食中毒の発生について(第2報) (平成 28 年 2 月 3 日 14:00 現在) 1月30日(土)に情報提供 した食中毒(疑い)の第2報。 アンダーライン部は変更部分 中央区保健福祉センター衛生課食品係 (中央保健所) 担当:馬場,池尻 ℡761-7356 保健福祉局生活衛生部食品安全推進課 食品衛生係 担当:日高,山﨑 ℡711-4277(内線 2258,2259) 1 探知 平成 28 年1月 29 日(金)15 時頃,中央区の住民から中央区保健福祉センター(中央保健所) に「1 月 26 日(火)に友人数名と中央区の飲食店で食事をしたところ,下痢,吐き気,嘔吐等 の食中毒様症状を呈した」旨の連絡があった。 2 概要 平成 28 年 1 月 26 日(火)12 時頃から,友人4名で中央区の飲食店で食事をしたところ,う ち3名が 1 月 27 日(水)18 時頃から,下痢,吐き気,嘔吐等の食中毒様症状を呈したもの。 3 症状 下痢,吐き気,嘔吐等 4 摂食者数 4名 5 有症者数 3名(30 歳代,女性3名) ※受診者2名(入院者なし) 。全員快方に向かっている。 6 検査 (1)有症者便 : 3検体 … 3検体からノロウイルス検出 (2)施設従業員便: 2検体 … 2検体からノロウイルス検出 (3)施設ふきとり: 4検体 … 食中毒細菌陰性 7 原因食品 下記施設で1月26日(火)に提供された食事 ステーキ重,野菜サラダ,漬物,みそ汁 8 原因施設 (1)営業所所在地 (2)営 業 者 氏 名 (3)屋 号 (4)業 種 福岡市中央区大手門三丁目7番9号1F 株式会社 はかた舎 代表取締役 山口 猛史 ステーキハウス 听(ぽんど) 飲食店営業 9 原因施設に対する指導事項 (1)食材の十分な加熱 (2)食器・器具類の洗浄・消毒の徹底 (3)手洗いの励行 (4)食材の適切な管理 (5)施設従事者の健康管理の徹底 (6)施設の清掃・消毒の徹底 10 措置処分 中央区保健福祉センター(中央保健所)は,以下の理由により当該施設が提供した食事が原 因のノロウイルスによる食中毒と断定し,2月3日(水)11時から2月5日(金)11時ま での2日間の営業停止処分とした。 なお,当該施設は,2月2日(火)夕方から自主休業している。 (1)有症者3名の検便からノロウイルスが検出されたこと。 (2)有症者3名の共通食は当該施設で提供された食事のみであること。 (3)疫学調査の結果,有症者の潜伏時間や症状がノロウイルスによる食中毒と一致すること。 (4)疫学調査の結果,感染症が疑われる事象がないこと。 (5)調理従事者の検便からノロウイルスが検出されたこと。 〈参考〉福岡市における平成 27 年及び平成 28 年食中毒発生状況 月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 計 (件数) 1 3 0 5 1 1 5 0 2 3 0 1 22 (患者数) 51 59 0 251 9 1 25 0 5 8 0 2 411 (件数) 1 1 (患者数) 3 3 平成 27 年 平成 28 年 (注)現在調査中の件及び本件を含まない。
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