週刊株式アウトルック

2017 年 1 月 27 日号
週刊株式アウトルック
来週の見通しと投資ポイント
CONTENTS
1. 日本株式 .............................................................................................. 1
2. 注目テーマ① 自動運転で日本企業は存在感を示すか ............................. 2
3. 注目テーマ② ゲームメーカーの海外展開 ................................................ 3
4. 注目テーマ③ 消費回復なら、やはりネット買い ......................................... 4
5. ドル円相場 ............................................................................................ 5
6. 米国株式 .............................................................................................. 5
7. 投資部門別売買動向 ............................................................................. 6
8. 個人投資家の買付動向 ......................................................................... 7
9. 週間個別銘柄騰落状況(東証 1 部) ........................................................ 7
10. チャート分析 .......................................................................................... 8
11. 来週・再来週の主なスケジュール............................................................. 9
投資情報部
2017 年 1 月 27 日(金)
週刊株式アウトルック
1.日本株式
横山 敦史
【日経平均の推移と来週の見通し】
21,000
(円)
(兆円)
<来週の予想レンジ:18,800~19,800円>
12
11
20,000
19,800円
10
19,000
18,800円
日経平均(左軸)
18,000
9
8
7
17,000
25日移動平均(左軸)
6
75日移動平均(左軸)
16,000
5
15,000
4
3
14,000
2
13,000
1
東証一部売買代金(右軸)
12,000
8/9
2016年
8/30
9/20
10/12
11/1
11/22
12/13
1/5
2017年
1/26
2/15
0
(月/日)
注:予想はSMBC日興証券
出所: QUICKよりSMBC日興証券作成
個別では高値更新銘柄増加を予想

来週は米国でFOMC(連邦公開市場委員会)の開催や1月分雇用統計の発表、中国の1月分製造業・非製
造業PMI(購買担当者景況指数)の発表など海外で重要なイベントが予定されている。

一方、国内では1月30~31日に日銀金融政策決定会合が開催されるほか、2017年3月期第3四半期の決算
発表が前半のピークを迎える。輸出関連企業を中心に通期会社予想を上方修正する企業が相次いでお
り、個別では高値を更新する銘柄が多くなろう。
展望レポートでは経済見通しが上方修正へ

今回の日銀会合では、四半期に一度の展望レポートの公表が予定されている。弊社では、2016~18年度の
国内経済成長率見通しが上方修正されると予想するが、株式市場への影響は限定的に留まると考える。
ドル円や自動車株の上値の重さが懸念材料か

良好な企業業績などを背景にNYダウは史上初の2万ドル台を付け、日経平均も底堅い推移となったが、ド
ル円の上値の重さが懸念材料となり、大発会に付けた19,594円にあと一歩届いていない(1/26終値時点)。

中期的には良好な米雇用情勢などを背景に米長期金利は上昇傾向が続き、為替はドル高円安基調を辿る
と予想するが、足元ではトランプ大統領の保護主義的な発言や米政府高官のドル高牽制発言などがドル円
や自動車株の上値の重さに繋がっており、指数全体の足を引っ張ることになろう。
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
1
2017 年 1 月 27 日(金)
週刊株式アウトルック
2.注目テーマ① 自動運転で日本企業は存在感を示すか
図表1. 自動運転システムの世界市場規模予測

今月初旬に米ラスベガスで開催された世界最大
の家電見本市「CES 2017」で自動運転関連の話
題が多く出たこともあり、改めて関連銘柄が注目
されている。

自動運転への対応は自動車業界にとって、喫緊
の課題であろう。日本の自動車関連企業は高い
技術レベルを保持しており、ADAS(先進運転支
援システム)などの開発が急ピッチで進められて
いる。グループで自動運転の素地となる技術を
持つ自動車業界は、一定の存在感を示すと思
われる。しかし、自動運転には従来の技術の他
に、膨大な走行データを読み取ることで運転技
術の精度・安全性を向上させるAI(人工知能)や
道路状況の把握や自動車同士の相互通信によ
る事故防止などに使われるIoT(モノのインターネ
ット)、人間の視覚を代替するためのセンサーや
3Dマップといった技術も必要になる。そのため、
米アルファベット(旧グーグル)社に代表される欧
米のIT企業なども開発に力を入れており、競争
は激化している。

政府も官民一体を挙げての体制づくりを急いで
おり、自動運転の技術区分を現状のレベル1~4
に加え「レベル5」を新設する見通しだ(図表2)。
区 分 をNHTSA( 米 国 運 輸 省 ) が採 用 するSAE
(米国自動車技術者協会)ベースに合わせ、関
連する法制度の整備などを進めるとみられる。

