研究プロジェクト一覧 2015年度 総合文化研究所研究プロジェクト 代表者 ◎印 ■「新しい家族のかたち」(継続) 目的:2012年度から現代教養学科と子ども学科の2学科に改組した青山学院女子短期大学 は、現代を生きる女性に必要な「人間のちから」を育もうとしている。女子高等教 育を担ってきた本学において、女性がどのように自らの可能性を育み、どのように 家族を形成し、暮らしをつくり、社会の一員として生きていくかは、時代や社会が いかなる変容をとげようとも変わらない、教育・研究の重要な命題のひとつである。 また、 「人間のちから」を育むひとつの重要な基盤は家族体験の中にある。そこで、 これまでの総合文化研究所の研究をふまえ、新たに「家族」にフォーカスした本研 究プロジェクトを構想した。 家族が血縁による結びつきを前提とするものであるという旧来の家族観から解放さ れて、血縁を越えた家庭的な共同体の構築の意味や、逆に現代における血縁のもつ 意味を考察する。 新たな家族のかたちとその可能性を探ること、新たな視点から今日そしてこれから の家族を展望すること、人を活かす家族のありようを具体的な作品や営みの中に探 究すること、研究成果を研究と教育の共同体である本学の教育活動にも反映するこ と等を目的とし、本研究を共同研究として計画した。 ◎さくまゆみこ 所 員 「児童文学にみる新しい家族のかたち」 横堀 昌子 〃 「非血縁の家族形成のかたちと養育の営み」 宇田 美江 〃 「家族の変容と女性のキャリア形成」 鈴木 宏枝 客員研究員 「英米のヤングアダルト文学に見る家族像の変遷」 ■「比較研究の方法論とその展開」(新規) 目的:比較研究の視点及び主軸は様々に論じられ実行されてきた。しかし、それらについ て全体との位置づけ、考察の方法論について本学では議論されてこなかった。本研 究では、その問題を考察し、方向性に関して示唆を与えることを目的とする。従っ て、まず研究分担者がそれぞれの分野での比較研究の現状、自分自身の軸を明確化 することによって、互いの接点、共通問題領域を発見する。更にグローバル化する 世界の中で、それぞれの比較研究がグローバリゼーション、地球的規模の問題にい かに接近し貢献できるかを考察しつつ比較研究の可能性を追究することを目的とす 143 る。比較研究で認定を目指す専攻科の学生(多元文化)の助けになることも目的と して考えている。 ◎橋本 典子 所 員 「比較思想の課題と問題点」 辻 吉祥 〃 「明治期以降の文学・評論に於ける比較研究」 中井 章子 〃 「比較文化の現状と問題点」 秋富 創 〃 「日蘭比較の経済学―雇用・労働・グローバル化」 宇都宮由佳 〃 「食文化の比較研究」 鈴木 俊之 〃 「比較教育学の現状と将来」 144 2015年度総合文化研究所運営委員 八 耳 俊 文 学長 浅 見 均 所長 小 林 正 明 現代教養学科日本専攻教授 奥 村 健 一 現代教養学科国際専攻教授 清 水 康 幸 現代教養学科人間社会専攻教授 小 泉 由美子 子ども学科専任講師 加 藤 博 之 事務部長 金 井 文 彦 事務部庶務課 年報編集委員 八 耳 俊 文 学長 浅 見 均 所長 奥 村 健 一 現代教養学科国際専攻教授 清 水 康 幸 現代教養学科人間社会専攻教授 岡 田 里 和 事務部庶務課 金 井 文 彦 事務部庶務課 武 藤 美 春 事務部庶務課 145
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