- 1 - < 平成28年度入学者選抜試験・短答式サンプル問題「刑事訴訟法

< 平成28年度入学者選抜試験・短答式サンプル問題「刑事訴訟法」 > 次の【 文章 】は,違法収集証拠の証拠能力に関する最高裁判例の一部である。 【 文章 】の空欄(アからクまで)に,下記の【 語群 】(aからpまで)の中
から適切な語句を選んで埋めた上で,下記の各問に答えなさい。(No.1及び No.2) 【 文章 】 違法に収集された( ア )の証拠能力については,憲法及び( イ )になんらの
規定もおかれていないので,この問題は,( イ )の解釈に委ねられているものと解
するのが相当であるところ,( イ )は,「刑事事件につき,公共の福祉の維持と個
人の( ウ )の保障とを全うしつつ,( エ )を明らかにし,刑罰法令を適正且つ
迅速に適用実現することを目的とする。」(同法一条)ものであるから,違法に収集さ
れた( ア )の証拠能力に関しても,かかる見地からの検討を要するものと考えられ
る。ところで,刑罰法令を適正に適用実現し,公の秩序を維持することは,刑事訴訟の
重要な任務であり,そのためには( エ )をできる限り明らかにすることが必要であ
ることはいうまでもないところ,( ア )は押収手続が違法であつても,物それ自体
の性質・形状に変異をきたすことはなく,その存在・形状等に関する価値に変りのない
ことなど( ア )の証拠としての性格にかんがみると,その押収手続に違法があると
して直ちにその証拠能力を否定することは,( エ )の究明に資するゆえんではなく,
相当でないというべきである。しかし,他面において,( エ )の究明も,個人の
( ウ )の保障を全うしつつ,適正な手続のもとでされなければならないものであり,
ことに憲法( オ )条が,憲法三三条の場合及び令状による場合を除き,住居の不可
侵,捜索及び押収を受けることのない権利を保障し,これを受けて( イ )が捜索及
び押収等につき厳格な規定を設けていること,また,憲法( カ )条が法の適正な手
続を保障していること等にかんがみると,証拠物の押収等の手続に,憲法( オ )条
及びこれを受けた( イ )二一八条一項等の所期する( キ )の精神を没却するよ
うな重大な違法があり,これを証拠として許容することが,将来における違法な( ク )
の抑制の見地からして相当でないと認められる場合においては,その証拠能力は否定さ
れるものと解すべきである。 【 語群 】 a.供述証拠 b.証拠物 c.刑法 d.刑訴法 e. 生存権 f.基本的人権 g.事案の真相 h.三一 i.三二 j.三五 k.当事者主義 l.民主主義 m.令状主義 o.捜査 p.公判 問1 上記【 文章 】の空欄中アからエまでには,上記【 語群 】aからgまでの中
からそれぞれどの語句が入るか。その組合せとして正しいものを,次の1から5のう
ちから選びなさい。(No.1) 1. アにa,イにcがそれぞれ入る。 2. アにb,イにcがそれぞれ入る。 3. イにd,ウにeがそれぞれ入る。 4. イにd,ウにfがそれぞれ入る。 5. ウにe,エにgがそれぞれ入る。 - 1 - 問2 上記【 文章 】の空欄中オからクまでには,上記【 語群 】hからpまでの中
からそれぞれどの語句が入るか。その組合せとして誤っているものを,次の1から4
のうちから選びなさい。(No.2) 1. オにjが入る。 2. カにhが入る。 3. キにkが入る。 4. クにoが入る。 - 2 -