週刊日本株レポート (1/25~1/29) ~日銀の追加金融緩和に対する期待が高まる中、反発基調続く ~ 2016年1月25日作成 1.日米株式と円/ドルの推移 ドル 円 19,000 日経平均 21,000 <円/ドル> <米国株> <日本株> 130 円 NYダウ 18,000 19,000 120 17,000 17,000 115 16,000 15,000 15/01 15/03 15/05 15/07 15/09 15/11 16/01 円/ドル 125 15,000 15/01 15/03 15/05 15/07 15/09 15/11 16/01 110 15/01 15/03 15/05 15/07 15/09 15/11 16/01 (注)チャートは過去1年 単位 日経平均 NYダウ 円/ドル 円 ドル 円 2015/12/31 (前年末) 19,033.71 17,425.03 120.22 2015/12/31 (前月末) 19,033.71 17,425.03 120.22 2016/1/22 (前週末) 16,958.53 16,093.51 118.78 過去3年高値 水準 日付 20,952.71 2015/6/24 18,351.36 2015/5/19 125.86 2015/6/5 過去3年安値 水準 日付 10,441.11 2013/1/24 13,710.13 2013/1/23 88.06 2013/1/23 過去3年高値・安値はザラ場ベース / 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成 2.日本株市場 先週の振り返り ~ 週末に大きく反発したものの、年初来3週続落~ 先週の日本株市場は、週間ベースで日経平均が▲188.58円(▲1.10%)、TOPIXが▲28.26ポイント(▲2.02%)とな り、週末に大きく反発したものの、年初来3週続落となりました。業種別(東証33業種)にみると、ゴム製品、水産・農林 業、その他製品など5業種が上昇する一方、銀行業、不動産業、情報・通信業など28業種が下落しました。 週明け18日の日本株市場は、投資家のリスク回避姿勢の高まりを受けて世界的な株安が続く中、日経平均は17,000円を割 り込んで始まりました。その後も、原油価格が下げ止まらないことなどから投資家のリスク回避姿勢が一段と高まる中、21 日、日経平均は一時16,000円割れ寸前まで急落しました。その夜、ドラギECB(欧州中央銀行)総裁が次回3月の政策理 事会で追加金融緩和の可能性を示唆したことを受けて欧米株市場が大幅上昇した流れを受け継ぎ、22日の日経平均は前日比 1,000円近く急騰して引けました。 3.今週の主な予定 日程 1月25日 曜日 Mon 国・地域 日本 1月26日 Tue 米国 1月27日 Wed 1月28日 Thu 米国 日本 米国 日本 1月29日 Fri 米国 項目 貿易収支 FOMC(米連邦公開市場委員会)27日まで S&P/ケース・シラー住宅価格指数(前月比・季調済) 消費者信頼感指数 新築住宅販売件数 日本銀行、政策委員会・金融政策決定会合(29日まで) 耐久財受注(前月比) 日本銀行「経済・物価情勢の展望(展望レポート)」 全世帯家計調査 支出(前年比) 失業率 CPI(全国消費者物価指数)(除生鮮/前年比) 鉱工業生産(前月比) GDP(国内総生産)速報値(年率/前期比) シカゴ購買部協会景気指数 12月 前回 -3813億円 11月 1月 12月 0.84% 96.5 490千件 12月 0.0% 12月 12月 12月 12月 10-12月期 1月 -2.9% 3.3% 0.1% -0.9% 2.0% 42.9 日本 決算発表:1/25 JSR、小林薬品工業 1/26 三井住友フィナンシャルグループ 1/27 富士フィルムホールディングス、アドバンテスト、オ リックス、四国電力、キヤノン 1/28 信越化学工業、オリエンタルランド、コミカミノルタ、日立金属、NEC、ファナック、川崎重工業、三井住友ト ラスト・ホールディングス、大和証券グループ本社、ヤマトホールディングス、東北電力、北陸電力 1/29 味の素、三越伊勢丹、第一三共、 ジェイ エフ イー ホールディングス、富士通、ソニー、京セラ、村田製作所、本田技研工業、東京エレクトロン、みずほフィナンシャルグループ、 日本取引所グループ、東日本旅客鉄道、西日本旅客鉄道、東海旅客鉄道、日本郵船、商船三井、川崎汽船、ANAホールディングス、日本航 空、NTTドコモ、東京電力、中部電力、関西電力、九州電力、東京ガス 米国 決算発表:1/25 マクドナルド 1/26 アップル、コーニング、AT&T、プロクター・アンド・ギャンブル、ジョンソン・エンド・ジョンソン、デュポン、 3M、コーチ 1/27 フェイスブック、ボーイング、クアルコム、サンディスク、イーベイ、テキサス・インスツルメンツ 1/28 アマゾン・ドット・コム、 マイクロソフト、ビザ、ブラックストーン・グループ、キャタピラー、フォード・モーター 1/29 マスターカード、シーゲイト・テクノロジー 決算発表予定 他 4.日本株市場 今週の見通し ※ 当社が信頼できると判断した情報に基づき作成 ~ 日銀の追加金融緩和に対する期待が高まる中、反発基調続く ~ 今週の日本株市場は、先週行われたECB政策理事会後の記者会見において、ドラギ総裁が次回3月の政策理事会で追加金 融緩和の可能性を示唆したことを受けて、28~29日にかけて金融政策決定会合を開催する日銀に対しても追加金融緩和 への期待が高まる中、反発基調が続くと予想します。また、26~27日にかけて開催されるFOMC(米連邦公開市場委員 会)においても、FRB(米連邦準備理事会)が利上げに対して慎重なスタンスを示した場合には、投資家のリスク回避姿 勢が一段と後退するとみています。 その他注目材料として、日本では本格化する2015年10-12月期の決算発表や29日の鉱工業生産等主要経済指標の発表、 米国では26日の消費者信頼感指数や28日の耐久財受注、29日のGDP(国内総生産)などが挙げられます。 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第301号 加入協会:一般社団法人投資信託協会/一般社団法人日本投資顧問業協会 URL:http://www.alamco.co.jp 本資料は、朝日ライフ アセットマネジメント(以下、当社といいます)が、投資の参考となる情報提供を目的として作成したもので、特定の商品に対する投資勧誘を意図するものではあり ません。本資料は当社が信頼できると判断した情報に基づき作成しておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。資料中に記載されたグラフ、数値等は過去の実 績であり、将来の運用成果等を保証するものではありません。また、コメントについては作成日時点での判断であり、将来予告なく変わることがあります。最終的な投資決定はお客様ご 自身の判断でなさるようにお願いいたします。 1601175
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