香川高等専門学校福利厚生施設「自彊会館」 食堂及び売店業務委託

香川高等専門学校福利厚生施設「自彊会館」
食堂及び売店業務委託契約書(案)
委託者
倉持
独立行政法人国立高等専門学校機構香川高等専門学校契約担当役
事務部長
光雄(以下「甲」という。)と,受託者
(以下「乙」という。)との間において,香川高等専門学校(以下「本校」という。)に
設置する福利厚生施設「自彊会館」において行う食堂及び売店による販売の福利厚生事業
(以下「福利事業」という。)の業務委託に関し,次のとおり契約を締結する。
(目的)
第1条
甲は,本校の構成員である学生・教職員(以下「学生等」という。)に対する福
利事業の業務を乙に委託し,乙は,これを誠実に責任を持って行うものとする。
(業務)
第2条
福利事業の業務は,別紙
香川高等専門学校福利厚生施設「自彊会館」食堂及び
売店業務委託に関する仕様書(以下「仕様書」という。)に基づいて行うものとする。
2
乙は,前項の仕様書を遵守するほか,甲の指示に従い,業務を実施するものとする。
3
乙は,本契約による業務の全部又は一部を甲の許可なく第三者に実施させてはならな
い。
(事業の実施)
第3条
乙は,施設等において行う福利事業に当たっては,健康的で良質な飲食物,商品
等を提供するものとする。
2
乙は,前項の福利事業の種類,内容等を甲と協議の上,実施するものとする。
(遵守義務)
第4条
乙は,福利事業を実施するに際しては,関連する法令,規則等を遵守すると共に,
環境保全に最善の努力をしなければならない。
2
乙は,いかなる事由によっても甲の社会的信用を失墜させたり,学生等の不利益とな
る行為をしてはならない。
(紛争処理)
第5条
乙は,福利事業の業務に関し,学生等との問で紛争が発生したときは,速やかに
甲に連絡するとともに,乙の責任において解決に当たるものとする。
(契約期間)
第6条
委託期間は,平成27年4月 1 日から平成30年3月31日までとする。
(施設等の使用)
第7条
甲は,福利事業に必要な施設及び設備・物品(以下「施設等」という。)として
仕様書別紙1,2及び3に示す施設等を無償で乙に使用させるものとする。
2
乙は,善良なる管理者としての注意をもって施設等を使用しなければならない。
3
乙は,施設等の全部又は一部を本契約による業務以外に使用し,又は第三者に貸与し
てはならない。
4
乙は,自己の負担において,施設等の修繕,模様替等をしようとするときは,あらか
じめ甲の承認を受けなければならない。
(施設及び設備の設置等)
第8条
甲の施設等に,乙はあらかじめ甲の同意を得て,業務に必要な諸設備,什器,備
品等を乙の負担において備えることができる。ただし,電気,ガス,水道,電話,排水
等の工事を必要とするときは,甲の許可を受けなければならない。
2
乙は,甲の承認なくして校内に看板,のぼり旗その他販促物等を設置,掲示してはな
らない。
(経費の負担区分)
第9条
乙は,福利事業の運営に係る,人件費,食材料費等,光熱水料及び通信費,保健
衛生費及び被服費,清掃,ごみ・残飯処分費,その他業務に必要な経費を負担する。
2
施設等の維持,保全のため必要とする経費は,甲の負担とする。ただし,軽微(1回
当り1万円以下)な費用は乙の負担とする。
(業務委託対価)
第 10 条
本業務実施による売上金は,乙に帰属し,甲は,乙に対し業務委託に伴う報酬,そ
の他いかなる対価も支払わない。
(損害賠償)
第 11 条
乙は,その責に帰する事由により施設等に損害を与えたときは,その損害額に相
当する金額を損害賠償額として甲に支払わなければならない。
ただし,損害を与えた施設等を原状に復したときは,この限りでない。
2
乙は,乙の責に帰す事由により飲食した者に対して食中毒,感染症又は死亡等の被害
を与えたときは,被害者に対してその損害を賠償するものとする。
3
乙は,前項を履行するため,賠償責任保険に加入しなければならない。
4
乙が本契約による業務において,乙の責に帰す事由により,火災,盗難等の被害で損
害を受けても,甲は賠償の責任を負わない。
5
前項に掲げる場合のほか,乙が本契約書に定める義務を履行しないため,甲に損害を
与えたときは,その損害額に相当する金額を損害賠償額として甲に支払わなければなら
ない。
(営業状況等の報告)
第 12 条
2
