定していることを背景に 1年物の香港ドル先物は100ポイ
ショア人民元が安定していることを背景に、1年物の香港ドル先物は100ポイ
ントを下回る水準まで徐々に下落した。
【10月の香港ドル直物相場:オフショア人民元安観測を受け香港ドル高基調
が継続する見込】
オフショア人民元安観測が引き続き残っていることから、10月の香港ドル直
オフショア人民元安観測が引き続き残
ていることから、10月の香港ドル直
物相場は安定を続け、ドル・ペッグ制の下値である7.75付近に張り付いた状
態が継続するものと予想する。投資家らはオフショア人民元安による為替差
損を防ぐために、オフショア人民元に関連する資産を香港ドルに兌換する動
きを続けるかもしれない。また、オンショア中国市場からの資本流出が香港ド
ルをサポートすることが予想される。一方で、FRBは12月までは政策金利の
引き上げを行わないように思われ、他のアジア通貨が下落を続ける中で香
港ドルはドル・ペッグ制の下、底堅い動きを見せることが予想される。更に、
人民元は未だに完全な兌換性のある通貨ではないため ドル ペ グ制度
人民元は未だに完全な兌換性のある通貨ではないため、ドル・ペッグ制度
は当面は維持されそうである。
【9月の香港ドル金利:オフショア人民元の安定を受け下落基調】
3ヶ月物HIBORはオフショア人民元の安定を受け、8月下旬に0.42%の高値
をつけた後下落基調にあったが、9/16-17日にかけて行われたFOMCを前
に再度上昇した。しかしながら、この上昇は長くは続かず、FOMCにて9月の
利上げが見送られた後0.4%を下回るレ
ルまで下落した。また、米ドル 香
利上げが見送られた後0.4%を下回るレベルまで下落した。また、米ドル-香
港ドルのベーシススワップは高値から反落し、5年物のベーシススワップ金利
はマイナスまで下落した。
【10月の香港ドル金利:中国市場の安定及び米国の利上げ先送りから香港
ドル金利は低水準にとどまる見込み】
中国市場が安定した状態にあることに加え、FRBが12月までは利上げに踏
み切らないことが想定されるため、10月の香港ドル金利は低水準にとどまる
ことが予想される。同時に、引き続き残る人民元安観測により米ドル/香港ド
ルはドル・ペッグ制の下限に押し下げられることが想定され、HKMAによる銀
行システムへの流動性供給が引き起こる可能性がある。HKMAによる為替介
入が行われた場合、香港ドルの流動性は比較的潤沢な状況が継続すること
が見込まれることから、3ヶ月物HIBORは低水準に押し下げられるだろう。
『当地のハロウィン事情』
ハロウィン期間中、香港で最も混み合う場所は蘭桂坊
(ランカイフォンと読み、東京でいう六本木のような多くの
外国人で賑わう繁華街です)。現地の人々や外国人、
子供から大人までスーパーマンやバットマン等各々が思
い思いの仮装をし、蘭桂坊に集まります。香港ではハロ
ウィンは祝日ではないですが、香港の人々は友人やそ
の日に会った見知らぬ人とも蘭桂坊で大いに盛り上がり
ます。ここ数年で、当地のテーマパークがハロウィン期
間中に特別イベントを開くことから(沢山のお化け役とと
もにお化け屋敷が建てられたりします)
もにお化け屋敷が建てられたりします)、ハロウィンはより
ウ ンはより
公共色の強いイベントとなっています。香港のハロウィン
は楽しいお祭りとしての色合いが濃くなってきており、怖
い要素は見られません。
【9月の香港株式市場:ハンセン指数は22,000付近で安定】
ハンセン指数は約2年半ぶりとなる20,524の下値をつけた後、22,000付近ま
で反発した。9/8~9日にかけての世界的な株高進行の流れから、ハンセン
指数は2日間で1,000ポイント以上反発したものの、それ以上の株高進行とは
ならなか た そ 後
ならなかった。その後、FOMCにて米国の9月利上げが見送られたことから、
にて米国 月利上げが見送られたことから
ハンセン指数は22,000近辺で安定した動きとなった。一方、中国株式市場
は下げ止まりを見せ、リスク選好姿勢にサポートされ3,000から3,200のレンジ
で推移した。
(資料)ブルームバーグ
■ 為替の動き
USD/HKD
7.77
14.6
HKD/JPY(右軸、逆目盛)
15.0
(資料)ブルームバーグ
■ 株価指数の動き
香港ハンセン指数
27500
26000
7 76
7.76
15.4
7.75
7.74
15/07
15/08
15/09
24500
15.8
23000
16.2
21500
20000
15/07
■ 先月の注目イベント
発表日
29000
15/08
15/09
イベント
日経香港PMI
外貨準備高
鉱工業生産(前年比)
PPI(前年比)
失業率(季調済)
期間
9/4
8月
9/7
8月
9/14
2Q
9/14
2Q
9/17
8月
9/21 CPIコンポジット(前年比) 8月
9/21 国際収支:経常収支
2Q
9/24 輸出(前年比)
8月
9/24 輸入(前年比)
(
)
8月
9/24 貿易収支
8月
(資料)ブルームバーグ
予想
結果
前回
-44.40
48.20
-$334.4B$339.9B
--1
30% -1
50%
1.30%
1.50%
--2.70% -0.60%
-3.30% 3.30%
-2.40% 2.50%
-$1.48B-$0.91B
--6.10% -1.60%
--7.40% -5.20%
--25.1B -28.4B
11
みずほ銀行|みずほディーラーズアイ
予想レンジ:
中国人民元相場
USD/CNY
6.3300
CNY/JPY
17.80
100JPY/CNY 5.1950
~ 6.5700
~ 19.90
~ 5.6200
みずほ銀行(中国)有限公司 中国為替資金部 大内 聡
■ 先月の為替相場
■ 今月の見通し
■ 今月のつぶやき(現地からの声)
【為替相場:外貨買い規制が発表。実勢相場は6.39を下値に狭いレンジで
の推移】
9月1日に中国人民銀行(中央銀行、以下PBoC)は新たな規制を発表。内容
としては金融機関が顧客からの予約を用いた外貨買いを取り扱った場合、
元本の20%を1年間PBoCの特別口座に無利子で預け入れるというもの。顧
客向けに予約を用いた外貨買いを取扱う金融機関は新規制に伴い1年間の
ドル調達コスト分を対顧客プライスにコストとして上乗せする必要が発生する
ため、プライスが割高に。翌日の9月2日には新規制の対象が明文化、通貨
スワップ、オプションなどのデリバティブ商品も規制の対象となり、直物外貨
買いを除く、ほぼ全ての外貨買いが規制の対象となる事となった。
新規制に いては実質的な元安抑制策となり また日次での介入とみられ
新規制については実質的な元安抑制策となり、また日次での介入とみられ
るドル売りの影響等から、9月月初はドル人民元実勢相場(CNY)は人民元
高基調での推移となった。6.35台まで人民元高が進行が進行する局面も見
られたが、当地連休明けの9月7日からは人民元安基調での推移。
9月1日に発表された新規制の影響から徐々に相場に落着きが戻ってきた9
月10日、突如オフショア人民元(CNH)が急上昇。市場では中国当局がオフ
ショア人民元市場に介入との噂も聞こえ、CNHは1.2%近く(800pips)上昇、
CNYとCNHの差は20pips程度まで縮小した。その後、引き続き介入とみられ
るドル売りのフローも見られるものの、CNYは6.36~6.39の狭いレンジでの推
移が継続。
【為替相場:人民銀行仲値、オンショア、オフショア人民元市場のギャップに
注目】
人民銀行の声明の通り、人民銀行仲値は前日クローズを参考に決定される
人民銀行の声明の通り、人民銀行仲値は前日ク
を参考に決定される
状態が継続しており、人民銀行仲値、ドル人民元実勢相場の乖離幅は縮小
している状況。当局の標榜する人民元の国際化に向け、障害を順調に消化
している中、引き続き日中の変動幅レンジ100pips程度で「上下双方向の弾
力性」をもって為替相場を推移させるものと思われる。一方、8月11日以降の
水準調整により、オンショア人民元、オフショア人民元の乖離幅は拡大して
いるものの、人民銀行がオフショア市場への介入圧力を強めており、オンオ
フギャップの縮小は時間の問題と考えられる。過去の日中変動幅が拡大さ
れた際には 人民銀行仲値 オンシ ア オフシ ア市場のギ
れた際には、人民銀行仲値、オンショア、オフショア市場のギャップが縮小し
プが縮小し
ていた事もあり、オンショアとオフショア市場のギャップが縮小していくような
場合には日中変動幅の拡大が予想される。日中変動幅が拡大された場合
には一段のドル高人民元安方向へ動く可能性もあり、注意が必要。
