(1) Kn (n ≧ 1)

年 番号
1
k は 1 以上の整数であるとする.連続した整数が書かれた 2k ¡ 1 枚のカードが 1 組あり,その中
2
氏名
下の図のように,F1 を 1 辺の長さが 1 の正三角形とする.F1 の 3 つの辺のそれぞれを 3 等分
に無作為に選ばれた当たりが一枚だけ含まれているとする.次のようなルールで当たりのカー
し 3 つの線分に分ける.この 3 つの線分の中央の線分に,その線分を 1 辺とする正三角形を F1
ドにたどりつくことを考える.
の外側に追加して得られる多角形を F2 とする.次に,F2 の 12 個の辺のそれぞれを 3 等分し 3
‘ カード のうち,ちょうど 真ん中の整数の書かれたカード をひく.それが当たりなら終了する.
つの線分に分ける.この 3 つの線分の中央の線分に,その線分を 1 辺とする正三角形を F2 の外
’ ハズレならば,真ん中の整数より大きいカード の組と小さいカード の組に分ける.
側に追加して得られる多角形を F3 とする.以下同様にして,F4 ; F5 ; F6 ; Ý を作るものとす
“ 当たりのカード の含まれた組を教えてもらい,その組に対して,‘ に戻って繰り返す.
る.Fn の辺の個数を Kn ,周の長さを Ln ,面積を Sn とする.
このルールのもとで,ひいたカード の枚数の期待値を Ek とおく.このとき,次の問いに答えな
さい.
(1) E1 ; E2 ; E3 ; E4 を求めよ.
(2) Ek+1 を Ek を用いて表せ.
1
(3) dk = Ek ¡ k (Ek + 1) とおくとき,dk のみたす漸化式を求めよ.
2
(4) Ek を求めよ.
k
(5) lim (Ek ¡ k) を求めよ.ただし, lim k = 0 であることを用いてもよい.
k!1
k!1 2
( 高知大学 2014 )
(1) Kn (n = 1) を求めよ.
(2) Ln (n = 1) を求めよ.
(3) S1 と Sn ¡ Sn¡1 (n = 2) を求めよ.
(4) Sn (n = 1) を求めよ.
(5) 数列 fLn g の極限を調べよ.
(6) 数列 fSn g の極限を調べよ.
( 日本女子大学 2013 )
3
関数 f0 (x),f1 (x),f2 (x),f3 (x),f4 (x) は,n = 0; 1; 2; 3 に対して,fn (0) が 0 に一致
しないときか一致するときかという場合に応じて fn+1 (x) を fn (x) から定める関係式
d
f (x)
dx n
fn+1 (x) = [ Z
(fn (0) Ë 0)
x
0
fn (t) dt + 1 (fn (0) = 0)
をみたしているとする.
(1) f0 (x) = x のとき,f4 (x) を求めよ.
(2) f1 (x) = 0 ならば,f0 (x) は定数であることを証明せよ.
(3) f2 (x) = 0 ならば,f0 (x) = ax + b( a; b は定数)と表されることを証明せよ.
( 埼玉大学 2014 )