信更中学校 校長室便り 第4号

平成27年 7月24日(金)発行
信更中学校
校長室便り
第4号
~信更の子どもたちが、スズランの花のごとく明るく清らかに伸びてほしいとの願いを込めて~
一学期 無事に終わる
一週間前に梅雨が開け、ここ信更中学校の周りでもニイニイゼミの声
をかき消すかのようにアブラゼミが夏本番の時の声を響かせています。
おかげ様で、一学期を無事に終えることができそうです。3年生のよ
さが溢れた修学旅行、地域の力をお借りしての「信更学」
、1・2年生連
真夏の学び舎と信更坂
学年行事「根子岳登山」
、生徒・保護者・同窓会・職員で力を合わせた資
源回収・PTA 作業、夢を追って日々ひたむきに努力した部活動と、どれ
をとっても生徒の成長が見られるものでした。そして、日々の授業・挨
拶・清掃・終末マラソン・合唱・人権学習などの教育活動を通して、6
名の新入生もすっかり一人前の中学生に成長しました。
一学期 私が感動した 「挑戦して乗り越える」
全校生徒数26名と少ない学校ですが、「ひとつひとつのことを大切にして全校で全力で取り組む」
これは、我が信更中学校のよさです。また、5月の校長講話で「挑戦して乗り越えること」をお話しま
した。その二つのことがよく現れていて私が感動したエピソードを紹介します。
それは、壮行会に向けての応援練習と当日の全校応援の姿です。中体連市中大会と中体連県大会及び
吹奏楽部北信大会に向けた二つの壮行会がありました。それに向けた放課後の応援練習と当日の応援は、
まさに「挑戦して乗り越える」姿そのものでした。選手、部員がステージに登壇すると、フロアで応援
できるのはわずか10名ほどです。その生徒たち一人一人がそれこそ全身から声を出して応援するので
す。その姿に触れ、私は涙が出そうなくらい感動しました。何回もの炎天下での応援練習を乗り越えて、
壮行会当日に 100%以上の声で応援する。本当に気持ちのこもった壮行会となりました。それを指導し
た担当職員はもとより、応援リーダーを務めた生徒、それに応えた全校生徒に敬意を表します。
バドミントン部 男子団体 県大会3位の大健闘!!
吹奏楽部 北信大会「雅風」でベストパフォーマンス!
7 月 14 日(火)バドミントン部県大会及び吹奏楽部北信大会壮行会の激励の言葉の一部を抜粋
して掲載させていただきます。
吹奏楽部の皆さん、6名の気持ちの入った演奏でした。4月、新たに1年生1名を加え、ひたむ
きに大好きな楽器と向き合って技術を磨いてきました。そして、いよいよ「晴れの舞台」である
長野県中学校吹奏楽コンクール北信大会に出場する日がやってきます。今年も、昨年に引き続き、
中条中学校の吹奏楽部6名のメンバーとの合同参加です。一緒に練習する時間も週末の数時間だ
けという非常に限られた中で、他校とは比べものにならない大きなハンデを背負いながらも、本
当に今日ここまで、粘り強く練習に打ち込んできました。その道のりを考えながら演奏を聴いて
いたら胸にこみ上げてくるものがありました。吹奏楽部のひたむきな活動を通して培った皆さん
の人間的成長に心から敬意を表したいと思います。
そして、今日皆さんに贈る激励の言葉は、「心重ねて、心ひとつに」です。「心重ねて、心ひと
つに」した演奏を、会場であるホクト文化ホール大ホールのステージで体験してきてください。
そこには必ず、聴いている人を感動させる音楽、信更中学校と中条中学校にしかできない音楽、
技術を超えた心振るわす音楽があるはずです。皆さんのベストパフォーマンスを期待しています。
次に、バド部の皆さん、まずは、団体、ダブルス2ペアの県大会出場おめでとうございます。
嬉しい反面、悔しい東北信大会でもあったことでしょう。しかし、皆さんは、東北信の強豪とし
て、この県大会に出場します。
そこで、皆さんに贈る言葉は、
「東北信大会のリベンジに燃えて、チャレンジ」です。この県大
会は、皆さんにとって、北信越大会を目指す単なる大会ではありません。悔しさをエネルギーに
して挑む大会です。また、先輩方が為し得なかった北信越大会初出場に挑戦する大会です。
とはいえ、やることは同じです。
「絶対負けない」と自分に言い聞かせて、自分を信じ、友を信
じ、苦しい時ほど声を出して、粘り強くシャトルを追うだけです。何も怖がることはありません。
プレッシャーを楽しみながら、今までの練習でやってきたことを信じてプレーするだけです。
明日からは1・2年生の根子岳登山です。顧問の先生方がいない中での練習となります。大会
までどんな「学校生活」を送ることができるのか、顧問の先生のいない3年生だけの部活動の中
でどんな練習や大会に向けての準備ができるのか、
「チーム3年生」の本当の力が試される時です。
その意味で、団体戦はもう始まっています。アンサンブル(団体演奏)はもう始まっているの
です。皆さんが「チーム3年生」として、顧問の先生がいなくても自律心をもって自ら立つこと
を期待し応援しています。健闘を祈ります
信更中バド部を支えた4人の3年生
吹奏楽部の6人のメンバー
(文責
小山
貴)