『当地のハロウィン事情』
中国での万圣节前夕(ハロウィン)は日本程の盛り上がり
は見られません ハロウィン色を出すのは一部デパート
は見られません。ハロウィン色を出すのは
部デパ ト
のイベントコーナーと飲食店のみ。みんな10月上旬の国
慶節でエネルギーを使い果たしているのかもしれませ
ん。と世間的には言われていますが、当地ナショナルス
タッフは意外にハロウィン≒コスプレ経験のある人が多
い事に驚きます。お化け、警察、ナース、アニメのキャラ
クター、マイケルジャクソン、しっかりコスプレをしている
ようです。コスプレからのコースはパブ⇒クラブ⇒カラオ
ケと定番
ケと定番?のハロウィンを楽しんでいると聞き、そこまで
ウ
を楽 ん
と聞き そ ま
踏み込めていない自分を深く反省。。上海滞在2年目と
なりましたので、今年はディープな当地ハロウィン最前
線を体験してみたいと思います。
【金利相場:O/N金利は1.8%台での推移】
9月の人民元資金市場では、月初は8月と同様、中国株式市場の下落や為
替市場での人民元安対応等により、短期の資金需給はひっ迫。しかし大手
中資系による資金供給が徐 に見られ始め 四半期末を控え資金調達圧
中資系による資金供給が徐々に見られ始め、四半期末を控え資金調達圧
力も高まりやすい状況ではあるものの、オーバーナイト金利は1.8%台で横
ばい圏で推移している状況。公開市場操作ではネットで資金吸収されてい
るものの、PBoCによる預金準備の所要準備額算出ルールの変更による影響
とネットで流動性への影響は些少。
(資料)ブルームバーグ
■ 為替の動き
6.50
USD/CNY
18.2
6.45
CNY/JPY(右軸、逆目盛)
18.6
6.40
19.0
6.35
19.4
6.30
19.8
6.25
20.2
6.20
20.6
6.15
21.0
15/07
/
15/08
/
15/09
/
【金利相場:O/N金利は直近の節目の2.0%に注目】
当局による公開市場操作や大手中資系商業銀行からの資金供給により安
定的に推移する事が想定される。一方、引き続き為替市場での人民元安対
策や、外貨からの借換需要等も高まっており、市場流動性の状況には注意
が必要。特に足元ではオーバーナイト金利は2.0%が一旦の節目とみられて
おり、2.0%を超えて大きく上昇するような場合には、預金準備率の引き下げ
等追加金融緩和への思惑が高まるだろう。
(資料)ブルームバーグ
■ 株価指数の動き
9/1
9/10
3800
9/10
9/8
3400
9/8
9/8
3000
2600
15/07
9/13
上海総合指数
15/08
(資料)ブルームバーグ
■ 先月の注目イベント
発表日
4200
9/13
イベント
製造業PMI
CPI(前年比)
PPI(前年比)
貿易収支(USD)
輸出(前年比)
輸入(前年比)
小売売上高(前年比)
鉱工業生産(前年比)
期間
8月
8月
8月
8月
8月
8月
8月
8月
予想
49.7
1.8%
-5
6%
5.6%
48.0B
-6.6%
-7.9%
10.6%
6.5%
結果
49.7
2.0%
-5
9%
5.9%
60.2B
-5.5%
-13.8%
10.8%
6.1%
前回
50.0
1.6%
-5
4%
5.4%
43.0B
-8.3%
-8.1%
10.5%
6.0%
15/09
12
みずほ銀行|みずほディーラーズアイ
予想レンジ:
シンガポールドル相場
シンガポ
ルドル相場
USD/SGD
SGD/JPY
1.3800
82.00
~ 1.4500
~ 87.00
シンガポール資金部 鈴木 教子
■ 先月の為替相場
■ 今月の見通し
■ 今月のつぶやき(現地からの声)
9月のシンガポールドル(SGD)相場は、中国不安や米FOMCを材料に
SGDが6年ぶりの安値圏で推移した。
人民元切り下げをき
人民元切り下げをきっかけに暴落した上海株は8月末にかけてようやく下
かけに暴落した上海株は8月末にかけてようやく下
げ止まり、SGDも一旦約5年ぶりの安値から反発した。しかし、中国政府によ
る市場安定努力にも拘わらず不安感は根強く、月初SGDは1.41台前半の
オープンから連日下落する展開となった。1日、中国人民銀行は人民元安
抑制を狙い為替先物予約に関する新規制を発表した。同日発表された中国
8月製造業PMIは3年ぶり低水準となった。2日は序盤に大幅下落した上海株
が、信用取引向け融資縮小の指導の報道を受けてかろうじて下げを解消し
た。SGDは不安定な中国動向を受けて2日に約5年ぶり安値を再度更新。更
に4日には 米8月雇用統計が9月の米利上げを排除するものではなか た
に4日には、米8月雇用統計が9月の米利上げを排除するものではなかった
ことからドル買いが強まり、1.42台後半までSGD安となった。
第2週は、週末のG20会合で周小川中国人民銀行総裁が、株式相場はバ
ブルであったとの認識を示したことで連休明けの7日に上海株が下落、8日
には中国8月輸入の大幅減少によりアジア経済先行き懸念が強まった。これ
らを材料にSGDは1.43直前まで売られ対ドルで6年ぶり安値を更新した。し
かし9日に景気対策発表を受けて上海株が2週間ぶり高値まで反発すると
SGDも1.41台前半まで戻した。10日は中国人民銀行がオフショア市場で異
例の介入を実施しオフショア人民元が急反発したことがSGDを下支えした。
11日に実施されたシンガポール総選挙では、前回の選挙で躍進した野党
の動向が注目されたが、蓋を開けてみれば与党が快勝。これを受けて週明
け14日はSGDが急伸した。その後もSGDは米FOMC前の逃避買いを集めて
続伸し16日には1.39台後半をつけた。17日、注目のFOMCは利上げを見送
り、またイエレンFRB議長の発言のトーンも予想以上に慎重であったことから
ドルが売られると、SGDは1.38台後半まで上昇した。
第4週は21日にFRB関係者が相次いで年内利上げを支持する発言を行
第 週は 日に
関係者が相次 で年内利上げを支持する発言を行
い、FRBが中国不安の影響を深刻視しているとの見方が和らいだ。22日に
は独自動車会社の排ガス不正をきっかけに欧米株が下落、23日には中国9
月製造業PMIが悪化し、リスク回避によりアジア通貨が下落した。24日にイエ
レンFRB議長が年内の利上げは適当との見解を示すとSGDは1.43をつけ、6
年ぶり安値をわずかに更新した。
第5週は四半期末を控えて実需以外の取引が低調となる中、SGDは1.42
台後半の安値圏で小動きとなっている
台後半の安値圏で小動きとなっている。
10月のシンガポールドル(SGD)相場はシンガポール金融管理局(MAS)通
貨政策が最大の焦点。
10日頃予定されている定例のMAS通貨政策見直しにおいて、MASが緩和
的変更を採択する公算が高い。物価は安定している一方で、当初の予想以
上に中国経済が減速する可能性があり、米利上げサイクルの開始と相まっ
てシンガポール経済下振れリスクが増加しつつあるからだ。最近発表された
経済指標にも、輸出、鉱工業生産の鈍化傾向が表れている。
MASは政策金利ではなく、シンガポールドル実効レート(S$NEER)を中心
値とする政策バンドを誘導することで金融政策を運営しており、現在は
S$NEERを緩やかにSGD方向へ誘導している。予想される緩和手段としては
S$NEERのSGD高誘導を停止する可能性が高い 実勢のS$NEER水準は政
S$NEERのSGD高誘導を停止する可能性が高い。実勢のS$NEER水準は政
策バンドの中心値よりもSGD安方向にあると推測され、政策変更による新た
なSGD安余地はそれ程大きくないため、その方法であれば急激な相場変動
を引き起こし市場を混乱させるリスクが低いと思われるからだ。今年1月にす
でに一度SGD高誘導ペースを鈍化させており、流れとしても自然な移行であ
る。その場合のSGD安余地は最大1.45近辺までの比較的穏やかな反応とな
るだろう。市場参加者の間ではそれ以外の変更を予想する見方も出ている。
人民元と同様に政策
ンドの中心値を切り下げる、または人民元、マレ シ
人民元と同様に政策バンドの中心値を切り下げる、または人民元、マレーシ
アリンギ安がSGDに比べて大幅であることに鑑み、政策バンドを拡大して一
時的にSGD安方向への変動を許容するというものである。仮にそうなった場
合は1.45を超えてSGD安が加速する可能性がある。しかしSGD先安観が急
速に強まるとSGD先物為替レートと米ドル金利から算出されるSGDの銀行間
市場金利であるスワップオファードレート(SOR)の急上昇を招き、景気下振
れ懸念がある中で企業の借入金利、住宅ローン金利などが上昇してしまうリ