安倍総理は2020年の東京オリンピックまでに自
動運転技術の実用化と普及を実現させる方針を
掲げており、日本の自動車メーカー各社も2020
年には「レベル2」実用化の達成にメドを付けてい
る。しかし、政府が目標としているのは2020年を
メドに「レベル3」の実用化だ。「レベル3」以上に
なると、システムが運転主体となるためAIの研究
開発が急務となる。そのため、トヨタやホンダなど
自動車メーカーもAI開発に研究開発費を投入し
ており、自動運転技術の早期実用化に向けて開
発の加速が期待される。
(万台)
8,000
7,000
6,000
5,000
レベル4
レベル3
レベル2
レベル1
4,000
3,000
2,000
1,000
0
2015年
2020年予測
2025年予測
2030年予測
出所: 矢野経済研究所「自動運転システムの世界市場に関する調査を
実施(2016)」(2016年12月26日発表)よりSMBC日興証券作成
図表2. 自動運転レベルと市場化時期(案)
レベル
概要
主体
SAEレベル2 システムが前後・左右の両方の
部分運転自 車両制御に係る運転タスクのサ
ブタスクを実施
動化
・システムが全ての運転タスクを
SAEレベル3 実施(領域※限定的)
条件付運転 ・システムの介入要求等に対し
自動化
て、予備対応時利用者は、適切
に応答することを期待
運転者
市場化等
実現が見込まれる技術(例)
期待時期
2017年
・自動レーン変更
2020年まで
・「準自動パイロット」
・無人自動運転移動サービス
2020年まで
(遠隔型・限定地域)
システム
(フォール
「自動パイロット」
バック中は
運転者)
・システムが全ての運転タスクを
SAEレベル4
実施(領域※限定的)
高度運転自
・予備対応時において、利用者
動化
が応答することは期待されない
2020年目途
・無人自動運転移動サービス
2020年まで
(専用空間・限定地域)
システム
・システムが全ての運転タスクを
SAEレベル5
実施(領域※限定的ではない)
完全運転自
・予備対応時において、利用者
動化
が応答することは期待されない
・完全自動運転システム
石田 卓也
2025年目途
※ここでの領域は、必ずしも地理的な領域に限らず、環境、交通状況、
速度、時間的な条件などを含む
出所: 内閣官房IT総合戦略室よりSMBC日興証券作成
図表3. 主な自動運転関連銘柄
銘柄
銘柄略称
コード
2432
DeNA
1/26
今期予想
増益率
営業利益
終値
(%)
(百万円)
(円)
2,644.0
27,720
39.9
来期予想
増益率
営業利益
(%)
(百万円)
38,644
39.4
6501
日 立
674.8
562,300
-11.4
611,069
8.7
6594
日電産
10,640.0
142,798
-
169,449
18.7
6752
パナソニック
1,207.0
284,867
-
346,620
21.7
6758
ソニー
3,520.0
292,841
-0.5
483,192
65.0
6902
デンソー
4,993.0
302,531
-4.2
338,650
11.9
6963
ローム
7,350.0
30,003
-10.8
40,361
34.5
7201
日産自
1,146.0
722,380
-8.9
811,567
12.3
7203
トヨタ
6,764.0
2,007,100
-29.7
2,391,853
19.2
7267
ホンダ
3,502.0
767,700
52.5
825,918
7.6
9474
ゼンリン
2,266.0
3,473
14.3
4,343
25.1
注: 1/25時点のQUICKコンセンサス予想で今期は17/3期、来期は18/3
期。今期より会計基準変更の銘柄については営業利益の前年比較
を算出せず
出所:QUICKよりSMBC日興証券作成
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
2
2017 年 1 月 27 日(金)
週刊株式アウトルック
3.注目テーマ② ゲームメーカーの海外展開
図表1. 家庭用ゲームコンテンツ市場の推移

26日にカプコン(9697)から「バイオハザード7 レ
ジデント イービル」が発売された。従前よりVR
(仮想現実)とホラーとの親和性は高いといわれ
ており、今作は全編VR対応となっていることから、
注目されるタイトルであろう。開発者によると、VR
部分に関してはPS4、XBOX版から操作性や演
出などをほぼ作り直しているようだ。

先日、筆者も「バイオハザード7」のVRモード体
験会に行ってきた。VR空間が作り出す臨場感あ
ふれる恐怖があり、思わず声をあげて驚いてしま
うこともあった。家電量販店で行われる体験会で
はなく、自宅などの落ち着いた場所でプレイする
と、さらに没入感を得られるだろうと感じた。一方、
体験会での15分程度のプレイであっても「VR酔
い」を起こす人もいたようだ。「VR酔い」について
は、プレイヤー側の慣れや開発側のノウハウの
蓄積等によって次第に解決されることと思われる
が、VR普及のための障壁となりかねないため、
対策が必須となろう。

世界の家庭用ゲームコンテンツ市場は年々拡大
している。特に、パッケージゲームソフトが縮小傾
向の中、スマートデバイス(スマートフォン等)向
けゲームの伸びが市場を牽引していることがわ
かる(図表1)。そのため、有力なキャラクターやブ
ランドを保有する老舗ゲームソフトメーカーも
続々とモバイルゲーム市場にタイトルを出してい
る。

