畑からのお便り 第10号 - 有機のがっこう土佐自然塾

こんにちは、“土佐自然塾”の福島で
す。先日、塾の畑で肥料を撒く手伝いを
してきました。そこで、ちょっとビックリ
したことがあったのです!
私が撒いた肥料は、「鶏糞(けいふ
ん)」といって、ニワトリの排泄物を乾燥
させたモノだったのですが、実はその肥料のニオイが
塾のスタッフに聞くと、肥料は、牛糞⇒豚糞⇒鶏糞の
順にキツクなるらしくて、鶏糞は数ある肥料の中でも、
NO.1!と言っていいくらいニオイが強いらしいのです。
どれくらいか?というと、「住宅地の畑では撒けないく
らい」というと想像しやすいでしょうか ^^;でもその分、
肥料としての効き目は 1 番高いとか。それくらい強烈な
効果!?なのですね。
今日は少し畑の上を離れて、塾生のネットワークの話
をしますね。土佐自然塾では、今居る塾生が7期生にな
り、これまでに約70名の塾生が卒業し、皆それぞれ自分
の信じる道を歩んでいるところです。
そんな卒塾生たちが、この2月に集まりました。
といって、塾を卒業した
仲間が集まる会を数年前から毎年開催しています。そこ
では各自が行っている事例の発表や情報交換が行われ
ており、期をまたいで交流する場となっています。
いざ就農しても、まわりには有機農業をしている農家
の方が少なかったり、取り組みをなかなか理解してもら
えなかったり…で、卒塾生も悩みを抱えていたりしてい
ることが話を聞いてみて分かりました。
そんな卒塾生にと
って、「ネットワークの
会」は、技術的なこと
はもちろん、地域との
交流の仕 方 な ど、多
岐にわたる意見交換
がなされる貴重な機
会でもあるのです。
普段聞けない話もここでは・・・
社会人を経験した
塾生が多いとはいえ、慣れない世界で色々な思いが交
錯することと思います。そんな時はココに来れば、塾長
を始めとして相談できる仲間がたくさんいますから。
紹介NO.9 『ポリポリ食べる姿が何よりの幸せ』
■土佐自然塾7期生: 福島 毅(ふくしま たけし)
「農家の方には、
音楽とか芸術が好き
な方って多いのです
よ!」と、笑顔で話さ
れる福島さん。
実は、福島さんは、
2011年の原子力災害
を機に、
という思いから自然塾へ
入塾、高知県へ移住されました。
入塾して 1 年になり、今では有機農業の頼れる担い手
となった福島さんですが、塾に来るほんの数か月前まで
は農業に関してはまったく無関心だったそうです!!
どれくらい関心がなかったか?というと・・・
「水さえ与えていれば誰でも収穫できる!?」という、
しいたけ栽培キットを買っても、水をやらずに枯らした…
そんな経験もあるくらいだそうです(笑)
高知での暮らしも落ち着いた今、3才の息子さんが、
畑で掘りたての人参をポリポリ食べている姿を見るの
が何とも言えない幸せだそうです。
そうおっしゃられる福島さん。
お客さまに、野菜と一緒にその温かい笑顔を届けて
あげてくださいネ!
有機のがっこう「土佐自然塾」
〒781-3401 高知県土佐郡土佐町土居 630
0887-82-1700
info@tosa-yuki. com
http://www.tosa-yuki.com/
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