スクがあるため、MASはその様な手段の採択はなるべく控えるのではないか
と思われる
と思われる。
現状のSGD高誘導ペースを維持し、政策バンドの中心値も幅も変更しない
可能性は低いと考えるが、仮にそうなった場合は1.38近辺までSGDが反発
する可能性もあろう。
その他の材料としてはシンガポール7~9月期GDP速報値(10日前後)、欧
州中銀理事会(22日)、米FOMC(27~28日)が注目される。
『当地のハロウィン事情』
外国人居住者が多いここシンガポールでもハロウィンが
行われています。
日本と同様に宗教的な意味合いはあまりなく、イベントと
して仮装したりパーティをしたりして楽しんでいるようで
す。シンガポール人スタッフに聞いたところ、有名なの
は、ナイトサファリとUSS(ユニバーサルスタジオシンガ
ポール)のイベントだそうです。特にUSSではゾンビの仮
装をした人がうようよしていてリアルで怖いと評判です。
(資料)ブルームバーグ
■ 為替の動き
82
1.44
USD/SGD
1.42
SGD/JPY(右軸、逆目盛)
84
86
1.40
(資料)ブルームバーグ
■ 株価指数の動き
3500
9/2
3400
9/2
3300
9/15
3200
9/17
1.38
88
3100
9/23
1.36
90
3000
9/25
1.34
92
1.32
94
15/07
15/08
15/09
2900
(資料)ブルームバーグ
■ 先月の注目イベント
発表日
シンガポールST指数
しかし、シンガポールではハロウィンよりも、中秋節(旧暦
しかし
シンガポ ルでは
ウ ンよりも 中秋節(旧暦
の8月15日)を盛大に祝うという中国の文化を強く受け継
いでいるようです。
中秋節のお祝いとして、お世話になった人に「月餅」を
贈るといった習慣があります。「月餅(英語ではMoon
Cake)」は中国のお菓子で、柔らかい皮に餡を詰めたも
のですが、アヒルの卵の黄身が入っているものが人気の
ようです。味はシンプルな小豆餡のものから、イチ
味
ようです。味はシンプルな小豆餡のものから、イチゴ味
やドリアン味(!!)のようなフルーツを餡に練りこんだも
のまで色々あります。
有名ホテルの月餅は高級素材を使っており、また、中身
より箱のほうが高いんじゃないかと思われるような美しい
箱に収められていることから地元女性陣から大人気に
なっています。この時期になると、シンガポール人スタッ
フが毎日のように月餅を配ってくれるので、カロリー調整
をしなければ けな と う嬉し 悩みに悩まされま
をしなければいけないという嬉しい悩みに悩まされま
す。中秋節当日には綺麗な月を見ながら月餅を優雅に
食べる…なんてことはなく、もう食べ飽きてしまっている
人がほとんどかと思われます。(シンガポール資金部
鈴木健祐)
イベント
購買部景気数
電子機器指数
小売売上高(前年比)
非石油輸出(前年比)
CPI(前年比)
鉱工業生産(前年比)
期間
8月
8月
7月
8月
8月
8月
予想
49.4
49.0
5 9%
5.9%
-3.5%
-0.8%
-5.3%
結果
49.3
49
5 2%
5.2%
-8.4%
-0.6%
-7.0%
前回
49.7
49.5
7 0%
7.0%
-0.7%
-0.4%
-6.4%
2800
2700
15/07
/
15/08
/
15/09
/
13
みずほ銀行|みずほディーラーズアイ
予想レンジ:
タイバーツ相場
タイバ
ツ相場
USD/THB
THB/JPY
35.30
3.18
~
~
バンコック資金室 山口 朋子
37.00
3.43
■ 先月の為替相場
■ 今月の見通し
■ 今月のつぶやき(現地からの声)
●一時36.35バーツ台まで上昇
● ドル/バーツは底堅い推移を予想する。
『当地のハロウィン事情』
月初ドル/
月初ドル/バーツは、35.83バーツ近辺で取引を開始。中国が人民元相場
ツは、35.83
ツ近辺で取引を開始。中国が人民元相場
の安定化のため投機的取引やボラティリティを抑制する対策を講じるとの報
道に、アジア通貨に買戻しが入ると、タイバーツも買い優勢となり、ドル/バー
ツは一時35.60バーツ台まで下落した。ただし、発表された8月の消費者信
頼感指数が72.3(前月73.4)と、年初以来8か月連続の前月比マイナスで15
か月ぶりの低い水準となったことを受けドル/バーツは反発し、35.90バーツ
近辺まで上昇した。その後、4日には米雇用統計が発表され、過去2か月分
の非農業部門雇用者が4.4万人上方修正されたことや失業率が5.1%まで低
下するなど良好な内容だ たことから利上げ期待が再燃し ドル/バ ツは
下するなど良好な内容だったことから利上げ期待が再燃し、ドル/バーツは
36バーツ近辺まで上昇した。
週明け7日には、中国経済への懸念からアジア通貨安の流れを受けドル/
バーツも堅調に推移し、10日には一時36.26バーツまで上昇した。その後、
バーツが2009年3月以来となる安値圏まで上昇したこともあり、調整が入る
と、再び36.00バーツ近辺まで下落した。その後も、特段材料ない中、前週か
らのバーツ買戻しの流れは継続し、15日には35.9台、16日には35.8台と
徐々にレンジを切り下げていった。17日に発表された米国のFOMCでは、利
下げ見送りに加え、ハト派な声明となった事で、ドル/バーツは一時月安値と
なる35.49バーツまで下落した。
その後、月末にかけて再びバーツ売りの展開となった。経営難のタイ鉄鋼
メーカーの債務に関する懸念が広がると、銀行株を中心にタイSET指数は下
落。タイ中銀が銀行システムに影響は無いとのコメントを発表するものの、
SET指数が1週間ぶりの安値に下落する展開に、ドルバーツは36バーツ台を
回復。その後、23日に発表された中国9月製造業購買担当者景気指数速報
値が
値が47.0と、6年半ぶりの低水準に落ち込んだことを受けて、世界の成長鈍
と 年半ぶり 低水準に落ち込んだことを受けて 世界 成長鈍
化への懸念への高まりにアジア通貨は全般に軟調に推移。バーツ売りも加
速すると、24日には36.35バーツまで上昇し、月高値を付けた。
10月のドル/バーツ相場は、タイの景気減速懸念、世界経済の成長鈍化へ
10月のドル/
ツ相場は、タイの景気減速懸念、世界経済の成長鈍化
の懸念、さらに米国の利上げ観測が燻る中、底堅く推移すると予想される。
先月発表された国内の経済指標を見ると、8月の輸出実績は前年同月比▲
6.69%の176億6900万ドルとなり、年初以来8か月連続の前年同月比マイナ
スを記録した。また、工業景況感指数は82.4と前月83.0から低下した。この
状況を受け、タイ中銀は今年の国内総生産(GDP)の見通しを従来の+3.0%
から+2.7%に、今年の輸出伸び率予想をこれまでの▲1.5%予想から▲
5.0%にそれぞれ下方修正している。GDP成長率の引き下げは今年3度目と
な た タイ中銀は 8月末に発足した新経済チ ムが打ち出した景気対策
なった。タイ中銀は、8月末に発足した新経済チームが打ち出した景気対策
がGDPを引き上げると指摘しているものの、効果が確認出来るのに時間が
かかると予想され、景気回復を期待したバーツ買いが出るには時間がかかり
そうだ。
8月17日に発生したバンコク中心部での爆発テロ事件も引き続き懸念材料
である。9月25日に警察が先に逮捕したアデム・カラダク容疑者について殺
人などの容疑で逮捕状を取った。その後、国家警察報道官は記者団に対
し、同容疑者が
(実行犯とされる)黄色いシャツの男だ」と述 た。ソムヨット
し、同容疑者が「(実行犯とされる)黄色いシャツの男だ」と述べた。ソムヨット
国家警察長官は動機について、「政治問題が絡んでいる可能性は否定でき
ない」と述べたことで、事件にタイの国内政治が関わっている可能性が浮上
している。政治リスクが再び高まることになると、バーツ売りは加速する可能
性が高く、引き続き関連ニュースには注目したい。
また、中国については、株式市場は落ち着いているものの、経済指標悪化
が示す通り、景気減速が意識されている状況に変化はなく、中国との経済関
係の強いアジア新興国通貨売りは継続するだろう。さらに、米国の利上げの
タイミ グも非常に重要である 前回
タイミングも非常に重要である。前回のFOMC後の記者会見でイエレン議長
後 記者会見でイ
議長
は、10月利上げをする際は声明文発表後に急遽記者会見を開くと発言して
おり、「年内」であればいつでも利上げに踏み切れる余地を残していることか
ら、今後発表される米国の経済指標次第と要人発言に注意する必要があ
る。年内利上げのシナリオが崩れない限りドル/バーツは底堅い推移を続け
ると予想する。
ハロウィンは年々タイ人にも人気が出てきてます。祝祭
