総合科目ガイダンス資料 ① 生命の科学と社会(Life Sciences and Our Society) 2015. 10.7 【伊藤亜紗】 前半は「環境」をテーマに、後半は「生と死」をテーマに、生命理工 or 社会理工の教員が毎回一人ずつ 話をします。ひとくちに「環境」や「生と死」といっても、常在菌から国際政治まで内容はさまざま。ひと つの問題について多様な切り口から考えます。そして、それらがすべてつながっていることを実感していた だきたいです。 講義日程 第1週 10/7(水) (伊藤)総合科目合同ガイダンス 第2週 10/14(水) (大上)病のありか 1 第3週 10/21(水) (大上)病のありか 2 第4週 10/28(水) (伊藤)環境思想の誕生 第5週 11/4 (水) (森田)国際環境ガバナンス:森林分野を事例に 第6週 11/11(水) (小林)化学物質と環境:公害の事例から 第7週 11/18(水) (中島)遺伝子組換え生物と環境 第8週 11/25(水) (下嶋)バイオエネルギー生産における遺伝子組換え植物の可能性と課題 第9週 12/2 (水) (伊藤ほか)総合討議 第 10 週 12/9 (水) (松下)イノベーションと生命倫理の相克1 第 11 週 12/16(水) (松下)イノベーションと生命倫理の相克2 第 12 週 1/6 (水) (一瀬)臓器移植と脳 第 13 週 1/13(水) (大谷)未定 第 14 週 1/20(水) (秦)医薬品と命の関わり 第 15 週 1/27(水) (伊藤ほか)総合討議 ② 社会の中の電気と技術(Electricity and Technology in Society) 【後藤 美香】 本講義では、電気・情報・技術史・経済学の専門家が、電気技術の歴史、実際の展開と応用を講義するこ とで、電気の社会における位置づけ、役割、電気と社会の関係について考えます。 講義日程 第1週 10/7(水) (後藤)総合科目合同ガイダンス 第2週 10/14(水) (後藤)電気事業の制度改革と将来像 第3週 10/21(水) (前島)電気の歴史概説と日本の電化 第4週 10/28(水) (前島)家電の登場と社会の変化:生活は変わるか 第5週 11/4 (水) (前島)映像技術の発達 第6週 11/11(水) (前島)コンピュータの歴史 計算する機械から社会の屋台骨へ 第7週 11/18(水) (前島)電子顕微鏡の発達史 広がる視野 第8週 11/25(水) (亀井)電気技術と文化財─遺跡を探り護る技術 第9週 12/2 (水) (亀井)地中レーダと電気探査 視覚とテレビ 第 10 週 12/9 (水) (亀井)地磁気で探る地下遺構 第 11 週 12/16(水) (亀井)3D 計測と文化財保護 第 12 週 1/6 (水) (山田)エネルギーの歴史:自然 - 人口 - 自然へ 第 13 週 1/13(水) (山田)半導体の歴史:石が計算する 第 14 週 1/20(水) (山田)半導体とエネルギー:石が発電する 第 15 週 1/27(水) (山田・亀井・前島・後藤)まとめと補足 ③ 医に展開する工学と生命倫理(Advanced Technology in Medicine and Bioethics) 【桑子敏雄】 人類の幸福な生活に貢献するために,人工臓器・器官の開発,福祉・医療機器の高度化から細胞や遺伝子 の操作に至るまでさまざまな工学技術が医学・医療の最前線に展開しつつある.理工系で学ぶ学部生がその 技術開発の現状と将来像を把握するとともに,開発を推進する上で遵守すべき基本的なルールおよび人間や 生物の尊厳に根ざした生命倫理について理解することを目的とする. 講義日程 第1週 10/7(水) (桑子)総合科目合同ガイダンス 第2週 10/14(水) (丸山)生体計測と倫理的配慮 第3週 10/21(水) (丸山)バイオメカニクスに根ざした生体計測 第4週 10/28(水) (進士)心臓移植・人工心臓と生命倫理 第5週 11/4 (水) (進士)人工心臓の研究開発と今後の技術課題 第6週 11/11(水) (八木)脳・神経を利用したインタフェース I 第7週 11/18(水) (八木)脳・神経を利用したインタフェース Ⅱ 第8週 11/25(水) (小俣)低侵襲外科手術ロボットシステム 第9週 12/2 (水) (小俣)低侵襲外科手術ロボットシステムを考える 第 10 週 12/9 (水) (大上)寿命延長の医科学 (解説) 第 11 週 12/16(水) (大上)寿命延長の倫理 (討議) 第 12 週 1/6 (水) (吉武)生殖補助医療技術と生命倫理 第 13 週 1/13(水) (吉武)生殖補助医療技術の倫理的問題を考える 第 14 週 1/20(水) (桑子)倫理的選択と利益相反 第 15 週 1/27(水) (教員全員)総合討論 ④ システム知の技法(Art of Systems Sciences) 【三宅美博】 本講義ではシステム科学やシステム思考を特徴づける様々なモデル化の技法を紹介し、その包括的な習得 をめざす。