港湾の治安情勢 – 最新情報 / Yemen – port security situation

Gard Alert
イエメン – 港湾の治安情勢 – 最新情報
こちらは、英文記事「Yemen – port security situation – update」
(2015
年 8 月 27 日付)の和訳です。
Ras Isa(ラス・イサ)港は閉鎖継続中ですが、Aden(アデ
ン)港、Saleef(サリーフ)港、及び Hodeidah(フダイダ)
港は通常業務を再開しました。
2015 年 8 月 27 日現在の状況
イエメンの Gard のコレスポンデントによりますと、アデン
港とサリーフ港において民間企業の通常業務が再開されました。アデン港湾公社(Port of Aden
Headquarters)
が発行した 2015 年 8 月 13 日付の港湾サーキュラーには以下のように記載されています。
「各種港湾サービス(牽引、水先案内、係留・離岸など)を利用いただける準備が整いました。当公社
は、サービス提供者の皆様に対して、当港が 4 か月の閉鎖期間を経て再び各種港湾サービスを提供でき
るようになったことを国際海運会社、輸出入業者、荷主等の各関係者にお知らせいただくよう要請いた
します。」
フダイダ港においても貨物の荷役が再開されたとのことです。同港は 2015 年 8 月 17 日、サウジアラビ
ア主導の連合軍が空爆し、港湾施設内のバース、倉庫、港湾管理オフィス、税関の建物が深刻な損傷を
受けました。
ラス・イサ港はイエメンにおいて戦闘が開始されて以降、現在まで閉鎖中です。
赤い印の付いた港は閉鎖中、緑色の印の付いた港は業務を再開した港です。(情報源:イエメンの GAC)
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また、アデン港の位置する Ma’alla 地区と Steamer Point 地区では依然として水・電力の供給が停止状態で
あることに留意してください。これにより、港湾の効率性が影響を受けるだけでなく、港内の航行援助
の信頼性が損なわれたり、実施できなくなる場合があります。各船の船長は、入港・出港の際には細心
の注意を払うことが求められます。
推奨事項
2015 年 5 月 6 日付の「Gard Alert:イエメン - 港湾の治安情勢 – 最新情報」でお伝えしましたように、
船員らに注意喚起し、イエメン海域に入るまたは通過する際には事前に関連リスクの評価を実施するよ
うにしてください。イエメンの政治状況は依然として不安定であるため、船舶代理店、Gard のコレスポ
ンデントなどの現地の情報源と緊密に連絡をとり、適時入手可能な最新の情報を入手するようにしてく
ださい。
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