ウィンは年 タイ人にも人気が出てきてます。祝祭
本来の宗教的な意味合いはないものの、パーティーを
したり、外国人が多く住むマンションなどではこども達が
仮装して"Trick or Treat"と言いながら近所をまわって
お菓子をもらったりするところも出てきているそうです。ま
た、デパートなどに行くとハロウィンコーナーが出来てお
り様々なグッズを買うことも出来ます。
一番ハロウィンで盛り上がるのは、外国人観光客が多
く集まるパタヤやカオサン通りになります 何年か前にタ
く集まるパタヤやカオサン通りになります。何年か前にタ
イ人の友達に誘われ、カオサン通りのハロウィンパー
ティーに参加しました。行ってみると周りに屋台が出て
おり、オバケやプリンセスなど様々な衣装を買うことが出
来るのです。また、ハロウィンの色であるオレンジと黒の
カクテルを出すお店などもあり、一晩中飲むことが出来
るのです。
度しか着ない衣装のためにお金を出したくない私は
一度しか着ない衣装のためにお金を出したくない私は
そのとき、トイレットペーパーを体中に巻き、ゾンビとして
参加しました。ただ、10月末でも非常に暑いタイ、そして
外でのパーティーということで汗だくになり、汗で塗れた
トイレットペーパーはどんどん破れてしまったのです。最
後は、下に着ていた白いシャツと短パンしか残っておら
ず、非常に恥ずかしい思いをしながら帰ったのを覚えて
おります。(やまぐち)
(資料)ブルームバーグ
■ 為替の動き
36.6
3.25
USD/THB
36.2
THB/JPY(右軸、逆目盛)
35.8
35.4
9/1
3.35
1480
9/16
3.45
1440
3.55
9/27
9/28
1400
1360
34.2
3.65
33.8
33.4
3.75
15/07
15/08
15/09
■ 先月の注目イベント
発表日
1520
35.0
34.6
(資料)ブルームバーグ
■ 株価指数の動き
1320
1280
15/07
9/30
タイSET指数
15/08
イベント
CPI(前年比)
政策金利
通関輸出(前年比)
通関輸入(前年比)
通関貿易収支(USD)
製造業生産指数
経常収支
(資料)ブルームバーグ
期間 予想
8月 -1.01%
1.50%
10%
3.10%
8月 -3
8月 -3.50%
8月 $965M
8月 -7.10%
8月 $1500M
結果
前回
-1.19% -1.05%
1.50% 1.50%
-6
70% -3
56%
6.70%
3.56%
-4.80% -12.73%
$721M $770M
-5.30%
$2650M $2160M
15/09
14
みずほ銀行|みずほディーラーズアイ
予想レンジ:
マレーシアリンギ相場
マレ
シアリンギ相場
USD/MYR
MYR/JPY
4.25
26.50
~
~
シンガポール資金部 松下 哲史
4.55
27.90
■ 先月の為替相場
■ 今月の見通し
■ 今月のつぶやき(現地からの声)
先月のマレーシアリンギは、1日、4.19台でオープン。原油価格の反発を受
けてリンギは買い戻しからスタートし、4.14台まで上昇。2日、格付け会社が
マレーシアの格下げリスクについてコメントしたことが伝わると、売り優勢の展
シアの格下げリ クに いて メントしたことが伝わると、売り優勢の展
開となり4.22台まで反落。その後は、ナジブ首相の汚職問題が燻っているこ
とでリンギ売りが強まり、4.25台まで下落。マレーシア7月貿易収支は市場予
想を上回り、輸出入とも伸びを見せる強い内容となったものの流れは変わら
ず、結局4.25台半ばで取引を終えた。
先月のリンギット相場は、月半ばは、急速なリンギ安が一服し、方向感に乏し
い横ばい推移が中心となるも、月後半にかけ、再びリンギが売られる展開と
なった。
な
た。
『当地のハロウィン事情』
7日、マレーシアリンギは、4.26台でオープン。G20財務省、中央銀行総裁会
議で米国が早期利上げの可能性を排除なかったことや、中国が株式市場の
バブルがはじけたとの認識を示したこと等から 4 33台後半までリンギは大き
バブルがはじけたとの認識を示したこと等から、4.33台後半までリンギは大き
く売られた。10日には同日発表された経済指標を受けて、4.38台まで売られ
た。その後は、中国株の反発を受けて買い戻しが入るも、原油価格が軟調
に推移する中で、リンギの買い戻しは限定的であり、4.32台後半でクローズ
した。
14日、マレーシアリンギは、4.30台でオープン。マレーシア政府系ファンドが
国内株式に追加投資する方針を示したことから、マレ
シア株式市場が大
国内株式に追加投資する方針を示したことから、マレーシア株式市場が大
幅上昇し、マレーシアリンギは4.30台で堅調推移。16日はマレーシア休日の
為休場。休日明けの17日、前日に産油量見通しと原油在庫の減少を受けて
原油価格が上昇しており、4.25台へと急伸。その後も、米FOMCの結果を受
けた米ドル売り優勢の展開が継続し、4.23台へ上昇してクローズした。
月後半に入り、21日、4.20台半ばでオープン。FBIが1MDBをマネーロンダリ
ングの疑いで捜査しているとの米紙報道もあり、リンギは急落する展開。22日
に発表された中銀 外貨準備は前回比増加したも
に発表された中銀の外貨準備は前回比増加したものの、リンギ売りは止まら
リ ギ売りは止まら
ず、中国経済指標の悪化を背景にアジア通貨が急落するとリンギは4.35台
まで売られた。その後は、イエレンFRB議長の年内利上げを示唆する発言を
受けてドル買いが優勢となる展開にリンギは17年ぶり安値を更新、債券市場
からの資金流出も相俟って、4.47台半ば売られた。
■ 為替の動き
4.50
USD/MYR
4.40
(資料)ブルームバーグ
27.0
28.0
MYR/JPY(右軸、逆目盛)
米国金融正常化の動きについては、9月のFOMCにて利上げを行わなかっ
たものの、イエレンFRB議長は10月の利上げにも含みを持たせており、また、
直近では、複数の地区連銀総裁が、年内利上げの正当性について言及す
る等、依然、ドル高基調は続くものと思われる。また、中国の景気減速懸念
は継続しており、マレーシアの外貨準備残高に目を移しても、節目の1,000
億ドルを割り込んだ状態が継続しており、対外的な脆弱性は増している。
先月、政府は、リンギ安や原油安などの外的要因から国内の実体経済を保
護することを目的に、200億リンギを投じた株価の買い支えや製造業の輸入
関税の一部免除など、特別経済政策を発表した。しかし、マレーシアは、政
府債務残高がGDPの55%前後に達しており、今次財政出動が、財政悪化を
嫌う投機筋の資金流出を喚起する可能性もある。
また、ナジブ首相の不正経理疑惑の問題について、米国、スイス、香港、シ
ンガポールの当局が捜査に乗り出しているとの情報もあり、政治的不透明感
の高まりが、リンギ相場にネガティブに働いている。
一時的には、原油価格の反転などを受け、リンギの買い戻しが入る局面もあ
るかと思うが、依然、積極的な買い戻しは想定しづらく、今月も、リンギは下
値を切り下げていく展開を予想する。
(資料)ブルームバーグ
■ 株価指数の動き
1850
FTSEブルサマレーシアKLCI指数
1800
9/4
9/4
29.0
4 20
4.20
30 0
30.0
1750
9/4
4.10
31.0
1700
9/10
4.00
32.0
1650
9/11
3.90
33.0
1600
9/22
3.80
34.0
1550
3.70
35.0
1500
15/07
15/08
15/09
15/08
(資料)ブルームバーグ
■ 先月の注目イベント
発表日
4.30
15/07
当地の
当地のハロウィン事情ですが、私自身が全くハロウィン
ウィン事情ですが、私自身が全く
ウィン
に関心がないこともあり去年がどうだったかすら覚えがな
く、とりあえず何人かのナショナルスタッフにハロウィンに
ついて聞いてみました。その気になる結果ですが、少な
くともcelebrate(祝う)という習慣は殆どなく、好きな人が勝
手にバーやクラブに行ってコスプレをenjoy(楽しむ)、と
いう感じのようです。それもそのはず、当地はイスラム教
が国教であり、民族構成も含めて考えればキリスト教徒
は国民全体の10%程度 そしてち うど
は国民全体の10%程度、そしてちょうどハロウィンの時
ウ ンの時
期にヒンドゥー教徒にとって最も大切なイベントの1つで
あるディパバリ(光の祝日、今年は11月10日)と被るという
ことが背景にあるのではないでしょうか。ということで今年
の10月31日はハロウィンではなくラグビーワールドカップ
