宝山寺の美術工芸品が重要文化財指定の 答申を得ました。

報道資料
平成 28 年 3 月 11 日
奈良県生駒市
宝山寺の美術工芸品が重要文化財指定の
答申を得ました。
平成28年3月11日(金)に開催された国の文化審議会文化財分科会の審議等を経て、
市内の文化財である宝山寺の美術工芸品(5軀、1基)が重要文化財指定の答申を得まし
た。この答申を受け、本市では生駒ふるさとミュージアムで速報パネル展示を3月12
日(土)より実施します。
<重要文化財指定の答申を得た文化財>
もくぞうふどうみょうおうおよびきょう じ ぞ う
・木造 不動明王 及 脇 侍像 5軀
ふどうみょうおう ざ ぞ う
こ ん が ら ど う じ りゅうぞう
不動明王坐像
矜羯羅童子 立 像
せ い た か ど う じ りゅうぞう
制吒迦童子 立 像
れ ん げ きっしょうてん
蓮華 吉 祥 天
や く し に りゅうぞう
薬厠抳 立 像
どうぞうく り か ら りゅうけん
・銅造倶利伽羅 竜 剣
1基
たんかい
真言律宗の傑僧、湛海(1629~1716)の開いた宝山寺の本尊で、不動明王を中心とする
群像。不動は湛海の自作で、同人が数多く製作した不動像の中で最も迫力に勝り、その
代表作である。脇侍のうち二童子は湛海の前半生においてその仏像製作を支えた仏師、
いんたつ
院達の手になるとみられ、江戸時代彫刻中の優品である。これらの生彩に富んだ造形は、
宗教者による旺盛な造形活動と、伝統的な職業仏師の接触が生んだ成果であり、その点
で本像は江戸彫刻の特質をよく示す作例と評価される。
※文化庁の指示により、3月11日17時以降に情報の解禁をお願いいたします。
〈不動明王坐像〉
〈矜羯羅童子立像〉
〈制吒迦童子立像〉
問い合わせ
生駒市教育委員会 生涯学習課
担当:錦・吉田・岡本
☎0743-74-1111、内線 646