地域別ではアジア市場の拡大が目立つ(図表2)。
スマートフォンの普及率の高さも一因であろう。
特に中国では、IT大手のテンセントが昨年、ソフ
トバンクGからスマホゲーム子会社を買収するな
ど市場が拡大しており、2016年は日本や米国を
抜き世界最大のモバイルゲーム市場になったと
みられる。国内モバイルゲーム市場の成長ペー
スは鈍化が見込まれるなか、ゲームメーカーの業
績は海外展開の成否が大きく影響するものと思
われ、今後の動向には注目だ。
(億ドル)
1,400
1,200
スマートデバイス向け
1,000
オンライン、DLC
パッケージ
800
石田 卓也
600
400
200
0
07
08
09
10
11
12
13 14予 15予 16予 17予 18予
(年)
注:パッケージゲームソフト、ダウンロードゲームソフト、オンラインゲーム、
スマートデバイス向け(モバイル含む)ゲームコンテンツの合計
出所: IDC、メディアクリエイト、会社各種資料等よりSMBC日興証券作
成。予想はSMBC日興証券
図表2. 世界のスマホゲーム市場規模の推移
(百万ドル)
70,000
北米
60,000
欧州
アジア・パシフィック
50,000
その他
40,000
30,000
20,000
10,000
0
11
12
13
14
15
16予
17予 18予 19予 20予(年)
注:ゲーム画面に表示される広告の売上も含む。予想はIDC
出所: IDC2016よりSMBC日興証券作成
図表3. 主なゲーム関連銘柄
1/26
終値
(円)
今期予想
来期予想
増益率
増益率
営業利益
営業利益
(%)
(%)
(百万円)
(百万円)
銘柄
コード
銘柄略称
3676
HUG
1,725
2,581
31.5
3,300
27.9
6758
ソニー
3,520
292,841
-0.5
483,192
65.0
7832
バンナムHD
3,190
61,509
23.9
66,305
7.8
7974
任天堂
23,570
35,214
7.1
107,829
206.2
9684
スクエニHD
3,285
34,685
33.3
42,006
21.1
9697
カプコン
2,586
14,874
23.7
16,483
10.8
9766
コナミ HD
4,815
37,573
52.2
45,078
20.0
注: 予想は1/25時点のQUICKコンセンサス予想で今期は17/3期、来期
は18/3期。HUG(3676)については本レポート作成時点で日本証券
金融の注意喚起銘柄に指定されている
出所:QUICKよりSMBC日興証券作成
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
3
2017 年 1 月 27 日(金)
週刊株式アウトルック
4.注目テーマ③ 消費回復なら、やはりネット買い
図表1. 消費者向けEC販売額は相対的に高伸長

高伸長していた消費者向け電子商取引(EC)の
販 売 額 だ が 、 伸 び 率 は 2013 年 17.4% 、2014 年
14.6%、2015年 7.6%と、鈍 化 傾 向 と なっている
(図表1)。売れ筋商材が、本や音楽など多品種
少量の商材から、日用品などの消耗品に移った
ことによる購入金額低下などが要因とみられる。

販売額の鈍化に対する株式市場の見方は厳し
い。東証小売業指数が、国内の消費停滞やイン
バウンドによる爆買い消滅などによる下落から出
直りつつあるのに対して、EC関連の株価は2015
年の販売鈍化が顕在化した2016年6月以降、出
遅れ感がある(図表2)。

国内消費は停滞していたが、ここに来て漸く回
復の兆しをみせている。前述した通り、伸び率が
鈍化してもECは、常に小売業販売額全体(2013
年1.0%増、2014年1.7%増、2015年0.4%減)を上
回る伸び率となっている(図表1)。スマートフォン
やパソコンで購入ボタンを押すだけのECが、簡
単で時間もかからない、低価格な買い物手段と
して重宝され、消費回復局面では販売額の伸び
率が再び高まることが期待される。同時にEC銘
柄の株価も見直されると見込まれる。海外でも、
米国のクリスマス商戦においては、米Amazonな
ど実店舗よりECの好調さが目立っており、中国
などにおいても同様の動きがみられる。

個別では、ヤフー(4689)やスタートトゥデイ(3092)
などが注目される。ヤフーは、17/3期営業利益が
減益見込みだが、前期の一時的な利益の反動
であり、実質は増益基調で推移。先行投資段階
ながら、連結子会社のアスクル(2678)が運営す
る日用品中心の個人向けサイト「LOHACO」にも
期待。スタートトゥは、複数のブランドを扱うブラン
ドファッションEC企業の最大手で、競争優位性
が上昇中。好調さを受けて、高い成長期待が維
持されており、株価も直近で昨年来高値を更新
するなど堅調に推移している。
(%)
30
25
消費者向けEC伸び率
20
井場 浩之
15
10
5
0
小売業販売額伸び率
-5
2006
2008
2010
2012
(年)
2014
出所: 経済産業省よりSMBC日興証券作成
図表2. EC関連の株価は小売業指数に対して出遅れ
105
2015年EC市場調査の
結果公表(2016年6月)
100
東証小売業指数
95
90
85
80
EC6銘柄平均
75
2016/1
2016/3
2016/5
2016/7
2016/9
2016/11
2017/1
(年/月)
注: 2016年1月4日の指数値を100として表示、EC6銘柄平均は図表3に
掲載した各社の2016年1月4日の株価を100とした6社単純平均
出所: QUICKよりSMBC日興証券作成
図表3. EC関連銘柄の業績・株価データ
株式
コード
銘柄略称
予想
決算期
2193 クックパッド 2016/12
予想
営業利益
(百万円)
増益率
1月25日
終値
(円)
時価総額
(億円)
8,230
25.8%
1,006.0
1,078
2371 カカクコム
2017/03
22,557
15.5%
2,031.0
4,431
2678 アスクル
2017/05
9,846
15.6%
3,545.0
1,959
3092 スタートトゥ
2017/03
23,370
31.6%
2,041.0
6,579
4689 ヤフー
2017/03
204,247
-9.2%
466.0
26,541
4755 楽天
2016/12
110,087
16.3%
1,131.5
16,208
注: 予想は1月25日時点のQUICKコンセンサス予想
出所: QUICKよりSMBC日興証券作成
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
4
2017 年 1 月 27 日(金)
週刊株式アウトルック
5.ドル円相場
龍 翔太
【ドル円相場の推移と来週の見通し】
(円/ドル)
124

