資料2 指定管理者制度について 1.指定管理者制度とは 指定管理者制度とは、公の施設の管理手法の一つであり、施設の設置管理者が持つ施 設管理権限を、議会の議決を経て行う「指定」という行政処分により、法人その他の団 体に委任することができる制度です。 指定管理業務は、市の定める管理運営の基準に基づき行われるほか、市(教育委員会) は、定期的にモニタリングを実施し、必要に応じて指導等を行います。 なお、本市の公の施設については、個別法で管理者が特定されている施設及び PFI 事業で整備済の施設を除き、市民サービスの向上等の制度導入のメリットが見込まれる 場合には、指定管理者制度を導入することを原則としています。 期待される効果 □効果的(市民サービスの向上)、効率的な施設運営 施設の管理について、法人その他の団体が持つノウハウの活用により、 市民サービスの向上や施設管理経費の節減等が期待できます。 例えば、生涯学習センターでは、指定管理者制度の導入により、開館時間、開 館日の拡大のほか、各種講座などの事業の充実、スタッフの強化(社会教育主事 有資格者の増)等が図られています。 ・開館時間 9:30~21:00 → (平成 17 年度) ・開館日 308 日 9:00~21:00 30 分増加 (平成 18 年度以降) → (平成 17 年度) 347 日 (平成 18 年度以降) 1 39 日増加 2.公民館への指定管理者制度導入に当たっての基本的な考え方 現状の課題 ・主催事業をより充実・拡大させる必要があります。 ・他の公民館や生涯学習センターなど、生涯学習施設相互の連携が必要です。 (事業展開が公民館ごとであり、情報やノウハウの共有や蓄積が不十分) ・専門性を有する職員の育成等、学習活動を支援するための体制強化が必要です。 ・施設の老朽化等への対応が必要です。 課題を踏まえ、以下の視点から、指定管理者制度の導入を 検討したい。 検討の方向性 ① 効果的な公民館運営(事業の充実)を推進する視点 社会教育等の事業ノウハウを有する団体を活用することにより、専門性の高い スタッフの配置や充実した学習機会の提供が期待できます。 ② 効率的な公民館運営を推進する視点 生涯学習センターを中核とする体系的な事業展開が可能となり、体系的かつ 効率的な事業展開が期待できます。 ③ 持続可能な公民館運営を推進する視点 一定の受益者負担(利用料金制度)により、講座等の充実や迅速な施設修繕等 が可能となります。 今後検討すべき事項 ・地域課題の反映 ・事業の継続性の確保 2
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