第3回行財政改革推進委員会の主な意見等とその対応について

第3回行財政改革推進委員会の主な意見等とその対応について
主な意見等
対 応
公債費が市債発行高に比べてそれほど増加してい 市債については大事業を推進しているため,現在は発行額が
ないのはなぜか。
増加し,それに伴って公債費も増加する。ただし,市債発行直
【後日確認】
後には据え置き期間があるため,直ちに公債費は増えず,平
1
成34年度のピーク時には,71.4億円となる見込みである。
【後日回答】
交付税・基金等が減っていく中で,今後は市税を増 将来の人口施策をどうするかの地方創生に向けた土浦市総合
やすことを考える必要があるが,どのような施策をと 戦略及び人口ビジョンを平成27年10月に策定した。その大き
な柱は,雇用の場,人口還流の創造,結婚・出産・子育ての支
2 れば人口・税収の増が期待できるか。
援,時代にあった地域の創造の4点について盛り込んでいる。
市の遊休資産についての活用はどう考えているの 昨年,公共施設の跡地利用として,旧庁舎等の跡地利活用の
か。例えば,売却等により基金残高を増やす方法な 検討を行った。その中で,用途を終えた施設は他の活用方法
どが考えられるのではないか。
を検討し,不要部分は貸付又は売却を進める。
また,現在,公共施設等総合管理計画の策定を進めており,施
設複合化等により既存施設の総量削減を行っていく。そこで遊
3
休資産・不要の試算が出てきた際は,必要に応じ売却等の検
討を進める。
小町の館について,稼働率が悪いという話を聞い
小町の館での田植え,稲刈り体験,田んぼアート等の各種事
た。せっかくの施設だから,各課で芯となる観光的な 業は好評をいただいていると聞いているが,利用率については
管理者とも協議しながら利用促進に向けて取り組んでいきた
4 ことをお願いしたい。
い。
市外在住者には土浦市の観光施設が分かりづらい 市の観光計画に基づいて観光施策を進めている。今後,シティ
大
という話を聞く。アピール方法を検討願いたい。
プロモーションとあわせ,効果的なPR方法について検討した
綱
5
い。
関
係
「市税の将来見通し(大綱p.12)」は「将来目標人口の 過去の伸びなどを基に算出しているが,将来の人口ビジョン,
見通し(大綱p.7)」の目標を受けての税収見通しとい 生産人口の減について加味したうえで算出しなおしている。
6 うことか。
基本理念におけるスローガンは,市民協働型の大 スローガン・サブタイトルについては,委員のご意見を頂戴した
綱ということを鑑みて,例えば市民と夢やビジョンを うえで,市で決定していきたい。
7 共有して一緒にやっていくというスタンスでの書き方
も良いのではないか。
「公共施設の将来の更新費用の推計(大綱p.14)」に これは平成22年度の試算による。公共施設等総合管理計画
ついて,これは今後も同じように支出した場合なの 策定の際には最新のものを出せるかと思う。今は以前より少し
8 か,それとも,今後の行革等によって減じていくとい 少ない数字で試算をしている。
う考えで良いか。
「大綱の体系(大綱p.22)」について,改革の視点が3 今回の大綱については第4次大綱を引き継ぐ形で作成した。そ
つ挙げられているうち,「市民の視点」は常にあるも のため,基本的な構成は前回の大綱と同様になっている。
9 のなので,改めて出すようなものではない。例えば
「未来への視点」等,改革的なものを考えてはどう
か。
これから65歳以上の方々に半分ボランティア的にま
ちづくりに関わっていただくことにより,住んでみた
い,行ってみたいというようなまちにしていくことがで
10 きるような,具体的イメージを大綱の中に盛り込んで
もらいたい。
今後,協働の視点,市民の視点という部分を意識する中で施
策も盛り込んでいきたい。次の5年間(第6次大綱)も見据えた
うえでいろいろな施策を盛り込み追加していければと考えてい
る。
1
第3回行財政改革推進委員会の主な意見等とその対応について
主な意見等
対 応
結婚しても良い環境,子どもを産んでも心配せずに
仕事をしていられるという環境が整えば市に定住し
てくれる人も増えると思う。例えば婚活なども市や観
大
光協会等で行っていたが,そのようなものを若い人
綱
11 にアピールできれば。
総合戦略の中でも結婚支援の充実という項目を載せている。
県レベルでの結婚支援の組織である出会いサポートセンター
や,マリッジサポーターなどの結婚支援員と連携して出会いの
部分をサポートしていきたい。
また結婚後のフォローとして子育てについても支援体制を充実
させているので,これを包括的にPRし,人口減少を食い止める
よう施策を展開したい。
関
係
12
「(仮称)公共施設整備基金の造成」について,現時 現段階での考え方であるが,今後の公共施設の大量修繕や更
点での取組にあたっての考え等があれば伺いたい。 新に対応するための財源が必要となるため,既存事業を大胆
にスクラップしながら基金を造成していく。