特に、ハードシステムアプローチ、複雑適応系アプローチ、ソフトシステムアプローチ等をとり あげ、複雑かつ多様な社会現象をモデル化し、設計し、支援するための、実践的アプローチとしてのシステ ム知とその数理的背景について学ぶ。これは理工系と社会科学系の教員が文字通り学際的に取り組むもので ある。 なお、本講義は5学期に開講される『システム知の探究』の発展科目として位置づけられるが、左記科目 を未履修の学生の場合でも、あるいは1年次や2年次に履修する場合でも、十分に興味を持つことができる ように設計されている。ビッグデータや経済物理学、エージェントシミュレーション、サービス科学、知能 システム、共創システムなど、システム知の最先端のトピックスについて学習できる貴重なチャンスでもあ る。 講義日程 第1週 10/7(水) (三宅)総合科目合同ガイダンス 第2週 10/14(水) (三宅)共創システムとその技法1:社会的コミュニケーションの分析 第3週 10/21(水) (木嶋)サービスシステムの実践と技法 第4週 10/28(水) (高安)ビッグデータと経済物理学1:複雑なシステムの数理 第5週 11/4 (水) (寺野)社会を識るシステム知1:推薦システムの原理と応用 第6週 11/11(水) (高安)ビッグデータと経済物理学2:金融システムの数理 第7週 11/18(水) (寺野)社会を識るシステム知2:エージェントシミュレーションとマーケティング 第8週 11/25(水) (高安)ビッグデータと経済物理学3:社会ネットワークの数理 第9週 12/2 (水) (新田)知能システムの数理1:論理と Web 情報処理 第 10 週 12/9 (水)休講 第 11 週 12/16(水) (新田)知能システムの数理2:数理議論学と議論解析 第 12 週 1/6 (水) (出口)サービスのシステム知 第 13 週 1/13(水) (出口)マネージメントのシステム知 第 14 週 1/20(水) (出口)制度設計のシステム知 第 15 週 1/27(水) (三宅)共創システムとその技法2:人工物ネットワークとしての構成 予備日 2/3 (水) (寺野)社会を識るシステム知3:マンガ教材でビジネスを体験する ⑤ 人間と情報システムの融合(Uniting of Humans and Information systems) 【小池康晴】 人間の心がおこなっている、考える(思考) 、覚える(記憶) 、感じる(感情)、話す(言語) 、認識す る(視覚)といった働きの全てにおいて、情報システムの利用は不可欠となり、またその利用の巧緻が 社会のありようにまで影響を与え始めている。人間と情報システムの融合について考えてみたい。この 問題を考察する中で、科学(サイエンス)と工学(テクノロジー)の方法で既に得られた知見と、今後 何を我々は知らねばならないのかの展望が、受講者の中に拓けることを期待する。 授業では知識や常識、意味が人間の心と情報システムの間でどのようにやりとりされているのか、感 情や知能のありようは、人間と情報システムの融合傾向にどのような影響を与えるのか、といった問い かけを通じて、認知科学、人間工学、心理物理学と情報通信工学関連の基本概念を学ぶ。 