決勝戦を観にコスプレしているであろうたくさんの店員が
いるパブにでも行ってこようと思います。
(マレ
シアみずほ 山田)
(マレーシアみずほ
イベント
輸出(前年比)
輸入(前年比)
貿易収支(MYR)
鉱工業生産(前年比)
政策金利
外貨準備高
期間
7月
7月
7月
7月
9月
9月
予想
3.2%
-0.8%
6 30B
6.30B
5.0%
3.25%
-
結果
前回
3.5%
5.0%
5.9%
-1.5%
2 38B
7 98B
2.38B
7.98B
6.1%
4.3%
3.25% 3.25%
95.3Bio 94.7Bio
15/09
15
みずほ銀行|みずほディーラーズアイ
予想レンジ:
インドネシアルピア相場
USD/IDR
IDR/JPY
JPY/IDR
14500
0.79
119.00
~ 15000
0.84
~
~ 126.00
(注)100インドネシアルピアあたりの対円レート
インドネシアみずほ銀行 河合 良介
アジア・オセアニア業務部 小泉 聡
■ 先月の為替相場
■ 今月の見通し
■ 今月のつぶやき(現地からの声)
◇ルピア下落が続く
10月もルピア安継続か。
『当地のハロウィン事情』
先月のドル/ル アは14070 14695
先月のドル/ルピアは14070~14695レベルでの推移となり、ルピアは対ドル
ルでの推移となり、ル アは対ドル
で下落。ドル/ルピア一時14700付近まで上昇(ルピア安/ドル高)した。
ドル/ル アのNDF
ドル/ルピアのNDFマーケットがルピア先安感を見込んだ水準での取引が
ケットがル ア先安感を見込んだ水準での取引が
続いている通り、ルピアに対する市場心理は依然良好とは言い難い状況
だ。
インドネシアの首都ジャカルタでは宗教上の関係かもし
れませんが、ハロウィン関連のイベントはあまりありませ
ん。
米国の金利引上げや中国の景気減速といった"外的要因"による影響はイ
ンドネシアに限った話では無いが、インドネシア自体がルピア安に対して有
効的かつ具体的な対策を打ち出せていないのが、市場心理悪化に結びつ
いているのだろう。
一方、バリ島では、ハロウィンパーティーが行われている
ようです。バリ島はご存知の通り、海外からの観光客も多
く訪れる場所であり、バリ島自体の文化(米の収穫祭、
舞踊等)に加え、海外での行事も行われているようで
す
す。
9月のドル/ルピアは14070付近でオープンし、その後はじりじりと上昇(ルピ
ア下落)する展開。8日に発表された中国8月貿易統計が冴えない結果と
なったことや、インドネシアの8月末外貨準備高が前月末比20億ドル超減少
したこと、そして、9日の取引終了後に発表されたインドネシア経済政策パッ
ケージが具体性を欠く内容であったことから、ルピアは下落した。
また、22日にはインドネシア中銀のアグス総裁が月中にも拘わらず外貨準備
の具体的残高を公表し(総裁によれば、21日時点で前月末比約23億ドルの
減少)、結果として海外投資家の不安につながったことも、ルピア安に拍車
をかけた。
株は8月末比約▲6.3%下落し、10年国債利回りは月初の8.77%付近から
9.60%
上昇(価格は下落)、そしてルピアは対ドルで約▲4.0%下落し、9
9.60%へ上昇(価格は下落)、そしてルピアは対ドルで約▲4.0%下落し、9
月もトリプル安が継続した。
(資料)ブルームバーグ
■ 為替の動き
15200
0.75
USD/IDR
0.80
14400
0.85
14000
0.90
13600
13200
0.95
15/07
15/08
いずれにせよ、インドネシア政府・中銀からは抑制したい為替レートの目処
が言及されていないことから、為替介入を繰り返しつつ、ズルズルとルピア
安が継続する展開も視野に入れておきたいところだ。
(資料)ブルームバーグ
■ 株価指数の動き
5100
15/09
4700
4500
(資料)ブルームバーグ
■先月の注目イベント
発表日
イベント
9/1 CPI(前年同月比)
9/7 外貨準備高(USD B)
9/15 貿易収支(USD M)
4900
IDR/JPY(右軸、逆目盛)
14800
先月22日にアグス総裁が突如外貨準備高を発表したことも、裏を返せば、
ルピア安抑制策が為替介入に限られているが故の地ならしだった可能性も
あり、外貨準備の動向は特に注視する必要があるだろう。
9/17 インドネシア中銀ターゲットレート
期間
8月
8月
8月
9月
予想
7.37%
776
7.50%
結果
7.18%
105.35
434
7.50%
前回
7.26%
107.55
1 332
1,332
7.50%
4300
4100
3900
ジャカルタ総合指数
3700
15/07
15/08
15/09
16
みずほ銀行|みずほディーラーズアイ
予想レンジ:
フィリピンペソ相場
USD/PHP
PHP/JPY
46.00
2.50
~
~
マニラ支店 杉山 泰憲
47.00
2.60
■ 先月の為替相場
■ 今月の見通し
■ 今月のつぶやき(現地からの声)
ドル/ペソは1日(火)46.75で取引を開始。同日発表の中国8月の製造業PMI
が予想を下回る悪い内容であったことからリスクオフモードに転じアジア通貨
に対してドル買いが優勢となるが、ドルペソではドル上昇も限定的で3日(水)
に対してドル買いが優勢となるが、ドル
ソではドル上昇も限定的で3日(水)
までに46.80まで上昇するがその後は方向感を見出しにくく46.70台でのもみ
合いに終始。4日(金)は雇用統計を控えて更に小動きとなり46.73での越週と
なった。
7日(月)に46.95で取引再開。前週4日の米8月雇用統計が9月利上げの可
能性を残す内容となったことから週明けのアジア通貨は対ドルで弱含みのス
タートとなった。しかし、フィリピン中銀がオープン早々から46.95ペソレベル
でドル売り介入を実施手いるとの噂からドル上値への警戒が高まりオープン
がそのまま高値とな た しかし翌8日(火)発表の中国8月貿易統計も冴えな
がそのまま高値となった。しかし翌8日(火)発表の中国8月貿易統計も冴えな
い内容でドルペソは47台に遂に乗せて47.04まで上昇。しかし昨日に続き中
銀の介入が噂され、そこで反転。翌9日(水)は介入警戒感から46.78までドル
が緩むことに。しかし同夜発表の米求人統計で再び早期利上げ観測が高ま
り10日(木)は46.97まで上昇。11日(金)は46.80ペソ台の取引となった。
14日(月)は46.78で取引開始。中国経済の停滞や世界的な株価の下落に
米利上げ期待が縮小するに従い、 アジア通貨は買戻しが優勢に。週末の
シンガポ
ル総選挙が与党圧勝で波乱なく終わったこともアジア通貨全般
シンガポール総選挙が与党圧勝で波乱なく終わったこともアジア通貨全般
には追い風。15日、16日とじわじわとペソ高となり17日(木)は前夜の弱い米8
月CPIの数字から46.43までのペソ高となった。FOMC後の18日(金)は朝方に
ドルショートカバーから46.57までドル高となるが、その後はドル売りとなって
46.40まで下げ46.415にて越週。
21日(月)は46.53で取引再開。世界的景気減速への不安感に米利上げ観測
か重なり引き続きドル高・アジア通貨安の流れ。22日(火)は46.59ペソ、23日
(水)は46.83まで、24日(木)は46.97までのペソ安の展開の後、ポジション調整
で
で46.83まで下げて越週となった。
まで下げて越週とな た
今月も、中国の経済状況、米国の利上げ観測がメインテーマ。
『当地のハロウィン事情』
アジアで唯一のキリスト教国のフィリピン。
しかもそれは国民の80%をカトリックが占める、正に「正
しかもそれは国民の80%をカトリックが占める、正に
正
統な」キリスト教国です。
ハロウィーンが始まったのはプロテスタントが多いアメリ
カから。その経済的影響力から、他のプロテスタント諸
国に広がっていきますが、カトリック諸国では「悪魔信仰
だ」と否定的な国も多いようです。
カトリックが多いフィリピンですので、ハロウィーンが行事
として定着している印象は殆どありません。
もともと商業的なイベントのイメ ジの強いものですけ
もともと商業的なイベントのイメージの強いものですけ
ど、いくつかのモールでハロウィーン的な飾り付けをして
いる店を見かける程度。しかも9月に入ればクリスマス
シーズン入りするフィリピンですので、特に10月末に別
の行事を設ける必要もなく、とにかく12月のクリスマスに
向かってまっしぐら!という感じです。
しかし、陽気なフィリピン人ですから、細かいとこを言わ
ずに楽しいならいいじゃないと、最近は若い人たちを中
心に仮装パーティーとして愉しんでいる人も増えている
