別紙１情報提供依頼事項現在の福井県サーバ統合環境基盤（以下、「現行システム」という。）は、別紙２および別紙３の仕様で運用しており、契約期間は平成 29 年 7 月 31 日までとなっています。福井県としては、契約期間満了に伴い別途調達する次期サーバ統合環境基盤システム（以下、「次期システム」という。）について、以下に示す方針、別紙に示す現行システムの状況および利用者の要望等を踏まえて仕様を検討したいと考えております。＜次期システム運用期間における福井県の方針＞１．ファシリティ要件については、現行システムを踏襲するものとする。２．システムの利用形態としては現行システムと同様、サービス利用型の長期継続契約（運用期間：5 年間）を想定している。３．サーバ仮想化については現行システムと同程度の機能を維持し、運用期間中、収容システム数や負荷が現在の 2 倍程度まで耐えられるシステム性能を維持したい（※）。ただし、４に記載の仮想デスクトップ等にかかる負荷については、次期システムの性能要件の算定基礎に含めないものとする。 ※ 現行システムで稼働するシステムの構成およびリソースの使用状況は閲覧資料１および２に記載しております。４．仮想デスクトップ等の仮想化技術を用いた在宅勤務や庁内のシンクライアント化については、費用対効果の面から次期システム構築当初からの導入はしない前提とするが、次期システムの運用期間中に幹部職員や一部職員の試験導入（同時 100 ユーザ程度）が必要となるケースが想定される。このため、次期システムでは、「仮想化技術を用いた在宅勤務や庁内のシンクライアント化」に利用料金の追加で対応できるようにしたい。５．以下の点について、サーバ統合環境基盤とともに整備をすることで費用削減ができる方法があるのであれば、検討したい。・Windows OS（クライアント OS）および Office ソフトのライセンス・Windows Server に対する CAL ＜情報提供依頼事項＞１．福井県の方針および、添付資料に示す現行システムの状況を踏まえ、次期システムに最適と思われる構成案、概算費用（サービス提供準備費用、サービス提供期間の月額利用料、庁内のシンクライアント化を試験導入する場合のオプション料金および最低利用期間）についてご提示ください。ご提示いただく費用は以下の前提条件とします。・ネットワーク環境構築費や初期設定費用のほか、考えられる費用全てを含む・現行システムからの移行作業費用を含む・国外データセンタは不可とし、他事業者との資源共有も不可とする・電気代や冷房代、通信料など必要となる費用、保守員の人件費なども全て含む・次期システムのサービス提供期間終了後の新システム（次々期システム）への移行やデータ消去に要する費用も含む・サービス提供時間（サーバ稼動時間）は、原則２４時間３６５日とする・庁内のシンクライアント化に伴い、職員が利用する業務用端末の交換が必要になる場合、端末自体の費用は含めないが、端末の参考型番と標準価格を明示いただきたい２．様式は自由としますが、構成品については○○一式の記載ではなく詳細な項目に分けて記載してください。また、それぞれの項目に簡単な説明や必要となる理由を記載してください。３．別紙４「現行システムに関する要望一覧」に記載の要望は、現行システムで稼働中の情報システムの管理者が次期システムに望む事項です。各要望に対して、ご提示いただいた構成案による解決の可・否、注意事項等について、別紙４の様式を利用して提案してください。また、一覧の「詳細希望」欄に「○」の記載のある要望について、「対応の可否」を「可」とする場合は、併せて以下の情報をご提供願います。（１）具体的な対応方法（２）（１）の「具体的な対応方法」を次期システムで実現する場合の、調達仕様書における記載内容４．現行システムから移行する移行方法の概要についてご提示ください。前提条件となる以下の項目についても明記ください。・現行システムに求める仮想マシンイメージの出力形式、イメージの引き渡し方法・システムの停止時間等の前提５．次期システムの設置場所となるデータセンタのファシリティ、セキュリティ仕様をご提示ください。６．パッチの適用やバージョンアップの対象範囲についての考え方をご提示ください。７．本資料や別紙に記載以外の機能であっても、次期サーバ統合環境基盤で取り入れるべき推奨機能等がありましたら、機能の概要や料金についての情報をご提供ください。８．ご提示いただく構成案において、サービス提供事業者様は情報処理に関する公的認証（ISMS やプライバシーマーク）を取得しているかどうか明示ください。９．万が一、サービス提供事業者様が倒産した場合に、預託しているシステムやデータの取扱いはどうなるかご教示ください（第三者の施設でサービスを受けられるような保険がある、別途費用が必要となる、など）。１０．現行システムでは、福井県で大規模災害が発生した場合、遠隔バックアップを用いたバックアップサイトでのシステム稼働を想定しておりません。災害発生時に、遠隔バックアップを用いてシステムを稼働させる仕組みが取れる場合はその構成案および、利用料金等について別途情報をご提供ください。