DNW-14010 の概要 - 国立研究開発法人日本医療研究開発機構

DNW-14010 の概要
課題番号 :DNW-14010
課題名
:新規うつ病治療薬の探索
主任研究者(Principal Investigator):
宮田 信吾(近畿大学 東洋医学研究所分子脳科学研究部門)
課題番号 DNW-14010 について、グルココルチコイドやミネラルコルチコイドにより発
現が制御される酵素 X をターゲットとして、既存の SSRIs や SNRIs では達成できない即
効型のうつ病治療薬、難治性うつ病治療薬の創出に取り組んでいる。
本研究の優位性は以下のとおりであり、これらの知見を基に特許出願の準備を行ってい
る。
① うつ病患者の脳内特定部位の構造変化を反映する独自のモデルマウスを有してい
ること。
② モデルマウスの治療効果を調べるための脳内の画像(イメージング)評価方法を有
していること。
③ モデルマウスの脳内で酵素 X が活性化し、
脳内の上記構造変化を引き起こすなど、
うつの病態と酵素 X の関連性を示すデータを有していること。
④ 酵素 X を阻害すると、うつ症状の治療効果を示したこと
新たな阻害剤の取得に向けた HTS(high throughput screening)系を構築し、化合物ス
クリーニングを実施中である。
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国立研究開発法人日本医療研究開発機構 創薬支援戦略部
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