この1週間は、トランプ米大統領の保護主
義への警戒から112円台半ばまでドル売り
が進行したが、週後半には同氏の政策期
待を背景とした米金利上昇などを材料に
114円台後半まで持ち直した。

ドル円は依然不安定な値動きながらも、チ
ャート分析上の下値目途(112円台半ば)を
割らずに反発。115.62円(19日高値)を超
えれば「ダブルボトム」形成となり、底固め
の可能性が高くなろう。

来週にかけては米国で実質GDP(1月27
日)やISM製造業景況指数(2月1日)、雇
用統計(2月3日)など重要経済指標の発
表が予定されており、ドル押し上げ要因と
して注目したい。

一方、トランプ大統領の言動はツイッター
での投稿を含め引き続きリスク要因となる
ため、留意が必要。
<来週の予想レンジ:112.50~116.50円>
122
120
118
116.50円
116
114
112
112.50円
110
108
106
104
102
100
98
8/1 8/17 9/2 9/20 10/6 10/24 11/9 11/25 12/13 12/29 1/16 2/1
2016年
2017年
(月/日)
出所: BloombergよりSMBC日興証券作成
6.米国株式
田中 浩介
【S&P500構成業種の指数推移】

※大統領就任以降、決算発表も進む中、総じて株高で推移。インフラ投資期待
の高まりで建築資材含む素材業種が上昇、一部決算を嫌気し電気通信が下落
(2016/12/30=100)
今週は、米主要株価指数が史上最高値を
更新し、NYダウは2万ドルを突破した。

トランプ大統領は就任後、TPP離脱や移民
規制に関連した大統領令に署名を行った。
ただ、市場がこうした保護主義的な動きを
悪材料視する向きは限定的で、むしろ米
国・カナダ間のパイプライン建設推進や、メ
キシコとの国境で壁を建設する大統領令へ
の署名に対し、インフラ投資などの「トランプ
期待」が俄かに再浮上する展開となり、米
株高につながっている。

米株高のもう一つの支援材料が堅調な決
算動向である。バリュエーションが高まる中
でも、良好な決算に対して利益確定の売り
で反応するわけでなく、概ね株価が素直に
上昇している印象もあり、米株市場の地合
いの強さが窺える。米マクロ環境も引き続き
良好なことから、目先は投資家の慎重なが
らも先行きを楽観する姿勢が続きそうだ。
108
素材
106
情報技術
一般消費財
104
資本財
S&P500
金融
生活必需品
不動産
ヘルスケア
公益
エネルギー
102
100
98
電気通信
96
トランプ大統領就任
94
12/30
1/4
2016年 2017年
1/6
1/10
1/12
1/17
1/19
1/23
1/25
(月/日)
出所:BloombergよりSMBC日興証券作成
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
5
2017 年 1 月 27 日(金)
週刊株式アウトルック
7.投資部門別売買動向
長谷川 景子
1月第3週の投資部門別売買動向(現物・先物)

1月第3週は、海外投資家が▲3,034億円と2週連続の売り越しとなった。トランプ米大統領の就任式や国内主
要企業の2016年10-12月期決算を控え、海外投資家の手じまい姿勢が強まった。

一方、個人投資家は326億円と2週連続の買い越し。株価下落局面で買いスタンスを継続した。

事業法人は86億円と小幅ながら2週連続で買い越し。

信託銀行は▲576億円と2週連続で売り越しとなった。
【日経平均株価と主な投資部門別売買動向(現物・先物合計)の推移】
(億円)
15,000
(円)
日経平均株価(右軸)
事業法人(左軸)
信託銀行(左軸)
19,500
海外投資家(左軸)
個人(左軸)
10,000
18,500
5,000
17,500
0
16,500
▲ 5,000
15,500
▲ 10,000
14,500
16/7/23
16/8/27
16/10/1
16/11/5
16/12/10
17/1/14
(年/月/日)
注: 売買動向は2016年7月第3週から2017年1月第3週まで、株価は2017年1月26日までのデータ。現物は二市場一・二部等。先物は日経225、
225mini、TOPIX先物、ミニTOPIX、JPX日経400の合計
出所: QUICKよりSMBC日興証券作成
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
6
2017 年 1 月 27 日(金)
週刊株式アウトルック
8.個人投資家の買付動向
髙山 裕介
【買付代金上位10銘柄(1/20~1/26、銘柄コード順)】
コード
銘柄名
市場
業種
1/19終値
(円)
1/26終値
(円)
騰落率
(%)
1357
日経ダブ
東証
ETF
1,987.0
1,921.0
-3.3
1570
日経レバ
東証
ETF
14,430.0
14,880.0
3.1
4528
小野薬
東証1部
医薬品
2,397.0
2,324.5
-3.0
6502
東 芝
東証1部
電気機器
242.3
258.5
6.7
6594
日電産
東証1部
電気機器
10,765.0
10,640.0
-1.2
7203
トヨタ
東証1部
輸送用機器
6,855.0
6,764.0
-1.3
7717
Vテクノロジー
東証1部
精密機器
13,220.0
17,170.0
29.9
7974
任天堂
東証1部
その他製品
23,800.0
23,570.0
-1.0
8306
三菱UFJ
東証1部
銀行
726.3
742.0
2.2
9984
ソフトバンクG
東証1部
情報・通信
8,329.0
8,956.0
7.5

