事　務　連絡平成28年2月19日管内関係機関　担当者　様長崎県県北保健所地域保健課　健康対策班感染症発生動向についてこのことについて、第6週（2月8日　～2月14日）の動向をお知らせします。定点あたり患者数（１医療機関当たりの平均報告数）感染症の疾病インフルエンザＲＳウイルス感染症咽頭結膜熱Ａ群溶血性レンサ球菌咽頭炎感染性胃腸炎水　痘手足口病伝染性紅斑突発性発疹百日咳ヘルパンギーナ流行性耳下腺炎急性出血性結膜炎流行性角結膜炎細菌性髄膜炎無菌性髄膜炎マイコプラズマ肺炎クラミジア肺炎感染性胃腸炎（ロタウイルス）県北保健所管内（平戸市、松浦市、佐々町）長崎県全国平成28年3週平成28年4週平成28年5週平成28年6週平成28年6週平成28年6週 8.25 1.00 1.33 0.67 11.00 0.67 0.00 1.33 1.00 0.00 0.00 2.67 28.25 2.00 0.33 0.67 4.00 0.33 1.33 0.67 1.00 0.00 0.00 2.33 74.75 4.33 0.00 1.33 4.00 1.33 0.67 1.67 1.00 0.00 0.00 1.33 81.50 0.67 0.00 2.00 3.67 0.00 0.33 1.33 0.67 0.00 0.00 3.00 0.00 0.00 1.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 1.00 0.00 0.00 ：警報レベル 46.21 0.89 0.14 3.59 4.91 0.36 0.05 0.41 0.32 0.00 0.00 1.20 0.00 1.50 0.00 0.08 0.58 0.00 0.08 39.97 0.41 0.37 3.31 6.72 0.37 0.03 0.52 0.35 0.01 0.01 0.73 0.01 0.61 0.01 0.03 0.48 0.03 0.46 ：注意報レベル ●インフルエンザについて、県北保健所管内の定点当たり数は８１．５０（前週７４．７５）と、前週よりさらに増加し依然警報レベル（開始基準値３０）を超えています。管内定点医療機関からの報告内訳では、１０～１４歳（６０人）、３・６・７・８歳（各２２人）、５歳・３０～３９歳（各２１人）の順に多くなっています。小中学校や保育所、幼稚園を中心に未だ感染が広がっているようです。長崎県の定点当たり数は４６．２１（前週３９．４１）、隣接する佐世保市保健所管内の定点当たり数は４０．３６（前週３９．３６）、伊万里保健所管内の定点当たり数は４０．６０（前週２３．００）、唐津保健所管内４６．４３（前週５２．４３）といずれも前週より増加し警報レベルにあります。今シーズンのインフルエンザウイルスサーベイランスでは、インフルエンザの遺伝子が検出された３１検体のうち２５検体からＡ／Ｈ１ｐｄｍ０９型（２００９年に流行した型）が検出され、Ｂ型が６検体検出されています。このようにインフルエンザは抗原性（型）の違うウイルスが同じシーズン内に複数流行することが多いので、一度罹ったからといって、同じシーズンに再度罹らないという訳ではありません。抗原性（型）が違っていても予防法には大きな違いはありません。外出先から帰宅した際の手洗いの励行やマスクなどによる「咳エチケット」を徹底し、可能な限り人混みへの外出は避けましょう。また、症状がある場合は早目に医療機関を受診しましょう。 ☆手洗いについて☆ インフルエンザを初め感染症の多くは手を介して体内に侵入することが多いといわれています。そのため、感染予防のためには、適切な方法で手洗いを行なうことが何より重要となります。まず、手洗いにおいては、流水下の石けんによる手洗いが推奨されます。溜めた水での手洗いは絶対にやめましょう。固形石けんは前に洗った人の汚れや病原微生物が付着している可能性があります。また、石けん置き台やネット等は、非常に湿った状況であるため多くの微生物が繁殖しています。常に水分を拭き取り乾燥させてください。できれば液体石けんを推奨します。また、液体石けんを詰め替える際には、残っている液体石けんは捨てましょう。残っている液にバクテリアが繁殖している可能性がありますので、詰め替える際は、容器を良く洗い、乾燥させて、新たに清潔な石けん液を詰めるようにしてください。また、手を拭く際は、ペーパータオルを設置して使用することが推奨されていますが、布タオルを使用する場合は、必ず個人持ちとし、それぞれのタオルが触れ合うような掛け方は避けましょう。健康対策班　山田・北村ＴＥＬ　0950-57-3933