2学期末 数学演習a ⑥ ( )組( )番 名前( ) 1 次の数の組の最大公約数と最小公倍数を求めよ。 (1) 36,378 (2) 462,1155 (3) 60,135,195 (4) 180,336,4410 2 a,b は整数とする。a を 7 で割ると 3 余り,b を 7 で割ると 4 余る。このとき,次の数 を 7 で割った余りを求めよ。 (1) a +2b (2) ab (3) a 4 (4) a 2013 3 n を自然数とするとき,m ( n で, m と n が互いに素であるような自然数 m の個数を f 0 n1 とする。 (1) f 0 15 1 の値を求めよ。 (2) p,q は異なる素数とする。このとき,f 0 pq1 を求めよ。 (3) p は素数,k は自然数とする。このとき,f 0 p k1 を求めよ。 -1- 1 解説 (1) 36= 2 2 ・ 3 2 378=2 ・ 3 3 ・ 7 最大公約数は 2 ・ 3 2 =18 最小公倍数は 2 2 ・ 3 3 ・ 7=756 (2) 462=2 ・ 3 ・ 7 ・ 11 1155=3 ・ 5 ・ 7 ・ 11 最大公約数は 3 ・ 7 ・ 11=231 最小公倍数は 2 ・ 3 ・ 5 ・ 7 ・ 11=2310 (3) 60= 2 2 ・ 3 ・ 5 135= 3 3 ・ 5 195=3 ・ 5 ・ 13 最大公約数は 3 ・ 5=15 最小公倍数は 2 2 ・ 3 3 ・ 5 ・ 13=7020 (4) 180= 2 2 ・ 3 2 ・ 5 336= 2 4 ・ 3 ・ 7 4410=2 ・ 3 2 ・ 5 ・ 7 2 最大公約数は 2 ・ 3=6 最小公倍数は 2 4 ・ 3 2 ・ 5 ・ 7 2 =35280 2 解説 a =7q +3 ,b =7q - +4 (q,q - は整数) と表される。 (1) a +2b =7q +3+20 7q - +4 1 =70 q +2q - 1 +3+8 =70 q +2q - +1 1 +4 したがって,求める余りは 4 (2) ab = 0 7q +3 10 7q - +4 1 =49qq - +70 4q +3q - 1 +12 =70 7qq - +4q +3q - +1 1 +5 したがって,求める余りは 5 (3) a 2 = 0 7q + 3 1 2 =49q 2 +42q +9 =70 7q 2 +6q +11 +2 よって,a 2 =7m +2 (m は整数) と表されるから a 4 = 0 a 21 2 = 0 7m + 2 1 2 =49m 2 +28m +4 =70 7m 2 +4m1 +4 したがって,求める余りは 4 (4) a 3 を 7 で割った余りは,3 3 を 7 で割った余り 6 に等しい。 よって,0 a 31 2 = a 6 を 7 で割った余りは,6 2 =36 を 7 で割った余り 1 に等しい。 a 2013 = a 2010a 3 = 0 a 61 335 ・ a 3 であるから,求める余りは,1 335 ・ 6=6 を 7 で割った余りに 等しい。したがって,求める余りは 6 t [(1) ~ (3) 割り算の余りの性質を利用した解法] (1) 2 を 7 で割った余りは 2 (2=7 ・ 0+2 ) であるから,2b を 7 で割った余りは 2 ・ 4=8 を 7 で割った余り 1 に等しい。 -2- ゆえに,a +2b を 7 で割った余りは 3+1=4 を 7 で割った余りに等しい。 よって,求める余りは 4 (2) ab を 7 で割った余りは 3 ・ 4=12 を 7 で割った余りに等しい。 よって,求める余りは 5 (3) a 4 を 7 で割った余りは 3 4 =81 を 7 で割った余りに等しい。 よって,求める余りは 4 3 解説 (1) 15=3 ・ 5 であるから,f 0 15 1 は 1 から15 までの自然数のうち, 1 ・ 3 ,2 ・ 3 ,3 ・ 3 ,4 ・ 3 ,1 ・ 5 ,2 ・ 5 ,3 ・ 5 を除いたものの個数であるから f 0 15 1 =15-7=8 (2) p,q は異なる素数であるから,pq と互いに素である自然数は,p の倍数でも q の倍 数でもない自然数である。 ゆえに,f 0 pq 1 は,1 から pq までの pq 個の自然数のうち p,2p,……,0 q -11 p,pq;q,2q,……,0 p -11 q,pq を除いたものの個数である。 よって f 0 pq 1 = pq - 0 p + q -1 1 = pq - p - q +1 = 0 p -1 10 q -1 1 (3) 1 から p k までの p k 個の自然数のうち,p の倍数は p k & p = p k-1 (個) あるから, f 0 p k1 は p の倍数でないものの個数を求めて f 0 p k1 = p k - p k-1 8 v f 0 p k1 = p k 1 - 1 としてもよい。 p 9 -3-
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