ようです。
そういえば去年はマニラ支店でもみんな仮装して仕事し
てましたね。。
(資料)ブルームバーグ
■ 為替の動き
47.4
USD/PHP
47.0
PHP/JPY(右軸、逆目盛)
フィリピンにとって中国は、輸出相手国として日本、米国に次ぐ第3位。しか
フィリ
ンにと て中国は、輸出相手国として日本、米国に次ぐ第3位。しか
し中国向け輸出額は2015年上半期で全体の4.5%、日本向けの約半分、米
国の3分の2という程度。領土問題も抱え中国とは良好なビジネス関係にある
とは言いがたい状況で、ここ最近中国との貿易量は急速に減少しており、中
国経済の動向がフィリピン経済に直接的に影響を及ぼすとは考えにくい。し
かし、中国の景気減速が世界的に与える影響は大きく、日本や米国にマイ
ナスの影響が伝播すれば、フィリピンの輸出全体にも影響が出ることになろ
う。今のところは、中国向けの輸出の落ち込みを日本、米国向けの増加分で
補い輸出量全体では増加を維持している
補い輸出量全体では増加を維持している。
フィリピン経済を図るには、輸出よりも個人消費に繋がる輸入とOFW送金額
がキーとなる。
15日に発表された7月OFW送金は前年同月比+0.5%の伸びで20.8億
米ドルの送金額となっており、やや減速。一方7月輸入は前年同月比で+
16%と高い伸びを見せている。5日発表の8月CPIは前年同月比+0.6%と観
測以来の低水準を更新。OFW送金を背景とする個人消費が経済を引っ張る
構図は変わらず、低インフレ下で高い成長を実現させている。
フィリピン経済だけを見ればペソが売られる理由は見当たらないものの、中
国経済の減速への不安感からアジア域内経済への悲観的な見方が広がる
中、アジア通貨が大きく売られる展開にフィリピンペソも連れ安の状況。但
し、他のアジア通貨ほどの自国通貨安にはなっていない。
ペソ安はOFW送金のペソ手取り額を増やすメリットがある一方で、輸入物
価を引き上げるデメリットに繋がるが、CPIを見る限り今のところデメリットは抑
制されている状況。インフレファイターとしての中央銀行はペソ安進行には敏
感にド 売り介入をしてきて る
感にドル売り介入をしてきている。
この混乱が収まれば、需給面からはペソ高基調に戻るものと考えているが、
中国発の不安感の連鎖がどのような形で収束するか先行きは依然不透明。
引き続きリスク回避的なドル高・ペソ安の進行をリスクシナリオとして留意して
おく必要がある。
7800
2.55
7600
46.6
2.60
46.2
2.65
45.8
2.70
45.4
2.75
7000
45.0
2.80
6800
44.6
2.85
6600
15/07
15/07
15/08
15/09
(資料)ブルームバーグ
■ 株価指数の動き
2.50
9/4
9/7
9/9
7400
9/10
7200
9/15
9/18
9/23
フィリピン総合指数
9/23
9/24
15/08
15/09
(資料)ブルームバーグ
■ 先月の注目イベント
発表日
イベント
CPI(前年比)
外貨準備高
失業率
輸出(前年比)
OFW送金 (前年比)
総合国際収支(USD)
輸入(前年比)
貿易収支(USD)
BSP 政策決定会合
期間
8月
8月
7月
7月
7月
8月
7月
7月
予想
結果
前回
0.7%
0.6%
0.8%
803億㌦ 803億㌦
6 5%
6 4%
6.5%
6.4%
-3.9%
-1.8%
-1.8%
5.0%
0.5%
6.1%
-450M 354M
2.5%
16.9% 22.6%
-236M -1177M -554M
4.0%
4.0%
17
みずほ銀行|みずほディーラーズアイ
予想レンジ:
インドルピー相場
インドルピ
相場
USD/INR
INR/JPY
64.50
1.77
~
~
シンガポール資金部 中野 博明
67.50
1.87
■ 先月の為替相場
■ 今月の見通し
■ 今月のつぶやき(現地からの声)
9月のルピー相場は、66中盤から取引を開始、一時、昨月高値である67近
辺まで上昇したものの、その後はルピーが買われ、ドルルピーは65中盤まで
ゆっくりと下落。終始大きな動きなく、66近辺を方向感なく推移している。
ゆ
くりと下落。終始大きな動きなく、66近辺を方向感なく推移している。
8月末に開催されたジャクソンホール会議にて、イエレンFRB議長が9月利
上げを否定しなかったことから、8月末はドル買いが進行。その流れを受け継
ぎドルルピーは66中盤にて取引を開始。1日に発表された中国8月製造業
PMI、印8月製造業PMIが冴えない結果となったことで、ややルピー安に傾い
たものの、その後は印8月サービス業PMI、総合PMIが先月を上回ったことに
加え、ジャイトリー財務相の「外国投資家に対する最低代替税の遡及適用を
実施しない方針 との発言が伝わり ルピ が買戻される展開となり ドルル
実施しない方針」との発言が伝わり、ルピーが買戻される展開となり、ドルル
ピーは66近辺まで下落した。
しかしながらルピー買戻しの展開は続かず。アジア株式相場安、雇用者数
以外は強かった米8月雇用統計に押される形で新興国通貨が売られる展開
に、8日にはドルルピーは一時67近辺まで上昇した。
その後ドルルピーは66中盤~後半にて動意のない展開が継続した。14日
に発表された消費者物価指数、卸売物価指数は過去最低値の先月を下回
る数値となり、インド準備銀行による利下げ期待が拡がると、徐々にルピ
は
る数値となり、インド準備銀行による利下げ期待が拡がると、徐々にルピーは
買戻しが入る展開となった。米国サイドも、16日に発表された米8月消費者
物価指数がマイナスとなったことで9月利上げ期待が剥落。実際に、17日の
米FOMCでは利上げを見送り。これを受けて新興国通貨の買戻しが入り、ド
ルルピーはじりじりと下落、22日には65中盤まで下落した。
しかしその後はイエレンFRB議長による10月利上げを排除しないとのコメン
ト、23日に発表された中国9月Caixin製造業PMIが予想を下回ったこと、欧州
大衆車メーカーの不正問題を発端としたグローバルな株式下落相場を受
け ド
け、ドルルピーは再び上昇に転じ、24日には66台前半まで上昇した。
ピ は再び上昇に転じ
日には 台前半まで上昇した
9月の米利上げが回避され、ルピーは8月末対比、やや値を戻してクローズ
した。しかしイエレン議長は年内利上げに言及しており、今後もドルが上昇し
やすい状況は変わらず、ルピーは弱含む展開を予想する。
やすい状況は変わらず、ル
は弱含む展開を予想する。
インドのファンダメンタルズを見ると、インフレ率は過去最低値を更新、これ
を受けてRBIは予想を上回る0.50%の利下げを実施。今後も利下げ余地はあ
るものと思われるが、米国利上げを前に、これ以上の積極的な利下げには
動きづらいと考えている。
政治サイドでは、GST導入や土地収用法などの改革法案が滞っており、ま
だ時間がかかる見通し。政治リスクからインドへの資金流入が細る懸念は依
然大きい。
8月に大きく売られたインドルピ は今後 リスクオフム ドから立ち直るに
8月に大きく売られたインドルピーは今後、リスクオフムードから立ち直るに
つれ、一時的に値を戻す可能性は高いとは考えているものの、その場合原
油価格も回復する可能性が高く、インドルピーの上値は限定的と予想。結果
的に、値動きは他新興国通貨と比較して緩やかになるものと考えている。
『当地のハロウィン事情』
(資料)ブルームバーグ
■ 為替の動き
67.0
USD/INR
66.5
INR/JPY(右軸、逆目盛)
66.0
65.5
(資料)ブルームバーグ
■ 株価指数の動き
1.75
29000
1.80
28000
1.85
27000
64.5
64.0
1.90
26000
63.5
1.95
25000
63.0
2.00
24000
15/07
15/07
15/08
15/09
■ 先月の注目イベント
発表日
65.0
インドSENSEX30種指数
15/08
15/09
ハロウィンとインド。単語を並べるだけで違和感を感じ
ウィンとインド。単語を並 るだけで違和感を感じ
るくらい、当地はハロウィンに馴染みがないように思いま
す。外国人が行くような高級モールでのイベントや、イン
ターナショナルスクール等での催しもの、ちょっと気取っ
たレストランではハロウィンのお祭りをしているらしいと感
じるものの、それ以外の場所でお化けカボチャやコウモ
リのシルエットや仮装した人を見たことがありません。や
はり一般的なお祭りではないのでは、と思いつつ、ナ
シ ナルスタ フに質問してみたところ 「
ショナルスタッフに質問してみたところ、「ハロウィン?」
ウ ン?
