ディジタル信号処理

2012年度(平成24年度)シラバス
ディジタル信号処理
Digital Signal Processing
3学年後期 選択2単位
担当教員:清水 能理
システム情報工学専門棟3階 I307室
オフィスアワー:12:00-12:40
【授業の到達目標・テーマ】
(1)複素数、z変換やフーリェ変換などの数学的用語の理解。
(2)現象の定性的理解。
(3)現象の数式による表現法および解法の理解。
【修得必達事項】
①離散時間、標本化、量子化、符号化、サンプリング定理などの用語の理解。
②フーリエ変換などの現象の定性的理解。
【授業の概要】
【内容・目的】
ディジタル信号処理を利用した機器には、CDプレーヤ、PHSなどのデジタル携帯電話、多チャンネルデジタルTVなどがあり、今後さまざまな形態のディジタル信号処理
システムが誕生すると予想される。ディジタル信号処理を効率よく習得するためには、詳細な理論展開に加えて、物理的イメージをいだくことが重要である。そのた
め、現象の定性的理解、数式による表現法および解法の基礎を学習する。
【位置づけ】
専門科目の情報分野に位置する。ロボット工学などの専門教科の基礎となるので、十分な学習が求められる。
【教育目標・時間】
【目標】
本教科に強く関わる学習・教育目標は、◎目標(D)情報技術の専門知識と応用展開能力を身につけ、社会の課題に対して実践的に対応できる技術者。
【時間】
目標(D)について、計22.5時間の授業を行う。
【授業計画】
第1回 信号の分類と表現(A/D変換、D/A変換)
第2回 基本的な離散時間信号
第3回 標本化定理
第4回 離散フーリエ変換(DFT)
第5回 スペクトル解析
第6回 高速フーリエ変換(FFT)
第7回 ディジタルフィルタの基礎
第8回 線形差分方程式
第9回 Z変換の定義
第10回 Z変換の性質
第11回 伝達関数と周波数応答
第12回 時間応答と安定性
第13回 周波数選択性ディジタルフィルタ
第14回 線形位相特性
第15回 授業のまとめと試験
(目標D)
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【準備学習の内容】
前回の演習問題を完成させること。テキストの次回講義部分を読んでおくこと。
【テキスト】
【参考書・参考資料】
「MATLAB対応 ディジタル信号処理」樋口龍雄、川又政征(昭晃堂)
「MATLABによるディジタル信号とシステム」足立修一(東京電気大学出版局)
【成績評価の基準・方法】
【その他】
定期試験(100点満点)で評価し、60点以上を合格とする。不合格者については再
試験を行うことがある。再試験は定期試験と同様にして評価する。
授業形態は、講義と演習を併用する。
授業コード:6050963001
【地球温暖化対策・環境・エネルギー関連科目】