「業務の多様化に対応した勤務形態の導入促進」に 残業時間については縮減のため,事細かに残業命令を出すと
ついて。時間外勤務の働き方改革ということかと思う いう見直しを実施した。また並行して月60時間を超える残業が
が,これについての問題意識は。
ある職員は報告をさせ,対処方法も所属長から提出させてい
る。過重労働については産業医と連携し面談を実施している。
13
今後,国で既に導入しているテレワーク,ゆう活などについても
検討したい。
「組織・機構の見直し」について。組織と機構の見直
しの裏付けとなるのは,やはり事業の効率向上とい
うことになるかと思うので,現時点での考えなどを聞
14 きたい。
事業の終了した部門は縮小して整理統合を図ってきたが,今
後重点的に推進していく部門は新設なども考えていく。場面場
面に応じた組織の整理統合,新設を続け,より市民サービスの
向上につなげたい。
実
「ひとり一改善運動の充実強化」について。提出率を ひとり1改善は3年ほど前に新たな賞を設けるなどして,ここ2
施
30%にという目標設定は良いと思うが,具体的な取 年間は提出率も上がってきた。一方で,改善しても提案として
計
出さない遠慮がちな職員もいることから,事例集などを出すこと
画 15 組内容について聞きたい。
でより提案を出しやすい体制を整えてきた。
関
係
16
「土地改良区の統合・合併の推進」について,土地
改良区に負担金を出しているとのことだが,これは
事業の有無に関わらず負担金を出しているのか。
市からの負担金は運営費についても出している。金額等は改
良区ごとにまちまちとなっている。
ふるさと納税について。どれくらいの納付額に対し, ふるさと納税は,現在全部で55品目ある。その内,肉類の人気
どれくらいのものが返ってくるのか。
が高く,一番人気は豚肉3kgセット。次にコシヒカリ15kg。どちら
も金額は1万円となっている。ユニークなものではパラグライ
17
ダーのタンデムフライト体験があり,これは2万円。
おおよそ寄付額の4割程度を返している。
「放課後の子どもの居場所作りの充実」について。 放課後児童クラブと放課後子ども教室の一体運営について検
学童保育とか放課後こども教室の充実ということで, 討している。放課後子ども教室については,道徳教育の場を設
ここに子どもを持つ喜びとか結婚する喜びなど,子 けることも可能なので,検討したい。
18 どもに道徳面を伝えていく場をとってもらいたい。
2
第3回行財政改革推進委員会の主な意見等とその対応について
主な意見等
対 応
ふるさと納税は寄付額が大幅に伸びているが,どう トレンドとして全国的に過熱気味の状況であること。その中で,
いった要因によるものか。
商品の魅力もそうだが,市単体でPRをする方法から全国ネット
でのウェブ上に掲載する方法に変更したことで,全国からの目
に留まりやすくなったことが挙げられる。
19
実
施
計
画
関
係
平成26年度までは返礼品を送っていなかったが,今年度から
返礼品を送るようにしたことも影響している。返礼品について
は,地元産品をPR品として送っている。
「協働のまちづくりファンド」について,基金は大体い 事業開始(平成26年度4月)時点では1億5千万円程度。ふる
くらくらいで,どのような所に使っているか。
さと応援寄付金のうち,まちづくりファンドに活用願いたいとの
寄付があり,現在の基金残高は,2億6千万円程度になってい
る。
用途については市民と行政が一体となったまちづくりの理念の
20
下,市民や市民団体の自主的なまちづくり活動に対して助成す
るもので,審査会において内容を審査している。
具体的には市民の交流サロンや景観重点地区における建物
の修景等について助成している。
主な要望等
大
綱
1
関
係
大綱前半部分に危機的な状況についての情報があ
るが,大綱の施策を行うことで課題解決につながる
かという部分が見えづらい。この計画だけでカバー
する部分ではないが,分かりづらさは残ってしまうの
ではないか。
対 応
大綱前半部分の市の現状と今後の見通しについては,今後予
想される市の状況を市民の皆様にも共通の情報として認識し
ていただくために作成し,お示ししたもの。
今後,人口減少問題や高齢化に伴う社会保障経費の増大,雇
用の創出,結婚・出産・子育て支援,公共施設における更新問
題等,様々な行政課題が山積する中,市総合計画のもと,行
財政改革を強力に推進していく。
なお,推進にあたっては,行財政改革大綱との協調性を図りな
がら,まち・ひと・しごと創生総合戦略などの各種計画の事業に
ついて積極的に展開していく。
土浦市全体の事務事業は1700程度あるということ 実施計画の取組の一つにも挙げているが,行政評価に連動し
実
で,今回の取組(53項目)はそのうちの3%程度に た適正な財政執行へとつなげる仕組みを構築していきたい。
施
当たる。1700項目全体に対しては行政評価を実施
計
2 しているため,全体として成果を上げることが必要で
画
はないか。
関
係
3