紹 介 項 目 ① テーマ ④ 教 材 ② 内 容 ⑤ その他の要望事項 ③ ゼミの進め方 刑事政策演習(通年 4 単位) 恒光 徹 ① 「人道的」で「科学的」な刑事司法制度の探求 ② 今年度は、昨年に引き続き、「新時代の刑事司法制 度」とは何か、をテーマにします。 2 つの柱からなりま す。 第 1 の柱は、テーマに沿って文献を精読し、議論しま す。この問題を初歩から考えてゆきます。刑事司法制度 の現状と今後の方向性について様々なところで様々に議 論されています。例えば、平成23年から今年(平成26 年)まで、法制審議会 ─ 新時代の刑事司法制度特別部 会においてそれが議論され、裁判員裁判対象事件と検察 の独自捜査事件で、警察と検察に取り調べの全過程の録 音・録画(可視化)を義務づける答申案をまとめました。 今後はその立法化が課題になります。様々な文献により その議論を整理・理解し、その背景まで含めて立法化の 過程を追い、議論していきたいと考えています。 第 2 の柱は、刑事司法関連施設の見学を行ない、刑事 司法の動態の理解に役立てることです。2014年度は、裁 判所・刑務所・児童自立支援施設にすでに行き、少年鑑 別所、更生保護施設に行く予定です。 また、刑事裁判傍聴をし、レポートにしてもらい、ま とめて一冊の報告集にします。 ③ 報告と討論を行ないます。 ④ 基本的でわかりやすい文献を指定 ⑤ 今年度も、楽しくたくさん学べるゼミにしたいと思い ます。なお、卒業に必要な単位としてのゼミ 4 単位は 3 回生の履修だけで取得できますが、希望者には 3 回 生・ 4 回生と続けて履修できるよう、定員配分をします。 2015年度 3 回生の履修希望者は、2015年度の刑事政策の 授業を履修することを要件とします。2015年度 4 回生の 履修希望者は、2013年度の刑事政策の授業を履修したこ とまたは2015年度の授業を履修することを要件とします。
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