ポイント1;かかれている情報を読み取る 良い例;一人の男の子は寝られ

■ポイント1;かかれている情報を読み取る
良い例;一人の男の子は寝られなかった。なぜなら、他の子たちの
寝相が悪かったからだ。
悪い例;一人の男の子は寝られなかった。なぜなら、夜になるとお
ばけが出ると思っていたからだ。
絵から情報を読み取れていない場合は、考え直してもらいます。その際、
「おばけの話は
どこにかいてある?」というような質問をすることにより、絵の情報から読み取っていな
かったことに気付いてもらいます。
■ポイント2;一文を短く、つなぐ言葉(接続詞)を使う
良い例;二人は授業中なのに話していた。だから、先生は静かに授業を聞
きなさいと注意した。
悪い例;二人は授業中に話していて、先生がうるさくて怒った。
「何となく伝わるからいい」ではなく、より正確に伝わる文にすることを心がけてもら
います。そのために、まずは主語と述語の関係を意識しやすい短い文で書き、文と文のつ
ながりを意識させるために、つなぐ言葉を入れてもらいます。
■ポイント3;より適切な表現を考える
良い例;クラスの子たちが大きな声を出して一生懸命応援した。
悪い例;クラスの子たちが「フレー!フレー!」と言った。
絵にある言葉ではなく、絵が表している内容を読み取り、それが伝わるように表現する
ことを考えてもらいます。そのため、子どもたちがそれを意識するよう、
「言った」
「思っ
た」を使わないように指導しています。それにより、「ほめた」「注意した」
「嬉しかった」
「戸惑った」など内容がより伝わる表現を考えるようになります。
■ポイント4;知らない言葉の意味を推測する
漫画の中に知らない言葉が出てきたとき、質問されても教えずに子どもたち自身に前後
関係から推測してもらいます。
たとえば、
『コボちゃん』の中で、お父さんが銭湯で「手ぬぐいを忘れた」と困りながら、
バスタオルで体を洗おうとしている場面があります。その情報から、
「手ぬぐい」というの
は体を洗うためのタオルであることが推測できます。