日経平均の上値の重さが嫌気され、ベア
型のETFが再度買付け上位にランクイン。

小野薬(4528)は懸念されてきた特許侵害
訴訟で米メルクと和解したと発表したことで
個人投資家の買いが集まった。

東芝(6502)は半導体事業の分社に関し、
出資に関心を示す企業やファンドが相次
いでいると報じられ、再建期待の高まりから
買いを集めた。

日電産(6594)は好決算への期待感およ
び決算後の業績安心感が材料視された。

ソフトバンクG(9984)は傘下の中国アリバ
バの良好な決算に加え、米スプリントと米T
モバイルの合併可能性が高まったことを好
感する買いが向かった。
注: 弊社のリテール部門での国内上場銘柄の買付手口を集計。ただし、取引所外
取引およびブロックトレードのみデータから除外して集計
出所:QUICKよりSMBC日興証券作成
9.週間個別銘柄騰落状況(東証1部)
髙山 裕介
【値上がり率上位10銘柄(1/20~1/26)】
コード
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
6240
7717
3688
3788
3186
3903
3655
6298
4726
5807
銘柄名
ヤマシンフィルタ
Vテクノロジー
VOYAGE
GMOクラウド
ネクステージ
gumi
ブレインP
ワイエイシイ
ソフトバンテク
東特線
業種
機械
精密機器
情報・通信
情報・通信
小売
情報・通信
情報・通信
機械
情報・通信
非鉄金属
1/19 終値
(円)
1,366.0
13,220.0
1,112.0
1,347.0
2,065.0
926.0
1,398.0
1,307.0
3,540.0
1,247.0
1/26 終値
値上がり率
(% )
(円)
1,776.0
30.0
17,170.0
29.9
1,444.0
29.9
1,654.0
22.8
2,485.0
20.3
1,104.0
19.2
1,666.0
19.2
1,554.0
18.9
4,175.0
17.9
1,467.0
17.6

日経平均は1/20~1/26の間、1.7%上昇。

ヤマシンフィルタ(6240):
トランプ米政権の公共事業拡大の恩恵を
期待する買いが集まった。

Vテクノロジー(7717):
独自開発の有機ELディスプレーの製造プ
ロセスの一括請負を中国メーカーと交渉中
との報道を好感。

GMOクラウド(3788):
家電へのサイバー攻撃の増加懸念から、
セキュリティ関連銘柄が物色された。

富通ゼネ(6755):
17/3期純利益予想の下方修正を嫌気。

LINE(3938):
16/12期営業利益が市場予想に届かなか
ったことを嫌気し、上場来安値を更新。
【値下がり率上位10銘柄(1/20~1/26)】
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
コード
銘柄名
6581
7312
6755
3672
2772
3938
2767
4343
8423
6078
日立工
タカタ
富通ゼネ
オルトプラス
ゲンキー
LINE
フィールズ
ファンタジー
アクリーティブ
バリューHR
業種
機械
輸送用機器
電気機器
情報・通信
小売
情報・通信
卸売
サービス
その他金融
サービス
1/19 終値
(円)
1,396.0
717.0
2,651.0
681.0
6,700.0
4,110.0
1,360.0
3,320.0
467.0
2,437.0
1/26 終値
値下がり率
(% )
(円)
867.0
-37.9
619.0
-13.7
2,305.0
-13.1
612.0
-10.1
6,110.0
-8.8
3,755.0
-8.6
1,251.0
-8.0
3,055.0
-8.0
432.0
-7.5
2,257.0
-7.4
注: 対象は東証1部銘柄
出所: QUICKよりSMBC日興証券作成
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
7
2017 年 1 月 27 日(金)
週刊株式アウトルック
10.チャート分析
石田 卓也
【日経平均株価(週足)】

