台風11号の直撃が懸念された島根県は、一学期の終業式を予定していた17日が臨時休校となり、ほとんどの学校が16日に終業式を決行する事態となりました。出雲地方では16日の夕方から17日の早朝にかけては強風が吹き荒れ、農作物に被害が出たようですが、17日は穏やかな一日となりました。台風の進路の東側に当たる地域では猛烈な暴風雨による被害が報じられました。台風被害を受けられた地域の皆様にお見舞い申し上げます。さた、台風１１号の接近により開催が危ぶまれた海岸清掃でしたが、穏やかに晴れた19日の早朝に実施されました。午前6時には長浜地域や湖陵地域から本当にたくさんの方々が出かけられ、清掃活動に取り組まれました。清掃場所は国引きの神話にも登場する三瓶山を杭として島根半島の西部を引っ張った綱の跡、長浜から西浜へと延びる砂浜海岸です。神戸川河口から南西に約2キロの差海川河口を経て、キララ多伎に及ぶ海岸線です。私は、5時40分差海川河口から神戸川河口に向けて歩き始めました。往復で40分ほどでしょうか。長浜区域に入ると浜山中学校の生徒のみなさんもたくさん参加していました。サッカーのユニホームに陸上のユニホームとにぎやかに汗を流していました。長い長い砂浜にはたくさんのゴミが打ち上げられていました。一番多かったのは漁業に使う網やロープ、浮きや発泡スチロールでしょうか。遠く大陸から流れ着いたゴミも目を引きました。以前に比べたらペットボトルなどの日常生活のゴミはかなり少なくなったように感じました。 7時15分過ぎに終了の合図がありました。到底きれいには拾いきれないだろうと思っていた海岸が見違えるほどにきれいになっていました。一人の力はそれほど大きくはないのですが、みんなが力を合わせればすごいことができるんだと再認識しました。私が行けなかった差海川の河口左側にも湖陵地域の方々がたくさん出かけられました。その中に湖陵中生徒の姿もあったようです。野球部員は練習試合が組まれていましたが、その前にと清掃作業に参加したようです。「あっぱれ!! こそ湖陵中生だ!!」それで