Oct. 2015

Oct. 2015
開催要項
展覧会名: 備前刀剣王国
会 期: 平成27年11月29日[日]~平成28年1月24日[日]
会 場: 佐野美術館
開館時間: 午前10時~午後5時(入館の受付は午後4時30分まで)
休 館 日: 木曜日・12月25日[金]~1月4日[月]
入 館 料: 一般・大学生1,000円 小・中・高校生500円
*毎週土曜日は小中学生無料
主 催: 佐野美術館、文化庁、三島市、三島市教育委員会
後 援: 静岡県教育委員会
協
賛: 伊豆箱根鉄道株式会社
展覧会の趣旨
佐野美術館は、2015年11月29日[日]から2016年1月24日[日]までの期間、数多の名工を輩出し
た備前国(現岡山県)の刀剣史をたどる展覧会「備前刀剣王国」を開催します。
備前の刀剣は、それ以外の作刀の主要地域として知られる、山城、大和、相州、美濃と比しても
質量ともに他を凌ぐほどの豊かさを誇ります。
刀剣王国としての礎が築かれた平安時代後期から終焉を迎える室町時代後期までの約400年
を、国宝6件、重要文化財8件を含む刀剣約60件でご紹介します。
やましろ
やまと
そうしゅう
みの
展覧会のみどころ
本展は、日本を代表する名刀をご覧いただくとともに、備前刀史を俯瞰することのできる充実の
内容で、備前刀の醍醐味を存分にお楽しみいただけます。
刀剣王国400年は奥深く多様です。実質的なはじまりとされる古備前物の双璧・友成と正恒、一
文字派の始祖・則宗、福岡一文字派の雄・吉房、大工房を構え盤石な地位を築いた長船派の
光忠・長光・景光、南北朝時代同派を牽引した兼光。さらに、主要流派に属さない名工や、「小反
り物」と呼ばれる一群。各時代で盛隆した流派を中心に6章で展覧会を構成しています。
日本刀は作品そのものの美しさはもちろん、名だたる武将にゆかりの作や、その切れ味にちな
んだエピソードを持つ作など、歴史的背景も魅力のひとつです。斬られた人が見返ったことから
「見返元重」と称された刀は、庄内酒井家伝来で昭和61年に盗難されて以来行方不明でしたが、
本年30年振りにふるさとでお披露目された後、本展に出品されることとなりました(展示期間:11月
29日[日]~1月13日[水])。
ともなり
もんじ
みつただ
のりむね
ながみつ
かげみつ
よしふさ
かねみつ
主なイベント
◆講演会「はじめの一歩・日本刀入門 ―その強さ、気高さ、美しさ」
11月29日[日] 14:00~16:00 講師:渡邉妙子(佐野美術館館長)
◆講演会「古備前物の魅力 ―刀剣王国の始まり」
12月12日[土] 14:00~16:00 講師:渡邉妙子(佐野美術館館長)
まさつね
いち
おさふね
こぞ
Oct. 2015
広報用画像
本展の紹介記事等を掲載される場合には、1~6の画像とをデータで提供できます。
電話、FAXまたはメールでご連絡ください。
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1. 国宝 太刀 銘 正恒 平安時代~鎌倉時代 国(文化庁保管)
2. 国宝 太刀 銘 吉房 鎌倉時代 東京国立博物館蔵
3. 国宝 刀 金象嵌銘 光忠 光徳(花押)/生駒讃岐守所持〈号 生駒光忠〉 鎌倉時代 永青文庫蔵
4. 国宝 薙刀 銘 備前国長船住人長光造 鎌倉時代 佐野美術館蔵
5. 重要美術品 刀 金象嵌銘 波およき末代剱兼光也/羽柴岡山中納言秀□所持之〈名物 波游兼光〉 南北朝時代 (株)ブレストシーブ蔵
6. 重要文化財 刀 折返銘 備前長船住元重(明治元年の金象嵌銘有り)〈号 見返元重〉南北朝時代 (株)ブレストシーブ蔵
[展示期間:11月29日(日)~1月13日(水)]
お問い合わせ
佐野美術館 広報グループ 深沢
〒411-0838 静岡県三島市中田町1-43 Tel. 055-975-7278 Fax. 055-973-1790
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