日経平均株価は12月第3週目に26週移動平均線が52週移動平均線を上抜きゴールデンクロス(GC)を形成。
期間の長い移動平均線だけに中長期的なトレンドの転換点として捉えたい。26週・52週移動平均線がGCし、
かつ、その時点で日経平均株価と26週移動平均とのかい離率がプラスの事例は今回を除くと90年以降で11回
(GC形成は15回)。高値まで平均して31.2週、上昇率は19.1%となる。
40,000
(円)
35,000
日経平均
30,000
26週移動平均
12月第3週(16日終値)
19,401円
52週移動平均
25,000
20,000
15,000
10,000
5,000
26週移動平均-52週移動平均
0
-5,000
90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17(年)
出所:QUICKよりSMBC日興証券作成
【日本株市場関連データ(1/26時点)】
指数
日経平均株価
25日移動平均
75日移動平均
200日移動平均
1/26
前週末比 前週末比
(%)
(円)
終値(円)
19,402.39
264.48
1.38
19,241.14
移動平均
18,247.23
乖離率
17,124.50
指数
TOPIX
1/26
前週末比 前週末比
(%)
終値(円,pt) (円,pt)
1,545.01
11.55
0.75
JPX日経400
13,859.63
112.52
0.82
6.33
東証2部指数
5,443.61
99.23
1.86
13.30
東証マザーズ指数
997.73
27.42
2.83
0.83
売買高(東証1部、万株、①)
230,000
日経JASDAQ平均
2,861.55
70.21
2.52
25日移動平均
186,858
東証REIT指数
1,843.27
6.26
0.34
売買代金(東証1部、億円、②)
27,423
東証1部予想配当利回り(%)
25日移動平均
21,904
東証1部予想PER(倍)
売買単価(円、②/①)
1192.33
1.91
17.23
東証1部PBR(倍)
1.34
東証REIT指数予想分配金利回り(%)
3.58
 日経平均は9営業日ぶりに25日移動平均を上抜け
【テクニカル指標】
た。また、マザーズやJASDAQなどの中小型株の上 騰落レシオ(東証1部、25日)
昇が目立った。
サイコロジカル(TOPIX)
ストキャスティクス(TOPIX)
RSI(TOPIX)
[単位:%]
判定
98.42
―
58.33
―
57.45
―
46.90
―
注:予想は東証1部配当利回り及び東証1部予想PERは日経予想、東証REIT指数予想分配金利回りはQUICK予想。配当・分配金利回りは加重平均。
テクニカル指標は一般的に、騰落レシオ:120%以上が買われ過ぎ、70%以下が売られ過ぎ、サイコロジカル:75%以上が買われ過ぎ、25%以下が売
られ過ぎ、ストキャスティクス:75%以上が買われ過ぎ、25%以下が売られ過ぎ、RSI:75%以上が買われ過ぎ、25%以下が売られ過ぎと判断される
出所: QUICKよりSMBC日興証券作成
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
8
2017 年 1 月 27 日(金)
週刊株式アウトルック
11.来週・再来週の主なスケジュール

柴山 真里枝
来週は、日米で金融政策決定会合が開催のほか、米国の雇用統計、ユーロ圏の実質GDP等が発表予定。
【来週の主なスケジュール】
発表日
国・ 地域
日本
1月 30日 (月 )
米国
ユーロ圏
NZ
日本
12月
10-12月期
-
-
12月
12月
12月
12月
1月
12月
12月
12月
12月
12月
10-12月期
1月 31日 (火 )
米国
ユーロ圏
メキシコ
日本
米国
英国
2月 1日 (水 )
中国
NZ
インド
インドネシア
タイ
ロシア
ブラジル
日本
2月 2日 (木 )
米国
英国
豪州
ロシア
ブラジル
日本
2月 3日 (金 )
2月 4日 (土 )
2月 5日 (日 )
米国
欧州
ユーロ圏
トルコ
-
日本
-
11月
1月
1月
10-12月期
-
10-12月期
12月
1月
10-12月期
10-12月期
1月
1月
1月
-