講義日程 第1週 10/7(水) (小池)総合科目合同ガイダンス 第2週 10/14(水) (小池)錯覚 第3週 10/21(水) (小池)情報システムとしての脳 第4週 10/28(水) (篠崎)音声コミュニケーションの仕組み 第5週 11/4 (水) (篠崎)機械による音声の認識 第6週 11/11(水) (中丸)人間の心の進化を捉える(1) 第7週 11/18(水) (中丸)人間の心の進化を捉える(2) 第8週 11/25(水) (金子)視覚の基礎特性とメカニズム 第9週 12/2 (水) (金子)眼球運動と情報システム 第 10 週 12/9 (水) (奥村)「ことば」による人間とシステムのコミュニケーション 第 11 週 12/17(水) (奥村)ビッグデータとしての「ことば」--ソーシャルメディアからのテキストマイニ ング 第 12 週 1/6 (水) (伊藤)人間工学概論 第 13 週 1/13(水) (伊藤)ヒューマン・エラー 第 14 週 1/20(水) (山口)色の知覚と映像の質感 第 15 週 1/27(水) (山口)奥行き知覚と立体映像ディスプレイ ⑥ 食料生産と未来技術(Food Production and Future Technology) 【嘉多山 茂】 地球の人口は現在 70 億人、2050 年には 90 億人を超すと見通されている。本科目においては、私た ち人類がどのような技術革新により 70 億人を支える食物を産み出し、そして、さらなる人口増加、資 源の枯渇などの厳しい状況をどのように乗り越えていくのかを学び、考える。 東工大の先生、他大学の先生、民間企業や国立研究開発法人で研究開発を主導されている方など多様 な経験を持っておられる先生方から話題を提供していただくため、食はもちろん、企業や国立研究所で の研究に対する考え方も学ぶよう期待している。 なお、受講される方は、2週目の講義に必ず出席してください。 講義日程 第1週 10/7(水) 総合科目合同ガイダンス 第2週 10/14(水) ガイダンス及び食料自給率を支える農業技術(嘉多山) 第3週 10/21(水) 農業の発達と技術革新(丸山:元農業・食品産業技術総合研究機構) 第4週 10/28(水) おいしさを創り出す食品加工機械、食品冷凍装置(篠崎:前川総合研究所社長) 第5週 11/4 (水) 環境・生態系に配慮した農業生産(安田:農業環境技術研究所領域長) 第6週 11/11(水) 遺伝子組換え農作物の開発と安全評価(田部井:農業生物資源研究所) 第7週 11/18(水) 作る漁業、殖やす漁業へ(延東:東京海洋大学教授) 第8週 11/25(水) 自動化・精密農業の展開(野口:北海道大学教授) 第9週 12/2 (水) バイオマス研究の動向(小原:アサヒグループホールディングス㈱バイオエタノール技術開発部長) 第 10 週 12/9 (水) 食品の安全と安全性向上のための技術(嘉多山) 第 11 週 12/17(水) 農業生産と資源の有効活用(中崎:東工大 第 12 週 1/6 (水) 昆虫食(阿良田) 第 13 週 1/13(水) 食品の貯蔵・保存技術(高井) 第 14 週 1/20(水) 冷凍技術の基礎と東工大における研究(大河:東工大機械物理工学専攻准教授) 第 15 週 1/27(水) 総括(まとめと議論)(嘉多山) 国際開発工学専攻教授) ⑦ 先端科学技術と知的財産権(Advanced ST and Intellectual Property to Systems Sciences)【金子宏直】 科学技術の法的保護、知的財産権をめぐる実務の最新事情を取り上げながら学習をする。財産法、特許法、 著作権法、商標法、経済法等について学習できる総合科目。四大学連合複合領域コース履修科目。弁理士等 を将来目指す予定の学生にも推奨する。 講義日程 第1週 10/7(水) (金子)総合科目合同ガイダンス 第2週 10/14(水) (金子)発明のプロセス、財産法基礎 第3週 10/21(水) (金子)知的財産法基礎 第4週 10/28(水) (安形)特許制度 第5週 11/4 (水) (太田)国際標準 第6週 11/11(水) (金子)(予備日)消費者保護と営業の保護(商標等) 第7週 11/18(水) (菅野)知的財産政策 第8週 11/25(水) (井口)特許訴訟 第9週 12/2 (水) (岡本 )ライセンス契約 第 10 週 12/9 (水) (辻河)知的財産法と競争法 第 11 週 12/16(水) (廣瀬)バイオ特許 第 12 週 1/6 (水) (金子)(予備日)情報セキュリティと知的財産 第 13 週 1/13(水) (小川)ソフトウェア著作権 第 14 週 1/20(水) (椙山)オンラインコンテンツ 第 15 週 1/27(水) (小倉)インターネット法・サイバー犯罪
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