11月のPMI製造業指数〜先進国で景況感が総じて改善(2015/12/4作成)

*グローバル投資環境
No.1211*
ご参考資料
髙木証券投資情報部
11月のPMI製造業指数~先進国で景況感が総じて改善
2015年12月4日作成
このほど出揃った11月のPMI製造業指数は、ユーロ圏各国で総じて改善したものの、全体と
してみるとまちまちだった。
ユーロ圏が10月の52.3から昨年4月以来の高水準となる52.8に上昇したほか、ドイツが10月
の52.1から52.9、イタリアが54.1から54.9、スペインが51.3から53.1にそれぞれ改善した。
また、オーストラリアが10月の50.2から2013年10月以来の高水準となる52.5に上昇した。一
方、米国が10月54.1から2013年10月以来の低水準となる52.8へ、英国も10月の55.2から52.7
に低下した。
新興国では、メキシコが10月から横這いながら53.0の高水準を維持したほか、トルコが10
月の49.5から50.9に改善、景況感の拡大・縮小の境目とされる「50」を4ヶ月ぶりに上回った。
一方、9月に「50」を割り込んだものの10月には「50」を回復したベトナムが再び49.4に低下
したほか、ブラジルは10月の44.1から髙木証券が継続的にウオッチしている28の国と地域の
中で最も低い水準に落ち込んだ。
(文責:勇崎 聡)
11月のPMI製造業指数
(出所:Bloombergのデータより髙木証券作成)
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