10-12月期
1月
1月
1月
10-12月期
10-12月期
-
1月
1月
1月
12月
10-12月期
-
10-12月期
-
12月
2016年
-
10-12月期
-
12月
1月
1月
1月
1月
-
12月
1月
-
-
小売業販売額(前年比)
決算:住友化、積水化、OLC、NEC、JR東日本、JR東海、ヤマトHD、ミスミG
日銀金融政策決定会合( ~ 31日、 展望レポート公表)
東京23区などでタクシー初乗り運賃引き下げ開始
個人所得(前月比)
個人支出(前月比)
中古住宅販売成約指数(前月比)
PCEコア ・ デフレータ
経済信頼感指数
貿易収支
家計調査-実質消費支出(前年比)
有効求人倍率
失業率
鉱工業生産指数( 前月比、 速報)
決算:ヤクルト、味の素、スタートトゥ、アステラス薬、第一三共、富士フイルム、JFEHD、
コマツ、マキタ、オムロン、富士通、エプソン、TDK、京セラ、村田製、日東電、任天堂、
東エレク、みずほ、野村HD、JAL
東証REIT指数「浮動株時価総額加重型」へ移行開始(5月まで段階的に移行)
S&P/ ケースシ ラー住宅価格指数( 前年比)
コンファレンスボード消費者信頼感指数
シカゴ購買部協会景況指数
決算:アップル
FOMC( 米連邦公開市場委員会、 ~ 2月 1日)
実質 GDP( 前期比、 速報)
失業率
消費者物価指数( 速報、 前年比)
実質GDP(前期比)
決算:武田、日精工
ADP雇用統計( 前月比)
自動車販売台数(年換算)
ISM製造業景況指数
政策金利
決算:フェイスブック
製造業PMI
製造業 PMI
非製造業PMI
就業者数(前期比)
失業率
2017年度政府予算案発表
消費者物価指数(前年比)
消費者物価指数(前年比)
製造業PMI
鉱工業生産(前月比)
決算:エーザイ、小野薬、新日鉄住、住友電、三菱電、パナソニック、ソニー、デンソー、
ローム、三菱重、アイシン精、オリンパス、豊通商、三菱商、阪急阪神、KDDI
春季労使交渉に関する経団連と連合のトップ会談
決算:アマゾン・ドット・コム、ビザ、フィリップ・モリス・インターナショナル
政策金利
貿易収支
実質GDP(発表日未定、~3日)
下院・上院議長選
決算:キッコーマン、ヤマハ、伊藤忠
日銀金融政策決定会合議事要旨(12月19~20日分)
製造業受注(前月比)
民間部門雇用者数( 前月比)
非農業部門雇用者数( 前月比)
失業率
ISM非製造業景況指数(総合)
EU非公式首脳会合(マルタ開催、英国不参加)
小売売上高(前月比)
消費者物価指数(前年比)
-
東京都千代田区長選投開票日
市場予想
1.8%
-
-
-
0.4%
0.5%
1.3%
-
-
-
▲1.0%
1.42倍
3.1%
0.3%
前月・ 前期・ 前年
1.7%
-
-
-
0.0%
0.2%
▲2.5%
1.6%
107.8
▲7.05億NZドル
▲1.5%
1.41倍
3.1%
1.5%
-
-
-
-
112.7
55.0
-
-
-
-
-
-
-
17.0万 人
1,790万台
55.0
0.50~ 0.75%
-
-
51.2
-
-
-
-
-
1.53%
-
-
-
5.10%
113.7
53.9
-
-
0.3%
9.8%
1.1%
1.0%
-
15.3万 人
1,829万台
54.5
0.50~ 0.75%
-
56.1
51.4
54.5
1.4%
4.9%
-
3.02%
1.13%
53.7
0.2%
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
1.5%
16.3万 人
16.3万 人
4.7%
57.0
-
-
-
-
-
-
-
0.25%
12.43億豪ドル
▲3.7%
-
-
-
▲2.4%
14.4万 人
15.6万 人
4.7%
56.6
-
▲0.4%
8.53%
-
-
注:発表日は現地時間。市場予想と実績は2017年1月26日12時時点のBloombergの値を表示。スケジュールは予告なしに変更されることがある
出所: Bloombergおよび各種報道などよりSMBC日興証券作成
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
9
2017 年 1 月 27 日(金)
週刊株式アウトルック

