ディジタル信号処理 Digital Signal Processing 第21講 FIR Filter (1) FIRディジタルフィルタ(1) 6.4 FIRフィルタの特性近似 FIRフィルタは, • • • • • インパルス応答が有限時間で終了する 非再帰部のみの(帰還部をもたない)標準形構造で表現される 帰還部(再帰部)を持たないので常に安定な系である 位相推移が周波数に比例する(完全線形位相特性をもつ) 波形伝送などを中心に広く応用されている • が,振幅特性を向上させようとすると系は複雑になる 6.4.1 直線位相特性 例題6.2 Nを奇数とする。係数がai=-aN-1-iであり,かつaN-1=0 のとき,FIRフィルタが直線位相であることを示す。 例題6.3 2次のFIR形伝達関数 H(z)=a0+a1z-1+a2z-2 に対応する零位相伝達関数を求めよ。 6.4.2 窓関数 窓関数法 例題6.4 N=3のとき,窓関数法による伝達関数の係数を求めよ。 方形窓とハミング窓 • ハミング窓やカイザー窓では周波数特性が 改善されていることが分かる
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