単語自体聞いたことがなさそうな返答や、「ああハロウィ
ンね。知ってるけど~」と知識はあるものの興味のなさそ
うな反応。そんな中、「一部の高校では仮装する人もい
るし、少しずつ浸透してきていますよ」との回答も。ウィキ
ペディアによると、ハロウィンはケルトのお祭りに起源が
あり、キリスト教の中でも祝う地域と全く祝わない地域が
あるとか。実は宗教的なお祭りというよりアメリカ文化的
な行事のハロウィン、イベント好きな人が多い土地柄を
考えると、10年後ぐらいにはもっと一般的になっているの
かも知れません。ただ願わくばホーリー(色粉や色水を
掛け合い春の訪れを祝うお祭り)のような体を張る何か
に発展しませんように・・・。(ニューデリー支店藤井)
イベント
日経インドPMI製造業
日経インドPMIサービス業
日経インドPMIコンポジット
鉱工業生産(前年比)
経常収支
(資料)ブルームバーグ
期間 予想
9/1
8月
9/3
8月
9/3
8月
9/11
3.6%
7月
9/11
2Q -$ 5.5B
9/14 消費者物価指数(前年比) 8月 3.57%
9/14 卸売物価(前年比)
8月 -4.40%
9/15 輸出(前年比)
8月
9/15 輸入(前年比)
8月
結果
52.3
51.8
52 6
52.6
4.2%
-$ 6.2B
3.66%
-4.95%
-20.7%
-10.0%
前回
52.7
50.8
52 0
52.0
4.4%
-$ 1.3B
3.69%
-4.05%
-10.3%
-10.3%
18
みずほ銀行|みずほディーラーズアイ
■ 為替市場・株式市場騰落率
為替 市 場
20 1 4年 末
2 0 15 年9 月末
騰落率
株 式 市場
20 1 4年 末
20 15 年9 月末
騰落率
USD 換算
先進国
米国
-
日本
-
-
-
USD/JPY
119.78
119.88
0.1%
NYダウ平均
17823.07
16284.7
-8.6%
-
日経平均株価
17450.77
17388.15
-0.4%
-0.4%
ユーロ圏
EUR/USD
1.2098
1.1177
-7.6%
ドイツDAX指数
9805.55
9660.44
-1.5%
-1.5%
英国
GBP/USD
1.5577
1.5128
-2.9%
ロンドンFTSE100指数
6566.09
6061.61
-7.7%
-4.9%
豪州
AUD/USD
0.8175
0.7018
-14.2%
S&P/ASX200指数
5411.018
5021.629
-7.2%
8.1%
カナダ
USD/CAD
1.1621
1.3313
14.6%
S&Pトロント総合指数
14632.44
13306.96
-9.1%
-20.6%
エ マージングアジ ア
中国
USD/CNY
6.2055
6.356
2.4%
上海総合
3234.677
3052.782
-5.6%
-7.9%
香港
USD/HKD
7.7551
7.75
-0.1%
香港ハンセン
23605.04
20846.3
-11.7%
-11.6%
インド
USD/INR
63.0437
65.59
4.0%
インドSENSEX30種
27499.42
26154.83
-4.9%
-8.6%
インドネシア
USD/IDR
12388
14653
18.3%
ジャカルタ総合
5226.947
4223.908
-19.2%
-31.7%
韓国
USD/KRW
1090.98
1185.39
8.7%
韓国総合株価
1915.59
1962.81
2.5%
-5.7%
マレーシア
USD/MYR
3.4973
4.395
25.7%
ブルサマレーシアKLCI
1761.25
1621.04
-8.0%
-26.8%
フィリピン
USD/PHP
44.72
46.726
4.5%
フィリピン総合
7230.57
6893.98
-4.7%
-8.7%
シンガポール
USD/SGD
1.3255
1.4223
7.3%
シンガポールST
3365.15
2790.89
-17.1%
-22.7%
台湾
USD/TWD
31.656
32.992
4.2%
台湾加権
9307.26
8181.24
-12.1%
-15.7%
タイ
USD/THB
32.91
36.37
10.5%
タイSET
1497.67
1349
-9.9%
-18.5%
(資料)ブルームバーグ、みずほ銀行
■ 実質実効為替レート(REER)の1994年以降の平均からの乖離(2015年8月時点)
40%
30%
20%
11%
8% 9% 11% 11%
4% 7%
0% 2%
10%
16%
19%
22%
27%
0%
-2% -2% -1% -1%
-5% -4% -3%
-10%
-12%-11%
15%-12%-12%
-16%-15%
-20%
20%
-30%
-25%
-31%
-40%
CAD
EUR
ZAR
NOK
SEK
NZD
THB
CZK
PHP
BRL
RUB
CNY
SGD
HKD
HUF
USD
MXN
INR
JPY
MYR
CHF
GBP
AUD
IDR
TRY
KRW
TWD
(資料)BIS
PLN
-43%
ARS
-50%
19
みずほ銀行|みずほディーラーズアイ
■ 実質GDP成長率
2 0 1 3 Q4
■ 消費者物価上昇率
2 0 1 4 Q1
2 0 1 4 Q2
2 0 1 4 Q3
2 0 1 4 Q4
2 0 1 5 Q1
2 0 1 5 Q2
( 前 年 比 % 、* 前 期 比 年 率 % )
2013
2014
15/02
15/03
15/04
15/05
15/06
15/07
15/08
2013
2014
( 前年比%)
( 前年比%)
先進国
先進国
米国*
3.8
-0.9
4.6
4.3
2.1
0.6
3.9
1.5
2.4
米国
0.0
-0.1
-0.2
0.0
0.1
0.2
0.2
1.5
1.6
日本*
-0.9
4.5
-7.6
-1.1
1.3
4.5
-1.2
1.6
-0.1
日本
2.2
2.3
0.6
0.5
0.4
0.2
0.2
0.4
2.7
ユーロ圏
0.6
1.1
0.7
0.8
0.9
1.2
1.5
-0.4
0.8
ユーロ圏
-0.3
-0.1
0.0
0.3
0.2
0.2
0.1
1.3
0.4
英国
2.4
2.7
3.0
3.0
3.4
2.9
2.6
1.7
3.0
英国
0.0
0.0
-0.1
0.1
0.0
0.1
0.0
2.6
1.5
豪州
2.2
2.9
2.8
2.8
2.5
2.5
2.1
2.7
豪州
2.5
2.5
カナダ*
2.9
1.0
3.5
3.2
2.2
-0.8
2.0
2.4
カナダ
1.0
1.2
0.8
0.9
1.0
1.3
1.3
0.9
1.9
中国
7.6
7.3
7.4
7.2
7.2
7.0
7.0
7.7
7.4
中国
1.4
1.4
1.5
1.2
1.4
1.6
2.0
2.6
2.0
香港
2.8
2.7
2.0
2.9
2.4
2.4
2.8
3.1
2.5
香港
4.6
4.5
2.8
3.0
3.1
2.5
2.4
4.3
4.4
インド
6.4
6.7
6.5
8.2
7.5
7.5
7.0
5.1
6.9
インド
5.4
5.3
4.9
5.0
5.4
3.7
3.7
10.9
6.4
1.3
1.5
エ マ ージ ングア ジ ア
エ マ ージ ングア ジ ア
インドネシア
ドネ
5 6
5.6
51
5.1
50
5.0
4 9
4.9
5 0
5.0
4 7
4.7
4 7
4.7
5 6
5.6
5 0
5.0
インドネシア
6 3
6.3
64
6.4
6 8
6.8
7 2
7.2
7 3
7.3