再来週、国内では、設備投資の先行指標である機械受注などの経済指標が発表予定。

また、安倍首相とトランプ米大統領との会談も予定されている。対米貿易黒字国として日本が批判されるな
ど、トランプ氏の保護主義的な通商政策が懸念される中、日本との通商政策を巡る議論が注視される。

海外では、中国で貿易統計の発表が予定されている。今年は春節祝休日のタイミングが昨年より早いため、1
月に輸出が前倒しになっていることなども考えられ、貿易黒字が一時的に上振れる可能性がある。
【再来週の主なスケジュール】
発表日
国・ 地域
日本
2月 6日 (月 )
豪州
インドネシア
日本
2月 7日 (火 )
米国
独
英国
豪州
フィリピン
ロシア
日本
2月 8日 (水 )
インド
タイ
ブラジル
日本
2月 9日 (木 )
独
NZ
フィリピン
メキシコ
日本
2月 10日 (金 )
2月 11日 (土 )
2月 12日 (日 )
中国
インド
-
-
市場予想
12月
10-12月期
12月
10-12月期
12月
12月
毎月勤労統計-現金給与総額(前年比、速報)
決算:王子HD、田辺三菱、LIXIL G、トヨタ、スズキ、丸紅、菱地所
小売売上高(前月比)
実質 GDP( 前年比、 発表日未定、 ~ 7日)
景気一致CI指数(速報)
景気先行 CI指数( 速報)
決算:明治HD、日清食HD、旭化成、大陽日酸、参天薬、JX、住友鉱、島津製、
10-12月期
バンナムHD、住友商、NTTデータ
12月
貿易収支
10-12月期 決算:ウォルト・ディズニー、アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド
12月
鉱工業生産(前月比)
1月
ハリファックス住宅価格指数(前月比)
-
政策金利
1月
消費者物価指数(前年比)
1月
消費者物価指数(前年比、発表日未定、~8日)
12月
経常収支( 季調済)
-
日銀金融政策決定会合における主な意見(1月30~31日分)
決算:大成建、鹿島、三菱ケミHD、SMC、ダイキン、いすゞ、富士重、三井物、
10-12月期
ソフトバンクG
-
政策金利(レポレート)
-
(リバースレポレート)
-
政策金利
1月
IPCA(拡大消費者物価指数、前年比)
12月
機械受注( 船舶・ 電力除く 民需、 前月比)
決算:大和ハウス、日揮、東 レ、テルモ、関西ペ、日産自、大日印、住友不、西武HD、
10-12月期
共立メンテ、セコム
12月
貿易収支
12月
輸出(前月比)
12月
輸入(前月比)
-
政策金利
-
政策金利
1月
消費者物価指数(前年比)
-
政策金利
10-12月期 決算:国際帝石、マツモトキヨシ、アマダHD、三井不、東急、小田急、NTT
-
日米首脳会談( ワシ ントン)
1月
マネーサプライM2(前年比、発表日未定、~15日)
1月
新規銀行融資( 発表日未定、 ~ 15日)
1月
貿易収支
1月
輸出( 前年比)
1月
輸入( 前年比)
12月
鉱工業生産(前年比)
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
前月・ 前期・ 前年
0.5%
-
0.2%
5.02%
115.0
102.8
-
-
-
-
-
-
1.50%
-
-
-
-
▲452億ドル
-
0.4%
1.7%
1.50%
2.6%
5.4%
17,996億 円
-
-
-
-
-
1.50%
-
-
6.25%
5.75%
1.50%
6.29%
▲5.1%
-
-
-
-
-
1.75%
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
227億ユーロ
3.9%
3.5%
1.75%
3.00%
3.36%
5.75%
-
-
11.3%
10,400億 元
407.1億 ド ル
▲6.2%
3.1%
5.7%
-
-
注:発表日は現地時間。市場予想と実績は2017年1月26日12時時点のBloombergの値を表示。スケジュールは予告なしに変更されることがある
出所: Bloombergおよび各種報道などよりSMBC日興証券作成
本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。
10
2017 年 1 月 27 日(金)
週刊株式アウトルック
本資料について
【免責事項】
本資料は証券その他の投資対象の売買の勧誘ではなく、SMBC日興証券株式会社(以下「弊社」といいます)が投資情報の提供を目
的に作成したものです。本資料は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手した情報に基づいて作成していますが、これらの情報
が完全、正確であるとの保証はいたしかねます。情報が不完全または要約されている場合もあります。本資料に記載する価格、数値等
は、過去の実績値、概算値あるいは将来の予測値であり、実際とは異なる場合があります。かかる価格、数値等は予告なしに変更する
ことがありますので、予めご了承くださいますようお願いいたします。本資料は将来の結果をお約束するものでもありませんし、本資料に
ある情報をいかなる目的で使用される場合におきましても、お客様の判断と責任において使用されるものであり、本資料にある情報の
使用による結果について、弊社及び弊社の関連会社が責任を負うものではありません。本資料は、本資料を受領される特定のお客様
の財務状況、ニーズ又は投資目的を考慮して作成されているものではありません。本資料はお客様に対して税金・法律・投資上のアド
バイスを提供する目的で作成されたものではありません。投資に関する最終決定は、契約締結前交付書面、上場有価証券等書面、目
論見書、お客様向け資料等をよくお読みになり、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。
本資料は、弊社又は弊社の関連会社から配布しています。本資料に含まれる情報は、提供されましたお客様限りでご使用ください。本
資料は弊社の著作物です。本資料のいかなる部分についても電子的または機械的な方法を問わず、いかなる目的であれ、無断で複製
または転送等を行わないようにお願いいたします。本資料に関するお問い合わせは、弊社の営業担当者までお願いいたします。
本資料に記載された会社名、商品名またはサービス名等は、弊社または各社の商標または登録商標です。
【金融商品取引法第 37 条(広告等の規制)にかかる留意事項】
手数料等について
弊社がご案内する商品等へのご投資には、各商品等に所定の手数料等をご負担いただく場合があります。例えば、店舗における国内
の金融商品取引所に上場する株式等(売買単位未満株式を除く。)の場合は約定代金に対して最大 1.242%(ただし、最低手数料 5,400
円)の委託手数料をお支払いいただきます。投資信託の場合は銘柄ごとに設定された各種手数料等(直接的費用として、最大 4.32%の
申込手数料、最大 4.5%の換金手数料又は信託財産留保額、間接的費用として、最大年率 5.61%の信託報酬(又は運用管理費用)及
びその他の費用等)をお支払いいただきます。債券、株式等を募集、売出し等又は相対取引により購入する場合は、購入対価のみをお
支払いいただきます(債券の場合、購入対価に別途、経過利息をお支払いいただく場合があります。)。また、外貨建ての商品の場合、
円貨と外貨を交換、又は異なる外貨間での交換をする際には外国為替市場の動向に応じて弊社が決定した為替レートによるものとしま
す。上記手数料等のうち、消費税が課せられるものについては、消費税分を含む料率又は金額を記載しております。
リスク等について
各商品等には株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の価格の変動等及び有価証券の発行者等の信用状況(財
務・経営状況を含む。)の悪化等それらに関する外部評価の変化等を直接の原因として損失が生ずるおそれ(元本欠損リスク)、又は元
本を超過する損失を生ずるおそれ(元本超過損リスク)があります。
なお、信用取引又はデリバティブ取引等(以下「デリバティブ取引等」といいます。)を行う場合は、デリバティブ取引等の額が当該デリバ
ティブ取引等についてお客様の差入れた委託保証金又は証拠金の額(以下「委託保証金等の額」といいます。)を上回る場合があると共
に、対象となる有価証券の価格又は指標等の変動により損失の額がお客様の差入れた委託保証金等の額を上回るおそれ(元本超過
損リスク)があります。
また、店頭デリバティブ取引については、弊社が表示する金融商品の売付けの価格と買付けの価格に差がある場合があります。
上記の手数料等及びリスク等は商品毎に異なりますので、当該商品等の契約締結前交付書面や目論見書又はお客様向け資料等をよ
くお読みください。なお、目論見書等のお問い合わせは弊社各部店までお願いいたします。
商 号 等 SMBC日興証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 2251 号
加入協会 日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商
品取引業協会
(2015/04/09 版)