乙は,従業員の異動があった場合は,その都度名簿を甲に提出するものとする。
乙は,食堂業務及び売店業務に係る業務別の収支計算書を毎月,また,当該事業年度
の業務別の損益計算書を当該事業期間終了後に1回,委託者へ提出しなければならない。
3
乙は,業務に関し監督官公庁から指摘,指示を受けたときは,甲に対し遅滞なく報告
するものとする。
4
甲が,乙に対し,業務状況及び施設等の管理状況等について報告を求めたときは,乙
はこれに応じなければならない。
(契約の解除・解約)
第 13 条
甲は,乙に本契約に違背する事実があったと甲が認めたときは,本契約の解除・
解約又は契約の一部を変更することができるものとする。
2
甲は,乙の責に帰すべき事由によって本契約の解除・解約を甲が申し出たとき,又は
福利事業の継続が不可能と甲及び乙が認めたときは,本契約を解除・解約することがで
きる。ただし,乙は甲と協議の上,決定する期日まで業務を継続しなければならない。
3
甲及び乙は,甲のやむを得ない事由により,甲が施設等の利用を必要とすることとな
ったときは,誠意をもって協議の上,契約の解除・解約又は契約の一部を変更すること
ができるものとする。
4
乙は,第1項から第3項により契約の解除・解約又は契約の一部変更があった場合,
甲に対し,営業権の補償等の損害賠償その他一切の請求を行使することができない。
(無催告解除)
第 14 条
甲又は乙は,相手方が次の各号の一に該当し,本契約の継続が困難であると認め
られるときは,何らの催告を要せず本契約を解除することができる。
一
自ら振出し若しくは引受けた手形,小切手が不渡りになる等支払停止の状態に至っ
たとき。
二
民事執行法,国税徴収法その他の法律に基づき差押,仮差押,仮処分,滞納処分の
執行を受けたとき。
三
破産,特別清算,会社更生,民事再生,任意整理の申立があり,又は解散事由が発
生したとき。
四
債権者からその資産及び負債について全般的な管理を受けたとき。
五
その営業を停止したとき,又は所管官庁から営業停止を含む内容の行政処分を受け
たとき。
六
相手方の名誉,信用を段損し,又は営業を妨害する行為をしたとき,反社会的勢力(暴
力団等)である場合又は密接な関係がある場合。
七
その他資産,信用状態が悪化し,又はその恐れがあると認められる相当の事由があ
るとき。
(契約解除後の物件引渡等)
第 15 条
甲又は乙が契約を解除・解約したとき,又は委託期聞が満了したときは,乙は乙
の負担において甲・乙協議の上,決定する期日までに施設等を原状に回復して返還しな
ければならない。ただし,乙が設置した看板・什器備品以外の施設等に関しては,甲が
承認したときには乙は現状有姿のまま甲に引渡すものとする。
2
乙が原状回復の義務を履行しないときは,甲は乙の負担においてこれを行うことがで
きる。この場合,乙は甲に異議を申し立てることはできない。
(費用等の償還不請求)
第 16 条
乙は,甲又は乙が委託契約を解除・解約したとき,又は委託期聞が満了した場合
において,施設等に改良のために投じた有益費その他の費用が現存している場合であっ
ても,甲に対しその費用等の償還の請求はしないものとする。
(車両通勤等)
第 17 条
乙は,本件店舗の従業員が車両通勤する場合は甲にその旨を届出て,甲から指定
された範囲に限り,当該車両を駐車することができるものとする。
2
乙は,本件店舗への商品等の搬入,搬出について,次の各号に定める事項を遵守させ
るものとする。
一
搬入,搬出作業は学生等の通学・通勤の時間帯以外に行うこと。
二
校内の施設等に細心の注意を払い搬入,搬出作業を行うこと。
(守秘義務)
第 18 条
甲又は乙は,本契約の締結及び履行に関し知り得た相手方に関する一切の情報を,
法律上その開示が義務づけられる場合を除き,他に開示しない。本契約終了後も同様と
する。
(その他)
第 19 条
本契約に定めのない事項について,定める必要が生じた場合は,甲乙協議して
これを定めるものとする。
第 20 条
本契約に関する訴えの管轄は,香川高等専門学校所在地を管轄区域とする高松地
方裁判所とする。
上記契約の締結を証するため,本契約書2通を作成し,甲乙双方が記名押印の上,各自
その1通を保管するものとする。
平成
年
月
日
甲
香川県高松市勅使町355番地
独立行政法人国立高等専門学校機構
香川高等専門学校契約担当役
事務部長
乙
倉持
光雄