府中市の重要有形文化財に指定 『南宮神社神像群』

府中市の重要有形文化財に指定
『南宮神社神像群』
◆種別、名称
府中市指定重要有形文化財「南宮神社神像群」
◆員数
11 躯
◆製作の年代
女神坐像1 体、童子 立 像 1 体、童女 立 像 1 体:平安時代 12 世紀
じょしん ざ ぞ う
ど う じ りゅうぞう
だんしん ざ ぞ う
じょしん ざ ぞ う
どうじょりゅうぞう
男神坐像4 体、女神坐像3 体:鎌倉時代 13 世紀
だんしんりゅうぞう
男神 立 像 1 体:鎌倉時代 13 世紀
平成 27 年 5 月 1 日付で、府中市の重要有形文化財に指定されました。
南宮神社の神像は平安時代の終わりから鎌倉時代にかけて造られたものですが、通常2
体か3体で構成される神像が、南宮神社には数多く残されています。神像は、仏教の影響
を受けて造られるようになったもので、目に見えない神の姿を人に近い形で表現しており、
南宮神社の神像群は、神々の社会をあらわしている全国的にも稀な神像群ではないかとも
言われています。
これらの神像群は、府中市にとって大変貴重な文化財であり、末永く後世へ伝えていく
ため、このたび、府中市の重要有形文化財として指定しました。
南宮神社の神像は、ほぼ人目に触れることなく長い年月祀られてきました。今もこれか
らも、地域の人々の厚い信仰によって、大切に守られていくことでしょう。
南宮神社の文化財:
神像群以外に、
「本殿」
「鐘撞堂・
随身門」が府中市指定重要有形文
化財に指定されています。これら
の建物は、江戸時代初めに再建さ
れたもので、貴重な建造物です。