7 3
7.3
7 2
7.2
6 4
6.4
64
6.4
韓国
3.5
3.9
3.4
3.3
2.7
2.5
2.2
2.9
3.3
韓国
0.5
0.4
0.4
0.5
0.7
0.7
0.7
1.3
1.3
マレーシア
5.0
6.3
6.5
5.6
5.7
5.6
4.9
4.7
6.0
マレーシア
0.1
0.9
1.8
2.1
2.5
3.3
3.1
2.1
3.2
フィリピン
6.1
5.6
6.7
5.5
6.6
5.0
5.6
7.1
6.1
フィリピン
2.5
2.4
2.2
1.6
1.2
0.8
0.6
3.0
4.1
シンガポール
5.4
4.6
2.3
2.8
2.1
2.8
1.8
4.4
3.0
シンガポール
-0.3
-0.3
-0.5
-0.4
-0.3
-0.4
-0.8
2.4
1.0
台湾
3.4
3.4
3.9
4.3
3.5
3.8
0.5
2.2
3.8
台湾
-0.2
-0.6
-0.8
-0.7
-0.6
-0.6
-0.5
0.8
1.2
タイ
0.7
-0.4
0.9
1.0
2.1
3.0
2.8
2.9
0.9
タイ
-0.5
-0.6
-1.0
-1.3
-1.1
-1.1
-1.2
2.2
1.9
2 0 1 5 Q1
2 0 1 5 Q2
2013
2014
(注)インドの年間成長率は会計年度(4~3月)。
(注)豪州は四半期データ。インドの年間CPI上昇率は会計年度(4~3月)。
(資料)ブルームバーグ、みずほ銀行
(資料)ブルームバーグ、みずほ銀行
■ 失業率
■ 経常収支
15/02
15/03
15/04
15/05
15/06
15/07
15/08
( %)
2013
2 0 1 4 Q1
2 0 1 4 Q2
2 0 1 4 Q3
2 0 1 4 Q4
( 対 G DP比 % )
( %)
( 対 G DP比 % )
先進国
先進国
米国
5.5
日本
3.5
3.4
3.3
3.3
3.4
3.4
11.2
11.2
11.1
11.1
11.1
10.9
ユーロ圏
2 0 1 3 Q4
2014
5.5
5.4
5.5
5.3
5.3
5.3
3.3
7.4
6.2
4.0
3.6
12.0
11.6
米国
-2.2
-2.2
-2.1
-2.1
-2.2
-2.3
-2.4
-2.3
-2.3
日本
0.8
0.3
-0.1
-0.1
0.5
1.6
2.3
0.8
0.5
ユーロ圏
1.8
1.8
1.7
2.0
2.0
2.3
2.6
1.8
2.1
英国
-4.5
-4.7
-5.4
-5.7
-5.9
-6.2
-4.5
-5.9
英国
5.6
5.5
5.5
5.6
5.6
5.5
7.6
6.3
豪州
-3.2
-2.4
-3.6
-3.3
-2.9
-3.3
-4.7
-3.4
-2.8
豪州
6.2
6.1
6.2
6.0
6.1
6.1
6.3
5.7
6.1
カナダ
-3.0
-2.7
-2.5
-2.2
-2.1
-2.5
-2.9
-3.0
-2.1
カナダ
6.8
6.8
6.8
6.8
6.8
6.8
6.8
7.1
6.9
エ マ ージ ングア ジ ア
中国
1.6
1.2
1.5
1.8
2.1
2.8
2.8
1.6
2.1
4.1
4.1
香港
1.5
1.6
2.1
2.4
1.9
2.0
2.4
1.5
1.9
3.4
3.2
インド
-2.6
-1.7
-1.0
-1.2
-1.4
-1.4
-1.3
-2.6
-1.4
6.1
5.8
インドネシア
-3.3
-3.2
-3.2
-3.0
-3.1
-3.0
-2.5
-3.3
-3.1
韓国
6.2
6.3
6.2
6.1
6.3
6.9
7.3
6.2
6.3
マレーシア
39
3.9
4 5
4.5
5 7
5.7
5 3
5.3
44
4.4
3 5
3.5
2 7
2.7
3 9
3.9
44
4.4
フィリピン
4.2
3.4
3.4
4.0
4.4
5.0
4.2
4.4
エ マ ージ ングア ジ ア
4.1
中国
香港
3.3
インドネシア
5.8
韓国
3.9
マレーシア
3.2
3.3
3.7
3.0
4.0
3.2
3.7
3.0
3.2
3.9
3.1
3.2
3.9
3.1
6.4
フィリピン
3.9
3.3
3.7
3.2
3.1
3.1
6.5
1.8
シンガポール
3.2
2.0
3.5
2.9
7.1
6.8
シンガポール
17.9
18.3
17.9
18.5
19.1
21.9
23.1
17.9
19.1
1.9
2.0
台湾
10.8
11.6
11.9
11.9
12.5
13.6
13.7
10.8
12.5
-0.8
1.1
2.6
2.2
3.3
4.0
5.1
-0.8
3.3
台湾
3.7
3.8
3.8
3.8
3.8
3.8
3.7
4.2
4.0
タイ
タイ
0.8
1.0
0.9
0.9
0.8
0.8
1.0
0.7
0.8
(注)インドの年間経常収支は会計年度(4~3月)。
(資料)ブルームバーグ、みずほ銀行
(資料)ブルームバーグ、みずほ銀行
20
みずほ銀行|みずほディーラーズアイ
■ 世界の政策金利
現 在 (%)
政策 転 換期
最近 の政 策変 更
直近 の政 策動 向
日付
水準 (%)
日付
(単 位:b p )
日付
決定 事 項
0 - 0.25
緩和: 2007/9/17
5.25
2008/12/16
-75-100
2015/9/17
現状維持
先進 国
米国
FFレート誘導目標
日本
無担保コ ル翌日物金利
無担保コール翌日物金利
0 10
0.10
2008/10/30
緩和: 2008/10/30
緩和
0 50
0.50
2010/10/5
0 10
0-10
2015/9/15
現状維持
ユーロ圏
主要リファイナンスオペ金利
0.05
緩和: 2011/11/3
1.50
2014/6/5
-10
2015/9/3
現状維持
英国
バンク・レート
0.50
緩和: 2007/12/6
5.75
2009/3/5
-50
2015/9/10
現状維持
豪州
キャッシュ・レート
2.00
緩和: 2011/11/1
4.75
2015/2/3
-25
2015/9/1
現状維持
カナダ
翌日物金利
0.75
緩和: 2015/1/22
緩和
1.00
2015/1/22
-25
2015/9/9
現状維持
エ マージングアジア
中国
1 年物貸出基準金利
4.60
緩和: 2012/6/8
6.31
2015/8/25
-25
2015/8/25
-25bp
インド
翌日物レポ金利
6.75
緩和: 2015/1/15
8.00
2015/9/29
-50
2015/9/29
-50bp
インドネシア
翌日物金利
7.50
緩和: 2015/2/17
7.75
2015/2/17
-25
2015/9/17
現状維持
韓国
7 日物レポ金利
1.50
緩和: 2012/7/12
3.00
2015/6/11
-25
2015/9/11
現状維持
マレーシア
翌日物金利
3.25
引き締め: 2010/3/4
2.00
2014/7/10
+25
2015/9/11
現状維持
フィリピン
翌日物金利
4.00
引き締め: 2014/7/31
3.50
2014/9/11
+25
2015/9/24
現状維持
タイ
翌日物レポ金利
1.50
緩和: 2011/11/30
3.50
2015/3/11
-25
2015/9/16
現状維持
ベトナム
リファイナンス金利
6 50
6.50
緩和: 2012/3/12
15 00
15.00
2014/3/17
-50
50
2014/12/23
現状維持
(資料)ブルームバーグ、みずほ銀行
21