感染症発生動向 第2週[PDFファイル/15KB]

事 務 連 絡
平成29年1月20日
管内関係機関 担当者 様
長崎県県北保健所
地 域 保 健 課
感染症発生動向について
このことについて、第2週(1月9日∼1月15日)の動向をお知らせします。
定点あたり患者数(1医療機関当たりの平均報告数)
県北保健所管内(平戸市、松浦市、佐々町)
感染症の疾病
長崎県
全国
平成28年52週 平成29年1週 平成29年2週 平成29年2週 平成29年2週
インフルエンザ
RSウイルス感染症
咽頭結膜熱
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
●
感染性胃腸炎
水 痘
手足口病
伝染性紅斑
突発性発疹
百日咳
ヘルパンギーナ
流行性耳下腺炎
急性出血性結膜炎
流行性角結膜炎
細菌性髄膜炎
無菌性髄膜炎
マイコプラズマ肺炎
クラミジア肺炎
感染性胃腸炎(ロタウイルス)
8.25
2.00
0.33
6.33
8.00
0.00
0.33
0.00
0.00
0.33
0.00
1.00
●
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
9.00
0.33
0.00
5.33
7.33
0.00
0.33
0.00
1.33
0.00
0.00
0.33
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
●
9.50
0.67
0.00
5.33
3.67
0.33
0.33
0.33
0.00
0.67
0.00
1.33
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
9.11
0.45
0.05
2.98
5.59
0.34
0.41
0.02
0.34
0.05
0.05
0.80
0.00
1.00
0.00
0.00
0.33
0.00
0.00
▲ 15.25
0.37
0.29
1.45
6.48
0.43
0.14
0.09
0.38
0.01
0.03
0.85
0.02
0.59
0.02
0.03
0.72
0.02
0.06
●:警報レベル ▲:注意報レベル
●A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の警報レベルが続いています
と
県北保健所管内の定点当たり数は5.33(前週5.33)と第50週から警報レベル(開始基準値8、終息基準値
4)が続いています。
本疾患の好発年齢は5∼15歳で、鼻汁や唾液の飛沫によってヒトからヒトへ感染するため、家庭や学校等の
集団生活での感染が多いといわれています。また、食品を介しての経口感染もあります。急性期患者の感染力
は強いですが、適切な抗菌薬の投与により、多くの場合1∼2日後には症状も消失し、感染力も低下しますの
で、早期に医療機関を受診しましょう。また、手洗いやうがいを励行し、感染防止に努めましょう。
●インフルエンザについて
県北保健所管内の定点当たり数は9.50(前週9.00)と警報・注意報レベルの発令はありませんが、隣接す
る唐津保健所管内14.29(前週6.43)と伊万里保健所管内11.00(前週6.80)では注意報レベルが発令さ
れました。(警報レベル:開始基準値30、終息基準値10、 注意報レベル:開始基準値10)
例年、インフルエンザは1月下旬から2月上旬に流行のピークを迎えます。感染経路は、咳やくしゃみによる飛
沫感染と、飛沫等に含まれるウイルスが付着した手指で自分の眼や口、鼻を触ることによって成立する接触感
染があります。外出先から帰宅した際の手洗いやうがいの励行、マスクの着用など、積極的な感染予防を心が
けましょう。
【トピックス】咳エチケットを心がけましょう
くしゃみや咳をする時は、飛沫にウイルスを含んでいるかもしれませんので、咳エチケットを心がけましょう。
★せきやくしゃみをする時は、周囲の人から顔をそらしましょう。せきやくしゃみのウイルスは1∼2メートル飛ぶと
言われています。
★せきやくしゃみをする時は、ティッシュなどで口と鼻を覆いましょう。使用後のティッシュは、すぐにフタ付きのゴ
ミ箱に捨てましょう。
★せきやくしゃみが出ている間は、マスクを着用しましょう。鼻と口を確実に覆い、隙間がないように調整してくだ
さい。鼻の部分に隙間があったり、あごが大きく出ているとマスクの効果がありません。
地域保健課 健康対策班
TEL 0950-57-3933
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